中区・西区・南区版【3月26日(木)号】
自身が作成した店舗紹介ページを見せる生徒

横浜国大附属中学2年生 英語で店舗紹介 「弘明寺の良さ知って」

 横浜国立大学教育学部附属横浜中学校=南区大岡=の2年生114人が弘明寺商店街の38店舗を紹介した英語のガイドブックをこのほど完成させた。紹介した各店舗に配布したほか、ウェブ上でも見ることができる。

 完成したガイドブックは3クラスがそれぞれ作成し、A5判サイズで3種類ある。1クラス38人の生徒がひとり1店舗担当し、取材や写真撮影を行った。店舗ごとに1ページを使い、各生徒の視点で、英語で店を紹介している。生花店を担当した安田百々花さんは「自分が外国に行ったときに、どんな情報があれば行きたくなるかを考えて質問した」、製パン店を紹介した粟生田紗良さんは「行ってみたいと思えるように、文章量を少なくして感想も入れてみた」と作成した思いを述べる。神野亮佑さんは「このガイドブックだけでは伝わり切らないお店の良さがある。多くの人が訪れるきっかけになれば」と話した。

英語の表記少

 弘明寺商店街は外国人観光客を意識し2020年、商店街のウェブサイトに一部、英文表記を加えた。だが、実際の商店街内はまだまだ英語表記が少ないという課題を聞いた同校英語科の市川夏樹教諭は、学生の学びにつなげようと、ガイドブックの作成を企画した。生徒は冬休み明けから同校敷地にある大学の学生寮に住む留学生のインタビューを行うなどし、準備を進めてきた。

 完成した紹介ページは、拡大コピーしラミネート加工を施して、協力してくれた店舗に渡した。丸山莉歩さんは「すごく喜んでくれたので、作った甲斐があった」と笑顔で話した。取材に協力した「やきとり本舗ハマケイ」のスタッフは「花見の季節は外国人客が増える時期なので、こうした表示はありがたい。目立つところに掲示している」と話した。

現在の動物園入り口

野毛山動物園 来年から約2年休園 新施設整備 29年に再開

 横浜市は3月13日の市会常任委員会で、野毛山動物園=西区老松町=を新施設の整備のため、2027年1月初旬から29年前半まで、約2年間休園すると説明した。休園中は、動物の動画を配信したり、市が運営する他の2園でサービスを補完する。

 同園は開園から70年以上が経過している。施設の老朽化やバリアフリーへの対応、動物の飼育環境などの課題解消へ向けて、24年に「野毛山動物園リニューアルプラン」を策定した。

 今回、新しい屋内施設やエリアの整備など、大規模な工事となるため、休園を決めた。マヌルネコや日本では同園でしか見られないカグーなどを展示する約2000平方メートルの屋内施設「ズーペリエンタ!センター」や、ペンギンが来場者を出迎える「エントランスエリア」などを建設する。

持続可能な運営へ

 同園は、入園無料の動物園として長年市民に親しまれてきた。運営する他の2園を含めて、持続可能な運営のための適切な入園料について考慮する必要があるとしながらも、リニューアル後も無料を継続する方針は変わらないという。

 財源確保のため、ネーミングライツやデジタルサイネージ広告の導入を視野に入れる。魅力的な売店や飲食施設の整備、有料コンテンツも検討する。担当者は「これまで通り、子どもが初めて動物と出会う動物園として誰もが気軽に楽しめる場所を目指す」と話す。

動物の様子を配信

 現在、約60種1200点の動物を飼育しており、休園にあたり順次動物の移動を行う。休園中は、同園に残る動物の様子を動画で配信。モルモットのふれあい体験を野毛山公園で実施する。

 よこはま動物園ズーラシアと金沢動物園では、同園から移動してきた動物の展示と遠足の受け入れ、子ども向けプログラムを拡充する。

 リニューアル後は一部の動物は引き続き、マヌルネコやペンギン、ヤギなどを新しく展示する。

みなとみらい駅構内で初の個展を開く写真家 戸井田 鉄平さん 南区清水ケ丘在住 50歳


カメラで社会と繋がる

 ○...「映画のワンシーンを写真で表現したい」と初の個展を「SCENE」と名付けた。19年前からうつ病と社会不安障害を患い闘病する日々を送る。人との繋がりを絶ち、布団から出られない日々を変えたのは、子どもの頃から好きなカメラだった。「好きなことを通してなら、社会とつながれる」と話し「私と同じように苦しんでいる人に小さな希望を届けられたら」と個展への意気込みを話す。

 ○...南区清水ケ丘の出身。好きな鉄道を撮るためにカメラを構えたのは小学5年生の時だ。雨上がりの早朝に、線路沿いに生える猫じゃらしから雫が落ちる瞬間を撮影した。幻想的な風景が収められていた。「写真って面白い」。鉄道から興味が移った瞬間だった。

 ○...部屋を暗くし、ネガフィルムに光をあててはじめて、撮った写真の全体像がわかる。「その瞬間が楽しみでドキドキした」。日常や旅の風景を被写体に撮影を続け、国内外のコンクールで何度も入選した。IT業界に就職後は、日々の忙しさにカメラを持つ日常が失われていった。職を転々としながらも仕事を続けてきた。

 ○...2年前に症状が悪化し、会社を辞めた。塞ぎ込む生活の中で、写真家・西田航さんのYouTubeを観た。「好きなことを仕事にしている姿に勇気をもらった」と再びカメラを持ち、外へ飛び出した。西田さんが主催する塾にも通い、塾生たちとグループ展も成功させた。いつしか個展を開くことが夢に。愛用するカメラ以外を売り、資金準備もした。

 ○...念願だった個展の開催がいよいよ4月1日からみなとみらい駅構内で実現する。「うつ病の波の中で撮り続けた心の風景を展示します。苦しみの中で見つけた光を感じてください」と笑顔で話す。

(左から)トゥンクトゥンク、芦田愛菜さん、北川悠仁さん、岩沢厚治さん、国際園芸博覧会協会の筒井義信会長

GREEN×EXPO 2027まで1年 公式アンバサダーに「ゆず」 地元横浜の開催盛り上げる 

 2027年に横浜市で開催される国際園芸博覧会「GREEN×EXPO 2027」の開幕1年前を記念した記者発表会が3月19日、都内で行われた。会場では、新たな公式アンバサダーとして横浜出身の音楽デュオ「ゆず」の就任が発表された。

 同博覧会は「幸せを創る明日の風景」をテーマに、花や緑を通じて地球規模の課題解決を目指すもの。1990年の大阪花博以来、国内2度目となる最上位(A1)クラスの認定博だ。

「不思議な縁」コラボ曲制作へ

 アンバサダー就任にあたり、ゆずの2人は「生まれも育ちも横浜なのでとても光栄」と喜びを語った。北川悠仁さんは「2027年は僕たちのデビュー30周年の節目。不思議な縁を感じる」とし、岩沢厚治さんは「横浜は海のイメージが強いが、実は自然も多い。そんな街の魅力を伝えられれば」と意気込みを見せた。

 また、2人が横浜市内の会場予定地(旧上瀬谷通信施設)に「柚子の木」を植樹する映像が公開されたほか、公式コラボレーションソングの制作も発表された。北川さんは「植物の美しさややさしさ、力強さを表現したい」と楽曲への想いを明かし、岩沢さんも「自分たちができることを精一杯やっていきたい」と語った。

 当日は、既にアンバサダーを務める俳優の芦田愛菜さんも登壇。ゆずの楽曲からパワーをもらっているという芦田さんは「お二人が植えた柚子の木は、たくさんの人の記憶に残り、みんなのパワーになっていくはず」と期待を寄せた。

 会場ではこのほか、出展エリアのイメージパースや大型協賛についても追加発表が行われた。

横浜で撮影した展示作品の一つ (C)TEPPEI TOITA(戸井田 鉄平)

みなとみらい駅構内サブウェイギャラリーM 心の風景を写真に 南区・戸井田さんが初の個展 4月1日~4月5日まで

 南区清水ケ丘に住む写真家・戸井田鉄平さん=人物風土記で紹介=が「SCENE」と題した個展をみなとみらい線みなとみらい駅構内の横浜サブウェイギャラリーMで開催する。期間は4月1日(水)〜5日(日)。時間は、午前11時〜午後6時(最終日は4時)となる。入場無料。

 19年間うつ病、社会不安障害、吃音と向き合いながらカメラを握り続けてきた戸井田さん。横浜をはじめ、ヨーロッパなどに赴き、うつ病の波の中で撮り続けた約40作品を展示する。

 初となる個展を戸井田さんは「レンズを通して言葉にできない感情を可視化し、苦しみの中にも確かに光があった心の風景を記録しています」と紹介し「作品を通じて私と同じように苦しむ方に『あなたも一人じゃない』と小さな希望を届けたい」と話す。

 当日は、写真集やポストカードの販売もある。(問)戸井田さんinfo@teppei-toita.com

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住民らにゲームを紹介する児童(3月18日)

【横浜市南区】永田台小4年生 まちの魅力 ゲームで表現 RPG、スマホ用に製作

 永田台小学校=南区永田みなみ台=の4年1組が授業を通し、同校周辺のまちの魅力を伝えるスマートフォン用のロールプレイングゲーム(RPG)を製作した。

 クラスの児童31人は、今年度、総合学習の授業で取り組む内容を話し合う中で「地域の人に永田台のまちを好きになってもらえる活動をしたい」との意見が多く出た。その手段として多くの人が楽しめるゲーム作りたいという結論に達し、RPG製作を始めた。

 地域活性化のためにRPGを作った業者や自治体の職員に話を聞き、構想を練った。夏からは学校周辺の南永田団地の住民や店舗で働く人などにインタビューを実施。高齢化や人口減少が進む団地の中で世代を超えた交流の場が作られていることなど、地域の魅力を知るようになった。

 その後にゲームのストーリーや登場人物を決めて業者に依頼し、完成にこぎつけた。タイトルは「永田台の絆 つながりの結晶物語」。教室から次々に姿を消したクラスメートを救い出すため、主人公がモンスターを倒しながら永田台を冒険していくストーリー。

 ゲーム完成を協力してくれた住民や保護者に知らせるため、3月18日に校内で報告会を開き、約30人が集まった。児童が経緯を説明し、スマートフォンにゲームアプリをダウンロードする方法も説明した。

 団地内の交流拠点「サロンほっとサライ」の運営など、地域の活性化に取り組んできた佐藤明美さんは児童の報告を聞き、「まちのことを調べて、好きになってくれたらうれしい」とゲームが新たな人のつながりを作ることに期待した。

 男子児童は「地域の人がみんなを笑顔をするために、つながりを作っていることを知った」と話し、別の男子児童は「ごみを拾うなど、まちを大切にしたい」と述べた。

 担任の三石聡美教諭は「子どもたちは、永田台を支える人の存在や思いを知り、愛着が深まったのではないか。今後は地域の担い手になってほしい」と児童に期待した。

 ゲームは無料でプレイできる。アプリは「永田台の絆」で検索。

感謝状を持つリー氏(中央右)

プロゴルフ「PGA TOUR」 市に収益150万円寄付 昨年大会を初開催

 昨年10月に横浜で初開催された米国男子プロゴルフツアー「PGA TOUR」の大会収益の一部の150万円の寄付に対し、横浜市は3月16日、同ツアーアジア太平洋社長のクリス・リー氏に感謝状を贈呈した。寄付金は今後、市のスポーツ振興に活用される。

 大会は同ツアーのアジア唯一の公式大会で、横浜カントリークラブ=保土ケ谷区=で行われた。

 山中竹春市長は、市内の18歳以下の無料招待に触れ、「横浜はプロスポーツに恵まれており、プロ選手になる夢を持つ子どももいる。試合を見てゴルフという選択肢も増える。そのような機会をいただきありがたい」と謝辞を述べた。

 大会は今年も10月8日から11日に横浜カントリークラブで開催される。リー氏は「去年は4万人を超える人に来場してもらえた。今年は2倍弱を目指している。この高い目標の達成のために引き続き連携させていただきたい」と話した。

過去の花まつりの様子=提供

久保山仏教寺院会が主催 大光院で花まつり 4月8日、午後2時から

 久保山仏教寺院会は4月8日(水)、大光院=南区三春台=で「久保山花まつり」を開く。時間は、午後2時から午後4頃まで。誰でも参加でき、入場料は無料。

 花まつりは、お釈迦様の誕生を祝う法要。市営の斎場や火葬場、墓地がある久保山地域では、宗派の異なる14の寺院が協力して同会を組織し、一堂に会して花まつりを開催している。

 当日は本堂で法要を行ったあと、花まつりに関するパネルシアターや散華に塗り絵や願いごとを書き、花御堂に飾るイベントを行う。また、輪投げやくじ引き、ストラックアウトなど子どもたちが楽しめる企画も。

 大光院の宮林雄彦住職は「お釈迦様の誕生日を祝う花まつりを通じて、命の尊さに気づいていただければ」と話す。

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町内会館、地域防災拠点...自治会町内会活動の参考になる話題を「横浜デジタル版」で紹介
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町内会館、地域防災拠点...自治会町内会活動の参考になる話題を「横浜デジタル版」で紹介
横浜市が取り組む自治会町内会館の脱炭素化を進めるための補助事業の状況を紹介。補助を受けた町内会の声も伝えています。ほかにも、地域防災拠点の運営に女性の視点を取り... (続きを読む)

伊勢佐木町7丁目 今週末は桜まつりへ

 伊勢佐木町7丁目町内会・商栄会主催の「桜まつり」が3月28日(土)、29日(日)に富士見川公園(黄金町駅3分・阪東橋駅4分)で行われる。両日10時〜16時。

 同商栄会加盟店の自慢のグルメや当てくじなど家族で楽しめる。会場では路上ライブも開催され、フォークソングから着ぐるみ懐メロ音楽隊、女性ボーカルグループまで2日間で12組が出演。

松本純氏

松本純氏が死去 元衆議院議員、75歳

 衆議院議員を7期務めた松本純氏が3月19日に死去した。75歳だった。

 松本氏は中区出身。製薬会社勤務などを経て、1990年の中区市議補選で初当選。3期務めた後、96年の衆院選で神奈川1区(中区・磯子区・金沢区)で初当選。2016年には安倍内閣で国家公安委員長を務めた。

 地元では野毛を中心にまちづくり活動にも取り組んでいた。

拡幅した歩道にブースを出展

さらなる賑わい創出へ ”みなぶん”と大通り公園

 水際線から日本大通り、みなと大通り、関内駅周辺、大通り公園に続く連続性を高め、周辺施設間の回遊性向上と一体的なにぎわいを生み出す取り組みが進んでいる。

 関内駅と海沿いを結ぶ「みなと大通り」と横浜BUNTAI周辺道路では、車道を縮小して歩道を拡幅する再整備を実施している。関内・関外エリアをつなぐ両通りを「みなぶん」と呼び、3月19日・20日には「みなぶんストリートマルシェ」を開催した。新たな歩行者空間に、マルシェやキッチンカーの出店、オープンカフェがあり、にぎわいを見せた。

27年に一部整備完了

 関内駅から市営地下鉄阪東橋駅へと延びる全長1・2キロの「大通り公園」に関しては昨年11月、横浜市がリニューアルプランを策定。「一駅分、二駅分歩いて楽しい、多彩な魅力あふれる公園」を目指し、段階的に整備していくとする。

 関内駅から地下鉄伊勢佐木長者町駅までの1〜3街区は三井不動産を代表企業とする4社が事業者に。飲食店やイベント広場、子どもが遊べるプレイグラウンドなどの整備を進めており、2027年に開園予定だ。市が整備する残りの区域を含めた全体のリニューアル完了は、28年を目指す。

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現在の関内駅周辺の様子=写真上(2月撮影)、港町・北口地区の再開発事業計画のパース

進化続ける関内駅周辺 機能強化で賑わいを

 BASEGATE横浜関内の開業に続き、関内駅前の港町・北口地区で再開発事業が本格化する。「国際的な産学連携」「観光・集客」「都心居住」を実現する機能導入や、周辺道路の歩行者空間の創出、地域の回遊性向上を目指す都市基盤整備を行うことで、国内外からの人材確保や賑わいの創出、周辺地域への人の流れを促す駅前拠点としての機能強化を図る。

 港町地区では、三菱地所を代表企業に、スターツコーポレーション、フジタ、ケン・コーポレーション、三菱地所レジデンス、鹿島建設の6社が参加組合員となる再開発組合が事業を進める。地上32階・地下2階、高さ約170メートルのビルを建設。低層階にはグローバル企業やベンチャー企業との産学連携拠点、ミュージアムなどを含む商業施設、ナイトライフ拠点を配し、中層階にオフィス、上層階に賃貸住宅を整備する。

 セルテの跡地となる北口地区では地上20階、地下1階、高さ約100メートルのビルを開発。低層階は駅前一帯の賑わい形成、中層階にオフィス、上層階に賃貸住宅が整備される予定だ。

 三菱地所開発ユニットの吉田直人統括は「多様な用途を誘致していく中で、職住近接の都市型開発はポイントの一つ。また、観光・集客に寄与するような拠点の整備にも力を入れたい」と話した。両ビルとも2030年度に竣工予定。

回遊性を創出

 建設予定のこのビル2棟とオープンしたBASEGATE横浜関内、横浜スタジアムは歩行者デッキで結ばれる。これにより、駅前からスタジアム外周デッキを経由して中華街・元街方面へ向かう動線が強化される。

 関内駅北口の駅前は歩行者専用に再整備。港町地区には交通広場が新設され、高速バスや観光バスが乗り入れるようになる予定。関内周辺だけでなく、国内外からの来訪者の利便性向上も目指している。周辺地区への広がりも期待される。

テープカットで幕開けを祝う関係者

BASEGATE横浜関内 ついに開業 新旧融合テーマ 「人と人、街と街結ぶ架け橋に」

 関内駅前にエリア最大級の複合街区「BASEGATE横浜関内」が3月19日に開業した。事業者8社の代表者や関内の街づくりに携わる総勢13人がテープカットセレモニーに参加し、門出を祝った。開業を待ち望んでいた多くの来場者とカウントダウンでオープンを迎え、街区全体が活気に包まれた。

 BASEGATE横浜関内は「新旧融合」がテーマ。横浜の伝統と文化を継承しながら、次世代の象徴として新たな感動とにぎわいをづくりを目指す。

 事業の代表企業を務めた三井不動産(株)の植田俊代表取締役社長は「名称には、新たな価値創造の起点となり、街の歴史と未来、人と人、街と街を結ぶ架け橋になりたいという思いを込めた」と述べた。街区内には多様な都市機能が集積していることに触れ、「建物が完成しただけでは街は完成しない。ここに人が集い、感動が生まれ、新しい挑戦が始まり街が息づいていく。多くの物語がここから始まることを願っている」と開業後の展望を話した。

関内エリア最大

 関内エリア最大級の大規模複合街区で、延床面積は約12万8500平方メートル。飲食店、ホテル、エンターテインメント施設、オフィス、大学、新産業創造拠点などが入る。

 DeNAグループは、日本最大級の常設型ライブビューイングアリーナ「THE LIVE」と、没入型体験施設「ワンダリア横浜」の2つのエンターテインメント施設を直営する。コンパクトな店舗が立ち並ぶ国内最大級の小割飲食ゾーン「スタジアム横バル街」は多彩なジャンルの34の店舗が出店する。

 4月21日(火)には、旧横浜市庁舎行政棟を活用したホテル「OMO7(オモセブン)横浜 by 星野リゾート」がオープン。暗褐色のタイルの外観や市民広間の大階段の移設再現など、当時の意匠が受け継がれている。

 市内最大級の新産業創造拠点も誕生する。(一社)STELLAR SCIENCE FOUNDATION(ステラ サイエンス ファウンデーション)と三井不動産(株)が連携し、最先端の研究施設や企業や研究者同士がつながる交流ラウンジなどを設置。世界へ広がるイノベーション創出を支援していく。

観光の拠点に

 関内駅前を降りると目に飛び込んでくる大型サイネージで施設や周辺エリアの情報を発信。3つの広場では、地域と連携した催事を開催する。観光案内所は、地域観光のハブとして来街者に街の魅力を伝える。周辺の観光地を時速20Km未満でゆったりと巡る電動自動車「関内マーロ」は、5月31日(日)までの土日祝日に運行を予定している。

 開業2日目に三世代で訪れた30代男性は「多世代で楽しめる場所だと思った。これからは関内が目的地になりそう」と笑顔を見せた。

吉田橋関門跡の石碑

地図別紙 「関内」「関外」の名称はどこから? 境界線は吉田橋

 「BASEGATE横浜関内」が3月19日に開業し、新たなまちへと歩みを進める関内・関外。本記事ではこのエリアの歴史を振り返り、「関」の内と外で分けられる名称の意味や由来を横浜市史などの資料から追う。

関門の内と外

 関内・関外の境界線は、伊勢佐木町と馬車道をつなぐ吉田橋だといわれる。吉田橋は、横浜が開港した頃から1871(明治4)年まで関門としての機能があった。その関門の内側(港側)を「関内」、外側(陸側)を「関外」と呼ぶようになったのがはじまりだ。

 開港場として整備された関内エリアは、横浜が開港する前、横に伸びた砂浜からなる村であり、「横浜村」と呼ばれた。幕府から開港場に選ばれると、複数の沼地が埋め立てられ、外国人居留地と商業地が整備された。

 一方関外は、伊勢佐木町を中心とするエリアで大部分は江戸時代まで海だった。1667(寛文7)年に江戸の商人であった吉田勘兵衛らが大岡川と中村川に囲まれた釣鐘型の広大な入海を埋め立てて、「吉田新田」を開発。横浜が開港してからは、関内に働きに出る人や商人が集まるようになった。

外国人を守る要所

 開港後の関内は、攘夷派から居留する外国人を守るため、海だけでなく陸側にも運河(堀割)を巡らせた。外部と行き来できるのは関門が置かれた限られた橋だけだった。陸路から関内に入るための正面玄関だった吉田橋は、非常に厳格な取り締まりが行われた。

 横浜市史によると、吉田橋には、「菜っぱ」と記された青色の長羽織を着た番人が多数配置され、通行人に鋭い目を光らせていた。当時の庶民にとっては、この関門を通ることに不安を感じたという。刀を一本差していただけでも、調べが長引き、最終的には「預けていけ」と刀を取り上げられたエピソードも残っている。

 関門そのものは役目を終えて撤廃されたが、「関内」「関外」という呼び名は今も通称として親しまれている。

旧市庁舎を活用した「ザ レガシー」(手前)

建物探訪 ハマの歴史と未来が息づく 「ザ レガシー」

 関内駅前で60年以上にわたりハマっ子に親しまれてきた旧市庁舎。近代建築の巨匠・村野藤吾氏が設計した歴史的にも価値の高い建造物は、今回「ザ レガシー」と名付けられ新たに活用されている。その館内で特に、かつてのデザインの継承や新旧融合の息吹を感じられるのが、ホテル「OMO7横浜 by 星野リゾート」だ。4月21日(火)のオープンに先駆けて一部エリアを紹介する。

ボーネルンドの移動式あそび場

学生発案 横浜ベイシェラトンホテルで初の子育て応援イベント 3月29日㈰に開催

 横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズが3月29日(日)、宴会場を全面貸し切りにした体験型イベント「子育て応援フェスティバル2026」を初開催する。入場無料。

 会場ではボーネルンドのあそび場やハイハイレース、総料理長による離乳食レッスン、ラミちゃん体操など親子で楽しめる多彩なコンテンツのほか、約30社の展示体験ブースも用意される。

 開催の背景には、深刻な少子化や育児不安という社会課題がある。同ホテルと関東学院大学による産学連携プロジェクトの中で学生が発案した「ホテルを子育ての情報発信基地にする」というビジネスプランがきっかけとなり、今回の開催が実現した。石原哲也総支配人は「このイベントを通じ、子育てを社会全体で支え合う『地域連携モデル』を神奈川から発信していけたら」と思いを語った。

 午前10時〜午後5時。詳細は同ホテルHPで。

展示の様子

入場無料 戦後横浜の医療たどる 3月30日まで 横浜市中央図書館で会報展

 横浜市中央図書館(桜木町駅10分)で、横浜市医師会の広報誌『横浜市医師会報』の通巻1000号達成を記念した特別展示が開催されている。

 同誌は戦後間もない1947年10月に創刊され、今年の2月号で1000号を迎えた。会場では、中央図書館が所蔵する関連資料に加え、会報創刊当時の貴重な原本が初めて公開される。特に、現存する原本は経年による傷みが激しく、今後一般公開するのは難しいと見られている。

 昨年、戦後80年という節目を過ぎた今、同展示は横浜における医療の歩みと歴史を振り返る貴重な機会だ。主催者は「市民の皆様にぜひ足をお運びいただき、横浜の医療の歴史に触れてほしい」と呼びかけている。

 入場無料、3月30日(月)まで。3階ヨコハマ資料コーナーで9時半〜20時半(土日月祝〜17時)。

タウンニュース社からお知らせ 町内会館、地域防災拠点…自治会町内会活動の参考になる話題を「横浜デジタル版」で紹介

 自治会町内会活動に役立つ情報をまとめた、タウンニュース「横浜デジタル版」の第6号が完成しました p span{color:#ff6e00;font-size:1.4em;line-height:1.1;} #akimeguri{margin-bottom:60px} #gazouId{background-color:#F6F6F6;padding:10px;} #gazouId img{display: block;width: 98%;float: left;padding: 1%;} .none{display: none}  自治会町内会活動に役立つ情報をまとめた、タウンニュース「横浜デジタル版」の第6号が完成しました。

 今回は、横浜市が取り組む自治会町内会館の脱炭素化を進めるための補助事業の状況を紹介。すでに対象団体の半数以上が申請しており、補助を受けた町内会の声も伝えています。ほかにも、地域防災拠点の運営に女性の視点を取り入れた取り組みやファミリーレストランを使った「認知症カフェ」も紹介しています。

 タウンニュース社では、自治会町内会の加入率が低下し、担い手不足が課題となる中、活動に役立つ事例や市の制度、取り組みなどを紹介する目的で「横浜デジタル版」を2025年7月から作成しています。今後も月1回程度、活動に役立つ話題を提供していきますので、ぜひご覧ください。

◆以下の画像をクリックかタップすると第6号のPDFが開きます。


先制点を挙げた比嘉選手

YSCC横浜 JFLカップは黒星スタート 沼津相手に逆転負け

 サッカーのJFLカップが開幕し、中区本牧を拠点とするYSCC横浜は3月21日、ホームのニッパツ三ツ沢球技場でアスルクラロ沼津と対戦し、1対2で敗れた。

 同大会は、リーグの8月開幕へのシーズン移行に伴って開催されている特別大会。16チームを東西8チームずつ(YSCCは東グループ)に分け、1回戦総当たりのリーグ戦7試合を実施する。90分での勝利には勝点4が与えられ、同点時にはPK戦で勝敗(勝利で勝点2、敗戦で勝点1)を決める。その後、東西の1位同士、2位同士がホーム&アウェイで対戦し、1位〜4位を決定する方式だ。

 JFL2年目の初戦は前半3分、比嘉虎頼選手のゴールで先制。その後も昨季までJ3に所属していた沼津を相手に攻め込まれる場面が目立ったが、安定した守備で前半を終えた。

 しかし後半開始早々、沼津に1点を返されると勢いを取り戻せず、終了間際には逆転ゴールを決められ1対2で敗戦した。

 初陣となったクラブOBの三枝寛和監督は「(開幕戦で選手が)緊張してしまっていた。もう少し勇気をもってやらないといけなかったが、それがなかなかできなかったところに若さが出たと思う。ただ、試合を重ねる中で成長していくものだと思うので心配はしていない」と前を向いた。

相手サポーターにもあいさつ

 試合後には敗れたYSCCの選手たちが、相手ゴール裏のサポーターの前であいさつする異例の光景も見られた。

 これは今季、FC町田ゼルビアから加入しキャプテンを務める樋口堅選手の発案。加入時に吉野次郎会長との面談の中で出た話がきっかけだといい、樋口選手は「相手チームのサポーターが来てくれるのはYSCCの価値を高めることにもなるので、そこへの感謝は絶対に忘れてはいけないものだと思います」と理由を説明する。

 Jリーグや海外サッカーではあまり見られない光景に、沼津のサポーターからは温かい声援が送られた。樋口選手は「海外だったら多分大ブーイングだと思うので、本当に温かい方々に試合を見てもらっていたんだなと感じました」と話した。

 一方で、ホームのYSサポーターに向けては「力強い声援が僕の背中をずっと押してくれていたので、応えられなかったのは悔しい。沼津のように質の高いチームに勝っていける自分たちを、サポーターのためにも作っていきたい」と思いを語った。

新体制でサポーターと対話

 この日は試合後に初の試みとして、クラブ主催の「サポーターミーティング」が開かれた。

 新しく就任した奥村佳正CEOと、サガン鳥栖の社長などを務めた竹原稔GMが参加。奥村CEOは、クラブの情報発信強化や育成組織が練習に集中できる環境づくりなどに取り組むことを説明した。40人近く集まったサポーターからは建設的な意見が多く出るなど、前向きな雰囲気での会合となった。

 奥村CEOは「サポーターから言われないとなかなか見えない部分もあるので、こうした場をまた設けていきたい」と、JFLカップのホームゲームでは毎回ミーティングを開催する意向を明かした。

 参加した応援団体代表の猪股義浩さんは経営陣の新体制について「期待と不安でいうと、6対4で期待ですかね」と心境を明かし、「新しい考え方を投じてくれるという点ではクラブの変化に漠然とした期待を抱いているが、元々クラブの経営基盤が弱いので簡単ではないのではという不安もある」と語った。その上で「ビラ配りやイベントの手伝いなどには積極的に呼んでほしいし、ファンクラブ以外の人たちも巻き込む形で、クラブから発信してもらえたら」と話した。

 YSCCの次回ホームゲームは4月12日(日)、ニッパツ三ツ沢球技場にラインメール青森を迎える。午後1時キックオフ。

きょうだいや友達と一緒にうつった写真もOK

こどもの日特別企画 元気な子どもの写真を募集中 4月30日号のタウンニュースに掲載 応募者の中から抽選で映画券プレゼント

 5月5日の「こどもの日」に合わせ、タウンニュース中区・西区・南区版では、地域の子どもたちの写真を募集中。4月30日(木)号のタウンニュースの紙面で紹介する。

 対象となるのは、中区・西区・南区に在住する小学生までの児童。スマートフォンやデジタルカメラで撮影したできるだけ大きいサイズの写真データを、メールで応募する。件名には必ず「こどもの日」と明記し、本文には【1】子どもの名前(読み方)、【2】性別、【3】郵便番号と住所(紙面には在住区まで掲載)、【4】生年月日、【5】10文字前後のひと言コメント、【6】撮影者の名前(ニックネーム可)と連絡先を忘れずに記載を 。写真は1人1回までの応募で、人数は1人から概ね3人まで(全員の名前が判別できるように記入)。

 締め切りは、4月17日(金)必着 。なお、応募者の中から抽選で「ブルク13」の映画鑑賞ペアチケットを3組6名様にプレゼント。日々の成長を記念として紙面に残す絶好の機会。奮ってご応募を。 応募先は、メールnaka-nishi@townnews.co.jp

【横浜市】副市長に松浦政策経営局長 伊地知副市長は退任

 横浜市の伊地知英弘副市長が任期満了に伴い、3月31日で退任し、4月から松浦淳政策経営局長が副市長に就任することになった。人事案は24日の市会で同意された。

 松浦氏は伊地知氏が受け持っていた総括コンプライアンス責任者の役割も担う。任期は4年間。

上映会のチラシ

【横浜市】自閉症啓発映画の上映会 監督・家族が登壇しトークも 3月29日横浜情報文化センターで

 4月2日の「世界自閉症啓発デー」に合わせ、一般社団法人横浜市自閉症協会は3月29日(日)午後1時から、横浜情報文化センター6階情文ホール=中区日本大通=で映画「ちづる」の上映会とトークショーを開催する。

 映画は立教大学の赤崎正和さんが在学中に卒業制作として企画・監督したもの。赤崎さんの妹で、自閉症と重度の知的障害がある千鶴さんとその家族の日常を記録したドキュメンタリー。

 上映後のトークショーには赤崎さんと母・久美さんが登壇し、制作から現在に至る約15年間の変化や歩みを語る。

 参加無料。定員200人でネットなどで申し込む。同協会は「自閉症への理解を深めるきっかけにしてほしい」と来場を呼びかけている。

ニッパツ三ツ沢球技場で行われた開幕戦終了後、サポーターからの質問に答える竹原氏

YSCC横浜の新GMにサガン鳥栖元社長の竹原稔氏が就任

 サッカーJFLのYSCC横浜のGM(ゼネラルマネージャー)に、Jリーグ・サガン鳥栖で社長を務めた竹原稔氏が今年2月に就任したことが分かった。

 鳥栖の社長時代には元スペイン代表FWのフェルナンド・トーレス選手獲得を主導するなど、クラブを急成長させた竹原氏。社長を退いた後はJ3・FC琉球の強化部スポーツダイレクターに就いたが、2024年限りで退任していた。

 竹原氏本人が本紙の取材に対し明かしたところによると、YSCCのGM就任は今年2月。昨シーズン途中から当時の吉野次郎社長(現会長)らに助言を行う中で、クラブの創立40周年に向けてフロント入りを打診され、承諾したという。

早速サポーターと対話

 3月21日にニッパツ三ツ沢球技場で行われた「JFLカップ」開幕戦のアスルクラロ沼津戦終了後には、サポーターらに向けたミーティングに出席。同じくクラブのCEOに就任した奥村佳正氏とともに、新体制となったクラブの方向性や現状を説明し、サポーターと意見交換した。

 竹原氏は「YSCCを取り巻く環境も以前と変わった中で、過去へのリスペクトは大事にしつつ、40周年を機にクラブとファンの考えの一致を図っていきたい」と話した。

無線機を手に濱倉副会長(左)と本牧無線の相楽代表

災害時の「情報伝達」を強化 中区第三地区連合が無線機導入

 中区第三地区連合町内会(厚浦千尋会長・約6000世帯)は2月26日、災害時の情報伝達対策として、新たにデジタル簡易無線機26台を導入した。同連合は13の町内会で構成されており、当日は各町内会の役員らを対象とした取扱説明会を実施。日常から無線機に触れる機会を増やすことで、有事の際の地域防災力向上を目指す。

日常の活用で習熟図る

 今回の導入は、災害発生時の迅速な状況把握や混乱防止を目的としたものだ。同連合の副会長で、仲尾台・豆口台・滝之上自治会会長を務める濱倉幸雄さんと、地元で無線機を取り扱う本牧無線の相楽康雄代表が購入申請の窓口となり、機種選定をしたという。

 当日は操作方法や円滑な通信に不可欠な無線マナーについて説明が行われた。今後は、各町内会の行事などでの日常的な連絡手段や地域防災拠点における役員間の連絡訓練、隣接する拠点同士の連携手段としての活用を見据えていくことなどが協議された。

 厚浦会長は「いつ来るか予測できない災害に対し、情報伝達手段を確保しておくことは不可欠。日頃から訓練を重ね、万全の準備を整えていきたい」と、今後の抱負を語った。

リニューアル&期間限定 記者が発見!話題のスポット


モスとセガXDが初のコラボ 謎解き×食事の非日常体験

 謎解きと食事を楽しむ没入型体験レストラン「モスプレミアムシアター『トラべリン家の言い伝え』」が、5月6日(祝)までの期間限定で開催されます!エンタメのプロ・セガ エックスディーとコンテンツを共同開発。席に着くと演者が登場し、物語が始まります。参加者も登場人物になり幻のレシピ「ハンバーガー」を完成させるべく謎解きに挑戦。導き出したメニューを注文し、答え合わせをしながら食事を楽しみます。限定のドリンクもお見逃しなく!1人4200円(ドリンク1杯、サラダ、ハンバーガー1個含む、約90分)。1公演最大16人。詳細はチケット購入ページ「Peatix」で確認を。

3千年前のエジプトにワープ ツタンカーメンの謎に迫る

 会期2年目を迎えた、古代エジプトの世界を体感できる展示がリニューアル!新設されたコーナーでは、1922年にハワード・カーターが王墓を発見した時の追体験ができます。岩壁に開けた小さな穴を覗くと見えるものは…。そこから始まる展示への期待も高まります。さらに、展覧会の象徴である黄金のマスクのライティングを刷新。幾重にも重なった厨子と棺の奥で眠る王の姿がより際立ちます。マスクと人の顔が鮮明に映る光に調整されているので、ツタンカーメンと2ショットも撮影可能。リニューアルを記念し4月5日(日)まで、小中高生は特別価格の1000円で入場できます。