港北区版【12月11日(木)号】
工事の看板が立つサンロード

【横浜市港北区】日吉駅西口、一方通行化の工事が開始 歩行者スペースが確保され快適に

 歩行者の安全確保を課題としていた日吉駅西口の4つの道路で、今月下旬から一方通行化が開始される。2022年に実施したアンケート調査で地域住民の約8割が賛同した一方通行化。今週から舗装工事が開始されるにあたり、区は交通規制の周知を強化する。  日吉駅西口を出ると「サンロード」「浜銀通り」「日吉中央通り」「普通部通り」と、4つの道路が放射線状に伸びている。すべての通りに共通するのが、道幅の狭さだ。一部には歩道がなく、歩行者の安全が不安視されていた。  この課題解決に動いたのが、町内会の代表を中心に組織する日吉まちづくり推進委員会(重田清委員長)だ。同委員会は、日吉駅前のタクシー乗り場の移行や駐輪場の設置にも関わり、地域住民が過ごしやすいような環境整備を積極的に行っている。その中でも、「今回の日吉駅西口の一方通行化は、地道な周知活動やアンケート調査を経た"悲願"の実現だ」と重田委員長は語った。 快適な駅前へ  一方通行化に向けた道路工事は今月中旬からスタート。港北区役所区政推進課の池田直紀係長は、「まずは現状の標識を外す作業から始め、2週目から道路舗装の工事に着手する」と話す。  「一方通行」のほかにこの工事で大きく変わる点が2点ある。まず、1点目が「歩行者の通行スペースが十分に確保される」ことだ。道路に「グリーンベルト」が設けられ、車道と歩行者スペースを区別することで、歩行者の安全が確保される。2点目は「荷捌き・乗降スペースの設置」。従来から日吉駅西口は駐車禁止区域に指定されているが、停車にあたる荷捌きのほか、送迎などの乗降をしやすくするために、路線バスが通る「浜銀通り」を除く3つの通りに荷捌き・乗降専用スペースが設けられる。  各通りは日別で工事が行われ、12月17日から19日の間(予定)に「普通部通り」「サンロード」「日吉中央通り」「浜銀通り」の順で交通規制が「車両一方通行」に変更となる。ただ、浜銀通りの路線バスに関しては従来通り相互通行、普通部通りの平日午前7時から9時までの車両通行止めは、引き続き行われる。 自転車も対象  交通ルールが大きく変わる日吉駅西口だが、今回の一方通行化は自動車に限った話ではない。来年4月から「青切符」が適用される軽車両の「自転車」も一方通行の対象となる。池田係長は「交通規制の変更と地域のマナーの両輪で実施が成功する」と話し、「ご不便をおかけすることもあるかと思う。混乱が起きないよう看板設置やチラシ配布で周知していく」と述べた。重田会長は「工事終了が正念場。できるだけ早く、地域が対応できるよう周知を続けたい。これからも地域住民の安全のため、環境整備に努めていく」と話した。
練習に励む出演者たち=11月29日撮影

【横浜市港北区】港北区民ミュージカル、節目の20回 準備万端 12月20、21日 約60人が稽古に励む

 港北区を拠点に活動する「港北区民ミュージカル」(水野次郎代表)は現在、12月20日(土)・21日(日)に港北公会堂で開催される公演に向けて稽古に励んでいる。20回目の節目を迎える同公演。関係者は「エネルギッシュで素敵な舞台を一人でも多くの人に届けたい」と、意気込む。  2003年に、青少年育成と地域文化の活性化を目的に、「異年齢とつながる場」として同実行委員会を設立。菊名桜山公園(カーボン山)の八重桜や区内にあった氷問屋の天然氷の氷室など、港北区にまつわるコンセプトや時事を取り入れたオリジナル作品を公演してきた。コロナの感染拡大で20年から4年間の休止を経て、昨年再開。今年は節目の第20回公演をとなる。  「ジオデシック〜こぼれ桜 散りゆく花びら 時を結ぶ〜」は、綱島公園の桜を巡り、過去・現在・未来の人々の交流を描いたファンタジー。現代に生きる主人公が、あるきっかけで80年前にタイムスリップし、岩手の水沢から学徒動員で川崎に来ていた女学生たちと出会い、生きる意味を取り戻す。やがて桜の花を残す研究者になるという100年の物語。作・演出、スタッフ等はプロが担当し、出演者は公募で集まったアマチュアの小学生からシニアまでの約60人。企画から運営まで、全てボランティアによる手作りの舞台だ。  中学2年生の頃から参加している小学校教員の梅下一花さん(24)は主人公を導く女学生役を演じる。「チームの仲間と手先の細部までぴったり合わせられるよう、リーダーとして引っ張っていきたい」とベテランらしい顔を覗かせる。今回初めて参加する会社員の原拓弥さん(46)は、商店街のピザ職人役。「セリフ以外のところでも魅せられるよう頑張りたい」と意気込む。  同ミュージカルの3作目から作・演出を担ううちだ潤一郎さん(64)は「演劇が衰退しつつある今、SNS世代の子たちを劇場に引っ張り込み、『生』を感じさせたい。出演者60人、観客1000人の市民によるムーブメントを地元に根付かせる」と力を込めて話す。  20日【1】午後1時30分、【2】午後6時、21日【3】午前11時、【4】午後3時30分開演――の4公演。全席指定1999円(税込)。チケット購入や詳細問い合わせは同ミュージカル実行委員会【携帯電話】090・6036・1983。

「歌って健康教室」を開き、高齢者に向けた音楽療法を実践する 武内 キミノさん 大豆戸町在住 63歳

音楽を高齢者の拠りどころに ○…自宅で音楽教室を開く傍ら、主に菊名地区センターや菊名コミハで、季節の歌や、シニア世代の曲を活用した音楽療法を行い、地域の高齢者の健康促進に貢献している。「丘を登って教室に来て、『疲れた』『足が痛い』というシニアたちが、終わるころには笑顔になっている。体を動かして、口を大きく開けて、声を出す楽しさを感じてもらい、笑顔になり元気になって帰ってもらうことが目標なの」と屈託のない笑顔で語る。 ○…生まれてすぐに大豆戸町に。菊名小、篠原中出身の生粋の”港北人”。田んぼだらけだった新横浜の発展とともに歩む。「出来立ての新幹線の高架を家族で眺めている写真が残っているわ」。高校は洗足学園大付属高に進み、そして現在の洗足学園音楽大学音楽学部声楽科を卒業。 ○…音楽との出会いは幼児のころに通い始めたヤマハ音楽教室。小学校に上がるとエレクトーンを選択。一人でバスに乗り、大倉山の教室に通った。講師に憧れ、自分もなりたいと思うように。「それなら音大を出ないとねと言われて」。幼心に将来を見据え、その思いを叶えた。講師の勧めで声楽を学び、卒業後は「歌えるエレクトーン講師」として重宝された。自分の興味のある音楽だけを追っていける音大の環境は居心地がよく、大学時代の友人とは今でも一緒に仕事をする仲だ。 ○…オフの日も、プログラムの作成や次の教室のことを考えてしまう。「スマホで『冬のシニア向け楽曲』などを検索したり、歌いやすいようにキーを変えて楽譜に起こしたり」。教室は高齢者たちの拠りどころとなっており、結果として認知症予防につながっている。「今後は指先の動きや肺活量が必要なリコーダーを吹いてもらおうかな」と思いを膨らます。
「EnnPath」紹介サイトの画面

横浜市医師会の医療求人ポータルサイト「EnnPath(エンパス)」 来年1月の本格稼働に向け、紹介ページを公開

 横浜市医師会(戸塚武和会長)は、市内の医療人材不足の軽減と医療提供体制の安定化を目的とした医療人材確保・育成支援事業の一環として、求人求職ポータルサイト「EnnPath(エンパス)」を開発している。その本格稼働に先駆け、11月27日に紹介ページを公開した 。 EnnPathでは横浜市内の医療求人情報に加え、看護師の復職支援などブランクのある人に向けた研修情報も掲載される予定だ。年明け1月下旬頃の本格稼働を予定しており、現在公開されている紹介ページから、名前と希望職種、メールアドレスを入力して事前登録を行うと、最新情報をいち早く受け取ることができる。 同会では「自分の理想の働き方や生き方を叶える”縁”を見つけるサイトとして、エンパスを開発しています。ぜひ事前登録をしていただければ」と呼びかけている。 EnnPathの紹介ページはhttps://ennpath.jp
署名運動を行う呼び掛け人ら=提供

下田町 バス停設置求め署名運動 住民有志らの「切実な願い」

 下田町を運行する東急バス「日22系統」で、現在片側のみ設置されている「公団西口バス停」の両側設置を求める署名運動が、「住みよい下田、日吉本町を作る住民有志」からなる呼び掛け人らによって行われている。 呼び掛け人の一人、下田町在住の佐藤幸博さん(69)によると、公団西口バス停は現在、「サンヴァリエ日吉行き」のみ設置されており、「日吉駅」に向かうためには、一つ先の「下田小学校バス停」を利用しなければならない。 「サンヴァリエ行きのバス停に乗ってきた人が帰りのバス停が見当たらず困惑した」「バス停の間隔が大きいため、下り坂を急いで転倒してしまった」等の事例があり、日吉駅行きのバス停は地域住民らの切なる願いとなっている。 かつてサンヴァリエ日吉が公団だった時代には日吉駅行きのバス停が存在していたが、個人宅に近接していたため、周辺住民らの「プライバシーが守られない」という意見により撤去された経緯がある。その後個人宅が店舗に変わり、道路も拡幅されるなど、環境が変わっている。また、高齢の住民が増えている現状もあり、署名運動の実施に至ったという。 東急バス、山中竹春横浜市長に向けた署名運動は11月16日に開始され、これまでに4回実施。123筆の署名が集まった。佐藤さんは「どのくらい集まるか不安だったが、やり始めると『ありがたい』という声や『ぜひ協力したい』という申し出も多かった」と振り返る。「もともと反対側にバス停があったことを知らない新住民や若い人も多かったが、賛同してくれてありがたい。目標数は定めていないが、なるべく多く集めて、我々の思いを伝えられれば」と話している。
ポスターコンクール入賞者表彰

区民の安全・安心のために 講話や落語で注意喚起

 港北区交通安全対策協議会、港北警察署、港北区役所が主催の「令和7年度港北区安全・安心のつどい」が12月3日、港北公会堂で行われた。 第1部では、交通安全功労者や防犯功労者の個人・団体への表彰式、ポスターコンクールで入賞した児童の表彰式が行われ、それぞれ感謝状や賞状が贈呈された。また、港北交通安全協会から同協議会にのぼり旗350本、横断幕395枚が贈られ、同会の嶋村公代表理事から竹下幸紀区長に目録が渡された。注意喚起も 防犯・交通安全講話では、港北署生活安全課の檜皮誠課長、交通課の工藤誉課長が登壇し、それぞれ被害や事故発生の現状を述べるとともに「警察官をかたる特殊詐欺」への注意喚起や、「交通ルール順守」を呼び掛けた。 最後は「みんなでフレイル予防!」と称し、横浜F・マリノスと区が協力して作った「港北MMダンス」を会場一体となって踊り、港北防犯協会の佐藤誠三会長が「今年もあと少し。詐欺にも交通事故にも遭わずにお正月を迎えましょう」という言葉で会を締めた。 第2部では、慶應義塾大学落語研究会による交通安全・防犯落語が行われた。
前回の出展ブース=同社提供

コーエーテクモ お城EXPOにブース 三國志40th特別展示やプレゼント企画

 日吉に本社がある(株)コーエーテクモホールディングスのグループ会社、(株)コーエーテクモゲームス=西区=は12月20日(土)、21日(日)にパシフィコ横浜ノースで開催される”お城ファンの祭典”「お城EXPO2025」にブースを出展する。同社の出展は4回目。 今回のテーマは日本と中国の城の違い。「信長の野望」シリーズや今年40周年を迎える「三國志」シリーズ最新作のゲーム画面を使ったパネル展示や、オリジナル甲冑の展示を行う。 また、戦国ウォークゲーム『信長の野望 出陣』のゲーム内スポットへのチェックインで「記念証」と「オリジナルクリアファイル」が進呈されるほか、日本と中国の正月をイメージしたミニポスターの配布や、現地でアンケートに答えると参加できる抽選会などのブース企画を実施する。トークショーも 12月21日午後1時30分からは、3階の三の丸会場で「シブサワ・コウ トークライブ」を開催。40年以上の歴史を持つ「信長の野望」「三國志」シリーズのゼネラルプロデューサーであるシブサワ氏がそれぞれの誕生秘話を語る。後半は各シリーズのプロデューサーを交え、それぞれのゲームを切り口にして日本と中国の城について語る。 同EXPOの入城券は一般当日2300円、前売り1700円、小中学生当日1000円、前売り700円。詳細は公式サイト(「お城エクスポ」で検索)で。

ミズキーホールのクリスマス|12月25日「style‐3!」が記念公演

 ミズキーホールで12月25日(木)、「Xmas Smile with Strings」が開催される。午後7時開演。 結成21周年を迎えたポップインストユニット「style─3!」が出演。高嶋英輔(バイオリン)と長澤伴彦(コントラバス)が、ストリングスらと共に一夜限りの舞台を届ける。「第九」でのタオル回しなど、観客一体の熱気も楽しめる。 一般3000円、U25は2500円。同ホール窓口、チケットぴあ(Pコード:311─167)でチケット購入可。 (問)同ホール【電話】045・533・2360
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自治会町内会活動の参考になる話題を紹介した「横浜デジタル版」12月号
タウンニュース社からお知らせ
自治会町内会活動の参考になる話題を紹介した「横浜デジタル版」12月号
横浜市が今年度から運用を始めた地域活動団体のためのポータルサイト「よこむすび」や70年前の地域の様子をジオラマで再現した鶴見区の町内会や地域防災拠点の訓練にドロ... (続きを読む)
落合市長に報告する吉井さん(右)

武相高3年吉井さん ボクシンング日本一に 国民スポーツ大会で

 武相高校3年の吉井康介さん(湘南龍拳ボクシングフィットネスジム=平塚市・川端龍也会長=所属)が、9月から10月にかけて滋賀県で行われた「第79回国民スポーツ大会ボクシング競技」で優勝し、11月14日、地元の落合克宏平塚市長に報告した。 最軽量クラスのピン級(46kg)に所属し、相手との距離を取り戦うアウトボクシングスタイルを得意とする吉井さん。初出場で、全国から集まった15人の頂点に立った。 5日間で4試合を戦い、初めの2試合は納得がいく動きができなかったというが、「戦い方や会場に慣れてきた準決勝では、動きが良くなり試合が楽しめるようになった」と振り返る。 決勝の相手は距離を詰めて戦うインファイターで、今年のインターハイで敗れていたライバルでもある。「前回は相手に流されて、自分も距離を取らなかったことが敗因。自分の方が身長が高く攻撃できる範囲が広いので、近づきすぎないようにした」と勝因を分析し、喜びを噛み締めた。 平塚市立松原小学校6年生の時に全国大会優勝で表敬訪問をしたこともあり、落合市長は、「今も雰囲気が変わらない。高校でも優勝してすごいね」と成長した姿に目を細めた。川端会長は「ずっと高校日本一を目指していたので夢が叶って良かった」と喜んだ。 日本体育大学に進学予定の吉井選手は、「次はインカレで優勝したい」と意気込んだ。
オリジナルソングを歌う濱乃さん

地元で公演300回 ギタリスト・落語家 濱乃志隆さん

 ギタリストと落語家の二刀流、樽町在住の濱乃志隆さん(本名・濱崎隆)による「音楽と落語の会」が12月6日、樽町地域ケアプラザで行われた。 濱乃さんは生の楽器の音色や歌声のすばらしさ、落語の面白さを多くの人に知らせたいと高齢者施設や福祉施設、小学校や地域の催しなどで活動している。「音楽と落語の宅急便」と称し全国各地を飛び回る公演は25年以上、通算5370回を超え、2003年から開始した同ケアプラ等での地元公演も今回で通算300回を数えた。 この日は前半に童謡唱歌やクリスマスソング、昭和30年代歌謡曲など12曲を披露。後半は自身のエピソードを交えた「枕(導入)」で落語を披露した。友人同士で参加した80歳代の女性二人は「常連なの。皆勤で聴きに来ている」「一緒に歌えるのが良い。発散できて元気になる」とそれぞれ語った。 濱乃さんは「コロナで3年半ほどできない時期があり、本来ならもっと早く節目を迎えられた。これからもできる限り続けていきたい」とした。 次回は1月17日(土)に同会場で開催。予約不要、500円(茶・飴代込)。
ハンドベルを奏でる参加者

【菊名地区センター】歌って肺活量を増やし健康促進|「歌って健康教室」が盛り上がりを見せる

 菊名地区センターで12月2日、「歌って健康教室」が開催された。  同教室は今年9月から毎月第一火曜日に開かれており、今回で4回目となる。同館の大箭めぐみ副館長は「回を重ねるごとに参加者が増えている」と語る。  講師として音楽療法士の武内キミノさん=人物風土記で紹介=、ピアノ伴奏の川上道子さんが招かれ、かかとを上下させ、手を握って開くなどの運動を交えながら、大きな声で歌うプログラムを行った。  歌詞の意味を解説するシーンも多く、参加者が歌詞の意味や情景を想像しやすいのも特徴的だ。楽曲も童謡から歌謡曲とジャンルが幅広く、ハンドベルや鈴を奏でながら歌うプログラムも実施された。講師の武内さんは「季節の歌を取り入れて、思い出を辿って思い出す作業も脳の刺激になる」と、脳トレも意識したプログラムを組んでいる。また、「笑顔で帰ってもらうのがモットー」と話しつつ、「音楽療法の周知にも努めていきたい」と語る。  同教室は2026年1月18日(日)午後1時から、新春コンサートを開催する。参加は無料。申し込みは12月16日(火)午前10時から受付を開始する。  問い合わせは菊名地区センター【電話】045・421・1214。
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崖下からの「攻撃」を体験する児童ら

篠原小3年 暮らす町の歴史を探究 総合学習で城跡訪問

 篠原小学校の3年生児童20人が12月4日、篠原城址緑地で緑地内を探索し、講師の話を聞く課外授業を受講した。同学年の総合学習の一環で、地域で活動する「篠原城と緑を守る会」が協力した。 同緑地にある丘「城山」は室町・戦国時代の城跡だ。頂上から段状に築かれた曲輪(くるわ)(区画された土地空間)や土塁(どるい)(土の城壁)、空堀などの土でできた遺構がよく残り、関連する古記録も伝わる横浜市の代表的な城跡となっている。 普段は立ち入ることができない城跡の探索に、児童らは興奮を隠せない様子。緑地内に「横堀」や「土橋」「虎口」などの看板を見つけると、持参したタブレットで撮影したり、メモを取ったりする姿が見られた。また見晴らしの良い丘の上に上がり「当時はここから小机城や大曽根城が一望でき、のろしを使って連絡を取っていた」(講師を務めた同会の臼井義幸さん)ことなどを学んだ。 児童を引率した坂下典子教諭は「自分たちで調べても、文献には3年生には難しい言葉や漢字が多い。講師の皆さんがかみくだいて説明してくれたので、理解が進んでありがたいです」と話す。臼井さんは「現場を見て、堀がどう作られていたか、丘の上に向かって攻め込むのがいかに難しいかなどが分かったと思う」と話し、用意した手作りの槍や鎧、盾について「槍がどれだけ長くて鎧がどれだけ重いかなども実感してほしかった」と説明した。前の週には学校を訪れ、出前授業で篠原城の歴史や見所を説明した同会メンバー。資料を作成した神谷(こうや)敏明さんは「自分の住む町に歴史ある城跡が残っていることを知っておいてほしい」と話した。
満開の桜を撮影する人の姿も=12月4日

杉山神社 ヒマラヤザクラ満開に 冬を越す希少種を愛で

 「北新羽」にある杉山神社の石垣の上に植えられたヒマラヤザクラが満開となり、見頃を迎えている。 ヒマラヤザクラはネパールを中心としたヒマラヤ地方の標高1100〜2200mの暖温帯に分布する原種のサクラ。日本では11月から12月にかけて直径3cmほどの薄ピンクの花を咲かせる。開花中に新芽が伸び始め、マイナス5℃以下にならない地域では枯れずに冬を越すという。 同神社のサクラは「ふるさとに花木を植えて潤いと特色ある地域づくり」を目指し2004年5月に発足した「花の里づくりの会」が、初年度に新羽地域の他寺社とともに植樹したもの。 同神社総代の吉田恵三さんによると、初めて満開を確認できたのは20年11月。以降毎年11月末から12月初旬に満開になるという。吉田さんは「大勢の人に訪問してもらい、見てもらいたいですね。ひと月ほど咲き、花びらが散る様子も風情を感じられます」と話す。
高田郵便局の窓ガラスにクリスマス関係の絵を描く部員たち

高田郵便局で、地元中学生が「窓」アート

 横浜高田郵便局で12月5日、高田中学校(長谷部宏行校長)の美術部員によるウインドーアート制作が行われた。 これは、同郵便局の小暮直樹局長と、同中PTA会長で画材「キットパス」のインストラクターを務める三宅円夏さんが連携し、地域に開かれた郵便局にしたいという目的で企画された。 当日は2年生の部員7人が参加。窓ガラスに描いても水で消せる筆記具「キットパス」を使用し、通りに面したガラス面にサンタクロースや雪だるまなどクリスマスのイラストをダイナミックに描画していた。制作にあたった五十嵐メイさん(14)は「普段は机で紙に描くので、立って描くのはバランスが難しいけれど新鮮。地域の方に見てもらえるのは嬉しいし、励みになる」とにっこり。同郵便局に訪れた地域住民が「クリスマスの時季だね」と部員らに声を掛ける一幕もあった。 完成した絵を前に小暮局長は「今後もこうした活動を通じ、地域との絆を深めていければ。ウインドーアートにご興味があれば高田郵便局まで連絡ください」と話した。作品は12月26日(金)まで展示される予定だ。
金井さんと5年4組児童ら

横浜F・マリノスOB金井貢史さん|箕輪小環境授業で熱弁

 横浜F・マリノスのOBで「Jリーグ気候アクションアンバサダー」を務める金井貢史さん(35)が12月2日、横浜市立箕輪小学校(村越直之校長)を訪れ、5年4組の児童33人を対象に環境教育授業を行った。 これは、Jリーグが進める気候変動問題を解決するための活動「気候アクション」の一環として実施されたもの。金井さんは自身の選手時代を振り返り、「猛暑で練習時間が制限されるなど、サッカーをする環境も変化している」と、気候変動がスポーツに与える影響を語りかけた。児童らは教材アニメ『FUTURE KID TAKARA』を視聴し、温暖化の現状を学習。授業後半のグループワークでは「仲間をどう増やすか」をテーマに議論し、「スタジアムで植物の種を配る」「ゴミ拾いでスタンプラリーをする」など、ユニークなアイデアが次々と飛び出した。 授業を終え金井さんは「みんなの反応が良く、未来へのパスがつながったと感じる。今日学んだことを身近な行動に移してほしい」と児童にエールを送った。
両手いっぱいの落ち葉を持つ園児

落ち葉どっさり、笑顔満開|大豆戸公園で園児13人が地域交流

 大豆戸公園で12月1日、大倉山きずな保育園の園児らが落ち葉の清掃活動を行った。 これは、地域交流と公園の環境美化を目的に、同園と大豆戸公園愛護会(篠崎元彦会長)が協力して実施しているもの。昨年に続き2回目となる今回は、「きりん組」「ぞう組」の4、5歳児13人が参加した。 園児の多くは昨年も経験しているため、道具の扱いも手慣れた様子。大きな袋がいっぱいになると「みんなのパワーですごいね」「協力してやろう」と声を掛け合いながら、山積みの落ち葉を片付けた。年末の繁忙期とあり、篠崎会長も「とても助かっています」と感謝を述べた。 作業終了後には、園児から愛護会へ手作りの感謝状が贈呈された=右写真。地域住民との温かな交流の場となった。
朗読劇を観賞する園児ら

菊名寿楽荘 園児に朗読・読み聞かせ 相互利益のつながりに

 老人福祉センター菊名寿楽荘の朗読クラブメンバーが12月3日、グローバルキッズ大倉山園を訪れ、3歳から5歳の園児らに朗読劇を披露した。  メンバーは同施設の文化教室「朗読と朗読劇」の修了生で平均年齢は75歳。月1回のクラブ活動で、自分たちだけの練習では物足りず、「発表したい」という声が多く上がったという。そこで同施設の本荘安宏所長が、区のこども家庭支援課に交流の機会を求めて提案した。  朗読を用いた世代間交流は、高齢者にとっては、認知機能の向上、脳の活性化、ストレス解消、口腔機能の改善などの効果が期待でき、園児にとっては、社会性の向上、読書への関心の育成、倫理的思考力・学力 の向上、語彙力の向上などが見込まれる。提案書は保育園施設長会で配布され、それを見た同園が依頼し、今回の交流につながった。  当日は"おじいちゃん、おばあちゃん"たちの登場に、興味津々の園児たち。朗読劇が始まると、真剣なまなざしで観賞し、その後の読み聞かせでは、質問をしたり、なぞなぞに答えたりする交流が見られた。  朗読クラブの講師を務める武松洋子さんは「子どもたちに思いを伝えるために、大きく口を開けけたり、身振りを増やしたりと工夫があった」と感想を述べた。同園の上野智子園長は「いいきっかけを頂けた。これからもお付き合いがつながれば」と話している。
息の合った演奏に聴き入る来場者

【ギャラリー&スペース】地域のみんなが特技をお披露目|菊名ご近所文化祭2025

 ギャラリー&スペース弥平(篠原北1の5の5)・菊名みんなの広場(錦が丘15の20)で11月29日から12月7日の9日間、今年で7回目となる「菊名ご近所文化祭」が開催された。 絵画や書、手作り作品が展示され、中にはステンドグラスの絵付けや鎌倉彫の皿があるなど、多種多様な作品が出展された。 6日・7日には演奏会が開かれ、2日間で総勢18組が出演した。6日には五大路子さんが朗読で初出演。また、薩摩琵琶奏者の荒井泉水さんのほか、近所でピアノを教えている女性、職場の仲間で参加したバンドやピアノ連弾、近隣の音楽教室から子どもたちも参加。日ごろの練習の成果を披露し、来場者を楽しませていた。 主催である弥平のつどいの中嶋真弓さんは「それぞれの特技を持ち寄れば、新しい何かが始まる」と話す。「地域とのつながりが薄れている今だからこそ、作品や演奏から、知り合いになれたら」と中嶋さんは話し、「知り合えば何かあったときに助け合えるのではないか」と、地域交流の大切さを語った。

横浜市職員に冬のボーナス支給 平均105万1320円

 横浜市の職員に12月10日、冬の期末・勤勉手当(ボーナス)が支給される。 対象は4万3275人、平均年齢は41・4歳。支給総額は約454億9千万円。平均支給額は105万1320円(前年比3万4420円増)。支給月数は2・35月。 市長や市会議員などの特別職への支給額は次の通り。▽市長450万9180円▽副市長362万3700円▽教育長265万800円▽市会議長332万4780円▽副議長299万2020円▽議員268万7460円

12月13日 東日本大震災復興支援チャリコン 紙芝居とマリンバ演奏

 東日本大震災復興支援チャリティコンサートNO・16「出会い〜明日へつなぐふるさとの物語」が12月13日(土)、SPACE ALTA(港北区新横浜2の8の4オルタナティブ生活館B1)で行われる。午後2時開演(30分前開場)。主催は藤井ようことフクシマ応援隊。 2011年4月から行われている同コンサート。これまでに開催15回を数え、同団体が「フクシマ」の復興と日本に住む子どもたちの健康を守ることを目的に活動を続けている。経費を除き、コンサートの収益金は福島の子どもを放射能から守るために活動する団体に全額寄付している。 当日は「紙芝居とお話」「マリンバ演奏」の2本立て。岡洋子さん、佐々木葉子さんが出演する。 参加費は一般2000円、中・高・大学生1000円、3歳〜小学生500円。※3歳から入場可。予約・問い合わせは【携帯電話】080・2269・2400(藤井さん)または【メール】fukushima-oentai@ymail.ne.jp。

港北公会堂で12月16日に「0歳からの音楽会」と「童謡の会」 クリスマス曲も

 港北童謡の会(計屋珠江代表)が主催する2つの音楽イベントが12月16日(火)、港北公会堂ホールで開催される。いずれも予約不要。すくすくムジカ 午前10時(15分前開場)からは「すくすくムジカ」。0歳から入場可能で、子どもが泣いても動いても気兼ねなく楽しめるのが特徴だ。第11回となる今回は「まなえ&ゆい」が登場。バイオリンとピアノで親しみやすい楽曲を披露する。参加費は一家族500円。港北童謡の会 午後2時(30分前開場)からは、第204回「港北童謡の会」。講師の会田靖子(YAKO)さんと共に、冬の歌やクリスマスソングを会場一体となって歌う。ゲストにはゴスペルの「Y&Mソウル・ファクトリー」を迎え、1時30分からは男声コーラス「あんぽん」によるミニライブも行われる。参加費990円。 (問)計屋代表【携帯電話】070・5556・1491
24日のイベントのチラシ

クリスマス 2つのイベント開催 日本福音ルーテル日吉教会

 日本福音ルーテル日吉教会(下田町1の21の10・河田優牧師)は12月に2つのクリスマスイベントを開催する。 12月20日(土)は、「こどもクリスマス会」。クリスマスにまつわるクイズやビンゴ大会などを行う予定。午後4時開始。参加無料。小さなプレゼントあり。「地域の子どもたちに楽しんでもらうとともに、クリスマスの本当の意味を知ってもらう機会に。赤ちゃんから中高生まで、ご家族でお気軽に参加してください」と河田牧師。 12月24日(水)は、「クリスマスイブ・キャンドルサービス」。 アイリッシュハープやバイオリン、ビオラによる弦楽演奏、教会聖歌隊の合唱を楽しめる。午後7時開演。入場無料・申込不要。「キリスト教会でクリスマスの調べに満たされ、”本当のクリスマス”を体験してください」。(問)同教会【電話】045・561・4953
会場のイメージ(国際園芸博覧会協会提供)

【横浜市】国際園芸博覧会、前売券は4900円 来年3月販売開始へ

 2027年3月に開幕する「GREEN×EXPO 2027」(国際園芸博覧会)の入場券価格が12月5日に決まり、1日入場券の前売券は4900円になることが主催の国際園芸博覧会協会から発表された。 来年3月から開幕前まで販売予定の前売券は、18歳以上の大人が4900円、12〜17歳が3000円、4〜11歳が1400円とされた。会期中に販売される入場券は前売券より100〜600円高く設定されている。 午後5時以降に入場可能な「夜間券」は3500円、会期中何度でも入場できる「通期パス」は2万8000円、7〜8月限定で何度でも入場できる「夏パス」は1万2000円(いずれも大人の価格)。紙の入場券の場合は、別途100円が必要になるという。 同博覧会は27年3月19日から9月26日まで、旧上瀬谷通信施設で開催される。

【港北警察署管内】1週間で35件の犯罪発生 「自転車盗」が15件と急増、店舗内での「置き引き」にも注意

 港北警察署は12月1日、2025年11月24日から11月30日までの1週間における管内の犯罪発生状況を発表した。 今回最も多かった犯罪種別は「自転車盗」で、1週間に15件発生した。発生地区は新横浜(4件)、綱島西(3件)、日吉、師岡町(各2件)、岸根町、菊名、新羽町、箕輪町と広範囲に及んでいる。被害の約半数にあたる7件が無施錠だった。また、新横浜では歩道上に鍵を挿したまま駐輪していた電動自転車からバッテリー等が盗まれる「部品ねらい」も発生しており、同署は「駐輪時は必ずダブルロックを」と強く呼び掛けている。買い物中の「置き引き」が発生 店舗内での油断を突いた「置き引き」も2件発生。綱島東は11月27日、店舗内のサッカー台(袋詰め台)に置いていた財布等が盗まれた。師岡町では11月29日、店舗内のテーブルに置いていたリュックサック等が盗まれた。「ゴミ出し」の隙も戸締まりを 12月に入り、同署は「年末年始における侵入盗に対する被害防止対策」について警鐘を鳴らしている。帰省や旅行で自宅を空ける機会が増えるこの時期は「空き巣」が増加する傾向にあるほか、在宅中に侵入される「居空き」の被害も懸念される。同署が推奨する防犯ポイントは以下の通り。▼ゴミ出しなど、少しの間でも必ず施錠する。▼浴室やトイレの小窓も忘れずに戸締まりをする。▼防犯カメラ、センサーライト、防犯性能の高いドア・窓を活用する。▼自宅内に多額の現金を置かない。 同署では、公式X(@kouhoku_police)や県警公式アプリ「かながわポリス」を活用し、こうした最新の防犯情報を発信している。アプリには「痴漢撃退機能」や「防犯ブザー」も搭載されているため、年末の防犯対策の一つとして導入してみては。
笑顔で力作を掲げる受賞した9人

【港北消防署】防火ポスター表彰式を開催|区内9人の児童が受賞し力作で防火を呼び掛け

 港北消防署で12月2日、港北火災予防協会、港北消防団、港北消防署が連動して行う「防火ポスターコンクール」の表彰式が開催された。 港北区内の未就学児から小学生までを対象とした同コンクールは、6回目の開催となった。今回は759作品の応募があり、「ポスター製作を通して、『防火』を考えてもらえているのではないか」と港北火災予防協会の吉山昌秀会長は述べた。身近な火災を呼び掛け 9人の受賞者たちは、表彰式では緊張しながらも、誇らしげに賞状を受け取る姿を見せた。 港北火災予防協会長賞を受賞した山崎楓奈さん(綱島東小1年)は、モバイルバッテリーが原因の火災を呼び掛けるポスターを作成。「テレビのニュースでよく見ていて、怖いと思ったから。ママも持っているので、危ないと思って描いた」と話す。受賞作は1週間ほどかけて作成したそうで「背景を黒く塗るのが大変だった」と語り、力作を掲げ微笑んだ。 港北消防署の長谷部宏光署長は「港北区では今月までで62件の火災が発生。ポスターを通じて、身近な火災を家族で予防できるよう、『火の用心』をしてほしい」と語った。 受賞作品は今後、クリアファイルやチラシに使用され、区内での防火の呼び掛けに役立てられる。
会見に臨む山中市長

【横浜市】山中市長、国の重点支援交付金「全体像待ち」 食料品支援の実施も検討

 政府が経済対策として、自治体に交付する「重点支援地方交付金」について、横浜市の山中竹春市長は12月3日の定例会見で「事業の設計に必要な情報を集めている」とし、国からの情報を待っている段階との認識を示した。 同交付金は、自治体が自由に使い道を決められるもので、国は2兆円の予算を計上している。このうち、4千億円分は食料品高騰に対応するもので、「おこめ券」の配布などを促している。 会見で山中市長は「(交付)額がいくらになるか示されておらず、事業の設計に必要な情報を集めている。食料品支援の実施も検討中」とし、「早く全体像が明らかになってほしい」と述べた。「市民、事業者により広く、効果的に届く事業が必要」と語り、国から詳細な情報を得られ次第、検討を進めるとした。
横浜市役所(資料写真)

【横浜市】小児医療費無償化 来年6月から対象を18歳までに拡充 市会で山中市長が表明

 横浜市は小児医療費無償化の対象を2026年6月から18歳までに拡充する方針を示した。12月4日の市会本会議で山中竹春市長が明らかにした。 本会議では、12月補正予算案に関する質疑があり、自民党の小松範昭市議(神奈川区選出)の質問に山中市長が「一日でも早い実現を目指す」と答えた。予算案では18歳まで拡充するための準備経費として、5千万円が計上されている。 現在、市の無償化対象は中学3年生までだが、県内の政令市以外はすでに18歳までとなっており、市会や市民から対象年齢の引き上げを求める声が上がっていた。