港北区 トップニュース文化
公開日:2025.12.11
港北区民ミュージカル
節目の20回 準備万端
約60人が稽古に励む
港北区を拠点に活動する「港北区民ミュージカル」(水野次郎代表)は現在、12月20日(土)・21日(日)に港北公会堂で開催される公演に向けて稽古に励んでいる。20回目の節目を迎える同公演。関係者は「エネルギッシュで素敵な舞台を一人でも多くの人に届けたい」と、意気込む。
2003年に、青少年育成と地域文化の活性化を目的に、「異年齢とつながる場」として同実行委員会を設立。菊名桜山公園(カーボン山)の八重桜や区内にあった氷問屋の天然氷の氷室など、港北区にまつわるコンセプトや時事を取り入れたオリジナル作品を公演してきた。コロナの感染拡大で20年から4年間の休止を経て、昨年再開。今年は節目の第20回公演をとなる。
「ジオデシック〜こぼれ桜 散りゆく花びら 時を結ぶ〜」は、綱島公園の桜を巡り、過去・現在・未来の人々の交流を描いたファンタジー。現代に生きる主人公が、あるきっかけで80年前にタイムスリップし、岩手の水沢から学徒動員で川崎に来ていた女学生たちと出会い、生きる意味を取り戻す。やがて桜の花を残す研究者になるという100年の物語。作・演出、スタッフ等はプロが担当し、出演者は公募で集まったアマチュアの小学生からシニアまでの約60人。企画から運営まで、全てボランティアによる手作りの舞台だ。
中学2年生の頃から参加している小学校教員の梅下一花さん(24)は主人公を導く女学生役を演じる。「チームの仲間と手先の細部までぴったり合わせられるよう、リーダーとして引っ張っていきたい」とベテランらしい顔を覗かせる。今回初めて参加する会社員の原拓弥さん(46)は、商店街のピザ職人役。「セリフ以外のところでも魅せられるよう頑張りたい」と意気込む。
同ミュージカルの3作目から作・演出を担ううちだ潤一郎さん(64)は「演劇が衰退しつつある今、SNS世代の子たちを劇場に引っ張り込み、『生』を感じさせたい。出演者60人、観客1000人の市民によるムーブメントを地元に根付かせる」と力を込めて話す。
20日【1】午後1時30分、【2】午後6時、21日【3】午前11時、【4】午後3時30分開演――の4公演。全席指定1999円(税込)。チケット購入や詳細問い合わせは同ミュージカル実行委員会【携帯電話】090・6036・1983。
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