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鶴見区 教育

公開日:2025.10.16

下野谷小
卒業制作で校舎に記憶残す
児童たちが匂いを形で表現

  • 壁画制作に挑戦する児童たち

 市立下野谷小学校(栗田高広校長)で10月3日、6年生の児童たちが校舎の壁に創立99年記念として絵を描いた。

 児童たちの卒業記念としても取り組んだ壁画作成。制作には、小野町周辺でアートによるまちのにぎわい創出を目指す「鶴見パブリックアートプロジェクト」と協力。同プロジェクトのアーティスト、井上尚子さんを講師に迎え、「記憶のかたち」というテーマで壁画を制作した。

 制作にあたり、児童たちはまず自分たちが過ごしてきた校舎を巡り、音楽室の楽器や教室の机などの”匂い”を様々な形や色で表現することに挑戦。当日は6年生61人が参加し、校舎の学校開放玄関から給食室に続く壁に丸や三角だけでなく、幾何学的な模様などを描きカラフルに表現した。児童たちからは「形を考えるのが難しかったけれど、記念に残る絵を描けて嬉しかった」などの感想が聞かれた。井上さんは「子どもたちが卒業後に学校を訪れ、描いた絵を見ることで当時の匂いの記憶が蘇るような体験になれば」と話した。

 栗田校長は「地域の皆さんの協力で、子どもたちの記憶に残る素晴らしい体験をさせていただいた。大切に残していきたい」と喜びを語った。

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