藤沢版【4月17日(金)号】
社殿の前に集まった氏子や植樹祭の参加者ら

再建100年、次代へつなぐ文化 宇都母知神社「洗心の小路」に植樹

 市西北部エリアの打戻に鎮座する延喜式内社・宇都母知神社で12日、社殿再建100年を記念した植樹祭が執り行われた。1923年の関東大震災で損壊の憂き目に遭いながらも、先代の氏子たちの手によって復興を遂げた社殿。その節目を祝い、地域住民らは新たな「鎮守の杜」を次世代へと引き継ぐ決意を新たにした。

 「日本総国風土記」によると、同社の発祥は459年に執り行われた「厳粛なる祭祀」にまでさかのぼる。平安時代の927年に編せんされた「延喜式」の神名帳にも名を連ねる「相模十三社」の一つとして、古くから地域信仰の中核を担ってきた。

 長い歴史の中で試練となったのが、今から100余年前の関東大震災だった。激しい揺れにより社殿は被害に遭い、当時の氏子たちが浄財を募り、心血を注ぎ、ようやく再建。現在の社殿は、地域の絆と信仰の象徴として時を刻んできた。

「洗心の小路」

 記念事業の一環として今年3月、境内に「鎮守の杜 洗心の小路」と銘打った道が整備された。鳥居をくぐって右手に広がる広大な敷地で、御厨浩和宮司が「木々の香りに包まれ、柔らかな木漏れ日が道を照らす。そよ風が心のざわめきを洗い流し、気持ちが穏やかに整っていく神域の道」との思いを込めて命名。完成したばかりの道が今回の植樹の舞台となった。

 この日の式典は、打戻祭りばやし保存会による威勢の良い囃子の音色で幕を開けた。植樹されたのは、氏子らから寄贈されたスギやヒノキをはじめ、クスノキ、ヤマザクラ、ツバキ、モミジ、アジサイといった多種多様な苗木約200本。参加者たちは一鍬ごとに、未来の緑豊かな杜に思いを馳せた。

 あいさつに立った社殿再建百年記念事業実行委員会の実行委員長を務める金子英司さんは「10年、20年、そして100年先を見据え、この文化を次世代へ継承していきたい」と語り、御厨宮司も「子どもたちの成長とともに、木の成長を地域で見守ってもらえれば」と顔をほころばせた。

 記念事業の今後のスケジュールは、今月下旬から社殿の屋根修復工事が着工し、3カ月ほどかけて竣工、10月4日(日)に100年記念の式典が斎行され、巫女舞奉納や雅楽奏上が執り行われる。11月7日(土)、8日(日)には伊勢神宮御垣内参拝、来年3月には記念誌も発行予定だという。

 現在同社では、式典で奉納する巫女舞の参加者を募っている。小学3年〜5年の女児で、7月上旬ごろ締め切り。事前練習、説明会あり。問い合わせは同社【電話】0466・48・9633。

遊行通り4丁目にあった開局当時のラジオ局(レディオ湘南提供)

レディオ湘南 地域と歩んだ30年 山田社長が語る「声」の使命

 1996年4月28日、午後2時。湘南に初めてレディオ湘南の電波が流れてから30年が経過しようとしている。阪神・淡路大震災をきっかけに、藤沢、茅ヶ崎、寒川の2市1町と防災協定を結び、防災ラジオの役割を担ってきたコミュニティーFM局。東日本大震災やコロナ禍といった数々の困難を乗り越え、今や地域になくてはならない「命の綱」となっている。節目を迎えるにあたり、局を運営する藤沢エフエム放送(株)の山田秀幸社長にインタビューをした。

原点は「震災」

 ――レディオ湘南が誕生した経緯を教えてください。

 「きっかけは95年の阪神・淡路大震災でした。当時コミュニティーFMが現地で非常に活躍したという話を聞き、「藤沢にも局を作ろう」と提案されたのが始まりです。藤沢青年会議所(藤沢JC)が中心となって準備を進め、翌年に開局。江ノ島電鉄など、地元企業の多大な協力があってのスタートでした」

 ――開局当時のエピソードで印象に残っていることは。

 ――「開局当時は遊行通り4丁目にあり、目の前の通りや藤沢駅北口のサンパール広場でイベントを盛大に行いました。午後2時の放送開始の瞬間、スタジオには当時の藤沢JC理事長の相原厚志さんが第一声を発しました。最初の放送は機材トラブルで音がうまく聞こえなかったりと、ハプニングだらけでした。20年2月には市役所分庁舎に移転し、より迅速に行政情報を提供するための環境も整えました」

発揮した力

 ――30年の中で、特に忘れられない出来事は。

 「やはり災害時の対応です。2011年の東日本大震災では、計画停電という厳しい状況に直面しました。しかし開局時から備えていた自家発電機を初めて本格的に稼働させ、放送を継続しました。燃料の軽油が不足した際も、市などの協力を得て確保し、リスナーに情報を届け続けました」

 ――被災地への支援も積極的に行いましたね。

 「震災から1カ月後、宮城県石巻市の『ラジオ石巻』を訪ねました。津波で機材が流されながらも、自衛隊の船で送信所まで機材を運び、放送を再開させた彼らの姿に、ラジオの使命を再確認しました。避難所で安否情報を集めて放送する彼らの手法など、現地で学んだ教訓は、現在の藤沢市との防災協定にも生かされています」

目指す姿

 ――デジタル化が進む中で、今後の展望をどう描いていますか。

 「現在、スマートフォン公式アプリ『レディオ湘南 of using FM++』での配信も行っており、10万5千ダウンロード(26年3月時点)を果たしました。また、市と連携して『防災ラジオ』の普及にも努めています。防災行政無線が流れると、自動的にレディオ湘南の放送が流れる仕組みです。リモートワークの普及などで湘南は移住者も多く、まだレディオ湘南を知らない人も多いと思います。市民、町民全員に存在を知ってもらい、まちのために貢献していきたいです」

 ――最後に、地域の皆さんへのメッセージをお願いします。

 「AIには真似できない『人の声』の温もりを大切にしながら、有事の際も平時も、湘南の皆さんの生活に寄り添い続けていきます」

関連企画も目白押し

 開局30周年を記念し、企画も盛りだくさんだ。老舗音楽番組「湘南MUSIC TOWN Z」にSNS総フォロワー約2300万人を誇るインフルエンサーのモナゴンザレスさんが今月、スポット出演。全国のリスナーから歌唱音源をSNSで公募し、プロの視点で採点する企画で、歌唱のアドバイスなどを直接伝授する。

 6月6日(土)には「ふじさわまちなみ祭り」が、県立辻堂海浜公園芝生広場で開催。午前10時〜午後4時。地元アーティストによるライブなどのメインステージの他、グルメ、ワークショップ、防災をテーマにしたエリアなどを用意。入場無料、雨天中止。

 また全線開通55周年の湘南モノレール(株)ともコラボ。「モノレールサミット with レディオ湘南」と題し、10月31日(土)には湘南モノレール湘南江の島駅構内で音楽に加え、公開生放送や鉄道物販会、家族で楽しめるグルメ、グッズのコーナーもある。時間は午前11時〜午後4時。

ビーチサッカーのU-12チームを初出場で全国4位へ導いた 山内 勝博さん 片瀬海岸在住 52歳


砂浜で育む不屈の精神

 ○…「超攻撃型というチームの良さを出せた」。ビーチサッカーアカデミー「Clube Shonan Areia」を運営し、先ごろ行われた全国大会で自身が指導するチームを快挙に導いた。日本一を掴むことはできなかったが、児童たちの奮闘に頬を緩ませる。来年のリベンジへ向け、「がんこ」と形容するほどの信念でサッカー少年たちを鍛えている。

 ○…幼い頃に流行した『キャプテン翼』の影響で、小学4年からサッカーを始めた。中・高と着実に技術や心構えを磨き、高校卒業後は単身ブラジルへ。当時漂っていた「アジア人はサッカーが下手」という空気感や圧倒的な体格差で、ボールを使った練習もできない日々が続き心が折れそうになりながらも「変えなきゃと思った」。肉離れしようとも誰よりも速く多く走って信頼を勝ち取り、プロ契約という夢を叶えた。

 ○…憧れだった舞台でのプレーは、けがの治療による帰国のため約2年で中断。現役継続に向け長期的なリハビリに励む中、ドイツで子どもたちにサッカーを教えた経験が指導者になるきっかけだった。Jリーグクラブのジュニアチームコーチとして渡り歩き、プロとして活躍する選手を多く育成した後、膝を痛めている自分でもやれるとビーチサッカースクールを立ち上げた。1期生の教え子は今、日本代表の守護神になった。

 ○…「必要とされる人間になりなさい」。教え子たちには常にそう説く。挑戦の真っただ中で立ちはだかった体格差や偏見といった壁を越えようと、もがいた経験から得た教訓だ。「その場所で自分だけの役割を見つけることができれば、やりたいことができるようになる」。厳しくも優しい指導で、今日も子ども達と浜辺を駆け抜ける。

長い房に薄紫色の小さな花をつける弁慶藤=14日撮影

陽光に透ける薄紫 白旗神社で「弁慶藤」見頃

 源義経を主祭神とする白旗神社が現在、甘く爽やかな香りに包まれている。境内の奥に設けられた「弁慶藤」と呼ばれる藤棚には、およそ1mの長い房に薄紫色の小さな花がつき、参拝者らの目を奪う。14日時点で3分咲きで、今週末には棚一面を埋め尽くす圧巻の満開を迎えそうだ。

 同社によると、40年ほど前に近隣住民から2株の木が寄贈されたといい、藤棚の名称は「義経に仕えた武蔵坊弁慶にちなみ、命名されたのではないか」と推測する。

 一方、社務所の前には白藤がたたずむ。清廉で気品あふれる花は「義経藤」という名で親しまれている。13日に開花が確認され、弁慶藤が咲き進んでいくのを追いかけるように、例年4月下旬から一斉に花弁をほどき始める。

 風に揺れ、春の陽光に透ける藤の花を守ろうと、この時期には神職らが寄生虫に食べられたつぼみを摘み取る作業に精を出す。

 紫と白の共演を果たす境内。弁慶が露払いを見せ、主君である義経がそれに応える。開花の時間差は、主従の絆を象徴しているかのようで、訪れる人の胸を打つ。

■所在地/藤沢2の4の7

トンボロが現れた海岸(市観光協会提供)

江の島へ続く海の道 「トンボロ」シーズン到来

 干潮時に片瀬海岸と江の島が地続きになる自然現象「トンボロ」の発生シーズンが到来した。

 日本語では「陸繫砂州」といい、波が島を回り込みながら進むと同時に運ばれた砂が島と海岸の間に集まって現れる。江の島では潮位が20cm以下になる年間60日ほど、干潮時に約1時間、「海の道」が出現する。

 国内でも珍しい現象を新たな観光資源にしようと、(公社)藤沢市観光協会は2023年度からPRを強化。昨年には、トンボロ出現時に江の島へ上陸しやすくなるよう幅2m以上、中央部に手すりがついた常設の管理用階段を設けた。

 市観光協会が発表している資料によると、今季トンボロが出現する可能性がある日程は、今月3日から8月14日(金)にかけての56日間。当日の気候にもよるが、直近ではきょう4月17日(金)から22日(水)、また5月1日(金)から6日(水)まで見られる可能性がある。同協会は、「海を渡れるのはトンボロが出た時だけ。その時しか味わえない楽しみを満喫してほしい」と呼びかけている。

共に考える「平和のつくり方」 九条の会が21周年講演会

 ふじさわ・九条の会が21周年を迎えるにあたり、記念講演会「平和のつくり方 つくるのは私たち」が5月8日(金)、藤沢市藤沢市民センター・労働会館等複合施設(Fプレイス/本町1の12の17)ホールで開かれる。地域九条の会との共催。

 講師は、日本体育大学教授で憲法学にあかるい清水雅彦さん。九条の会の世話人や戦争をさせない1000人委員会事務局長代行も務め、『憲法を変えて「戦争のボタン」を押しますか?』など、これまで多数の著書を出版している。

 清水さんの講演の他、藤沢合唱団によるミニコンサートでは組曲『無言館』などが披露される。「みんなで歌おうコーナー」もある。

 開会は午後2時(開場は1時30分)。参加費1千円、前売り900円。

 問い合わせは島田さん【携帯電話】090・9239・0864、見城さん【電話】0466・36・8916。

講師の安西院長

「父の主治医として」 在宅医療のリアル学ぶ

 第1回市民公開講座「在宅医療って何するの?どうするの?〜難病の父はこうして在宅医療へ〜」が5月31日(日)、藤沢市役所本庁舎5階(5―1、2会議室)で開かれる。参加無料。

 市の委託事業で、市地域医療推進課と市在宅医療支援センターの共催。

 湘南台にある湘南藤沢心臓血管クリニックの安西兼丈院長が講師を務める。「父が元気だった頃にときどきテレビで介護の場面が出ると、『楽に死にたい。迷惑をかけたくないから』とよく話していた」と振り返る安西院長。その後、実家を離れ、海外へ赴任し、紛争地で活動する国際協力団体に属した過去をもつ。「そんな私が今、父の主治医として在宅医療をしている。父と母、そして家族の思いを汲み取りながら訪問診療を行っている現状を伝えられれば」

 講座は「どこで、どう過ごし、どのように医療を受けるのか」を自身や親のこととして考えてもらうことが目的。安西院長の体験談を交え、在宅医療の理解を深める。

 定員60人で先着順。参加希望者は【電話】0466・41・9980、または【FAX】0466・41・9981で申し込む。締め切りは5月27日(水)。

 問い合わせも同じ。

外国人住民増加続く 4年連続、役割広がる

 神奈川県はこのほど、県内の外国人住民数を発表した。今年1月1日現在の統計によると、前年から約2万5千人増加し、30万9814人に達したことが分かった。藤沢市内では、県内6番目に多い9261人が生活しており、4年連続の増加。労働力不足による需要の高まりや、既存のコミュニティーが転入を促す要因となっている。

 市内の外国人住民を国籍別にみると、中国が1650人と最も多く、次いでベトナムが1277人、スリランカが878人と続く。市人権男女共同平和国際課は増加の要因について、就労の関係に加え、親族や同じ国籍のコミュニティーがあることを挙げる。同課の担当者は「以前から市北部の方に多い傾向がある」とし、「近隣の大和市などの知人・友人を介して転入してくるケースや、大規模事業所による集団採用などが背景にあるのでは」と分析している。

雇用も加速

 外国人居住者が年々増加する中、市内企業での受け入れも進む。神奈川労働局が発表した外国人雇用状況の届け出に関する資料によると昨年10月末時点で、市内では1596事業所で7983人が就労しており、県全体でみると14・8万人と過去最多を記録した。同局によると、増加の背景には医療や福祉、飲食、建設といった業界の人材不足がある他、2019年に創設された在留資格の特定技能で働く人材が増えたことが原因として考えられるという。

 用田で製造業を営む(株)ニッセイエコでは、従業員の約4割にあたる9カ国42人の外国籍社員が在籍。配属先は製造現場の他、IT部門や品質管理、管理職としての登用も行われている。同社は「外国籍社員による母国料理の提供や家族を招いた交流を通じ、相互理解が深まっている。結果、社内全体に明るく活気のある雰囲気が生まれ、組織の一体感の向上にも大きく寄与している」と反響を話している。

無料の朝食で授業前にパワーチャージする学生たち

健康支える「0円朝食」 湘南工科大で3年ぶり

 湘南工科大学(辻堂西海岸)で9日から、学生に無料で朝食を提供する「湘南ブレックファスト―0円朝食―」が行われている。若者の朝食欠食の改善や学生の健康増進、学習意欲の向上を目的にした取り組み。コロナ禍で途絶えていたがコメ価格高騰などを受け、3年ぶりに再開された。

 14日の早朝、同大敷地内の「レストランシーサイド」は多くの学生でにぎわい、それぞれが温かい食事をうれしそうに頬張っていた。朝食は授業開講日に、同大の糸山英太郎名誉総長の私財による基金で全額賄われ、和食を中心に栄養バランスに配慮した主食・主菜・副菜の日替わりメニューが提供される。

 この日の献立はご飯、みそ汁、冷ややっこ、ハムカツとミートボール。友人同士4人で訪れていた同大3年の男子学生は「1限から授業がある日なので初めて食べに来た。用意するのが手間で朝食を省くこともあるから、とても助かる」と話し、「特にお米が美味しい」と笑顔を見せた。

勝負を挑んだ児童を軽々と持ち上げる力士

「はっけよい」に笑顔  小中学生と力士交流

 錣山(しころやま)親方と錣山部屋の力士が9日、高谷小学校と湘南台中学校を訪問し、地元の子どもたちと触れ合った。

 高谷小では、体育館に現れた大きな体の錣山親方と御雷山(みかづちやま)、聖冴(せいご)、天(あまね)を児童らが興奮気味に見つめていた。力士たちは開脚して上半身をぴたりと床に密着させる股割りや「ドスン」と体育館中が振動させる四股踏みなどのデモンストレーションを実演。その後、児童は果敢に力士と対決した。

 「はっけよい、のこった」の掛け声と共に児童は押しにかかるも、力士は岩のようにビクともしなかった。3人がかりでぶつかっても動じず、軽々と持ち上げられた。

 「がんばれー」と仲間が鼓舞する中、力士の一人がコミカルな動きで赤、青、黄のマット(土俵)の外に、ひょいと一回転しながら出た。投げ飛ばした3年生の女の子は直後ポカンとした表情だったが、大きな拍手と歓声が仲間から送られるとようやく勝ったことが分かり、両手を高く上げながら喜んだ。

 試合後、児童は「おなかがかたくて強かった。でも投げた時は軽かった」と笑みを浮かべ、最後はハイタッチで力士らと分かれた。

こども無料デー開催 湘南モノレール全線開通55周年で

 湘南モノレール(株)は5月5日(火)、小児を対象にしたイベント「こどもの日こども無料デー」を開催する。全線開通55周年を記念したイベント。当日のみ有効、始発から終電まで全駅乗り降り自由の「QRデジタルチケット版小児用1日フリーきっぷ」を配布する。同イベント用の小児用切符は、公式チケットサイト(https://cs.shonan-monorail-ticket.com/tabs/home/merchandises)でクーポンコード「smr55」を入力することで入手できる。当日、自動改札機または簡易改札機のリーダーにかざして使用する。

 全長6・6Kmの湘南モノレール=写真=は、1970年に開業。全国では2例しかない「懸垂式」で、大船駅から鎌倉の丘陵を抜けて江の島までを走る。高低差40m・最高時速75Km。街並みの上を「空中散歩」し、アップダウンのある走行は遊園地のアトラクションにも似た迫力があり、「湘南ジェットコースター」の愛称でも親しまれている。同モノレールは今年7月2日(金)、全線開通55周年を迎える。

 沿線の協賛店で提示すると、割引特典や粗品の進呈のサービスもある。

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土俵では横綱を含む力士が熱戦を繰り広げた

大相撲藤沢場所 春の風物詩は「満員御礼」 熱戦、献血、アイスでにぎわう

 大相撲の春巡業「藤沢場所」が11日、秋葉台文化体育館で開かれた。今年で31回目を迎えた今場所には約5400人が来場。横綱の豊昇龍などが参加した幕内力士による熱いトーナメント戦が繰り広げられ、会場は大いに盛り上がった。

 藤沢場所は1990年に初開催。きっかけは春日野親方(元横綱・栃錦)と勧進元の最上重夫氏との縁だった。最上氏が会社員時代に出会い、起業後も関係が続く中、「巡業の勧進元にならないか」と誘われたという。当然興行の経験もなく、資金に余裕があったわけでもないが、「誰もが楽しめ、生まれ育った地域の恩返しになる」引き受けることに。以来、全国最長の31回を記録する名物巡業となった。地元の遠藤から訪れた60代の相撲ファンは「これがないと春を感じられない。今日も最高だね」と気分良さそうに語った。

 2006年から同時開催されてきた献血キャンペーンも21回目に。藤沢場所関連では1179人から約38万ミリリットルの血液が集まり、一升瓶に換算するとおよそ211本で過去最高の量を記録した。セレモニーに出席した日本赤十字社の清家篤社長は、「人を救うのは人だけだ」と尽力する最上氏に敬意を表した。

 また会場内では31回にちなみ、「サーティワンアイスクリーム」が特別価格の200円で販売された。通常より安く、同日の最高気温25度ということもあり、一般客だけでなく、力士も支度部屋でアイスをほおばった。

 今場所終了後、最上氏は「いい取り組みだった。超満員のお客さまも楽しめたと思う。県民、市民のため、私が元気なうちは続けていきたい」と決意を新たにした。

白バイに乗った園児と記念撮影をする錣山親方(右)ら

一日警察署長に親方 藤沢北署と交通安全運動

 「交通安全に気をつけよう。どすこい」――。

 春の全国交通安全運動(4月6日〜15日)に合わせて9日、(公財)日本相撲協会の錣山親方が藤沢北警察署の一日署長となり、湘南台駅近アートスクエアで力士や関係者ともに交通事故防止を呼びかけるキャンペーンが行われた。

 大相撲藤沢場所実行委員会と連携した企画。委嘱式で錣山親方が「大切な人が悲しい思いをする悲惨な交通事故を防ぐため交通安全に務める」と交通安全宣言をした後、近隣の藤沢湘南台雲母保育園の園児らと横断マットを使って横断歩道の渡り方を確認した他、白バイの乗車体験や啓発チラシ入りのポケットティッシュの配布もあった。

 「新入学児童・園児を交通事故から守ろう」をスローガンに、あいさつに立った同署の小島博署長。過去の県内の統計では7歳児の事故率が高いことに触れた上で、「新入学児の登下校が始まった。子どもは視野が狭く、体が小さいためドライバーからも見つけにくい。子どもへ交通安全教育も大事だが、大人が子どもを交通事故から守るという意識を常にもって運転に努めてほしい」と会場に呼びかけた。

額に汗を流しながら「能登いわし」を網で焼く芳賀代表(左)とそれを見守る栗原実行委員長

湘南から被災地へ循環の輪  「チャーカルPJ」が始動

 地域循環の新たな形を目指す「湘南チャーカルプロジェクト」が11日、新江ノ島水族館隣のクラゲ広場で始まった。「海と農の地産マルシェ」と銘打った試みは、地産地消とSDGs、そして被災地への復興支援の3本柱がコンセプト。会場でひと際香ばしい煙を上げていたのは、亀井野の鮮魚店「魚芳」の芳賀伸行代表。「現地の味を届けたい」と、脂ののった特大サイズの「能登いわし」を豪快に焼き上げ、来場者が舌鼓を打つなど、初回から多くの来場者でにぎわいを見せた。

 芳賀さんと能登の縁は深い。知人を通じて昨夏には、現地の海水浴場復活を願う能登の職人らを藤沢の海の家へ招致した。現地に家や漁船を購入するほど、復興への思いは切実だ。「支援を止めてしまう人も多いが、継続しなければ意味がない」と芳賀さんは語る。

 また、石川県輪島市からは「鮓井商店」の鮓井伸和さんが出店。漆で表現されたきめ細やかな模様が美しい箸やアクセサリーを並べ、「抗菌作用もあり、丈夫ですよ」などと伝統工芸の魅力を直接来場者に伝えた。

 食のブースも充実していた。伊勢原市の「めぐみキッチン」は、自家製野菜のからし菜漬けで巻いたおにぎりに「海の塩」を使用するなど、地域の恵みを融合させた。

 プロジェクトを推進する江の島海水浴場協同組合理事長の栗原義忠実行委員長は、開催の意義をこう語る。「震災の被害は、心の傷を含めて今も続いている。これまで単発、バラバラに開催されていたマルシェの関係者が一丸となり、地域のにぎわいを底上げしたい。江の島から鵠沼(ハグライドパーク)方面へ、従来の縦の動線だけでなく、地域が手を取り合う”横のつながり”を築いていければ」

 栗原実行委員長は初開催を実験的な一歩と位置づけ、今後は来場者の反応を見ながら柔軟に方向性を模索していく構え。催しは年間を通じて開催され、次回は5月5日(火)と6日(水)に実施予定。

村上隆『おすわりドラえもん「えへへ」』オフセット自筆サイン(提供:湘南西脇画廊)

鵠沼で現代アート展 5月2日まで 湘南西脇画廊

 湘南西脇画廊(鵠沼松が岡4の17の15)では現在、「〜世界を魅了する現代アートの祭典〜2026現代アート展」を開催している。5月2日(土)まで。

 会場では、アンディ・ウォーホル『マリリン』などの作品やキース・へリングなど世界の美術市場で支持を集めるポップアート作品、バンクシーなど現代ストリートアートの巨匠の作品が並ぶ。また、日本から世界で活躍する村上隆、奈良美智、草間彌生などの作品を展示する。また、作品の販売も行われる。

 同館は「希少な直筆サイン入り作品やインテリアに取り入れやすい版画作品など、現代アートの多様な魅力を体感いただければ」とし、来場を呼び掛けている。

 開館は午前11時から午後6時。定休日は水・木曜日。アクセスは小田急線「鵠沼海岸駅」下車徒歩1分。

 問い合わせは【電話】0466・22・5792。

特別出演のMusic of Mind(過去公演)

歌で誰でも笑顔に 19日、新堀ライブ館でコンサート

 障害の有無や年齢、国籍に関わらず、誰でも参加できるコンサート「インクルーシブ歌の会」が19日(日)、新堀ライブ館2階セゴビアスタジオで初開催される。主催は福祉音楽研究会。

 市内でピアノ音楽教室を開いている元特別支援学校教諭の吉川春美さん、福祉施設勤務の音楽療法士の長安智佳子さん、知的障害者バンド「Music of Mind」のメンバーなど多彩な顔ぶれが出演する。

 当日は沖縄激戦の日でもあり、『さとうきび畑』など沖縄にちなんだ曲目を披露する他、『浜辺の歌』など3曲をしっとりとした演奏と、同バンドによる楽し気な演奏の各2回楽しめる演出も。

 午後2時から4時(開場30分前)。チケットは前売2860円、当日3300円。申し込み・問い合わせは同会の長渕さん【携帯電話】090・5194・0846。

冊子などを手にする櫻井さん

災害の備え、中学生に届け 官民協働で第3弾冊子発行

 藤沢市と(株)櫻井興業(辻堂元町)、(株)ペガサス(横浜市)が手がけた中学生向け防災啓発冊子「ふじさわ防災ナビJr.」が、今月1日に完成した。第3弾の発行で、市内にある公立、私立の全中学生に順次配布される。

 3者は2023年、関東大震災から100年の節目を機に「防災啓発事業の推進に関する協定」を締結した。中学生に防災意識を高めてもらおうと冊子制作を企画し、おととし初版を発行した。これまで授業で活用する学校もあったという。

 冊子はA4判全58ページで、約2万部発行。「地震」「風水害」「共助」の大きく3章に分け、情報や写真を更新し、書き込み欄やイラストも多く散りばめた。1923年9月に発生した「大正関東地震」を踏まえ、市内の被害想定や地震発生時にとるべき行動や避難所での注意点、今からできる防災の取り組みなどを紹介。1年生には市の防災ハザードマップや防災アニメ、非常用トイレなどがまとまったBOXも配られる。

 櫻井興業社長の櫻井貴裕さんは「いつ起こるか分からない災害に備えてほしい」とした上で、「発行は企業の皆さんの協力あってこそ。感謝。今後もできる限り届けていきたい」と話した。

展示予定のデロリアン(橋本光将さん提供)

辻堂にデロリアン登場 18日、『BTTF』野外上映

 辻堂駅周辺で今週末に開催される「辻堂フェスティバル2026春」の一環として18日(土)、野外上映イベント「TSUJI CINEMA」が神台公園で行われる。

 4回目となる今年は、公開40周年を迎えたSF映画の金字塔『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を上映。劇中に登場するタイムマシンのベースとなった車両「デロリアン」の実車も特別展示される。

 同イベントは、地域住民が気軽に参加できる催しとして定着している。今回上映されるバック・トゥ・ザ・フューチャーは、主人公の高校生がタイムマシンで過去にタイムスリップするストーリー。公開から40年が経過した現在も、世代を超えて親しまれている名作だ。

 会場ではデロリアン・オーナーズ・クラブの橋本光将さんの協力により、劇中の鍵を握るデロリアンの実車展示が実現した。車両を間近で見学できる他、写真撮影も可能となっている。

 午後6時〜8時。参加無料。上映は18日に行われるが、雨天の場合は翌19日(日)に延期する。デロリアンの実車展示については、雨天中止となる。

ホーム戦最終日に7アシストでゲームメイクに貢献した副キャプテンの伊集貴也選手

プロバスケ・湘南ユナイテッドBC 意地の猛追に万雷の拍手 PO進出逃すも会場熱狂

 男子プロバスケットボールチーム「湘南ユナイテッドBC」のホーム最終戦が11と12の両日、茅ヶ崎市総合体育館であった。対戦相手はアースフレンズ東京Z。結果は1勝1敗で、湘南が目標に掲げていた今シーズンB3リーグのプレーオフ進出は果たせなかったものの、選手たちのアグレッシブなプレーに、会場につめかけた4730人のブースターから大きな拍手と声援が送られた。

 初日は89―82で勝利を収めた湘南。2日目にはレゲエグループ「湘南乃風」のメンバー、HAN─KUNさんもゲストとして訪れ、圧巻のライブで会場のボルテージは最高潮に達した。

 湘南は第1クオーター(Q)からオールコートマンツーマンの激しいディフェンスで、パスカットを含め相手からボールを奪う場面も多く8点リード。しかし疲れのせいか、第3Qで6点ひっくり返された。それでもあきらめなかった湘南は、最終第4Qで徐々に点差を詰めていき、残り0・7秒で高木慎哉選手が相手のファールを誘い、フリースローのチャンスが訪れた。2点とも決まれば逆転だったが叶わず、85―86で惜しくも敗れた。

 年間累計来場者数は4万6522人と多くのブースターに慕われた湘南。試合終了後、鈴木友貴ヘッドコーチは「悔しい。でも一生懸命プレーしてくれたおかげで、どちらに転ぶか分からない展開までもっていってくれた」と選手を称えた。チームを運営する(株)湘南ユナイテッド藤沢の小河静雄社長は深々と頭を下げた後に「今季選手たちは全力を尽くして戦ってきた。皆さまの支えのおかげ」とあいさつすると、会場は割れんばかりの拍手でわいた。

 リーグ15チームのうち11位の湘南は17日(金)と18日(土)、品川区戸越体育館でしながわシティとのファイナルゲームをもって今季の幕を閉じる。

14の太鼓集団から奏者が集い、圧巻のパフォーマンスを見せた合同演奏『山呼』

心体震わす響き

 ドン、ドン、ドドン――。関東を中心に活動する14の太鼓団体が集い、その腕前を披露するイベント「太鼓春まつり」が12日、辻堂駅北口の神台公園で開かれた。

 (一財)日本太鼓協会公認指導員会東日本支部の主催。昨春、県内で初開催されるはずだったが、降雨で中止を余儀なくされ、奏者たちは満を持してステージに立った。

 県内からは、湘南大庭市民センターで練習を重ねる「湘南美晴太鼓」(菊地真理代表)など7団体が出演。春とは思えないほどの強い日差しが照りつける中、激しく熱いパフォーマンスをぞれぞれ繰り広げた。

 2歳の男の子と一緒に見入っていた30代女性は「振動で体も心も震えた。感動。すごい」と目を潤ませながら皆を称えた。

フラワーセンター内で咲く御衣黄と鬱金の桜

花開く緑と黄の桜 フラワーセンター

 日比谷花壇大船フラワーセンター(鎌倉市岡本1018)で4月上旬から、緑色の桜「御衣黄(ギョイコウ)」と黄色みのある桜「鬱金(ウコン)」が満開となり、来場者の目を楽しませている。

 平安時代の貴族が着ていた衣服の「萌黄色」に近いことから名づけられたという御衣黄は、大きく枝を伸ばして遠くから見ると葉のようだが、近づくと可憐な花弁が開いている。鬱金は、漢方でなじみ深いウコンの根茎を使って染めた色に似ていることが名前の由来。同園によると、花と葉が同時に出ているが、すぐには散らずしばらくは見頃が続くという。

 約40種類の桜があるという同園。既に見頃を過ぎた品種もあるが、「さまざまな花が咲き始めているので、ぜひお気軽にご来園ください」と話している。

 詳細は同園【電話】0467・46・2188。

伊達政宗か真田幸村の甲冑が選べる

【読者プレゼント】こどもの日に甲冑体験 老若男女問わず記念の1枚に 抽選で1人を体験会に招待 横浜で5月3日~5日「きものフェス」

 「きものフェス」が5月3日(日)〜5日(火)、横浜・山下公園前のシルクセンターで行われる。

 お得なリユースきもの市の他、人気の「きもの撮影会」(4・5日)では甲冑体験も開催。衣装の着付や撮影は、大河ドラマなどで活躍するプロの役者が担当。本格的なポーズ指導もあり、撮影自体が思い出になる。老若男女問わず、衣装着付け・1ポーズ写真データ込み1万5千円。子どもの日の記念にもぴったりだ。予約は4月24日(金)まで。入場無料。(問)【電話】03・5875・8812

抽選で招待

 読者1人を5月5日11時の体験会に招待。メールの件名に「甲冑体験」、氏名、住所、年齢、連絡先を明記し4月22日(水)までにnaka-nishi@townnews.co.jpへ。

ユニフォームを着る鈴木市長(中央)と白井選手(右)、齋藤選手

TEAM FUJISAWA 3人制バスケで世界へ 大舞台前に市長表敬

 湘南を拠点に活動する3人制バスケットボールチーム「TEAM FUJISAWA」が、あす18日(土)と19日(日)に都内渋谷で開催される世界大会「FIBA 3×3 SHIBUYA CHALLENGER2026」に出場する。大会前の13日には、鈴木恒夫市長を表敬訪問。大舞台に臨む意気込みなどを語った。

 3人制バスケはハーフコートで行われ、5人制より試合展開が早く、攻守の入れ替わりが激しい競技。

 同チームは、国内大会では「TEAM Q4湘南」という名で活動している。「3XS 2025─26 SEASON DIVISION1」でレギュラーシーズンの優勝を果たし、世界大会への切符を手にした。

 キャプテンの白井虎太郎選手(28)は2年前、中国で行われた世界大会にも出場。勝利を挙げられなかった前回のくやしさを胸に、「肉を切らせて骨を断つ。相手は長身で難敵だが、何としてでも1勝。藤沢の人々に胸を張って報告できたら」と意気込んだ。シーズン途中から同チームに加わった齋藤裕太選手(22)は藤沢市の出身。「生まれ育った藤沢を背負って戦いたい。子どもたちに夢を与えたい」と、地域住民に向けての気持ちを示した。

 鈴木市長は「日ごろの成果を十二分に発揮してほしい」と激励。

 同チームは初日、上海、バレンシアのチームと対戦。1勝すれば翌日の決勝に進むことができる。

平木靖成氏

うみかぜテラス リアル 「舟を編む」の世界 広辞苑編集者が語る

 辞典は「ことば」の海を渡る一艘の船。その舵を取る編集者は、変わりゆく時代の波をどう見つめ、一語一語を編み上げていくのか――。

 茅ヶ崎公園体験学習センター(通称:うみかぜテラス)で6月6日(土)、日本の代表的な辞典「広辞苑」第七版の編集責任者を務めた、岩波書店編集局副部長の平木靖成さんを講師に迎え、「ことばの今を編む」と題した講演会を開催する。時間は14時から15時15分の予定。

 平木さんは東京大学を卒業後、岩波書店に入社、広辞苑編集には第五版から携わってきた。三浦しをんさんのベストセラー小説で、辞書編集の現場を描き、後に映画やドラマ化された「舟を編む」の主人公、馬締光也は、平木さんがモデルといわれている。

 講演では、辞典作りからみた日本語といった観点から、「なぜ言葉の意味は変わっていくのか」「辞典に載っている意味はどのように作られる」「正しい言葉遣いとはなんだろう」「ネット社会における辞典との付き合い方」など、リアルな「舟を編む」の世界が語られる。

 参加費は無料。事前申し込み制で先着150人。申し込みは電話、Web(うみかぜテラスHP)、窓口で。

 問い合わせは、茅ヶ崎公園体験学習センター(うみかぜテラス)【電話】0467(85)0942 ※月曜休館

ゲームが導く社会貢献の輪 「Sky 星を紡ぐ子どもたち」のファンが海岸でごみ拾い

 世界累計3億ダウンロードを数える人気ゲーム「Sky 星を紡ぐ子どもたち」のファン200人が集まったビーチクリーンイベントが11日、片瀬東浜海岸で開催された。ゲームを運営するthatgamecompany, Inc.(カリフォルニア州)が主催で、NPO法人海さくらが協力。

 「Sky 光を紡ぐビーチクリーンin江の島」と銘打ち、参加者らは海岸のごみ拾いに尽力した。横浜から子ども2人と参加した長谷川香織さんは「マイクロプラスチックを初めて見たが、取り切れないほどたくさんあって驚いた。また、こういう機会があったら参加したい」と話した。

 イベントを取りまとめる同社日本法人の藤原未歩さんは「親子連れやゲーム内での友達と参加なども多くうれしい。今回だけに留めず、全国や他の海岸などでもやっていけたら」と展望を語った。

 同ゲームは、争いのない世界観が特長のソーシャルアドベンチャーゲーム。ゲーム内アイテムの売上を海洋プラスチック除去の支援に寄付している他、現在ゲーム中でも「自然の日々」というゲーム内のごみを拾うイベントが実施されているなど環境保全に取り組んでいる。

湘南海浜植物育成会と地元学生ら ハマボウフウ今年も種まき

 ハマボウフウを再生させる活動を行う湘南海浜植物育成会が今月上旬、日本大学生物資源科学部(亀井野)の学生やボランティアらとハマボウフウの種まきを行った。

 ハマボウフウはセリ科の多年草で、根が深く張ることで砂の飛散を防ぐ。また、枝葉が生い茂ることで津波被害を軽減できる。

 種をまいた場所は、引地川河口付近から大磯までの砂防林を100メートルずつ区分したうちの砂の集まりやすい辻堂海岸S―18、20、21の3区画。当日は午前9時から正午まで、ハマボウフウの種をはじめとし、オニシバ、ハマダイコン、コウボウムギなどの海浜植物の種をまいた。

 同会は「十数種類の種をまいたが、8割がハマボウフウ。共生させるため他の植物との混植の環境を作り、ハマボウフウがより育ちやすくなる」と説明する。

 30年前に活動を開始し、毎年種まきや採種を行ってきた同会。会員が高齢化する中で、「海浜植物育成の研究を行う日大生物資源科学部の若い皆さんとともに、今後も活動を通じて浜辺の環境保全に寄与していきたい」とした。

誕生仏に甘茶をかける参詣者

打戻で「花祭り」 妙福寺 春の恒例行事

 打戻の妙福寺で8日、釈迦の誕生日を祝う花祭りが開催された。

 花祭りは、釈迦の生誕時に天から祝福として花が舞い降り、甘いお茶が降り注いだという伝説をもとに行われる。

 当日本堂では、小林海武住職の読経とともに、地元で栽培された花に囲まれた「誕生仏」に参詣者が甘茶をかけ、無病息災を祈った。

 小林住職は法話で「お釈迦様がどう生きたかを知り、自分たちの生き方を見つめ直してもらえれば」と話した。甘茶にはアマチャヅルやカンゾウなどの漢方が配合され、儀式の後に客間で参詣者に振る舞われた。

 遠藤から訪れた金山力さん(81)は「花祭りは子どものとき以来。力強いお経が素晴らしいです」と感想を述べた。