藤沢 社会
公開日:2025.08.29
南海トラフ「巨大地震警戒」
事前避難対象15人
内閣府は20日、「南海トラフ地震防災対策推進地域」に指定されている707市町村に対して初めて実施したアンケートの結果、全国で事前避難の対象者が51万6000人に及ぶと公表した。
南海トラフ地震の臨時情報のうち、最も切迫した状況の「巨大地震警戒」が出た際に、政府は津波からの避難が間に合わない恐れのある地域住民に対して、1週間の事前避難を呼びかける。
藤沢市では江の島1、2丁目、片瀬海岸1〜3丁目、片瀬3〜5丁目、鵠沼松が岡1丁目、鵠沼海岸1〜7丁目、本鵠沼3〜4丁目、辻堂6丁目、辻堂太平台1〜2丁目、辻堂東海岸2、4丁目、辻堂西海岸3丁目に住む高齢者など15人(27日現在)が対象となっている。南海トラフ地震が発生した際、市内の最大津波高は7m、津波高1mの最短到達時間は32分と予想されている。こうした想定の下、津波想定区域内からの避難に必要な時間は確保できると判断し、市は対象を寝たきりの高齢者などに限定している。
非常時アプリで情報発信
藤沢市は、災害発生時に市民に対し迅速に情報を提供するため、(株)アルカディアが提供するスマートフォンアプリ「ハザードン」を導入している。このアプリでは、市が防災行政無線で放送する内容をスマートフォンアプリでプッシュ通知される他、現在地から避難所の状況を地図で確認できる。登録者は先月末時点で約1万1700人となっている。ダウンロードは「藤沢市 ハザードン」で検索を。また、市防災政策課は防災ラジオの有償頒布も受付中。対象は市内在住者や事業者で1台税込2千円で購入できる。(問)【電話】0466・50・8380
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