茅ヶ崎・寒川版【10月31日(金)号】
同海水浴場

サザンビーチちがさき海水浴場 来場者数わずかに減 猛暑や花火大会中止で

 茅ヶ崎市はこのほど、今夏(7月5日から8月31日までの58日間)のサザンビーチちがさき海水浴場の来場者数が11万3000人だったと発表した。前年度と比べて、4500人の減少となった。

 サザンビーチでは今年もバリアフリービーチを実施した。水陸両用車イスの貸し出しのほか、砂浜にバリアフリーマットを設置。駐車場からのアクセスも容易にした。

 また、道の駅湘南ちがさきが7月に開業したことにともなう市内観光の増加、週末と祝祭日の海の家開設時間を1時間延長するなどのプラス要因があった。

 一方、カムチャツカ半島地震による津波や台風9号の影響とそれに伴うサザンビーチちがさき花火大会の中止、昨年に続いての危険な猛暑などのマイナス要因があり、前年度比微減になったと、市産業観光課担当者は推測する。

 こうしたなか、市は安全・安心な海水浴場へ向け、「茅ヶ崎市津波ハザードマップ」の情報を反映した『サザンビーチちがさき海水浴場津波避難マップ』を配布し、非常時の避難方法などについて周知を図った。また、毎週1回程度、ライフセーバーや海の家のスタッフを中心に来場者とともに、「津波避難フラッグ」を用いた避難誘導訓練などを実施した。
(上)Caravanさんと小出小6年生で行った歌のレッスン(下)昨年の同イベント

HARVESTPARK 「美しい里山を次世代へ」 食・農・音楽テーマにイベント

 食・農・音楽をテーマにしたフリーイベント「HARVEST PARK(ハーベストパーク)」が11月3日(月・祝)、茅ケ崎里山公園(芹沢1030)で開催される。午前10時から午後4時。入場無料。地産地消、環境保全の啓発を目的としており、今年で3回目。昨年は市内外から約1万5000人が来場した。主催者の一人、シンガーソングライターのCaravanさんは「継続し、文化として根を張っていきたい」と意気込む。

 同イベントは、小出地区の不法投棄問題に直面したCaravanさんや営農者が企画。「音楽や食、農を楽しむことで美しい里山はごみを捨てる場所ではないと気づく機会になれば」との思いで、2023年から実施されている。

 会場ではミュージシャンによるライブステージを中心に、トークセッション、キッチンカー、環境ブース、物販ブースなどのほか、子ども向けのワークショップも含め70を超す出店が予定されている。また、環境対策としてライブステージやトークステージは全て太陽光発電による電気を使用し、ごみ削減のため飲食にはリユース食器を導入。会場にごみ箱は設置せず、持ち帰りを呼び掛ける。初回からこの取り組みを行っているが、ごみはほぼ出ていないという。Caravanさんは「皆でつくり上げ、地元の方に認められるイベントにしたい。ドネーション(寄付・寄贈)にも賛同してもらえたら」と協力を呼び掛ける。

小出小6年生も出演

 今回はメインステージのオープニングに茅ヶ崎市立小出小学校の6年生56人が登場し歌声を披露する。茅ヶ崎の小学生の出演は昨年の香川小に続き2年連続2回目。

 22日にはCaravanさんが同小を訪れ、児童とのレッスンを実施。3曲を歌ったほか、合図に合わせ児童が掛け声を上げる練習を行った。2組の米山結彩(ゆい)さんは「すごく良い思い出になった。ステージでCaravanさんと一緒に歌えるのが楽しみ」と期待に胸を膨らませていた。

県立鶴嶺高校吹奏楽部顧問で、11月3日に行われる日本管楽合奏コンテスト全国大会出場に導いた 渡邊 良子さん 藤沢市在住 65歳

情熱の限り音楽教えたい

 ○…教師生活40年以上、その多くを吹奏楽に捧げてきた。現在、再任用で教諭を務める鶴嶺高校では吹奏楽部の顧問として、11月に行われる日本管楽合奏コンテスト出場に導いた。同部の全国大会出場は創部以来初めて。生徒に内緒で申し込んだ音源が予選を突破した。「生徒たちに挑戦させたかった。自信を持ってこの先を歩んでほしいから」と述懐する。

 ○…藤沢市出身。幼少期から音楽が大好きで、小学校では鼓笛隊に所属、中学で吹奏楽部に入部しホルンを担当した。吹奏楽を続けるために教師を目指し大学で教員免許取得後、初の配属先となった上矢部高校では吹奏楽部を創設し生徒たちと練習に明け暮れた。プロのホルン奏者として活躍した故・並木博美氏にも師事し、指導について薫陶を受けた。鶴嶺高校の指導は15年目。3月の定期演奏会にはたくさんの卒業生が大きな花束を持ってあいさつに来る。「みんな毎年『今年が最後』と思って来るみたい。でも来年も居るつもり」と笑う。

 ○…家庭では息子2人に恵まれ、次男も高校教諭で吹奏楽部の顧問を務める。夫は7年前に他界したが、息子たちは足繁く家に顔を出すという。「休日に家に居るとびっくりされるの。それだけ吹奏楽で家を空けていたから。子どもたちにはかわいそうなことしたかな」とも。国語教諭で古文専攻。特に蜻蛉日記、源氏物語を好む。「授業も上手なの」とニコリ。

 ○…夢は「吹奏楽の指導年数で記録をつくること」。出産、子育て、家事などで吹奏楽の女性指導者が少ないとされる中、「夫の理解もあって長く続けられた。これからも情熱が続く限り音楽を教えたい」。まずは全国大会でタクトを振り、生徒たちの演奏を最高の結果に導くつもりだ。

弁護士、税理士が無料でアドバイス 湘南労福協 くらしの相談会を開催 〜ひとりで悩んでいませんか?〜

 Fプレイス(藤沢市民センター・労働会館)で11月16日(日)、「くらしの相談会」が開催される。主催は湘南地域労働者福祉協議会。藤沢市・茅ヶ崎市・寒川町の労働組合(50団体)で構成されている。主な活動として、湘南地域に根ざしたボランティア活動を中心に、さまざまな社会貢献活動に参加している。

 「くらしの相談会」は毎年2市1町が協力、地域の勤労者、居住者の福祉推進を図ることを目的に行っているもの。当日は法律や税務など日常生活に関わる悩みや相談について弁護士、税理士などの専門家から明快で的確なアドバイスを受けることができる。時間は午前9時30分から午後2時30分まで。相談時間は1人30分程度。参加無料で予約申込制。(マスク持参)。10月31日から11月14日(金)。人気の相談会なので申込みはお早めに。

■申込みは【電話】0466(27)1671・湘南労福協
交通安全功労者の表彰

「住みやすいまち創る」 市民総ぐるみ大会

 茅ヶ崎市交通安全・防犯市民総ぐるみ運動推進大会が10月24日、茅ヶ崎市役所分庁舎コミュニティホールで行われた。

 茅ヶ崎地区交通安全協会の佐藤たゑ子会長のあいさつで開会。交通事故・犯罪犠牲者に黙とうを捧げ、「交通安全都市宣言」「子どもの安全を守る都市宣言」をし、交通安全や防犯、青少年の健全育成、薬物排除等が決議された。

 交通安全や少年非行防止、防犯に関する功労者や団体、優良運転者などの表彰も行われた。

 茅ヶ崎市交通安全対策協議会の会長を兼任する佐藤光市長は「皆さまの地道な活動のおかげで茅ヶ崎市は選ばれるまちになっている。肝に銘じて、住みやすい茅ヶ崎を創っていきたい」と話し、茅ヶ崎・寒川防犯協会の三觜健一会長は表彰者に対し「長年にわたり交通安全や防犯に努め、市民の模範。改めて皆さまと連携・協力をお願いしたい」と呼び掛けた。
2戦連続ゴールの赤星選手(右)=提供

東邦チタニウムサッカー部 全国社会人で8強 PK戦の末に惜敗

 茅ヶ崎市内を活動拠点とする東邦チタニウムサッカー部は、10月11日から15日まで、青森県で開催された第61回全国社会人サッカー選手権大会に出場した。

 同大会への出場は3年連続。初戦はFC延岡AGATAと対戦し、前半35分にFW赤星魁麻選手があげた先制点を守り切り1対0で勝利した。

 中国リーグ王者の福山シティFCと対戦した2回戦でも前半36分に赤星選手のスーパーボレーで先制。守ってもゴールキーパー齋藤和希選手の活躍で得点を許さず、過去2大会で涙を飲んだ2回戦を突破した。

 迎えた3回戦は同じ関東リーグで戦うVONDS市原FCと対戦。一進一退の攻防が続くが互いに決め手を欠き、0対0のままPK戦にもつれ込むと1対4で惜敗。チームの目標である、JFL昇格を決める地域チャンピオンズリーグへの出場権を獲得できる3位以上に入ることができず、今シーズンを終えた。

 柴田武監督は「選手一人ひとりが自分の役割を全うし、チームファーストで戦ってくれた。来シーズンもJFL昇格に向けて戦い続けます。引き続き応援をお願いします」とコメントした。
シーバードジャパン関係者からキーを受け取る小川代表(左)

新たな水上バイクを配備 サーフ90茅ヶ崎ライフセービングクラブ

 茅ヶ崎ヘッドランドビーチを拠点に海難救助・パトロール活動を行っている「サーフ90茅ヶ崎ライフセービングクラブ」(小川恵一郎代表)にこのほど、水上バイク1艇が贈呈された。

 これは、水上バイクを用いた社会貢献に取り組む団体を支援しようと活動するシーバードジャパンから贈られたもの。

 同団体は1999年に設立。現在は社会人や学生を中心に約90人のメンバーがローテーションでパトロール、救助活動に当たっているほかライフセーバーの育成、ライフセービング活動の普及・啓発に取り組んでいる。

 10月11日には贈呈式が行われた。小川代表は「救助のための出動が年々増えている。大きな機動力をいただいたので、今後は免許保持者の育成などにも取り組み海岸の安全を守っていきたい」と話していた。

あずみ虫さん原画展 11月10日から長谷川書店

 絵本作家・あずみ虫さんがアラスカ先住民族クリンギット族に伝わるワタリガラスの物語をモチーフに描いた『よあけのはこ』の原画&パネル展が11月10日(月)から30日(日)まで、長谷川書店ネスパ茅ヶ崎店2階児童書コーナーで開催される。

 現在はアラスカと日本を行き来しながら創作を続けているあずみ虫さん。独自の技法を原画ならではの迫力で感じることができる。

 期間中の18日(火)午後3時から行われる「絵本とおはなし会」にもあずみ虫さんが参加する。

(問)同店【電話】0467・88・0008

わんにゃんマルシェ

 第13回わんにゃんマルシェが11月9日(日)、第一カッターきいろ公園(茅ヶ崎中央公園)で開催される。午前11時から午後3時。入場無料。

 湘南地区最大級の保護犬、保護猫のためのチャリティイベント。譲渡会やドッグヨガ、講演会、ペット防災など幅広いテーマで楽しみながら学べる。

(問)実行委員会の川上さん【携帯電話】090・5446・6376、wan.nyan624@gmail.com
全国出場へ意気込む生徒と顧問の渡邊教諭

鶴嶺高校吹奏楽部 創部初の全国大会へ 管楽合奏コン 「最優秀取る」

 神奈川県立鶴嶺高校吹奏楽部が11月3日に東京・文京シビックホールで開催される「第31回日本管楽合奏コンテスト全国大会」の高校生A部門に出場する。創部以来初の全国大会出場を決め、生徒たちは練習に精を出している。

 同コンテストに参加したのは今回が初めて。同部の指揮者で顧問の渡邊良子教諭=人物風土記で紹介=が夏の吹奏楽コンクールで演奏した音源を生徒に内緒で提出したのが発端だった。渡邊教諭は「夏は結果が振るわなかった。せっかく残ってくれた3年生に申し訳なくて」と振り返る。

 提出した楽曲は「廻る天輪」。ペルシャ叙事詩に登場する英雄が息子と対決する悲劇の物語を表現した曲で、低音から始まり、ラストに向けて盛り上がる小編成用作品だ。渡邊教諭は「新譜だったので言わば冒険。出だしからソロが4つ続き、奏者を信じていないと選べない。ただ、評価が定まっていない曲だったからこそ、もう一度夏の音源で勝負してみたかった」。結果は「最優秀賞」で予選突破。「演奏の様子などを見ずに、音源を繰り返し聴いて評価する審査なので、『音楽』で選んでくれたと思う」と喜びを口にする。

 いま、3年生は全国出場を機に早朝や放課後の練習に余念がない。全国出場の知らせを聞いて飛び跳ねるくらい喜んだという元部長の大塚彩乃さん(3年)は「3年生にとって良い機会をもらえた。この曲で挑戦できるのなら悔いの残らない演奏で最優秀を取って終わりたい」と意気込む。渡邊教諭は「生徒たちは結果を恐れず、ドラマティックな演奏で観客を巻き込み、ぜひこの物語を完成させてほしい」と願いを込めた。
6日間にわたり映画制作に取り組んだ子どもたち=提供

児童制作の映画上映 11月9日 入場無料

 小学生を対象に、映画制作を通じて「子どもとまち」をつなげるプロジェクト「ちがさきこども映画祭」では、子どもたちが制作した映画作品の上映会を11月9日(日)に2会場で開催する。

 上映は3回で、作品は約30分。各回20分前に開場する。入場無料で申し込み不要。

 1回目はイオンシネマ茅ヶ崎で、午前7時45分にエントランス(発券売り場前)に集合。8時から上映を開始する。

 2・3回目はCの辺り(茅ヶ崎市中海岸3丁目12986の25)で行う。午後2時と3時30分から。敷地内駐輪場は利用できるが駐車場はないため、主催者は自転車または公共交通機関での来場を呼び掛けている。

 映画制作に当たっては、同プロジェクトを通じて初めて出会った子どもたち6人がチームを結成。8月からプログラムがスタートし、市内調査から撮影、編集など6日間の制作活動を経て、映画を完成させた。

 とりわけ、今回は海から里山まで茅ヶ崎を縦断しながら行ったロケも見どころの一つとし、タイトルの「信じてください」には子どもたちのメッセージが込められているという。主催するchigasaki kodomo cinema代表の山口理紗子さんは「この映画を観ていただき、子どもはもちろん、大人人も『自分にも何かできる!』という挑戦のきっかけになってくれたら。ちなみに今回は、茅ヶ崎市文化推進課の後援をいただき、市が推し進めている『クリエイターシティ・チガサキ形成戦略事業』のプロモーション撮影(三澤拓也監督撮影編集)にも来ていただいた」と話している。
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(上)つくりたてのカレーに舌鼓を打つ子どもたち(下)指導を受けながら取り組んだ調理体験

茅ヶ崎ビール ローカルファーストを実践 子ども参加し交流イベント

 茅ヶ崎ビールで18日、子どもたちが参加して「ローカルファースト世代間食育交流会」が開催された。

 地元農家が育てた野菜やちがさき牛でカレーを作り、地域経済循環について学んでもらうのが企画の狙い。参加した子どもたち9人は農家から事前に購入して用意された野菜を手洗いしたほか、食べやすい大きさに切り分けるといった調理体験も行った。

 途中、ローカルファーストの理念について茅ヶ崎ビールのスタッフが子どもたちに講義。「地域でできることは地域で実践する」といった基本的な考え方をイラストなどを使って紹介すると、子どもたちは真剣に聞き入っていた。

 完成したカレーの実食では、子どもたちが「おいしい」とうれしそうにほおばる姿が見られた。

 同店の代表兼総合プロデューサーを務める岩瀬望美さんは「この交流会を定期的に開催する予定。今後は子どもたちにも畑で農作業や収穫を体験してもらう機会を設けるなどして、地域の大切な資源を生かしこの温かい循環を未来の子どもたちへつないでいきたい」と話す。
ステージでのダンス披露

青少年フェスでにぎわう 各種ステージや体験も

 茅ヶ崎市内青少年育成団体が行政・地域と共に子どもたちの育成と団体の周知・交流を育むイベント「青少年フェスティバル・子どもふれあいまつり」が10月13日、茅ヶ崎市役所本庁舎1階ふれあいプラザと市役所前広場で開催され、多くの来場者でにぎわいを見せた。

 会場では3Dプリンターやロボットプログラミング、遺跡発掘などの体験型のワークショップや山羊との触れ合いコーナーのほか、総勢300人の子どもたちによるダンスパフォーマンスなどでイベントを盛り上げた。また、フードトラックも多数並び、人気店には行列ができていた。

 実行委員会担当者は「2回目の開催となった今年も地元の子どもたちのステージや体験型学習で大変にぎわいを見せていた。喜んでもらえたのでは」と話している。
文教大学グラウンドなどを拠点に活動する

茅ヶ崎BC ベイカップで準優勝 攻撃力で強豪を連破

 中学生硬式野球チーム「茅ヶ崎ブラックキャップス」が、8月17日と9月13日に横浜スタジアムで開催された第13回横浜DeNAベイスターズカップで準優勝した。

 同大会は中学硬式野球の4リーグ(リトルシニア、ボーイズ、ポニー、ヤング)の代表8チームが垣根を越え、県内のナンバーワンを決めるもの。ポニーリーグ代表の同チームは、2023年に続き2回目の出場となった。

 準々決勝では強豪・都筑シニアと対戦。1回表に先制したもののその裏に逆転され、リードを許したまま終盤へ。しかし6回に4点、最終7回にも5点を奪うなど持ち前の攻撃力を発揮し、10対3で勝利を収めた。

 続く準決勝は中本牧シニアと対戦。拮抗したゲームとなったが先制を許した直後の4回裏に2点を奪い逆転。一度は同点に追いつかれたものの、5回と6回にも1点ずつを加え、こちらも多くのプロ選手を輩出する名門を4対3で下した。

 相模ボーイズとの決勝戦では1回裏に5点を先制したものの、その後は点の取り合いとなり8対11で敗れたが、堂々の準優勝となった。

 打撃でチームを引っ張った須貝耀さんは「今大会はリードされても逆転できると信じてプレーできた。このチームは雰囲気が良く、3年間で野球を楽しむことを学べた。高校で甲子園を目指したい」と話していた。
新チームとして優勝を果たした=提供

茅ヶ崎市大会萩園中が優勝 中学校ソフトボール

 第45回茅ヶ崎中学校女子ソフトボール選手権大会が10月18日、19日に鶴が台中学校で開催され、萩園中学校が優勝した。

 18日の準決勝で、萩園中学校は鶴が台中学校に12対2で4回コールド勝ちを収めると、翌19日の決勝では浜須賀中学校と対戦した。

 試合は浜須賀中学校が初回に先制。しかし萩園中学校が裏の攻撃ですぐに逆転すると、その後は着実に得点して6対5で勝利し、見事優勝を果たした。

 顧問の松尾海斗教諭は「決勝では先制された後にすぐ逆転できたことがよかった。新チームとして全員で勝利に向かって試合を運べた。11月9日から始まる県新人大会で勝ち進んで、関東大会出場を目指したい」と話していた。
男子優勝の松浪Aのメンバー=提供

松浪中が男女優勝 茅ヶ崎地区駅伝大会

 第54回茅ヶ崎地区中学校総合体育大会駅伝競走の部が10月11日、柳島スポーツ公園総合競技場とその周辺コースで開催され、男女ともに松浪中が優勝した。

 男子は序盤で他校に先行されたものの「突出した選手がいない分、ペースを守り後半巻き返すプランだった」(顧問の常磐信欽教諭)と4区で先頭に立つと、そのまま逃げ切った。男子長距離リーダーの齋木太智さんは「昨年は(県大会に出場できる)2位と6秒差の3位で悔しい思いをしたので、リベンジを果たせた。県大会では1つでも上の順位で入賞を目指したい」とした。

 また女子は、1区から5区まで全選手が区間記録をマークし2位に6分以上の差をつける圧巻の走り。女子キャプテンの平田きおかさんは「昨年はあと一歩のところで関東を逃し、その悔しさを忘れずに1年間チーム全員で力をつけてきた。県大会では仲間とともに関東、全国の切符をつかみたい」と話した。

 この結果、男子は松浪中、梅田中、第一中が、女子は松浪中、松林中が11月1日に横浜市で行われる県大会に出場する。同大会で4位までに入ると関東大会、優勝すると全国大会出場が決まる。

パレスチナ映画祭

 パレスチナ映画祭が11月2日(日)、茅ヶ崎市勤労市民会館3階B研修室で開催される。

 午前10時5分から『太陽の男たち/The Dupes』、午後1時20分から『When I Saw You』の2作品を上映する。料金は無料。事前予約制で希望者はinstagram(@akashi_5656)に【1】名前、参加人数【2】予約希望の作品名の送信を。(問)やなばさん【携帯電話】090・5564・3485
バク・アップ・ネット 様「生地の適正や仕上がりについて等、要所要所でのアドバイスがあり助かりました」

デザインから印刷まで のぼり旗・横断幕つくれます タウンニュースが一括で

 商店会や自治会、学校でのイベントなど、さまざまなシーンで人気の「のぼり旗」や「横断幕」。タウンニュースでは、デザイン作成から印刷までワンストップで手掛けています。のぼり旗は最大、印刷込みで1枚2200円。デザイン料は1種類1万6500円。諸経費5500円。5枚印刷の場合、1枚あたり6600円(全て税込)。相談・見積無料。店舗や団体のオリジナルロゴのデザイン製作も行っています(別途費用)。そのほか、スポーツクラブなどに人気のミニのぼり、タペストリー、横断幕、懸垂幕、チーム応援幕、企業の「お年賀タオル」、ポップアップバナーなどのグッズ作成もしています。

(問)タウンニュース茅ヶ崎・寒川編集室【電話】0463・25・0700
サポーターにあいさつする選手ら(C)SHONAN BELLMARE

湘南ベルマーレ 9年ぶりに降格 19戦勝利無し泥沼脱せず

 サッカーJ1の湘南ベルマーレは、10月26日のリーグ戦でアビスパ福岡とアウェーで対戦し、0対1で敗れ、J2降格が決定した。

 勝利のみが残留条件だったチームはチャンスを作るも決めきれず、同点のまま試合終盤にPKで失点し、敗北した。

 山口智監督就任5年目の今季は、開幕3連勝を飾るも直近19試合勝利無しの泥沼を抜けきれず、来シーズンからは9年ぶりのJ2で戦うこととなった。

 試合後、山口監督は「結果を出さなければいけない試合で出せず、たくさんの方が支えてくれている中で本当に申し訳ないです」と話した。

 ジ アウトレット湘南平塚ではパブリックビューイングが行われ、大勢のサポーターが声援を送ったが、試合終了の笛が鳴ると会場にため息が漏れ、肩を落とし泣いている人もいた。

 サポーターの中には「今はなにも言えない」と落胆する人がいる一方で、藤沢市から訪れたサポーター歴12年の藤田尚吾さん(36)は「残念ですけど、ベルマーレが終わったわけではない。またJ1に戻ってきてほしい」と前を向いていた。
賞状とジャベリックボールを手にする亀岡さん

自己新で全国へ ちがさきリトル 亀岡侑生さん

 ちがさきリトル所属の亀岡侑生さん(梅田小6年)が、11月1日から3にかけて日産スタジアム(横浜市)で行われる、第41回日清食品カップ全国小学生陸上競技交流大会に出場する。

 7月にレモンガススタジアム平塚で行われた県大会のコンバインドB(走幅跳・ジャベリックボール投げ)で優勝し、出場権を得た。走幅跳は3m90、ジャベリックボール投げは48m63を記録。「走幅跳は足が合わず思い切り飛べなかった」というが、投てきでは投げた瞬間に手応えを感じたといい、自己新を更新しての優勝だった。

 全国では「得意のジャベリックボール投げでもう一度自己新となる50mを、走幅跳では4m超えで入賞を目指す」と話した。

ベルマガ通信(Jリーグ 湘南ベルマーレ:戦評) 19試合未勝利で降格 変える勇気も必要だった 10月26日アウェー 湘南0-1福岡

 試合終了の笛が鳴った時に感じたのは、虚しさだった。選手たち一人一人は闘っていた。ところどころではいいプレーも見られる。だがそれがうまくかみ合っていないと感じてしまうのは何故なのだろう。

 夏には主力選手の海外移籍もあったが、その前から勝てていない。それだけが降格の理由ではないはずだ。チームとしての約束事が徹底されているのか疑問を感じる時もあった。

 それは監督やコーチ、選手だけの責任ではなくクラブとして変わらなければならなかったことを怠ったツケが今来ているのではないだろうか。

 ターニングポイントは今までに何度かあったはず。「湘南スタイル」とは何なのか。もう一度振り返って、これからクラブがどうあるべきかをサポーターも共に考えることが必要だ。

 そんな事を思いながらも、やっぱり湘南が好きだから、来年のシーズンチケット代を捻出する算段を今日も考えている。

(ベルマガ記者:浜地泰子)
旬の柿もぎ体験=提供

秋のウォーキングツアー 牧場見学や柿収穫体験など

 茅ヶ崎市観光協会は11月22日(土)に開催する「秋の里山を訪ねて〜ちがさき牛と柿もぎ体験〜」の参加者を募集している。時間は午前10時から午後2時30分頃まで。参加代金は4500円(大人・子ども同料金/食事代・柿もぎ体験代・保険代・資料代込み・別途通信連絡費150円)。

 ツアー内容は茅ケ崎里山公園の散策、柿もぎ体験や牛舎の見学、牧場に隣接する直売所での買いものなど。昼食には旬の味を楽しめるツアー特製弁当も提供される。

 募集人数は先着20人。希望者は11月10日(月)までにリンクから申し込みを。

 問い合わせは同協会【電話】0467・84・0377へ。

古知屋さん絵本展 茅ヶ崎市内2カ所で

茅ヶ崎市内在住の木版画家・古知屋恵子さんの絵本展が11月1日(土)から9日(日)まで、同市内2カ所のギャラリーで開催される。

会場は「ギャラリーとどや」(共恵1の1の11、午前10時から午後5時、【携帯電話】080・7243・1108)と「ギャラリー街路樹」(中海岸2の5の5、午前11時から午後6時、【電話】0467・58・1231)。

古知屋さんは茅ヶ崎での展示を始めて30年目。これまでに制作した絵本を中心に展示するほか、カレンダーやポストカード、ハンカチなども販売される。

また「街路樹」では11月3日(月)の午後2時からと4時から、9日(日)の午後4時から、紙芝居の上演も行われる(各1時間半程度で投げ銭とワンオーダーが必要)。

「駅ピアノ」今年も 12月5日・6日、ラスカ入口側で

 誰でも自由に演奏できる駅ピアノ「弾いてみよう 小出のピアノ」が12月5日(金)、6日(土)にラスカ茅ヶ崎3階正面入り口付近で開催される。両日とも午前11時から午後6時まで。小出地区まちぢから協議会主催。

よみがえった音色

 「小出のピアノ」は77年前、オルガンしかなかった小出小学校に、地域住民から贈呈されたもの。老朽化や故障などにより長く使用されなくなっていたが、同協議会を中心とした募金活動によって2019年に修復された。

 ピアノの音色や人々の思いを、たくさんの人に感じてほしいと3年前から開催されており、今回で4回目。昨年は2日間で約180人が参加した。同校の校歌やクラシック、茅ヶ崎ゆかりのミュージシャンであるサザンオールスターズの曲などが演奏された。「77年前の音を聴いて、弾いて、触れてみてほしい」と主催者。

 問い合わせは小出地区コミュニティセンター内【電話】0467・54・6525(受付時間は午前9時から午後9時まで・月曜休館)。
以前の様子=JAさがみ提供

JAさがみ「農業まつり」 11月8日 茅ヶ崎市役所前広場

 茅ヶ崎市役所前広場で11月8日(土)、JAさがみ茅ヶ崎地区「農業まつり」が開催される。時間は午前10時から午後2時。

 当日は、青果物の詰め放題(10時スタート、数量限定)や野菜・果物・アイス・鉢物・苗物・手芸品などを販売。バザーやスーパーボールすくい(無料)も用意されている。キッチンカーの出店も予定。主催者は「ぜひご来場を」と話す。

 同日は畜産まつりも開催される。

(問)さがみ農協茅ヶ崎支店【電話】0467・87・0030(平日午前8時30分から午後5時)