港北区 社会
公開日:2025.12.11
北新羽の杉山神社
ヒマラヤザクラ満開に
冬を越す希少種を愛で
「北新羽」にある杉山神社の石垣の上に植えられたヒマラヤザクラが満開となり、見頃を迎えている。
ヒマラヤザクラはネパールを中心としたヒマラヤ地方の標高1100〜2200mの暖温帯に分布する原種のサクラ。日本では11月から12月にかけて直径3cmほどの薄ピンクの花を咲かせる。開花中に新芽が伸び始め、マイナス5℃以下にならない地域では枯れずに冬を越すという。
同神社のサクラは「ふるさとに花木を植えて潤いと特色ある地域づくり」を目指し2004年5月に発足した「花の里づくりの会」が、初年度に新羽地域の他寺社とともに植樹したもの。
同神社総代の吉田恵三さんによると、初めて満開を確認できたのは20年11月。以降毎年11月末から12月初旬に満開になるという。吉田さんは「大勢の人に訪問してもらい、見てもらいたいですね。ひと月ほど咲き、花びらが散る様子も風情を感じられます」と話す。
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