平塚・大磯・二宮・中井版【6月6日(金)号】
昨年、七夕飾りの下で行われたパレード

湘南ひらつか七夕まつり 路上に露店約100店 6年ぶりに復活

 7月4日(金)から6日(日)まで開催される「第73回湘南ひらつか七夕まつり」の概要が、5月28日に発表された。約100店の露店が6年ぶりに路上に出店することが決まり、祭りの盛り上がりに期待が高まる。湘南ひらつか七夕まつり実行委員会主催。

 毎年3日間で100万人を超える来場客で盛り上がる同まつり。混雑緩和と来場者の回遊性向上を目指し、昨年から開催エリアのレイアウトを変更した。今年は、湘南スターモールと紅谷パールロードなどの七夕飾りエリア、見附台公園やひらしん平塚文化芸術ホールのイベントエリア、露店エリアの3つに分けて開催する。

 露店エリアとなる、市民プラザ前交差点からまちづくり財団前交差点までの約270mの区間には時間規制による交通規制を設け、安全に通行できる導線を確保して路上に約100店の露店が出店する。

 コロナ禍の影響で3年ぶりに開催された22年は露店の出店はなく、23年と24年は食べ歩きなどによるごみ問題や事故防止のため、公園内の一部に出店をまとめていた。

 コロナ前までは400店ほどが出店するなど、露店はまつりの風物詩となっていた。来場者や関係者などからの意見も踏まえ、同実行委員内での協議の結果「魅力ある持続可能なまつりにするために」と6年ぶりに路上出店が決まった。

 福澤正人実行委員長は「露店が増えることで、来場者の食事の選択肢が増えて、七夕まつりももっと楽しんでもらえると思う」と期待を寄せた。

 まつりの目玉となる七夕飾りは湘南スターモールに85本、紅谷パールロードに18本が掲出され、中心商店街全体で約100本の大型飾りがまつりを彩る。市民飾りは湘南スターモールで31本。子ども飾り17本は、6月14日から紅谷町まちかど広場で掲出される。

 イベントエリアの見附台公園やひらしん平塚文化芸術ホールではファミリー層向けのイベントを実施し、休憩場所としてテントを設置する。

クリーンに開催

 駅前の商店街などに来場者が滞在できるよう、商店の店先での飲食物の販売も。同実行委員会は露店や飲食物販売店には、自店で販売したもののゴミを回収してもらうなど、クリーンな開催を目指す取り組みを継続する。

 交通規制は湘南スターモールと紅谷パールロードが3日(木)午後9時から終日通行止めとなる。その他の開催エリアも時間規制による通行止めを実施する。まつりの終了時間は4日と5日は午後8時、6日は午後7時。

あいさつに立った田邊会長

二宮町 観光協会が法人化 組織のガバナンスを強化

 組織の自立化などを通じ、より二宮の観光事業に力を入れようと、二宮町観光協会は今年4月に法人化し、新たに「一般社団法人湘南にのみや観光協会」としてスタートした。5月28日には指帆亭で設立総会と記念祝賀会が開かれ、延べ100人が参列した。

 同会は、組織のガバナンスや事務局機能の強化と人材確保、組織の自立化などを目的に法人化を目指し、2021年度に組織強化等検討委員会を設置。組織強化を図る手段として、一般社団法人化が有効な方法であると考え、23年5月に一般社団法人設立準備委員会を立ち上げた。その後、定款や規程類の準備を進め、今年2月の臨時総会で承認を受け、4月に設立登記が完了した。

新規事業も予定

 法人化により、ホームページやSNSの充実を図り観光情報を集約するほか、恒久的な観光案内所を設置し観光窓口を一元化するなど、町や県、近隣市町と連携し、観光振興を推進していく予定という。

 具体的な取り組みとしては、菜の花ウォッチング内での新規集客イベントや、旅行業法資格を取得しツアーイベントの開催、特産品販売所「にの屋」での販売品の増加、ふるさと納税商品の追加などを予定している。

 長期的には、「二宮町に来たら何かイベントをやっているイメージにしたい」という。

旅行商品開発を

 5月28日に行われた設立総会では、理事の選任をはじめ、今年度事業計画と収支予算書について決議された。

 その後行われた記念祝賀会では、村田邦子二宮町長をはじめ、前田憲一郎二宮町議長、佐々木ナオミ衆議院議員ら来賓が祝いに駆けつけた。

 あいさつに立った田邊邦良会長は、「今後は魅力的な旅行商品開発に向けて、旅行業法資格取得によるツアーの企画や、デジタル技術を活用し、新たに法人化した観光協会ならではの観光物産販売、案内所の検討を進めていきたい」と今後の展望を話した。

 村田町長は海に面する指帆亭のロケーションを指し、「海は二宮の魅力のひとつ。吾妻山の菜の花など、町と協力して二宮の魅力を発信してほしい」と期待を寄せた。

4月1日付けで井ノ口神輿保存会「鳴若会」の4代目会長に就任した 高橋 竜浩さん 中井町井ノ口在住 58歳

地域の想いを担ぎ繋ぐ

 ○…中井町の井ノ口神輿保存会「鳴若会」の4代目会長に就任し、神輿文化を次世代につなぐ。蓑笠神社の例大祭や、美・緑なかいフェスティバルなどのイベントでも、重さ350kgにもなる神輿を担ぐ。「どっこいそーりゃー」と威勢の良い声を響かせながら練り歩き、地域に活気をもたらす。「40代の若手が奮闘しているから、俺はただそこにいるだけで良いんだ」と謙遜しながら、メンバーへ揺るぎない信頼を寄せる。

 ○…生まれは横浜市で小学生の頃に中井町へ。高校卒業後、園芸の専門学校で知識を培い、祖父の代から続く種苗商を継いだ。高校で応援団を創設するなど、その熱い思いを地域に役立てようと、飲み仲間や先輩たちと共に神輿会を発足させた。当初は地域とのつながりが薄く受け入れられないと感じることもあったが、20年以上にわたる活動と友好団体との協力、様々な行事やイベントでの神輿担ぎを通して、今では地域に不可欠な存在として認められるようになった。

 ○…緑豊かな中井町で、妻と4人の子どもを育ててきた。「一番下の子どもが大学を卒業したら、子育てもひと段落だな」と少し寂しそうに笑う姿からは、家族への愛情が垣間見える。「土曜日が休みなんて知らなかった」と冗談めかすほど、仕事と家庭に全力を注ぎ、20年間消防団としても活動した。その熱い思いは、今、神輿に捧げられている。

 ○…担ぎ手の減少という課題に直面しつつも、昨年からメンバーが増えたことに手ごたえを感じている。さらなる活気を生み出すべく、伝統を守りつつ、若い世代と共に新しい神輿文化を創ることが今後の大きな目標という。「神輿で地区を盛り上げて、恩返しができたら」

中井町でタケノコ狩り 6月7日、14日

 NPO法人日本の竹ファンクラブは6月7日(土)と14日(土)、中井町の竹林でマダケのたけのこ狩りを開催。現在参加者を募集している。両日定員100人。参加費1人1000円。

 当日は午前10時15分から午後1時40分の間に中井町役場駐車場に集合。収穫後、順次解散。

 申し込みは住所、氏名、年齢、電話番号、町役場までマイカー利用の場合はその旨明記し、https://takefan.jpのフォームまたはメールoffice141@takefan.jpへ。

小泉春雄議員

平塚市議会 小泉氏 無所属に 湘南フォーラム絆 脱会

 5月21日付で平塚市議会の会派「湘南フォーラム絆」から小泉春雄議員(75)=日本維新の会・当選7回=が脱会し、無所属になった。

 小泉氏は「メンバーに不満があるわけではない。一人の方が自由に活動できるから」と経緯を話した。

フレイルサポーターによる指導の様子(提供写真)

平塚市 高齢者自立支援に交付金 15億6千万超を補正

 平塚市は介護予防事業として、2022年度から取り組んでいる「オーラルフレイル地域集中啓発事業」が評価され、神奈川県内で唯一、25年度保険者機能強化推進交付金(成果指向型配分枠)4千78万円の採択を受けた。6月4日に開会した市議会定例会に、介護保険事業特別会計歳入国庫支出金を含む総額15億6千773万2千円の補正予算案を提出した。

 市では、全国で先進的な取り組みとして、フレイルサポーターによる住民主体のオーラルフレイル予防教室に取り組んできた。

 22〜24年度には、東京大学高齢社会総合研究機構の指導により、産官学民連携でオーラルフレイル地域集中啓発事業を実施。花水、なでしこ地区の40歳以上の住民を対象に、口腔機能の低下などのアンケートを行いフレイル状態を調査した。その結果、オーラルフレイルの認知度が59・8%から75・5%へ15・7ポイント増加。要介護状態になる人の増加を抑え、年間介護給付費が約880万円抑制できると試算された。

介護予防に使用

 市によると、今回採択された保険者機能強化推進交付金は高齢者の自立支援や重度化防止に使用するという。採択を受け市では、「今まで市民参加でオーラルフレイル予防に取り組んできたことが評価されてうれしい。市の高齢化率は29%。健康長寿に課題があるので、市全体の介護予防に使用できれば」と話した。

 市の補正予算は、当初予算額の2千374億9千360万円と合わせ、2千390億6千133万2千円が計上された。

練習の様子

大磯吹奏楽団 6年ぶりホール公演 7月13日 ラディアンで

 大磯吹奏楽団の第41回ファミリーコンサートが7月13日(日)、二宮町生涯学習センターラディアンホールで開催される。

 これまで年1回のペースでコンサートを実施していたが、コロナ禍で途切れて以来、ホールで演奏するのは6年ぶり。

 1993年に大磯町内の小中学校出身者で結成された同楽団。立ち上げメンバーでもある坂倉みゆきさん(52)は、「大磯小の吹奏楽部時代の顧問の先生と一緒にスタートした楽団。思いがけず、先生とは長い付き合いになりました」と目を細める。

 会員は徐々に増えていき、今では町内出身者に限らず、近隣エリアからの仲間も加わり25人ほどで活動している。

 21年に入会したという鈴木麻衣子さん(43)は「子育てなどで楽器に触れない期間があったけれど、楽団に飛び込んでみてよかった。初心者の人も大歓迎です」と笑顔を見せていた。

 演奏曲は『吹奏楽のための綺想曲「じゅげむ」』、『ライオンキング』など約60分。入場無料で、午前10時開演(午前9時40分開場)。

 問い合わせは、【メール】isosui@yahoo.co.jp。

福澤会長から花束を受け取る平野氏

平塚市観光協会 福澤氏が会長続投 平野氏 役員勇退し顧問に

 一般社団法人平塚市観光協会の理事会が5月28日に平塚商工会議所で行われた。2025年度の役員や会長、副会長などの人事案件が協議され、会長は福澤正人氏(株式会社福澤・平塚商工会議所顧問)が再任した。任期は2年で、同協会が一般社団法人になってから7期目の会長となる。

 福澤会長は「今年の七夕まつりの準備・運営が進行中であるため会長職を続けるが、そろそろ次の会長への交代も考えている。外国人観光客の誘致(インバウンド対応)など、皆様のお知恵をお借りしたい」と語った。

 新任の副会長に常盤卓嗣氏(商工会議所会頭)が選出され、今井雅之氏(神奈川中央交通(株)取締役社長)と片野之万氏(商店街連合会副会長)が副会長に再任した。

 また、01年から社団法人化までの12年にわたり観光協会の理事長を務めた副会長の平野惠美子氏が役員を退任。観光協会に対する永年の功績を称え顧問への推薦があり、承認された。

 同日に協会の設立70周年記念パーティーが開かれ、福澤会長から花束を手渡された平野氏は「理事長時代、平塚の街が暗いと感じ、『花のまちひらつか、バラのまちひらつか』をスローガンに掲げてアピール活動を行った。今、そのような街になって本当に良かった」と話した。

夢中にはんこを彫る留学生

カンザス大留学生 日本文化を体験 6年ぶりホームステイも

 平塚市の姉妹都市アメリカ合衆国カンザス州ローレンス市のカンザス大学より、留学生16人が5月30日から6月1日までの3日間、来平。6年ぶりにホームステイも行われた。

 30日には茶道や書道、はんこ彫りなど日本文化を体験したほか、落合克宏市長を表敬訪問した。

 はんこ彫り体験では、東曜印房(明石町)の水嶋祥貴さんが講師を務めた。留学生はモンゴル原産の天然石パリンに、水嶋さんが考えたそれぞれの名前を漢字に当てた文字を彫っていった。「世」の文字を彫ったセスさんは「初めての経験だがリラックスした気持ちでできた。日本の友人に手紙を書くときに押したい」と話した。

 平塚市は1990年にローレンス市と姉妹都市提携。市国際交流協会としてカンザス大学留学生の受け入れは、95年から実施している。

代表に選出された鈴木淳之介選手

湘南ベルマーレ 鈴木淳之介が代表初選出 10日にインドネシア戦

 湘南ベルマーレのDF鈴木淳之介選手(21)が5月23日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選に臨むサッカー日本代表メンバーに選出された。

 鈴木選手は、「日本代表に選んでいただきとても光栄です。それと同時に小さい頃からの夢だったのでとてもうれしく思います。湘南の代表として自分の全力を出して頑張ります」と喜びを語った。

攻撃の起点に

 鈴木選手は岐阜県各務原市出身で高校卒業後に湘南ベルマーレに入団。2023年の2月18日にJリーグ初出場した。最終ラインから積極的にボールを運んで攻撃の起点や、身体を張った守備が特徴で、昨シーズンはリーグ戦23試合に出場。1試合平均タックル数 リーグ7位の3・1を記録するなどチームに貢献し、明治安田Jリーグ月間ヤングプレーヤー賞を受賞するなど活躍してきた。今シーズンも主力として活躍しており、6月1日の代表活動に向かう際には、「自分の持ち味を出して頑張りたい」と意気込んだ。

元湘南が5人

 今回の代表では、同チームに所属経験のある選手としてMF遠藤航選手やFW大橋祐紀選手、FW町野修斗選手、GK谷晃生選手も招集されている。

 日本代表は10日(火)に市立吹田サッカースタジアム(大阪府)でインドネシア代表と対戦する。

優勝した浜岳中野球部員ら

浜岳中が初代王者に ベイスターズカップで

 平塚市立浜岳中学校(宮田篤校長)の野球部が、5月18日に横浜スタジアムで初めて開催された「横浜DeNAベイスターズカップ神奈川県中学軟式野球選手権大会」で優勝した。

 各地区大会で優秀な成績を収めた県内の4チームが出場した同大会。部員25人で堅守が特徴の同チームは平塚市の新人大会、県中ブロック、予選会を勝ち、出場権を獲得した。

 準決勝を3対1で勝利すると、決勝では大和市立つきみ野中学校と対戦。4回に2点先取、5回には市川雄翔主将が犠牲フライで3点差に広げた。最終7回、得点圏に走者を背負うピンチに西嶋慎治副主将が抑え投手として登板。渾身のストレートで打者を打ち取ると、6対3で勝利。マウンドに集まった選手らは優勝の歓喜を味わった。

 西嶋副主将は「プロと同じ球場で試合して優勝できるなんて夢みたいだった」と喜んだ。

 4月の春の大会は3回戦で敗退。同部は、ミーティングで「気を引き締めなおした」と、同大会の躍進につなげた。

学校全体で後押し

 同校ではメッセージボードや球場での応援などで野球部を後押し。当日は部員以外の生徒や保護者ら約200人が声援を送った。

 市川主将は「目指すのは中学最後になる夏の大会で全国大会に出ること」とさらなる飛躍に向けて意気込んだ。

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三荒会長(左)と栁川さん

平塚RC 保護司の栁川さん表彰 長年の功績称え

 平塚ロータリークラブ(RC/三荒弘道会長)が5月22日、グランドホテル神奈中で平塚ロータリー文化賞の贈呈式を行い、保護司の栁川義信さん(74)を表彰した。

 市の文化向上に尽力し、その業績が著しく顕著な個人や団体などを独自に表彰している同クラブは、犯罪防止と更生保護に多大な貢献をした栁川さんの功績を称えた。

 市内在住の栁川さんは、1989年に平塚地区保護司として活動を開始。同保護司会会長、全国保護司連盟副理事長などを務めてきた。栁川さんは夫婦間の殺人が多いことを挙げ、「残された子どもの支援がずっと課題」と講演。三荒会長は「人柄が素晴らしい。今後もご指導してほしい」と話した。

事前学習の様子

大磯町 万博訪問に向け事前学習 小中高生が参加

 大磯町万博国際交流プログラムの事前学習が5月31日、保健センターで開催された。町内在住、在学の小学生から高校生18人が参加し、グループに分かれて万博訪問に向けた学びたいテーマなどを出し合った。

 同プログラムに申し込んだのは21人。7月22日から2泊3日で大阪・関西万博を団体訪問する。昨年12月に実施されたこどもサミットで交流したウガンダ共和国のパビリオンなどを回る予定だ。

 万博で関心のある事柄について意見出しを行うと、子どもたちからは「平和に向けた取り組みが知りたい」「ウクライナが気になる」「世界のごはんを食べてみたい」などの声があがった。

親子でいけばな体験 全10回 参加募集

 いけばなの歴史や飾り方を学ぶ「平塚親子いけばな教室」(文化庁委託事業)が参加者を募集している。会場は平塚青少年会館。全10回で前期6月14日、7月5日、8月23日、9月20日、10月25日(全て(土))。後期11月15日(土)、12月13日(土)、20日(土)、21日(日)、1月10日(土)、24日(土)。午前10時から正午。

 小学1年生から中学3年生対象。先着順20人。前期4500円、後期5100円。申し込みは参加者と保護者氏名(ふりがな)、住所、電話番号、学校・学年を明記し、月本則子さん〒254―0083平塚市豊田小嶺305または【FAX】0463・32・0522。

あいさつに立つ志村会長

「安心安全なまち目指し」 平塚市防犯協会が総会

 平塚市防犯協会(志村吉一会長)は5月23日、平塚市勤労会館で総会を開き、市内26支部の支部長や落合克宏平塚市長、石井清一郎平塚警察署長、陶山正明平塚市自治会連絡協議会会長ら70人以上が参加した。

 総会の前には神奈川県警察本部長褒章伝達式が行われ、土屋支部の金岩正明支部長が表彰された。

 総会では昨年度の事業報告や決算・会計監査報告のほか、役員の改選、今年度の事業計画案、予算案などが決議された。

 あいさつに立った志村会長は「コロナ禍で人付き合いが薄れたため、地域活動の担い手を探すのが難しくなっている。持続可能でより効果的な防犯活動を行い、安心安全なまち平塚を目指していきたい」と述べた。

原良介≪サギ子≫2024年、作家蔵

平塚市出身 原良介さん 金目川、土屋の風景の新作も 6月14日から企画展

 平塚市出身の画家・原良介さんの企画展「原良介 サギ子とフナ子 光のそばで」が6月14日(土)から平塚市美術館で開かれる。

 原さんは1975年に生まれ、2002年に多摩美術大学大学院在学中に「第2回トーキョーワンダーウォール展」で大賞を受賞するなど注目を集め、個展などで活動を続けている。油絵具による一層のみの筆致で描く作風が特徴だ。

 今回の企画展には、新作の金目川の風景を取材した「《サギ子》」、土屋の風景を取り入れた「《フナ子》」を展示。いずれも生まれ育った身近な場所をテーマにしているという。会場には、新作と近年の作品をテーマ別に計約75点が並ぶ。

 会期に先立ち、5月29日に平塚市役所で開かれた市定例会見に登壇した原さんは「準備期間を1年半ほどいただき、自分が生まれ育った平塚の風景を描いたので地域の皆さんに見てほしい。初期の作品との作風の変化も楽しんで」と呼びかけた。

 会期は9月15日(月・祝)まで。開館時間は午前9時30分から午後5時(入場4時30分)。月曜休館。観覧料は一般900円、高大生500円、中学生以下無料。

 会期中7月19日(土)、8月24日(日)には「アーティストトーク」を実施。同館展示室2で午後2時から2時40分。申し込み不要、要観覧券。

 問い合わせは主催の同館【電話】0463・35・2111。

飲食店組合賞の賞品チケット

飲食店組合 七夕飾りコンに副賞新設 参加意欲促す

 平塚市料理飲食業組合連合会が5月28日、湘南ひらつか七夕まつりの七夕飾りコンクール「市民飾りの部」に「飲食店組合賞」を新設すると発表した。

 同賞は協賛する市内40店以上で使える食事券を褒賞とするもので、1等1本(5万円分)、2等2本(3万円分)、3等5本(1万円分)が用意される。

 同会の水嶋一耀前会長は「仲間との飲食代の足しにしてもらい、来年も頑張ろうといった空気になれば」と期待した。

 例年、同まつり実行委員会からは1等1本(1万5千円)、2等2本(1万円)、3等5本(5千円)が贈られている。

関係者らの記念撮影

平塚市議有志 台湾と共に発展を 議員連盟設立

 平塚市役所で5月28日、平塚市議会議員の有志6人による「平塚日台友好議員連盟」の設立総会が開催された。

 歴史的にも関わりが深い台湾と、議員の立場から友好を深め、互いの地域や国の発展に寄与することが目的。

 来賓として出席した台北駐日経済文化代表処横浜分処の張淑玲処長は「県内の日台友好議連は12カ所目。とても心強い」と感謝し、議連の初代会長に就任した臼井照人議員は「今後は特に青少年の交流を深められたら」と話した。

メンバーが考えたメニューを発表する様子

平塚YEG グルメで地域盛り上げ ワークショップで考案

 平塚商工会議所青年部(平塚YEG)の定例会「未来をDESIGN〜平塚グルメの創出〜」が5月20日、平塚商工会議所で開催された。

 これまで湘南ひらつか七夕まつりを中心にオリジナルフード「平塚しらすボール」「しらすのたまっころん」を販売してきた同会。今後、新たな商品を生み出すための機運を高めようと、ワークショップ形式で会員らが新グルメを考案した。

 平塚産バラ入りのかき氷やシイラのせんべいなどの案が出る中、会員投票では地元製麺所の生地を使った「YEGYO-ZA」が1位となった。

講演を聞く参加者

防災について学ぶ 二宮LC主催の講演会

 二宮町生涯学習センターラディアンで5月24日、「おじいちゃん・おばあちゃん大学」が開かれ、高齢者団体「ゆめクラブ」に所属する約450人が参加した。

 二宮ライオンズクラブ(長田正司会長)主催で、歴史の長さからライオンズクラブのギネスにも登録されている活動。

 防災をテーマに町防災安全課や、二宮町女性防災隊などが講話した。「水は1週間分は溜めておくこと」など水の確保や災害時の情報収集の重要性、簡易トイレの作り方について話し、参加者は耳を傾けていた。

サマーコンサート 読者2組4人招待

 音遊楽が送る「サマーコンサート」が8月17日(日)にひらしん平塚文化芸術ホール・多目的ホールで開かれる。午後3時開演(2時30分開場)。

 オーボエ、ファゴット、ピアノ、ソプラノ、マリンバ、バイオリンによる演奏が披露される。プログラムはベートーベン『ピアノ三重奏曲』、リスト『ハンガリー狂詩曲第2番』ほか。全席自由3千円。問い合わせは音遊楽みよし【携帯電話】090・4752・7222。

 読者2組4人を招待。希望者は件名を「サマーコンサート」として〒、住所、氏名、年齢、電話番号、本紙の感想を明記の上、メールhiratsuka@townnews.jpへ。6月13日(金)必着。

七夕の創作合唱コンサート 9月28日 ひらしん平塚文化芸術ホールで

 七夕まつりの認定事業として開催されるコンサート「創作合唱物語〜星空のレジェンド 七夕によせて」が9月28日(日)、ひらしん平塚文化芸術ホール(見附町16の1)で開かれる。午後2時開演。5時終演。

 有志で結成された合唱団「コール・レジェンド」が出演し、ミュージカルでもオペラでもなく「創作合唱」という手法で、地上の牛飼いアルテオと皇帝の孫娘ヴェガとの悲恋物語を描いていく。

 合唱団には平塚市から星の子合唱団、平塚ジュニアコール、平塚中等教育学校合唱部が参加。第1部は元湘南ひらつか織り姫の高橋香緒里さんと平塚フィルハーモニー管弦楽団によるオペラアリアが披露される。第2部はオーケストラ伴奏による、こども合唱、大人合唱、ソリスト、ダンスによる公演。

 チケットは全席自由で一般が2000円、高校生以下は500円。同ホールなどで6月下旬から販売。(問)同実行委員会の寺井さん【携帯電話】080・1067・8484

平塚ウィンドオーケストラが定期演奏会 6月29日 ひらしん平塚文化芸術ホールで

 平塚ウィンドオーケストラ(加藤裕久団長)が主催する「第39回定期演奏会」が6月29日(日)、ひらしん平塚文化芸術ホール(見附町16の1)で開催される。午後2時開演(1時30分開場)。入場無料。

 木崎二朗さんが指揮を務め、『春の猟犬』や『ディズニー・トロピカル・メドレー』、『P0rgy and Bess Medley』などが演奏される。

 問い合わせは同事務局【携帯電話】070・3357・6718(午後7時から10時)。

日本代表に初選出されたDF鈴木淳之介選手。攻撃の起点を作りながら、競り合いや対人守備の強さもみせ、代表合流前最後のリーグ戦にフル出場

ベルマガ通信 6月1日ホーム湘南1-1岡山 山口智監督体制5年目の「定位置」 J1第19節 vs ファジアーノ岡山

 リーグ戦連敗を止めたものの、3試合ぶりの勝利には届かなかった。

 前半37分に先制を許し、追いかける展開となった湘南。後半20分にFWルイス・フェリッピ選手がミドルレンジから豪快なシュートを2戦連続で決めるも、相手の固い守備をこじ開けられずに引き分け。勝ち点1を分け合う結果となった。

 ホーム岡山戦は、今シーズンの前半戦を締めくくる一戦だ。決定機を作りながらも逆転に結びつけられない現時点でのチーム状況は、リーグ後半戦に上位進出を予感させるものではない。

 湘南は昨季、15位でシーズンを終えた。現状、昨季のフィニッシュ順位をひとつ下回ってリーグ後半戦に入る山口智監督体制5年目の「定位置」。定位置と聞いてイメージする場所が人によって違っていたとしても、16位に位置する湘南は「例年通りの残留争い」が現実であり、勝ち点1を手放しで喜べる位置にはいないのが現実だ。

 リーグ戦は(代表ウィークに入るため)14日まで一時中断となるが、連戦は続く。8日にはルヴァン杯プレーオフラウンドの磐田戦が、11日には天皇杯2回戦の岐阜戦が控えている。チームの状況をガラッと好転させるには、指揮官を変えるか選手を変えるしかない。結果も進化も問われる後半戦に向け、そのどちらも選ばない、または選べないのであれば、連戦の中で好転の兆しを掴むしかない。(スポーツライターすぎさきともかず)