藤沢版【8月29日(金)号】

藤沢市 手話通訳介しテレビ電話対応 県内市町村で初導入

 藤沢市は9月から、耳の不自由な人や発話が困難な人などがデジタル端末のテレビ電話を使い、手話通訳オペレーターを介して市庁舎の窓口に問い合わせできる仕組み「手話リンク」を導入する。県内の市町村では初。これまで来庁しなければならなかった人が自宅にいながら、各課の担当者とリアルタイムでつながれる。

 市では現在、障がい者支援課に手話通訳相談員3人のうち1人以上を常に配置しており、聴覚に障害のある人などから相談や手続き依頼があった際に、各課の窓口で手話通訳を行っている。手話通訳相談員の利用件数は昨年度、1107件あった。また職員が直接、筆談やメールでも対応していたが、やり取りに時間がかかっていた。

 そこで市は、鳥取県や神奈川県で先行導入されていた(一財)日本財団電話リレーサービスが提供する手話リンクの活用を決めた。

 利用方法は【1】パソコンやスマートフォンなどで市ホームぺージの下部に設ける「手話で電話」ボタンをクリック【2】テレビ電話で手話通訳オペレーターにつながり、問い合わせ先の窓口や相談内容を手話で伝える【3】オペレーターが各課の担当者に相談内容を伝え、回答を聞く【4】オペレーターが利用者に手話で回答する――といった流れだ。

 通常、電話リレーサービスを利用するには事前登録が必要だが、手話リンクは不要。1分/16・5円(税込)かかる通話料も市が地域生活支援事業費からまかなうため、無料で利用できる。インターネット通信料は別途負担。

 同課の担当者は、対面での相談も引き続き受けつけていくとした上で、「市役所まで出向くのが難しい市民もいる。行政サービスの利便性向上に向けて普及させていきたい」とした。
空洞ポテンシャルマップ(藤沢市提供)

道路陥没リスクを可視化 産官学共同研究でマップ開発

 藤沢市は25日、市内全域の路面下にできた空洞の箇所を示す「空洞ポテンシャルマップ」を公表した。市と東京大学生産技術研究所、ジオ・サーチ(株)の共同研究で開発したマップで、道路陥没の原因で多い空洞が発生する可能性の高い箇所がひと目で判別できる。市では調査をもとに補修など対策を講じたことで、道路陥没も大幅に減少。今年1月に埼玉県八潮市で起きた事故を踏まえ、国が設置した対策委員会では、先の3者の取り組みを導入すべきという提言がなされている。

 市は2015年度から路面下空洞調査を実施してきた。調査に使用したのは同社の探査車両「スケルカー」。高解像度のセンサーを搭載しており、交通の流れを止めることなく、走行しながら路面下のデータをスキャンし、空洞の可能性がある箇所や深さ、広がりなどを診断できる。同社によると、約90%の精度があるという。

 調査は市道1300Kmのうち主要道路を中心に実施。路面下にあるライフラインの老朽化や災害による損傷でできた空洞を早期発見し、市が適切な措置を図ってきた。

 17〜18年度には、3者による産官学共同研究を開始。空洞が発生しやすい箇所を視覚化した試作版マップを完成させ、昨年度にはさらに高度化させた。マップでは一区画250m四方のメッシュを4色の濃淡で示した。最新版のマップでは市内1198区画あるうち、191区画を空洞が発生する可能性の高い最も濃い色で表した。

 マップのデータを活用しながら市は穴埋めが必要な箇所の優先順位を決め、早い段階から手を打ってきた。調査当時の15年度に123件発生した道路陥没が、23年度には28件に減少するなど、一定の効果も見られた。

 市によると、調査の事業費は年間約2千万円、穴をふさぐ修繕費は1件/平均15万円ほどかかるという。

 21日には、市と同社が自然災害時に路面下の調査を同社に要請、調査する協定も締んだ。

 定例会見で鈴木恒夫市長は「今後も共同研究の成果を生かしながら、効果的かつ効率的な道路陥没対策を進め、安全安心な道路環境の向上を図っていく」と述べた。

湘南バリ親善協会の発起人で初代会長を務める 長谷川 亜美さん 鵠沼在住

「バリは私の生きる糧」

 ○…いつか、インドネシア・バリ島と藤沢を友好都市に――。そんな思いを胸に、文化交流イベント「江の島バリサンセット」を続けること約20年。湘南バリ親善協会をこのほど立ち上げ、会長に就任した。来月6日と7日には、今年も江の島バリサンセットを開く。「バリを知らない人も気軽に見に来て、生の踊りや演奏に触れてほしい」と屈託のない笑みを浮かべる。

 ○…旅行でバリを訪れた時、きらびやかな衣装をまとうバリ舞踊ダンサーに魅せられ、人生が変わった。帰国後、偶然バリ舞踊教室を見つけ、自身も踊ってみると、すぐにのめり込んだ。「本場の踊りを持ち帰って、藤沢で広めたい」。ミレニアムイヤーだった2000年、OLをやめて心機一転、単身バリへ。当初は言葉も分からず、紙の辞書を指さしながら会話した。慣れない異国での生活の中でも情熱は高まる一方で、1年後に帰国するつもりが、気づけば2年半も滞在。日本で舞踊教室を始めるために帰国した。

 ○…しかし、日本での知名度は高くなく、披露してもほかの国の舞踊と間違われることもあった。バリ文化を広めるために模索していた時、何気なく歩いていた江の島で「”ビビッ”ときた」。夕日やヤシの木が織りなす景色の美しさ、龍と神にまつわる伝説、上空から見た島の形。「実はバリとの共通点だらけ」。迷わず交流イベントの開催地を決めた。

 ○…島内の一店舗を貸し切っての催しから始まった江の島バリサンセット。今ではインドネシア大使館や現地企業も協力する一大イベントに成長した。着実に手ごたえは感じているが、まだ満足はしていない。「地元のみならず、全国区でおなじみのイベントに育てられたら」

温かな明かりに照らされ、笑みを浮かべる子ども

砂浜に幻想的な光 子ども手作りの竹灯籠

 片瀬西浜・鵠沼海水浴場に21日、竹灯籠が灯された。江の島海水浴場協同組合の主催。夏休み期間中の子どもたちが手作りした竹灯籠を砂浜に並べ、夏夜に幻想的な雰囲気を演出した。

 「遊んで学ぶ、海のスクール」と銘打ったSDGsをテーマとしたワークショップの一環。辻堂元町に本社を構える建設会社、サンキホーム(株)の木本己樹彦社長が校長を務める中、参加した約20人の子どもたちは先月末に開校式を行い、高倉の竹やぶで竹を取り、工具で穴を開けてビー玉や貝殻などで装飾。思い思いの作品を完成させた。竹灯籠を点灯した辻堂小1年の清水知隆さんは「虹みたいできれい」とにこり。最後は皆で手を合わせ、「ありがとう」と先祖に思いを馳せた。

過去に披露された遊行寺薪能=かながわ信用金庫提供

遊行寺薪能 幽玄の美に酔う 入場券引換券を配布開始

 能と狂言、開山700年を迎えた遊行寺を背景に繰り広げられる歴史絵巻が堪能できる「遊行寺薪能」が9月18日(木)、同寺境内の特設舞台で開かれる。雨天中止。遊行寺薪能実行委員会、かながわ信用金庫の主催。

 藤沢の秋の風物詩として親しまれ、2年に1度行われる遊行寺薪能。日本の古典芸能を通じ、能楽への理解と普及を目的に開かれており、今年で39回目を数える。

 午後4時40分開場、5時20分開演。演目は能「経政」(喜多流・内田安信氏)、「黒塚白頭」(同流・内田成信氏)、狂言「口真似」(大蔵流・山本則重氏)。

 入場券引換券は現在、同信金の各営業店窓口で配布されている。先着順、なくなり次第終了。入場料は1人1千円で、入場券引換券を会場に持参し、当日支払う。

 問い合わせは同実行委事務局(同信金内)【電話】046・821・1709。受付時間は平日午前9時から午後5時。

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藤沢市、車出張買取 信頼と実績でGoogle口コミ4.9  古い車からスポーツカーまで対応のハッピーカーズ藤沢店
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湘南バリ親善協会のメンバーたち

湘南とバリ懸け橋に 親善協会が設立

 湘南地域とバリ島の友好親善や文化交流を深めようと20日、「湘南バリ親善協会」が立ち上がり、市役所で設立総会が行われた。初代会長には、2006年から開催されているイベント「江の島バリサンセット」発起人の長谷川亜美さん=人物風土記で紹介=が選任された。来賓として訪れた鈴木恒夫市長は市とバリ州バドゥン県との関わりに触れ、「ますます交流が深まれば」とエールを送った。

 9月6日(土)と7日(日)には江の島バリサンセットが開催される。舞踊やガムランの生演奏が披露される他、様々なバリ文化が楽しめる。入場無料。

設定不備で未収発生 市新予約システム 5月に続き2度目

 今年1月から導入され、4月にはキャッシュレス決済が可能になった市の新公共施設予約システムで、一部、利用料が入金されない事態が2度、発生している。

 入金されていないのはキャッシュレス決済ペイペイによる支払いで5月31日分と7月31日分。

 原因はシステム設定の不備。確定期間の設定を30日としてしまったため31日目となる5月31日でエラーが発生。その後、システム提供事業者が設定を60日に延長し解消するとしたが、実際はされておらず7月31日にも同様のエラーが起き、清算日の8月15日に入金されなかったという。

 未収分の回収は、再度、ペイペイで清算できない。5月31日分は1件ずつ該当者と連絡を取り、現金での支払いを求めたという。

 スポーツ施設の指定管理者である(公財)みらい創造財団は、不備を見直したはずの2度目の事態に「市民の皆さんにお詫びしかない」とこぼし「理解していただけるかわからない」と不安を口にした。

 藤沢市によると現在、この問題は解消しているという。

 同予約システムを巡ってはオンライン予約が可能で、キャッシュレス決済ができるようになった反面、導入当初の1月から市民などから苦情が市に寄せられている。

秦野陽介さん

湘南台文化センター 移植医療と音楽 9月28日にコンサート

 湘南台文化センターで9月28日(日)に「移植医療を応援するチャリティーコンサート」が開催される。午後1時開演。主催はかながわアイバンク・移植医療を応援する会ホルス。

 当日は2部構成。第1部では藤沢市民病院腎臓移植外科部長・望月拓医師による講演「藤沢市民病院腎センターでの腎移植の取り組みと今後の展望」が行われる。第2部ではバイオリンとピアノのデュオコンサートが行われる。奏者は国内外で活躍する藤沢出身のバイオリニストの秦野陽介さんと、ピアニストの和田実穂さん。

 収益の一部は(公財)かながわ健康財団に寄付される。一人3千円(全席自由)。チケット取扱はルミネはたの眼科受付(藤沢駅ルミネプラザ7階)。申込は【電話】080・1023・0818または090・7926・9341まで。

風船を使って体を動かす子どもたち=県提供(6日撮影)

県とベルマーレ 子どもの居場所を提供

 県と民間企業が連携し、夏休みに子どもの居場所を提供する取り組みを行った。市内ではNPO法人湘南ベルマーレスポーツクラブが連携し、6日、20日、28日の3日間、本町小学校で行われ、6日の回には児童22人が参加した。

 当日は朝から宿題をする「学びタイム」の後、体育館で体を使ったゲームをする「運動タイム」を実施。児童らは同クラブ所属トレーナー指導の下、風船を使って体を動かして遊んだ。

 県福祉子どもみらい局では、近所のつながりが希薄化する中で、子どもたちがさまざまな大人や子ども同士と関われるようこの取り組みを昨年から企画。今年は4社と連携し、県内7市で実施された。

天嶽院でふれあい盆踊り 30・31日、お囃子やフラも

 天嶽院(渡内1の1の1)であす30日(土)と31日(日)、恒例の「ふれあい盆踊りat天嶽院」が近隣10地区の自治町内会との共催で開かれる。両日午後4時開場で、土曜は8時半まで、日曜は8時まで。

 当日は、高谷・渡内それぞれのお囃子が祭りの幕開けを盛り上げる。境内のやぐらを囲み、盆踊りが行われる他、ソーラン節やふじキュン音頭、ちぇっこり玉入れ、フラダンスなど多様な踊りを子どもから大人まで楽しめる。

 焼きそばや焼き鳥、たこ焼き、綿菓子、かき氷などお祭りならではの屋台が登場する。中学生以下の来場者には各日先着500人に屋台の補助券が配られる。

 小雨決行。開催期間中は境内駐車場の使用不可。

 詳しくは同院のホームページから。

瑞々しい大粒を実らせる藤稔(市提供)

「藤稔」 県ブランドに登録 地元で交配 85年誕生

 藤沢市発祥のぶどう「藤稔」が7日、県内の名産品として認められる「かながわブランド」に登録された。消費者にアピールできる品質や安全性がともに評価されたかたちとなる。

 専門家たちを集めて行われた審査会で決まった。同ブランドとしては130品目の登録となる。

 藤稔は1985年、青木果樹園(高倉)の青木一直さんが「井川682」と「ピオーネ」という品種を交配させて生み出した。「藤沢の大地に実る(稔る)」ことから藤稔と名付けられた。一粒の実が20グラムを超える大きさで、甘味と酸味のバランスが良くプルンとした食感が持ち味だ。

 開発した一直さんの息子で青木果樹園現代表の青木一夫さんは「うれしい。生産者も市もみんな喜んでいる」と話す。今回登録団体となったさがみ農協藤沢市果樹部の担当者は「今回の登録で藤稔といえば藤沢ということを消費者に知ってもらいたい」と語った。

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視覚障害者企画「お手伝い」 藤沢LC 総合市民図書館で

 藤沢ライオンズクラブ(藤沢LC・青木明彦会長)は7日、藤沢市総合市民図書館で行われた視覚障害者向けのイベント「みて!きいて!さわって!いろんな本をたのしもう!」の運営支援を行った=写真。

 「寄付だけで終わらない、活用する場面でもお手伝いしたかった」とする同LC。視覚障害者に読書を楽しんでほしいと、過去3回、大活字本や点字本、触って楽しむ布の絵本や本棚を同図書館に寄贈している。

 当日はおよそ120人が来場。メンバーは職員に交じって活躍した。同図書館の饗庭寛子館長は「さまざまな団体と協力して行うことで視覚障害者のことを市民が知り、理解が広がることが大切」などと謝意を込めて話した。

司法書士の無料相談会 9月6日・20日

 県司法書士会湘南支部(池田将史支部長)は「司法書士無料相談会(面談)」を9月6日(土)と20日(土)、フジサワ名店ビル6階で開催する。午後2時30分から5時30分。

 同支部所属の司法書士が相続全般や遺言、相続登記、債務整理、過払請求、成年後見などの困りごとにアドバイスする。無料相談会は社会貢献活動の一環として第1、3土曜日に実施。申し込み不要。当日会場へ。(問)司法書士法人シーガル法務事務所【電話】0466・97・1196

手帳類の入った棚を見つめるナオエダさん(上)、手帳類の一例(下)

「どんな人の人生も面白い」 手帳類図書室 湘南台分室が開室

 愚痴が延々と書かれたノート、恋人との日々を綴った日記、家計簿、闘病記録、仕事のメモ――。これら他人に見られるために書かれてはいないものを総称して「手帳類」と呼ぶ。その手帳類を手に取り、読むことができるスペース「手帳類図書室 湘南台分室」が湘南台駅西口に開室された。

 手帳類図書室とは、寄贈された他人の手帳類を、料金を支払い一定の時間読むことができるスペース。本室は渋谷区にあり、収集家・志良堂正史さんが集めた約400冊が収められておりコレクションの一部をセレクトして置いている。

 その活動に魅了され、湘南台に分室を開いたのがナオエダカナコさん。元は本室の利用者で、志良堂さんのコレクションの一部を貸与された。

 他人の手帳類の魅力を「全く違う人の思考を疑似体験できる」とナオエダさんは語る。「自分とは違う価値観の人や異なる職業の人の内面を見るというのは他ではできない」。家計簿に記された物価から時代の移り変わりを見るなど、昔を懐かしむこともできる。恋愛や仕事の話が赤裸々に書かれたものを読み「見てはいけないものを見てしまった感じ」という感想を述べた来館者もいた。

 「黒歴史」とも言えるライフログを寄贈する人の心理とは何か。寄贈したことがあるナオエダさんは「例えば日記が遺されたとして、家族に読まれたくはないが、捨てるには忍びない」という気持ちがあったと話す。

 開室は木・金・土曜。カタログから選び、平日90分、土曜は60分間読むことができる。1回1100円。現在所蔵されている手帳類はどれも匿名で、カタログには内容から推察できる属性が記されている。「どんな人生も等しく面白い」とナオエダさん。「他人の人生に触れ、その自由さに気持ちが楽になっていく。そんな場所にしたい」
要望書を手渡す村上会長(左)

市建設業協会が要望書提出 働き方改革など盛り込む

 (一社)藤沢市建設業協会(村上進会長)は21日、市に対して要望書を提出した。資材費の高騰や人件費の上昇、時間外労働の上限規制が昨年から適用されたことなども踏まえ、厳しさを増す経営環境の改善を訴えた。

 要望は9項目にわたり、働き方改革の推進に向けた週休2日制に対応した工期・経費設定や、現場の実情に応じた作業時間見直しを求めた。また、企業の適正な利益を確保し健全な経営を維持するため入札における最低制限価格の上限を95%へ引き上げることや、公共工事量の安定的な確保、発注や施工時期の平準化などを要請した。

 同協会は、災害対応など地域社会で重要な役割を担う地元業者が存続していく必要性を強調。鈴木恒夫市長は「働き方改革など、市としても対応すべき重要な課題と認識している。検討を進めていきたい」と応じた。

優勝トロフィーを手にする須田さん

片瀬海岸が拠点 須田さん 負傷乗り越え初V 全中ボウリング選手権

 第49回全日本中学ボウリング選手権大会が先月31日から今月2日に開かれ、江の島ボウリングセンター(片瀬海岸)を拠点に活動する須田光翼さん(15・日大藤沢中3年)が男子の部で優勝した。

 須田さんは1、2年ともに全国に出場したが、優勝は初。これまでは予選を勝ち抜くことができず、今回は入賞を目標に掲げていた。

 県予選を2位で通過し、全国に向けた練習ではスペアミスなどを防ぎ一投ずつ落ち着いて投げることを心がけた。「全国では上手くいった」と満足感を示す。予選を首位で通過し、2位と50近い点差をつけて勝利を飾った。「優勝はとてもうれしい」とし、「同じ神奈川勢の応援に支えられた」と感謝した。

 プロボウラーの父・毅さんの影響もあり、2歳の頃からボウリングに触れていたという須田さん。小学生から本格的に競技として練習を行ってきた。さらに小学生では相撲で柔軟性を、現在はゴルフで腕の筋力を鍛えるなど、スポーツに注力した日々を送っている。

 中学1年のとき、ウェイトトレーニング中にヘルニアを発症するなど負傷にも悩まされたが、「今年江の島ボウリングセンターへ拠点を移し練習量を増やしてからは、レベルが上がっている」と毅さんは話す。

 ボウリングの魅力は「投げた時の爽快感」と話す須田さん。「将来は父のようなプロボウラーになりたい」と語った。

鈴木市長(中央右)に要望書を提出した伊澤会長(中央左)ら

「未来つくる仕事に協力を」 保育園代表者会が市に要望

 24法人43施設が加盟する藤沢市民間保育園設置法人代表者会(伊澤昭治会長)は26日、保育行政などに関する要望書を鈴木恒夫市長に提出した。

 要望は、保育現場の慢性的な人手不足や物価高騰の影響で困難さが増す保育所運営に対し、協力を促す内容。▽保育所運営等業務委託費▽給食食材料費▽延長保育事業▽保育所職員の週休2日制度への対応▽保育士確保対策の積極的取り組み――の5項目について、伊澤会長が説明した。また同会の役員は「保育園での仕事は"藤沢の未来をつくる"こと」など熱い思いも伝えた。

 要望書を受け取った鈴木市長は、それぞれの内容に理解を示しつつ、「人材難や働き方改革が進む中で、皆さんと工夫しながら課題に対応していきたい」と支援に前向きな姿勢を示した。

津波浸水想定CG動画「05 鵠沼における浸水イメージ」より(市提供)

「自助・共助・公助」が鍵 市に聞く複合災害の備え

 先月30日、ロシア・カムチャツカ半島沖を震源とするマグニチュード8・7の地震が発生し、市内では14年ぶりとなる津波警報が発令された。この日は、夏ならではの危険な暑さが続く中での警報発令となり、避難先での熱中症対策など、新たな課題が浮き彫りになった。近年、自然災害の脅威が身近に迫る中、いつ、どこで起こるかわからない事態にどう備えるべきか、市防災安全部に話を聞いた。

 ――複合型の災害として、想定される事象の組み合わせは。

 「地震災害に伴う津波や大規模火災、災害時における感染症の拡大、災害の長期化による災害関連死などを想定しています。想定される被害については、災害の種類や組み合わせによって異なりますが、例えば家屋倒壊や浸水による人的・物的被害、大規模停電や断水などのライフライン被害、避難所における感染症の拡大などが挙げられます」

 ――現在、市として複合災害に備え、どのような対策や計画を立てていますか。

 「基本的には、個別災害ごとの対策を着実に進めることで、複合災害にも対応できるものと考えています」

 ――単一災害対策と比べて、複合災害対策における最も大きな違いや課題は何ですか。

 「先の災害の影響が残っている状態で次の災害が発生することから、被害の拡大、広域化、長期化が懸念され、市民への影響が大きくなることを課題として捉えています」

 ――防災意識を高めるために、最も重要なのは。

 「自助・共助の行動につながる具体的な理解と実践を促すことが重要と考えます。単なる知識にとどめず、防災訓練の実施・参加や地域の自主防災組織、防災士との連携により、普段からの避難行動と助け合いの実現につなげることが重要です。本市としても引き続き、さまざまな機会を捉え、防災意識の普及啓発を行い、市民一人ひとりが自分ごととして捉えていただく機会にしていきたいです」

安全確保を最優先に

 ――災害時、どのような行動を最優先すべきでしょうか。

 「自らの安全の確保を最優先することです。地震発生時は安全な場所で揺れによる転倒や落下物の回避に努めてけがを防ぎ、その後、津波のおそれがある海の近くや津波災害警戒区域内にいる場合は、ただちにその区域から遠ざかること、遠くに移動できない場合は近くの高台などへ垂直避難を図ることです。大雨や土砂災害など風水害に対しては、気象庁が出す防災気象情報や市が出す避難情報に注意して、常に最新の情報を入手・確認し、行動してください」

 ――高齢者や障害者、乳幼児など、特に支援が必要な人々を、地域全体でどう守っていくべきでしょうか。

 「災害時の避難に支援が必要な人々に対して、地域の市民センター、自治会・町内会・自主防災組織と民生委員に避難行動要支援者名簿を配布しています。名簿に基づく個別避難計画を作成して、地域全体の共助の取り組みを進めている地区もあります。個別避難計画の作成を進めることにより、地域のコミュニティーのつながりが広がるきっかけにもなることから、今後も地域を主体とした取り組みを進めていくべきと考えます」

身の回りの人と備える

 ――日頃から市民ができる備えは。

 「住んでいる部屋や建物を整理しておき、けがや閉じ込めなどにも気をつけてください。家族や仲間と災害時の連絡方法や行動パターンを相談しておいてください。近所の人々とあいさつから始めて交流しておくこと、また地域の防災訓練などさまざまな行事に参加することで、災害時の助け合いにつながります」

 ――最後に、市民へのメッセージを。

 「発災時には、気が動転してしまい、どのような行動をとるべきかわからず混乱してしまいます。日頃から発災時に自分がどのような行動をとるべきか考え、いざという時に備えておくことが重要です。災害から命を守るために、ハザードマップで自宅の危険箇所や避難経路を確認するなど自分を守る「自助」、防災訓練や地域の自主防災組織、自治会・町内会活動への参加により地域で助け合う「共助」、行政による救助や支援などの「公助」の力が大切です。この3つの力が命や暮らしを守るために必要不可欠になりますので、いざという時に備え、一緒に行動しましょう」

南海トラフ「巨大地震警戒」 事前避難対象15人

 内閣府は20日、「南海トラフ地震防災対策推進地域」に指定されている707市町村に対して初めて実施したアンケートの結果、全国で事前避難の対象者が51万6000人に及ぶと公表した。

 南海トラフ地震の臨時情報のうち、最も切迫した状況の「巨大地震警戒」が出た際に、政府は津波からの避難が間に合わない恐れのある地域住民に対して、1週間の事前避難を呼びかける。

 藤沢市では江の島1、2丁目、片瀬海岸1〜3丁目、片瀬3〜5丁目、鵠沼松が岡1丁目、鵠沼海岸1〜7丁目、本鵠沼3〜4丁目、辻堂6丁目、辻堂太平台1〜2丁目、辻堂東海岸2、4丁目、辻堂西海岸3丁目に住む高齢者など15人(27日現在)が対象となっている。南海トラフ地震が発生した際、市内の最大津波高は7m、津波高1mの最短到達時間は32分と予想されている。こうした想定の下、津波想定区域内からの避難に必要な時間は確保できると判断し、市は対象を寝たきりの高齢者などに限定している。

非常時アプリで情報発信

 藤沢市は、災害発生時に市民に対し迅速に情報を提供するため、(株)アルカディアが提供するスマートフォンアプリ「ハザードン」を導入している。このアプリでは、市が防災行政無線で放送する内容をスマートフォンアプリでプッシュ通知される他、現在地から避難所の状況を地図で確認できる。登録者は先月末時点で約1万1700人となっている。ダウンロードは「藤沢市 ハザードン」で検索を。また、市防災政策課は防災ラジオの有償頒布も受付中。対象は市内在住者や事業者で1台税込2千円で購入できる。(問)【電話】0466・50・8380

藤沢市 「耐震性なし」推計1万戸超 減災・復興視野に対策促す

 藤沢市は、大規模地震に備え、市内の住宅耐震化を進めている。住まい暮らし政策課によると、市内全体として現在91・2%が耐震化されており、木造住宅は約7万8千戸のうち約1万2千戸が耐震性がないと推計している。市はおおむね解消させるために啓発などに取り組んでいる。

 住宅の耐震は、1950年施行の建築基準法で「震度5で倒壊しない」を目標とした「旧耐震基準」が定められた。しかし、78年に発生した宮城県沖地震では、震度5程度の揺れにもかかわらず、多くの建物が倒壊し、81年の「新耐震基準」(震度6強〜7で倒壊しない基準)に引き上げられた。また、95年の阪神・淡路大震災をきっかけに、新耐震をさらに強化した2000年基準が設けられ、現在も適用されている。

 同課の担当者は「家を直せばお金もかかるし、高齢だから地震で自宅が倒壊してもしょうがないと考える市民の声を聞くことがある。ただ住宅の倒壊は個人の問題にとどまらない」と強調する。家屋が倒壊し道路を塞げば、緊急車両の通行を妨げ、救助活動や消火活動が大幅に遅れる。特に津波が予想される沿岸部では、避難の妨げになる可能性もある。大量のがれきが広範囲に散乱すれば、その処理には多額の費用や労力も要する。

 こうした事態を未然に防ぐため、市は建物が地震にどの程度耐えられるかを調べる耐震診断に最大6万円を、診断した上で改修が必要な場合は費用の一部(最大90万円)を補助。同課は対象となる住宅の所有者に向け、啓発文書を盆の時期に送付し、制度の周知に努め、毎年15〜20件ほど採択しているという。

 同課の担当者は「減災や災害後の復興を視野に補助事業を積極的に活用し、災害に強いまちづくりに協力してほしい」と呼びかけている。

イベントのチラシ

地域防災力、底上げへ 30日、消防防災訓練センターで

 相模トラフ巨大地震を想定した藤沢市総合防災訓練が30日(土)、石川の市消防防災訓練センターで行われる。時間は午前10時から午後0時30分まで。主催は藤沢市。

 大規模災害発生時の迅速で的確な初動体制の確立と、防災関係機関との連携強化を図ることが目的。

 当日は10時に相模トラフを震源としたマグニチュード8・2、市内最大震度7の地震により、市内随所で家屋の倒壊や道路の損壊、ライフラインなどに甚大な被害が生じ、死傷者が多数発生したことを想定する。

 情報伝達や人命救助、ボランティアセンター開設・運営、ライフライン復旧など22項目の訓練が行われる他、キッチンカーなどによる食料供給訓練、防災資機材の展示、起震車による震度体験や応急手当コーナーなども設けられる。

 問い合わせは市災害対策課【電話】0466・50・8381へ。

地域の備えに「ぜひ参加を」 いざに心強い自治会・町内会

 防災のキーワードとして出てくるのが「自助」「公助」「共助」。自助は 市民一人一人が災害に備える活動、公助が自治体が災害への備えとして手掛ける施策、そして共助が市民間で互いを支え合うこととなる。その共助の筆頭とも言えるのが自治会・町内会だ。

 過去の震災で地域の助け合いが「絆」としてクローズアップされ、重要性を増した市民組織、自治会・町内会。災害時には各地域の避難所の運営や、支援が必要な高齢者・障害者らの支援、安否確認などを行う。またその備えとして訓練や自主活動、防災組織の推進など、助け合える安心な地域づくりに尽力している。

 一方で、全国的な課題となっているのが加入率低下だ。

 藤沢市内ではピークの1980年度は96・4%だったが、30年後の2016年度は75・9%、23年度には66%と3割減。24年9月時点はさらにわずかながら減少し64・5%になった。

 加入者率の減少の大きな理由の一つに、役員となった市民の負担がある。現在、自治会・町内会と市の間では約30課が約70の関わりを持ち、市民が市からの依頼を受けているという。

 そこで市では、今年度、加入率減少に歯止めをかけようと支援に乗り出した。

 内容は自治会・町内会と市の間の業務の見直し、従来の紙に加え、手間なく広く情報伝達ができる電子回覧板導入の支援、活動に戸惑わないよう指南する運営の参考書「アクションプランブック」の作成と配布などだ。さらに加入者メリットの創出も掲げ、会員限定コンテンツとして藤沢名物のイルミネーションイベント「湘南の宝石」の点灯体験を実施。参加者から100%の満足を得たという。

 いざに備えとなる以上の価値が生まれてきた自治会・町内会組織。市では「ぜひ加入を」と呼びかけている。

ペット避難 課題山積み 市獣医師会「普段から備えを」

 能登半島地震では、災害時のペットとの同行避難について多くの課題が浮き彫りになり、市内でも市や獣医師らによって非常時を想定したあらゆる整備が進められている。

 現在市内の避難所では、震災時に81件の指定避難所で同行避難が可能となっているが、同室はできず、外での飼育が基本となっている。また、風水害時には28件の避難所で同行避難が可能な他、秋葉台文化体育館では同伴が可能でペットも一緒に室内に入れる。

 藤沢市は、東日本大震災後の2012年に市獣医師会(武田繁幸会長)と「災害時における動物救護に関する協定」を締結。被災により負傷した所有者不明の動物の一時収容や応急措置、避難所内でのペット相談、公衆衛生指導の実施が盛り込まれている。

 こうした中、同会は現在県や市との細かなすり合わせや、被災した際に動物保護団体などボランティアの受け入れなどに関しても協議を進めている最中だという。しかし武田会長は「まだまだ課題が多い」と吐露する。行政との協議が進む一方で、避難所の運営は各自治会町内会が主導する形であるため、「各地域で理解を深めてもらえるよう啓発や活動、情報交換の必要性も感じている」という。

 「飼い主の皆さんにはぜひ、普段からの備えをしっかりしておいてほしい」とも。ケージやフードなど物資の備えの他、ペットの性格も踏まえた訓練も推奨している。ケージに慣れさせたり、避難所に向かう練習をしたりして、家族が避難時間を短縮できるようなシミュレーションの実施を呼びかけている。

ボトル印刷の一例

ふじキュン♡ボトルいかが? いざに備える防災グッズ

 阪神・淡路、東日本、能登半島と大地震が起きるたび、災害に向けた備えの大切さが再認識される。タウンニュースではいざという時に役立つアイテムがまとまった「防災ボトル」に、藤沢市公式マスコットキャラクター「ふじキュン♡」のイラストと団体名などを印刷したオリジナル商品の取り扱いを開始した。

役立つ5点セット

 水などを入れられるフタ付きボトルに入っているのは【1】救助要請を知らせる笛【2】LEDライト【3】ペットボトルキャップ1杯の水で元のサイズに戻る圧縮タオル【4】保温大判アルミシート【5】ジッパーバッグの5点。ボトルは500ミリリットルのスリムサイズで飲用にも使用できる。

300本から取り扱い

 取り扱いは300本から可能で、価格は1本あたり880円(税込)。また、防災トイレや安否確認タオルなど、さまざまな防災グッズの中から選びたいという人には、総合カタログも無料で届けるサービスも実施中。

 問い合わせは、営業推進部【電話】045・913・4141(平日午前9時〜午後6時)。

市民交響楽団が120回目の定演会

 藤沢市民交響楽団による第120回定期演奏会が31日(日)、藤沢市民会館大ホールで開かれる。

 午後2時開演(午後1時20分開場)。曲目はモーツァルト歌劇『劇場支配人』序曲、ベートーヴェン交響曲第3番『英雄』ほか。入場料は1千円(小学生以下無料)。全席自由。

 詳細、問い合わせは【電話】0466・81・3279(片岡さん)。

断熱DIY工作しよう

 夏涼しく冬暖かく過ごすための断熱DIY工作ワークショップが9月23日(火)、辻堂青少年会館で開かれる。参加無料。

 中田製作所の中田理恵さんが講師を務める。午前10時〜午後3時。対象は小学生と保護者10組(抽選)。動きやすい服装で、鉛筆、メジャー、軍手、水筒、昼食を持参。市みらい創造財団HP内のシステムから申し込む。9月7日(日)まで。

愛称を募集するフンボルトペンギンの子ども(同館提供)

「素敵な名前つけて」 えのすいで4月誕生のペンギン

 新江ノ島水族館が、4月に同館で誕生したフンボルトペンギンの子どもの愛称を募集している。 

 子どもは4月20日生まれで、性別はまだ不明。母親は「チョキ」で、父親は「ブラウン」と予想されている。ブラウンは巣の周りのパトロールに専念し、卵を温める様子があまり見られなかったことから、両親の負担の偏りを防ぐため、子育て経験のある「フク」(メス)と「マーチ」(オス)に卵が預けられた。ふ化後は、2羽が”育ての親”として交代でヒナを温めたり、魚を口移しで与えたりしている。

 同館によると子どもは現在体長45cm、体重4295g。ヒナ特有の綿羽が抜け落ち、次の羽がわりで同種の特徴でもある胸元の黒い帯模様が現れるという。担当者は「今しか見られない姿を見て、素敵な愛称をつけて」と呼びかけている。

 募集は9月8日(月)まで。館内に設置の二次元コードをスマートフォンで読み込むか、専用の応募用紙で申し込む。命名者1人には、同館の年間パスポートとペンギン特大ぬいぐるみが贈られる。同愛称応募多数の場合は抽選。愛称は10月5日(日)、同館HPと館内ペンギンプール前で発表される。問い合わせは同館【電話】0466・29・9960。

スポーツで街に元気を 30日 サンパール広場

 様々な角度からスポーツを楽しんでもらうことを目的とする「FUJISAWA SPORTS PARK」が30日(土)、藤沢駅北口のサンパール広場で開催される。午前10時から午後4時。参加無料。雨天時は北口地下広場で縮小開催。

 今回のテーマは「まちの賑わい創出」。藤沢にゆかりのあるスポーツチームが集まり、選手たちによるトークショーなどが開催される。各種体験プログラムや物販、飲食ブースも展開される。またゲストに藤沢出身でロンドン五輪平泳ぎ銅メダリストの立石諒さんが登場する。

 問い合わせは同実行委員会【電話】0466・23・1680

青少年の音楽の祭典 参加者募集中 9月10日まで

 藤沢市は現在、市民会館大ホール(鵠沼東)で12月21日(日)に開催される「JUMP UP U-20 WINTER CONCERT」の参加者を募集している。

 応募資格を持つのは、ロックやポップスなどの軽音楽愛好者を中心に、市内在住の中学生以上20歳以下の青少年(在学・在勤含む)が1名以上が参加しているグループ。個人での申し込みも可能。募集は10グループで準備時間を含め12分の持ち時間を予定している。また前日の20日(土)にはリハーサルが行われ、欠席の場合は出場辞退の扱いになる。

 申し込みはwebか応募用紙にて。応募用紙の場合は郵送か持ち込みで受け付けている。宛先は市役所青少年課。締め切りは9月10日(水)の午後5時15分まで。書類選考を経て9月末に結果が発表される。

 詳しくは市のHPへ。問い合わせは同課【電話】0466・50・8251。

事業承継の悩みを解決 9月2日 片瀬でセミナー

 (公財)湘南産業振興財団では9月2日(火)、事業承継をテーマにしたセミナーを開催する。参加は無料、会場は片瀬市民センター(片瀬3の9の6)。午後2時〜4時。

 事業のバトンタッチの進め方と題された今セミナー。当日はかながわ信用金庫が実施しているかなしん大学で教鞭をとるなど1000社以上の中小企業支援や事業承継支援を行う竹林晋さんが登壇。事業承継の重要性や、手法、事例紹介などをわかりやすく話す。

 対象は現在、商店経営をしている、もしくはしたい人。先着30人。

 参加希望、問い合わせは同財団【電話】0466・21・3811。