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公開日:2025.12.11
日吉駅西口
一方通行化が今月開始
歩行者の安全確保へ
歩行者の安全確保を課題としていた日吉駅西口の4つの道路で、今月下旬から一方通行化が開始される。2022年に実施したアンケート調査で地域住民の約8割が賛同した一方通行化。今週から舗装工事が開始されるにあたり、区は交通規制の周知を強化する。
日吉駅西口を出ると「サンロード」「浜銀通り」「日吉中央通り」「普通部通り」と、4つの道路が放射線状に伸びている。すべての通りに共通するのが、道幅の狭さだ。一部には歩道がなく、歩行者の安全が不安視されていた。
この課題解決に動いたのが、町内会の代表を中心に組織する日吉まちづくり推進委員会(重田清委員長)だ。同委員会は、日吉駅前のタクシー乗り場の移行や駐輪場の設置にも関わり、地域住民が過ごしやすいような環境整備を積極的に行っている。その中でも、「今回の日吉駅西口の一方通行化は、地道な周知活動やアンケート調査を経た"悲願"の実現だ」と重田委員長は語った。
快適な駅前へ
一方通行化に向けた道路工事は今月中旬からスタート。港北区役所区政推進課の池田直紀係長は、「まずは現状の標識を外す作業から始め、2週目から道路舗装の工事に着手する」と話す。
「一方通行」のほかにこの工事で大きく変わる点が2点ある。まず、1点目が「歩行者の通行スペースが十分に確保される」ことだ。道路に「グリーンベルト」が設けられ、車道と歩行者スペースを区別することで、歩行者の安全が確保される。2点目は「荷捌き・乗降スペースの設置」。従来から日吉駅西口は駐車禁止区域に指定されているが、停車にあたる荷捌きのほか、送迎などの乗降をしやすくするために、路線バスが通る「浜銀通り」を除く3つの通りに荷捌き・乗降専用スペースが設けられる。
各通りは日別で工事が行われ、12月17日から19日の間(予定)に「普通部通り」「サンロード」「日吉中央通り」「浜銀通り」の順で交通規制が「車両一方通行」に変更となる。ただ、浜銀通りの路線バスに関しては従来通り相互通行、普通部通りの平日午前7時から9時までの車両通行止めは、引き続き行われる。
自転車も対象
交通ルールが大きく変わる日吉駅西口だが、今回の一方通行化は自動車に限った話ではない。来年4月から「青切符」が適用される軽車両の「自転車」も一方通行の対象となる。池田係長は「区の改正と地域のマナーの両輪で実施が成功する」と話し、「ご不便をおかけすることもあるかと思う。混乱が起きないないよう看板設置やチラシ配布で周知していく」と述べた。重田会長は「工事終了が正念場。できるだけ早く、地域が対応できるよう周知を続けたい。これからも地域住民の安全のため、環境整備に努めていく」と話した。
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