厚木・愛川・清川版【4月3日(金)号】
愛川ふれあいの村の管理棟

県立愛川ふれあいの村 エフィラグループが命名権 地域活性化に企業が協力

 神奈川県は、県立愛川ふれあいの村(愛川町半原)のネーミングライツ(施設命名権)パートナーに、横浜市に本社を置くエフィラグループ株式会社(畠山大志郎代表取締役)を選出した。これにより、2026年4月1日から31年3月31日までの5年間、同施設は「エフィラ愛川ふれあいの村」の愛称で運営されることとなる。

 この制度は、施設名に企業の名前などを冠した愛称を付与する対価として、命名権料を施設の管理運営に役立てるもの。今回の契約金額は5年間総額で280・5万円となっている。施設の正式名称は変更しないが、入口の表示サインやパンフレット、ホームページ等で新しい愛称が広く活用される。

 愛川ふれあいの村は、児童や青少年が自然体験を通じて自立心や協調性を育むことを目的とした施設。東京ドーム約4つ分に相当する広大な敷地を持ち、宿泊定員450人を誇る大規模な野外教育拠点として50年以上にわたり親しまれている。

 今回パートナーとなったエフィラグループは、医療・保育・高齢者介護・障害福祉など「一人ひとりの人生を後押しする」幅広い事業を展開している。同社は愛川町内でも特別養護老人ホーム「愛和の里」や児童発達支援・放課後等デイサービス「トイロ」などを運営しており、今回の命名権取得を通じて、地域社会のさらなる活性化と豊かな生態系を活かした体験活動の促進に貢献したいとしている。

屋形船とプロジェクトメンバー

【厚木】相模川の屋形船、復活へ  船遊びの風情を未来へ

 厚木の新たな地域資源の創出をめざし、市民有志で組織された「厚木屋形船プロジェクト」(橘川宏明代表)による屋形船が完成し、3月29日に三川合流地点でお披露目された。4月5日(日)には同所で進水式が行われる。

 このプロジェクトは、かつて栄えていた相模川の屋形船を甦らせ、水辺空間を活かした新たな地域の魅力と誇りを創出することを目的に組織されたもの。代表を務める橘川さんは市内で65年以上続く料亭を経営しており、「子どもの頃に見た屋形船とその賑わいを取り戻したい」と呼び掛け市民有志が集まった。

 厚木市では2000年代頃まで屋形船があり、鮎まつりでも屋形船で花火を見られたが、現在ではその姿は無く、過去には市で観光資源としての活用をめざした実証実験なども行われていた。

 このほど屋形船「相模丸」が完成。船舶や建築業のメンバーの協力で費用は100万以内で収まり、有志の出資でまかなった。3月29日に三川合流地点河川敷で関係者のお披露目会が開かれ、メンバーは完成した屋形船を眺め、喜びを噛み締めた。橘川さんは「厚木は相模川のこの場所から生まれた街。屋形船だけでなく、相模川という貴重な地域資源を未来に繋げ、次世代に誇れる厚木にしたい」と話す。

 現在は運行に向けた体制整備を行っており、開始時期等は未定となる。

進水式

 4月5日(日)午前11時から同所で進水式を予定する。見学は自由。「多くの人に参加してほしい」と同会。活動の様子はプロジェクトホームページ(https://atsugi-yakatabune.com/)から確認できる。

厚木建物管理協同組合の初代理事長に就任した 角田 正博さん 厚木市関口在住 55歳


「ビルメン」が誇り

 ○…4月1日に設立された厚木建物管理協同組合の初代理事長に就いた。昨夏に、市内の同業者らでつくるビルメンテナンスの協同組合が解散した。「この街に組合がないのは経済的にも市民サービスの点でも良くない」。そんな思いから同業者を一軒一軒まわった。すると「想定外に多くの」地元企業が呼応した。異業種で活躍する友人から、理事長就任を祝うネクタイが届いた話に顔がほころぶ。

 ○…実家は下依知の酒店。店の向かいでは、かつては母親がスナックを営んでいた。酒店は兄が継ぎ、母は今も実家で元気で暮らしている。5年前に他界した父の月命日にあわせ、月初めの週末には実家に顔を出すようにしている。「父は地域活動に熱心だった。下依知フラワーロードの活動は自慢のネタだった。母も元気で何より」と表情を緩ませる。

 ○…草野球の試合中に生死を分ける大けがを顔に負った。そこから生還して家族をもった。妻と娘、息子の4人家族に恵まれた。大学を出た娘を昨年から海外留学に出している。息子も大学生で、子育てのゴールはすぐそこ。「円安で大変ですが夢を後押したい」。そんな親心を知ってか、娘との連絡は、「留学前よりも今の方が良好」だとか。

 ○…朝6時、役員を務める会社に出社して厚木の街を走るのが日課。地方のマラソン大会に出場し、フルマラソンで4時間を切る「サブフォーランナー」でもある。たっぷりと汗をかいた後の生ビールが走る原動力。30年以上、「ビルメン」業界で生きてきたが、リタイア後は「もう一度、現場に戻りたい」と考えている。それだけ「ビルメン」に誇りを見出し、新たな挑戦に期待を抱いている。仕事のゴールはまだ少し先になりそう。

蔵元の関係者と談笑する参加者

神奈川県酒造組合 22銘柄の新酒発表 県内11蔵元が参加

 神奈川県酒造組合(黄金井康巳会長)は3月30日、厚木市内で「令和7酒造年度 新酒発表会・永年勤続従業員表彰式」を開催した。会場に県内の蔵元や取引業者など関係者ら約80人が集まり、今期の新酒22銘柄を堪能した。

 新酒発表会は、酒造りがひと段落する毎年この時期に開かれている。今年は加盟12社のうち、新酒を醸造した11の蔵元が参加した。

 参加者らを前にあいさつした黄金井会長は、昨夏の猛暑による原料米の硬化や、いわゆる「令和の米騒動」に端を発する酒米不足、価格高騰などの厳しい経営環境に言及。その上で「各蔵が技術を研鑽し、香り豊かで味わいの調和がとれた素晴らしい新酒が揃った」と自信をのぞかせた。

 式典では、泉橋酒造(海老名市)の寺田昌登さん(50)に勤続25年、同じく川邊光朗さん(49)が15年、黄金井酒造(厚木市)の石坂英誠さん(32)に10年の永年勤続表彰が贈られた。あいさつした泉橋酒造の寺田さんは、「この栄誉を胸に神奈川の酒造業界のさらなる発展に尽くしたい」と謝辞を述べた。

 神奈川県酒造組合は、黄金井酒造(厚木市)、大矢孝酒造(愛川町)、泉橋酒造(海老名市)、石井醸造(大井町)、井上酒造(同)、中沢酒造(松田町)、川西屋酒造店(山北町)、吉川醸造(伊勢原市)、金井酒造店(秦野市)、久保田酒造(相模原市)、清水酒造(同)、熊澤酒造(茅ヶ崎市)の12の蔵元で構成される。

花見を楽しむ来場者

【厚木市】 満開のにぎわい あつぎ飯山桜まつり

 飯山白山森林公園(厚木市飯山)で3月28日・29日の両日、「第62回あつぎ飯山桜まつり」が開催され、多くの来場者で賑わった。

 同イベントは、春の訪れを告げる恒例行事として、市や観光協会などで構成される実行委員会が主催。観光振興や市民交流を目的に開催されており、今年も満開の桜を一目見ようと、市内外から多くの見物客が訪れた。

 28日には地元の伝統芸能「飯山白龍太鼓・白龍の舞」や「相模里神楽垣澤社中」が披露され、翌29日には女性が威勢よく担ぐ「さくら輿」や「飯山花音頭」のパレードも実施。観客からは大きな拍手が送られていた。

高校生を交えたフリマを実施

厚木YEG 市立病院に物品を寄付 市内高校と協働事業

 厚木商工会議所青年部(井上拓紀会長/以下厚木YEG)は3月25日、厚木市立病院を訪れ、小児科で使う絵本やパズル、歩行器など寄付物品を手渡した。

 これは厚木YEGと市内の高等学校(厚木王子・厚木北・厚木清南・厚木)が連携したフリーマーケットの売上金で行ったもの。厚木YEGでは2025年度の主要事業の一つに高校生交流事業を掲げて活動を実施。その集大成として、高校生主体で地域活動ができる場を創出した。

 フリーマーケットに参加した高校生からは「フリーマーケットから寄付まで貴重な経験になった。少しでも病院の小児科に貢献できればいいなと思う」などの感想が聞かれた。

史跡と自然散策 4月19日 参加者を募集

 かながわフィールドスタッフクラブが4月19日(日)、「遠足観察会 小町伝説と展望の高松山」を開催する。厚木市郊外の「小野」地区に残る小野小町伝説の史跡を訪ね、明治天皇が演習を視察した標高146・5mの高松山を巡る。クヌギなどの自然林に覆われた里山の風景を楽しみながら、約3・5Kmを2時間30分ほどかけて歩く。

 午前9時30分に小田急線本厚木駅改札口前集合、午後4時終了予定。参加費は500円(保険・資料代)。交通費別。昼食や雨具等を持ち、ハイキングに適した服装と靴で参加すること。雨天中止。

 申し込み・問い合わせは同クラブの小松さん【電話】0463・93・5167、またはHPへ。当日参加も可だが前日までの申込を。

厚木市人事 4月1日付

 厚木市は4月1日付で定期人事異動を発令した。(敬称略・カッコ内は前所属・写真は新任)

【部長職】

《市長部局》▽企画部長(市民福祉部長)遠藤眞▽財務部新庁舎整備担当部長(産業文化スポーツ部長)田坂幸治▽市民福祉部長(市民交流部長)見上知司▽市民福祉部窓口サービス改革担当部長(同部次長兼政策調整担当)岩崎正則▽健康こどもみらい部長/福祉事務所専任参事(同部長)益子利彦▽健康こどもみらい部こども家庭センター・健康医療担当部長(健康こどもみらい部次長兼政策調整担当) 内田良彦▽市民交流部長(企画部秘書課長)吉岡篤広▽産業文化スポーツ部長(同部次長)能條隆広▽産業文化スポーツ部文化スポーツ魅力創造担当部長(同部文化魅力創造課長)井出慎▽都市インフラ整備部長(同部次長兼国県道調整担当課長兼政策調整担当)諏訪部知保▽会計管理者(監査事務局専任主幹)小林恵利子《議会事務局》議会事務局長(同議会総務課長)矢部浩之

《教育委員会》教育部長(企画部次長兼政策調整担当)柴田泰輔

《選挙管理委員会事務局》選挙管理委員会事務局長(健康こどもみらい部(福祉事務所)保育課長)松本英樹

《農業委員会事務局》農業委員会事務局長(同専任主幹)藤野寿光

【理事職】《市長部局》▽理事/加藤秀一

音楽情報 ゴダイゴ秦野公演 チケット好評発売中

 世代を超え幅広いファンを持つ日本を代表する音楽グループ「ゴダイゴ」=写真。デビュー50周年の記念ツアーが神奈川県秦野市から始まる。

 公演日は5月10日(日)。開演は午後3時(開場2時)。会場はクアーズテック秦野カルチャーホール(秦野市平沢82 最寄り駅/小田急小田原線秦野駅、渋沢駅)。全席指定8800円(当日券9300円)。チケットはホール窓口のほか、チケットぴあ(Pコード318―041)。詳細は【電話】0463・81・1211(同公演事務局)へ。毎週火曜休館。

オリジナルのペン立てづくりに挑戦する児童たち

大東建託㈱厚木支店 間伐材でペン立て作り たいよう学園で児童が体験

 大東建託(株)厚木支店が3月26日、厚木市戸室の学童保育「たいよう学園」で、間伐材を使用したオリジナルペン立てづくりイベントを開催した。これは、地域社会と協働した環境学習の一環として、将来を担う子どもたちに環境や自然について考えてもらおうと、同グループが実施している活動。

 当日は同支店の社員が、まず紙芝居を用いて、環境保護や間伐材の役割について児童たちへ分かりやすく説明した。その後、児童たちは実際に木の香りや手触りを楽しみながら木材を組み立て、カラーペンを使って自由に色を塗った。思い思いのイラストや言葉を描き入れ、友達同士で盛り上がりながら、世界に一つだけのペン立て作りに挑戦した。

 最後には、同社のキャラクター「だいとくん」が登場。児童たちと触れ合い、記念撮影を行うなど、イベントは笑顔で締めくくられた。

 同園の岡本茂園長は、「今回の体験が、子どもたちにとって少しでも環境を考えるきっかけになればうれしい」話した。また、同支店の久保絢太郎さんは、「間伐材でのものづくりを通じて、ご家庭でも環境について話し合うきっかけになれば。子どもたちが大人になった時、さらに環境保全の輪を広げていってほしい」と話した。

部課長級10人異動 愛川町が人事発令

 愛川町は、4月1日付で人事異動を発令した。対象者は109人で、部長級4人、課長級6人。新採用職員は11人となっている。

 部課長級の人事は以下の通り。敬称略、かっこ内は前所属。

【部長級】

▽総務部長/小川浩幸(建設部長)、▽環境経済部長/奈良幸広(環境課長)、▽建設部長/後藤昭弘(総務部長)、▽教育次長/ 折田功(デジタル推進課長)

【課長級】

▽民生部国保年金課長/成井健浩(税務課主幹)、▽環境経済部環境課長/幡野寿也(商工観光課主幹)、▽消防署本署警備第2課長/落合宏明(半原分署長)、▽半原分署長/曽我和典(本署警備第2課長)、▽子育て支援課こども家庭センター統括支援員/神田あおい(田代保育園園長)、▽中津南保育園園長/高橋圭子(高峰保育園園長)

【役職定年】

岡部誠一郎(環境経済部長)、今井正夫(教育次長)、中村健二(国保年金課長)

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荒行「火渡り」に沸く 愛川町の八菅神社で例大祭

 かつての山岳信仰の聖地で、修験者たちが集う道場として知られた愛川町の八菅神社(八菅山141)で3月28日、春の例大祭が行われた。

 修験道の開祖といわれる役小角や行基の来山も伝わっている八菅山。源頼朝や足利尊氏による堂社建築や整備が行われたともいわれている。

 例大祭のメインは、奈良時代から続くと言われる無病息災を祈る伝統行事「火渡り」。当日は大勢の来場者が見守る中、広場の中央に積まれたスギの枝葉に火が放たれ、山伏装束に身を包んだ僧侶らが法螺貝を吹き、般若心経を唱えた。火の勢いが収まってきたところで、素足になった僧侶が次々と燃え盛る炎の中を歩き抜けると、来場者は歓声が上げながら写真や動画にその姿をおさめていた。

 その後は安全な状態で一般の人も火渡りを体験。長蛇の列ができる人気だった。

七沢自然ふれあいセンターで親子デイキャンプ 5月10日 参加者募集中

 七沢自然ふれあいセンター(七沢2440)で5月10日(日)、「親子デイキャンプ・親子でアウトドアクッキング」が催される。

 野外でピザまんやデザートを作るイベントで、午前10時から午後3時まで。対象は厚木市内在住の親子60人。費用は1人2000円、2歳以下は45円(保険料のみ)。参加希望者は同センター【電話】046・248・3500へ申し込みを。4月15日(水)締切。応募多数の場合は抽選。

蔵元の関係者と談笑する参加者

神奈川県酒造組合 新酒の出来、飲み比べ 県内11蔵元、22銘柄揃い

 神奈川県酒造組合(黄金井康巳会長)は3月30日、厚木市内で「令和7酒造年度 新酒発表会・永年勤続従業員表彰式」を開催した。会場に県内11の蔵元関係者や取引業者など約80人が集まり、今期に仕込まれた新酒22銘柄の出来栄えを分かち合った。

 参加者らを前にあいさつした黄金井会長は、昨夏の猛暑による原料米の硬化や、いわゆる「令和の米騒動」に端を発する酒米不足、価格高騰などの厳しい経営環境に言及。 その上で「各蔵が技術を研鑽し、香り豊かで味わいの調和がとれた素晴らしい新酒が揃った」と自信をのぞかせた。

 東京国税局の山根善治鑑定官室長による講評でも、「原料処理から貯蔵まで徹底した管理がなされ、特に吟醸酒において果実のような香りと高い品質が維持されている」と太鼓判を押された。

 式典では、泉橋酒造(海老名)の寺田昌登さんに勤続25年、同じく川邊光朗さん(49)が15年、黄金井酒造(厚木市)の石坂英誠さん(32)に10年の永年勤続表彰が贈られた。

 ほかにも業界活動を支えた協力団体・個人への感謝状贈呈が行われた。 受賞者を代表して泉橋酒造の寺田さんが「この栄誉を胸に、神奈川の酒造業界のさらなる発展に尽くしたい」と謝辞を述べた。

 神奈川県酒造組合の事務局は厚木市旭町にある。加盟している蔵元は黄金井酒造(厚木市)、大矢孝酒造(愛川町)、石井醸造(大井町)、井上酒造(同)、中沢酒造(松田町)、川西屋酒造店(山北町)、吉川醸造(伊勢原市)、金井酒造店(秦野市)、久保田酒造(相模原市)、清水酒造(同)、泉橋酒造(海老名市)、熊澤酒造(茅ヶ崎市)の12の蔵元。

 新酒発表会は、酒造りがひと段落する毎年この時期に開かれている。

リフト機能の説明を受ける様子

厚木社協 移送サービス「ひばり号」が新車両に 24時間テレビから福祉車両が寄贈

 社会福祉法人厚木市社会福祉協議会(遠藤明司会長)のもとに3月30日、公益社団法人24時間テレビチャリティー委員会から、車いすなどに対応した福祉車両が納車された。

 同協議会はこれまで、単独で公共交通機関を利用することが困難な人に向けた有償の移送サービスとして、リフト付き車両「ひばり号」を使用してきた。しかし、初年登録から17年が経過し、走行距離も14万6千キロを超えていたことから、同委員会のチャリティー福祉車両の寄贈に申し込み、今回の贈呈が決まったという。

 当日は厚木市役所に新しい車両が届けられ、遠藤会長をはじめ厚木社協の関係者や山口貴裕市長らが納車を見守った。また、実際に車いすを使って乗降を体験するなど、車両の機能を見学した。

 同協議会によると、新車両は5月ごろから運用を予定しているという。

製品化された作品を実際に試す大橋さん(右)

厚木小・大橋丞さん 姉の悩みを発明の形に ATSUMOが作品を試作

 厚木商工会議所の製造業などで組織する「あつぎものづくりブランドプロジェクト」(ATSUMO・中村幹夫会長)は3月25日、同会議所で「青少年発明コンクール」の入賞作品から選定したアイデアの試作品を、発案者の大橋丞さん(厚木小5年)に贈呈した。贈呈式には、ATSUMOから菅井敬理事、川井一光理事、岡田幸勝理事が出席した。

 大橋さんの作品「だれでも楽々キノコ型キャップ開け機」は、ペットボトルのキャップを簡単に外すための器具。姉がネイルをしており、「毎回ふた開けを頼まれるのが迷惑だった」という悩みから発案された。持ち手を付けたシリコンをキャップにはめて開ける仕組みで、持ち手が外れないよう接着剤を流し込んで補強するなどの工夫が凝らされている。

 同コンクールは、市の名誉市民で相模ゴム工業を創設した松川サク氏の「科学や発明に興味を持った若者を育てたい」という遺志に基づく松川サク工業振興基金を活用して実施されている。今年度は66作品の応募があり、特賞をはじめとする各賞が選定された。発明品の試作は、市内企業の技術力をPRする目的を兼ねて2020年度から行われている。

 今回の試作品は、市内企業のプロの技術により、持ち手となるプラスチック部分の形を工夫し、より開けやすい構造に製品化された。プラスチックを削り出し、内側にシリコン製のリングをはめ込んで摩擦力を高めている。キノコ型に加え、水道の蛇口やスパナのような様々な形状のものも併せて製作された。完成した作品は姉にプレゼントするといい、大橋さんは「手伝うのは嫌なので」と話し、会場を和ませた。

第1号公園体育館での引き換えの様子

【愛川町】 町独自の「くらし応援券」配布を開始 9月30日まで利用可能

 愛川町は3月27日、28日に、物価高騰の影響を受ける町民生活を支援するため、町内店舗で利用可能な「愛川くらし応援券」の配布を行った 。

 国の臨時交付金を活用した町独自の施策で、対象は2026年2月1日時点で住民基本台帳に記載されている全世帯。1世帯あたり7000円分を配布 し、さらに19歳以上の町民には1人3000円分が加算される仕組みとなっている。

 券は大型店・個店共通券と個店専用券で構成され、町内21カ所に設置された引換所には多くの町民が詰めかけた。受け取った人からは「物価高なので助かる」「燃料費が高騰しているので町内のガソリンスタンドで使いたい」といった声が聞かれていた。

 この2日間に引き換えができなかった場合も、町役場4階の商工観光課などで順次対応する 。利用期間は9月30日までで、町内221店舗での使用が可能だという。

愛川町 リユース活動の促進に向け「ジモティー」と連携

 愛川町は3月27日、地域情報サイトを運営する株式会社ジモティー(東京都・加藤貴博代表取締役社長)と「リユース活動の促進に向けた連携と協力に関する協定」を締結した 。ごみの発生抑制や脱炭素社会の実現に向け、家庭で不要になった家具や電化製品などを地域内で譲り合う新たな仕組みを整備するのが狙い。

 この事業では、同社が運営するサイト内の「地域情報掲示板」を活用する。利用者はスマートフォン等から5分程度で容易に投稿でき、登録料や手数料は一切かからない。近隣住民と直接取引ができるため、最短当日中に取引が完了する利点もある。

 町は、粗大ごみとして出す前にリユースを検討するきっかけをつくり、資源の有効活用を推進していく。なお、利用は個人間取引となるため、町は取引に関する責任を負わないとしている。問合せは町環境課【電話】046・285・6947へ。

【厚木市】 多様なテーマ水彩で アトリエanが展示会

 アミューあつぎ5階のあつぎアートギャラリー2・3で、4月8日(水)から14日(火)まで「第3回アトリエan水彩画展」が開催される。午前10時から午後5時まで(初日は午後1時から、最終日は午後3時まで)。

 同展では、アトリエの生徒たちが様々なテーマで描いた風景画や人物画など約80点を、作者のメッセージを添えて展示する。また、期間中の土・日曜日の午後1時30分からは、講師によるデモンストレーションも行われる予定だ。

 問い合わせは同アトリエの新倉さん【携帯電話】090・6470・1109へ。

コースを走るラジコンカー

【厚木市】自作AIカーで競争 神奈川工科大学でラジコン大会

 AI技術を搭載したラジコンカーによるレース「KAIT Racer GP 〜AIで走る自動運転カーレース〜」が3月21日、神奈川工科大学(厚木市下荻野)で開催された。

 同大会は、高校生から大学生、一般までを対象に、自作車両の走行技術やAI(人工知能)、運動制御の性能を競い合うもの。次世代の産業発展に資する人材育成を目的としており、今回で9回目の開催を迎えた。

 当日は11チーム・計34人が参加し、2分間での周回数やデザイン性などを競い合った。個性豊かなラジコンカーが集結する中、16周を記録した同大学のチーム「KAIT AI Racing」が総合優勝に輝いた。

 同チームの岩原柚季さん(大学3年)は「教示データは前回大会のコースのものを流用し、本番では速度のパラメータを調整して臨みました。静岡や愛知からの強豪チームの参戦もあり緊張しましたが、無事に完走できて良かったです」と喜びを振り返った。