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公開日:2026.04.17
再建100年、次代へつなぐ文化 宇都母知神社「洗心の小路」に植樹
市西北部エリアの打戻に鎮座する延喜式内社・宇都母知神社で12日、社殿再建100年を記念した植樹祭が執り行われた。1923年の関東大震災で損壊の憂き目に遭いながらも、先代の氏子たちの手によって復興を遂げた社殿。その節目を祝い、地域住民らは新たな「鎮守の杜」を次世代へと引き継ぐ決意を新たにした。
「日本総国風土記」によると、同社の発祥は459年に執り行われた「厳粛なる祭祀」にまでさかのぼる。平安時代の927年に編せんされた「延喜式」の神名帳にも名を連ねる「相模十三社」の一つとして、古くから地域信仰の中核を担ってきた。
長い歴史の中で試練となったのが、今から100余年前の関東大震災だった。激しい揺れにより社殿は被害に遭い、当時の氏子たちが浄財を募り、心血を注ぎ、ようやく再建。現在の社殿は、地域の絆と信仰の象徴として時を刻んできた。
「洗心の小路」
記念事業の一環として今年3月、境内に「鎮守の杜 洗心の小路」と銘打った道が整備された。鳥居をくぐって右手に広がる広大な敷地で、御厨浩和宮司が「木々の香りに包まれ、柔らかな木漏れ日が道を照らす。そよ風が心のざわめきを洗い流し、気持ちが穏やかに整っていく神域の道」との思いを込めて命名。完成したばかりの道が今回の植樹の舞台となった。
この日の式典は、打戻祭りばやし保存会による威勢の良い囃子の音色で幕を開けた。植樹されたのは、氏子らから寄贈されたスギやヒノキをはじめ、クスノキ、ヤマザクラ、ツバキ、モミジ、アジサイといった多種多様な苗木約200本。参加者たちは一鍬ごとに、未来の緑豊かな杜に思いを馳せた。
あいさつに立った社殿再建百年記念事業実行委員会の実行委員長を務める金子英司さんは「10年、20年、そして100年先を見据え、この文化を次世代へ継承していきたい」と語り、御厨宮司も「子どもたちの成長とともに、木の成長を地域で見守ってもらえれば」と顔をほころばせた。
記念事業の今後のスケジュールは、今月下旬から社殿の屋根修復工事が着工し、3カ月ほどかけて竣工、10月4日(日)に100年記念の式典が斎行され、巫女舞奉納や雅楽奏上が執り行われる。11月7日(土)、8日(日)には伊勢神宮御垣内参拝、来年3月には記念誌も発行予定だという。
現在同社では、式典で奉納する巫女舞の参加者を募っている。小学3年〜5年の女児で、7月上旬ごろ締め切り。事前練習、説明会あり。問い合わせは同社【電話】0466・48・9633。
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