藤沢版【8月8日(金)号】
イベントチラシを手にする米澤さん

フリースクール団体 「自分らしい学びを」 29日、メッセ初開催

 県内で活動するフリースクールと居場所を運営する団体が一堂に会す「こどまなメッセ」が29日(金)、藤沢市役所分庁舎2階で初めて開かれる。フリースクール団体などでつくる藤沢こどもの多様な学び応援団の主催。米澤美法代表(53)は「自分らしい学びを見つける機会にしてもらえれば」と来場を呼びかけている。

 藤沢市教育委員会の調査によると、市立小中学校における不登校の児童生徒は2019年度に696人だったのに対し、23年度は1128人と右肩上がりに推移。1千人あたり小学生18・1人、中学生68人いる計算だ。

 市議会6月定例会ではフリースクールなどを利用する不登校児童生徒の保護者に対し、県の補助制度を利用するなどして利用料への補助制度を求める「フリースクール等に通う子どもへの支援についての陳情」、不登校や教室に足を運びづらい児童生徒のための居場所と人員を確保する内容の「藤沢市内の小・中学校内への居場所の設置についての陳情」が提出された。いずれの陳情も市議会は趣旨了承とした。

当事者の母NPO発足

 「相談する場もなかった」。米澤さんも当事者の母の一人だった。息子が小学5年の時、不登校となった。

 同じようにつらい思いを抱える人を増やしたくないと、2017年に親の会を立ち上げた。当事者の親から相談を受ける中で、「居場所が欲しい」という声が多数届いた。

 「こちらから言わなければスクールカウンセラーにつないでもらえなかったり、別室を用意してもらえなかったりして、居場所を見つける支援がなかった」と米澤さん。「未来を創るサードプレイス」を掲げ、翌年にはNPO法人自由創造ラボたんぽぽを設立。ワンコインで出入り自由の相談の場を開いてきた。

 おととしから年に一度、フォーラムも企画。かつての当事者からリアルな声を集め、冊子にまとめて市教委に配布するなどの活動もしてきた。

支援する側も「理解して」

 「ある日突然、不登校になったら、当事者やその親は自力で行き先を探さなければならない」。都内など他自治体ではフリースクールや居場所の関係者がイベントを行うケースも珍しくなく、米澤さんらは子育て期間中に過ごした藤沢でメッセを開くことにした。

 「当事者がそれぞれの人や場所を肌で感じるだけではく、学校の先生方やカウンセラーなど支援する側にも来場してほしい。学びは一つじゃないことを理解してもらわないと、多様な学びは社会に広がらないから」

 メッセには16団体が参加。活動中の写真を見ながら自分に合った居場所を探せる活動紹介コーナー、各スタッフから話を聞ける団体ブース、当日出展できない団体のチラシも配架する。「マインクラフト」(ゲーム)や工作、駄菓子販売も。

 午後1時30分〜4時。入場無料、予約不要。詳細は同応援団HPから。

建設工事が進む新たな村岡市民センター=7月31日撮影

村岡市民センター 10月に移転 体育室を新設、防災強化へ

 村岡市民センターが10月14日(火)に移転する。施設の老朽化などが理由。新たな施設はバリアフリーに対応する他、これまでなかった体育室を設け、災害時に避難所としての役割を果たすなど防災機能も強化。現在建て替え工事の終盤に差しかかっており、今月末に竣工予定だ。

 新施設の住所は、現施設から500mほど東側へと進んだ東海道線沿いの村岡東1の5の17。かつて鉄道の貨物駅だった土地を市が取得し、市民センターを建設した。

 鉄筋コンクリート造3階建て。敷地面積は、現施設の約2947平方メートルに対し新施設は約5575平方メートル、延べ床面積は2228平方メートルに対し約4072平方メートルといずれも拡張した。総工費は約27億1千万円。

 1966年に建設された現施設は、耐震改修や増改築を経て築59年が経ち、老朽化が進んでいたことに加え、施設の手狭さやバリアフリー対応などに課題があった。

 そこで市は、2018年度に方針などをまとめた「村岡公民館等再整備基本構想」を策定した。「つどう」「まなぶ」「むすぶ」「安全・安心」「育む」を基本方針に掲げ、設計業務に取り組み、23年度に着工。約2年、工事が進められてきた。

 1階にはエントランスホール、またネーミングライツ(愛称命名権)を導入して2階には「湘南ユナイテッドBC体育室」(定員205人)、3階には「むらおかえのでんホール」(定員123人)を設けた。空調完備の体育室などは夏場の避難所として有効だ。敷地内には消防団第6分団器具置き場もあり、地区防災拠点本部室や防災備蓄倉庫も集約。災害への対応に重点を置いた。

 またマイナンバーカードや住基カードで住民票など各種証明書を取得できるマルチコピー機、有料駐車場も設けられる。

7年後には新駅も

 同市民センターの谷津倉晋センター長は「目の前は線路なので、鉄道好きにはたまらない」とした上で、「32年には新駅も完成する。地元の人や移住してきた人、周辺に点在するたくさんの企業関係者の皆さまとパートナーシップを組み、持続可能なまちづくり、センター運営を進めていきたい」と話した。

 今後、現施設は8月31日(日)にホールのみ貸室終了、9月28日(日)に全貸室と市民図書室終了、10月3日(金)に福祉窓口業務終了、新施設は同4日(土)に開所式と内覧会、同14日(火)に供用開始となる。

「御所見音頭」再興に向け立ち上がった保存会の会長を務める 高橋 忠雄さん 獺郷在住 83歳

音頭でつなぐ御所見の絆

 ○…「ほんに御所見はよいところ」--。軽快なリズムに合わせ、御所見の四季が描かれる「御所見音頭」は1945年頃、御所見小の教諭によって作詞された。「小学校の授業で歌ったり踊ったり、それが懐かしくてね」。時代とともに、踊られなくなった音頭を老人会・御所見ゆめクラブのメンバーと再興させるため5月に保存会を立ち上げた。「みんな、練習に休まず参加してくれる。楽しんでくれてうれしい」

 ○…獺郷で生まれ育った。「温かい人が多い。それが御所見の良さ」。地域活動へ積極的に参加するようになったのは、息子が通った中里小のPTAの会長を務めていた頃。「創立して日が浅かった学校を、どうにか良くしようと奔走していた」。その時の仲間から今も頼りにされ、御所見ゆめクラブの副会長も務める。「祭りで出し物をする人が見つからない」と相談を受ければ、「あの人は歌が得意だよ。この人は踊りを習っている」といった具合でプログラムが決まることも。長年御所見で人脈を広げ、気づくと地域の御用聞きとなっていた。

 ○…そんな自身の良き相談相手は長年連れ添ってきた妻。「女性ならではのアドバイスをくれる」。若い頃は、2人で社交ダンスやカラオケを趣味にしていた。また地域活動をするにあたり、欠かせないのが健康。特に足腰を気遣い「毎日スクワット20回を朝昼晩やってるよ」と得意げに笑う。

 ○…御所見音頭を子どもたちにも慣れ親しんでもらおうと、小中学校にも足を運び、「授業や部活の演奏などで使ってもらえたら」と協力を求めた。これからの季節は各地区の祭りでも踊られる音頭を通じ、地元で育まれてきた”御所見の絆”を未来につないでいく。

かながわ女性センター跡地 優先交渉権者に江ノ島電鉄

 藤沢市は先月31日、県立かながわ女性センター跡地(江の島)の利活用事業に係る優先交渉権者に、江ノ島電鉄(株)を代表企業、小田急電鉄(株)と(株)フジタを構成企業とする共同事業体を選定したと発表した。

 県の事業者募集が不調だった同センターの利活用を巡り、市は今年1月、あらかじめ売却価格を定めた上で利活用の企画提案を評価し、優先交渉権者を選定する「価格固定プロポーザル方式」による公募を開始。2者が応募し、先月16日に提案審査を経て、同共同事業体に決定した。

 同共同事業体が提案したのは「(仮称)ENOSHIMA COAST LIFE PARK〜江の島らしさを体感できるみんなの広場〜」。地産の魚介や野菜などを多くの人に堪能してもらえるよう、地域事業者と連携し夜間帯まで営業する飲食店、家族や友人らと調理しながら楽しめるコンテンツ、海風を感じられる芝生広場でのマルシェ開催などを通じ、新たなにぎわい創出を目指す。また宿泊機能も取り入れ、島内での滞在時間を拡大する狙い。そのほか災害対策として、地盤高10m以上に及ぶ津波避難タワーの設置も計画中だ。

 2027年度末頃の施設開業を視野に入れ、今後は8月から9月にかけて市が県から土地を借り、事業者に貸し付ける事業用定期借地権設定契約に向けた協議を行い、9月下旬に契約締結を予定している。

シンボルの時計台と田中さん

商店街が大好きだ vol.2 みんな喜ぶことが発展に 善行駅前新栄会 田中昭司さん

 藤沢市のほぼ中央部に位置する善行地区は別名「坂のあるまち」。その数は大小合わせて50以上あるという。

 そんな同地区に、ゆったりとした時間の流れを想起させるような場所がある。小田急電鉄善行駅を挟むようにして存在する善行駅前新栄会だ。「出会い・ふれあい・微笑み合う街」と謳うスローガンが書かれた時計台のもと、昔懐しさの残る駅前の活性を担ってきた。約50年前に産声を上げた同商店会の会員数は現在53。駅西口前にある「メガネ・メイト」代表の田中昭司さん(73)が現在、会長を務めている。

 「前よりも人や会員は減ってしまったが、今も昔もまとまりがあるところが魅力かな」と田中さん。祭りなどのイベント時には一丸となって取り組み、トラブルにもみんなで連携して解決できる。そんな心強い「まとまり」だ。

 加えて自治町内会や郷土づくり推進会議、ボランティアとして活動してくれる学生もことあるごとに協力してくれる。田中さんは「人に生かされてるな」と笑う。まとまりだけでなく、互いが互いの頑張りに応える「人情味」も文字通り持ち味だ。

 自身も常に現場で動くことを意識している田中さんは、これからも活気創出のために奮闘するようだ。

 あす9日(土)には、待望の納涼祭が行われる。ステージでは地元住民のパフォーマンスや屋台では大人も子どもも満足のメニューが並ぶ。もちろん、誰もが参加できる盆踊りも実施。地域が輪になる善行を象徴するイベントだ。会員減少など課題もある。しかし「地域のみんなが喜ぶことをすることがまちの発展につながる」との田中さんの言葉が、会の在りように課題以上の価値を感じさせる。

旧桔梗屋 保全活用の事業者募集

 藤沢市は先月31日から旧桔梗屋保全活用事業の事業者を募集している。

 旧東海道藤沢宿のシンボル旧桔梗屋に継承されている歴史的建築物を保全しつつ、地域に新たな魅力の創出を図る狙い。活用、運営方法などへの柔軟な発想や視点を必要とし、公民連携によって事業者のノウハウを生かした施設の整備、貸付を行い、公募型プロポーザル方式で事業者を選ぶ。

 事業コンセプトは「歴史を感じる風景づくり」「回遊性のあるまちづくり」「地域資源の保全」。藤沢宿の特性や旧桔梗屋の内外観を生かした提案を評価する。

 事業者は耐震、内外装改修を一体的に実施する。耐震改修などに係る費用は市が負担(上限あり)。2031年1月までに全面供用開始などを条件とする。

 参加申込書受付は12月3日(水)から5日(金)まで、優先交渉権者は来年2月ごろ決定する。詳細は市HPから。問い合わせは市街なみ景観課【電話】0466・50・3508。

下水道産肥料名前つけて 藤沢市 表彰や記念品も

 藤沢市では下水道から発生する汚泥を活用した肥料の「名前」を募集している。

 肥料は市の家庭などから発生した汚水を浄化する際に発生する汚れ(下水汚泥)を燃やした灰から作られる。この灰は、肥料の3要素の内、開花や結実を促すりん酸を豊富に含有。肥料そのものや、肥料原料としての利用ができるという。

 ただし、利用するためには、品質管理をして一定の成分濃度を保証する「菌体りん酸肥料」としての規格登録が必要で、今回の名前募集はこの登録名となる。

 市下水道施設課の担当者は「下水道事業への理解や、今後流通する上で親しみやすい名前を待っています」と話す。

 りん酸は輸入に頼ることが多く、国際市況や原料産出国の輸出動向の影響を受けやすい。現在、価格の高騰が農業生産者を悩ませているという。これを受け、国では2022年から国内資源の活用に転換。汚泥の活用はこの一環となる。

 応募は藤沢市役所ホームページなどから。下水道運営審議会で選定。命名者には表彰や記念品の贈呈も予定されている。締切は8月31日(日)。

 詳細は同課【電話】0466・50・8254。

公園禁止を受け大庭市民センターで行われた花火イベント=2023年

どこで遊べる? 手持ち花火

 夏の夜を風流に楽しもうと、手持ち花火を購入したものの、公園や広場には花火禁止の看板が。「どこでなら遊べるんだっけ…」と途方に暮れた経験がある人も多いのでは。

 昨今、公共の場での手持ち花火使用の規制を緩和する動きが各自治体で広がりつつある。市内で手持ち花火ができる場所について、市公園課に話を聞いた。

♢  ♢  ♢

 現在、藤沢市内全ての公園では騒音やごみのポイ捨て、放火などのトラブルを防ぐため、たき火・バーベキュー・花火など火の使用が禁止されている。そのため、同課では花火が使える場所に関する問い合わせに対し、海岸での使用を案内するという。しかし、「市北部にはできる場所がなく、海岸部にもアクセスしづらい。北部在住者への案内が難しい」と担当者は対応の難しさも口にする。

制限見直しも視野

 例年夏休みシーズンには同様の問い合わせがあり、「市としても需要の多さは把握している」と担当者。現在、同課では花火使用を含む公園利用ルールの見直しが検討されているという。昨夏からは、責任者が明確な自治会などのイベントに限り、実施内容を市が審査した上で、公園で花火を使用することが可能に。昨年7月、遠藤公園で試験的に開催されたイベントは、苦情やトラブルなく終了した。

 今後については「具体的には未定」としつつ、「公園での個人の花火使用の制限が緩和される可能性もある」と同課。「現時点のルールを守って楽しんでもらえれば」と呼びかけた。

学校のお仕事何でも相談会 市役所で22、27日

 市内小、中、特別支援学校での仕事に興味がある人向けの相談会が22日(金)と27日(水)、藤沢市役所本庁舎5階(5―1会議室)で開かれる。

 「教員免許を持っているけれど、教員は未経験。そんな私でも学校の仕事をできるのか」「大学生で教員を目指している。教員の仕事について聞きたい」「子育ての合間の時間にできるような先生の仕事はあるのか」といったあらゆる相談に市職員が応じてくれる。

 経験、年齢不問。両日午後5時30分から。6時40分最終受付。入退室自由、事前申込不要。9、10月も開催。問い合わせは市教育委員会学務保健課教職員担当【電話】0466・50・3558。

藤沢中央ライオンズクラブ 会長 岡 美佐子さん

 創立50周年の節目を迎える今期、「未来へ繋ぐ」をテーマに掲げる。今期の活動の最大の目玉は、来年開催を予定している「創立50周年記念式典」だ。

 式典では、クラブの歩みを振り返るとともに、マイクロプラスチック問題に関する映像の上映会も企画する。クラブが長年続けている海岸清掃活動とも関連付けた取り組み。式典を通して環境問題への意識を高める機会を設ける。

 事業は献血活動の他、敬老の日には高齢者施設「やすらぎ荘」を訪問。子どもたちを対象としたフラワーアレンジメント教室「花育(はないく)」や、小学校での薬物乱用防止教室の開催にも力を注ぐ。

 会長を務めるのは今回で2度目。「和気あいあいとした雰囲気がクラブの魅力。活動を未来へつないでいきたい」と力強く語った。

藤沢ライフライオンズクラブ 会長 樋口 聡さん

 「奉仕と友情」をスローガンに掲げた今年度。「異業種の方々と交流できるのがクラブの魅力」と話す。現会員はクリーニング業、美容師、建設業など多岐にわたる。「20代、30代の若い人たちを受け入れ、エネルギーをもらい、共に新しい活動を一緒に見つけていきたい」とさらなる多様性を求めていく。

 活動の柱も着実に推進する。前年度から始まった献血活動は、他のライオンズクラブとも共同で実施を目指す。長年の恒例事業だった寄席「藤澤来富座」は会場確保の課題から昨年は開催を見送ったが「開催できるよう模索していきたい」と、決意を見せる。

 2度目の会長就任。「おかげで、人前でうまく話せるようになった」と自身の経験を振り返る。「クラブでの様々な経験は、仕事だけでは得られない自己成長の機会になる」と話した。

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ふじさわ湘南ロータリークラブ 会長 三浦 悠介さん

 今年度のスローガンは「『変わらない』ために変わろう」。これまでと変わらずクラブの活動を行い、未来につなげるべく、運営の仕組みや外部への発信、活動の「価値化」に取り組む。

 クラブ細則を見直し慣例を規定化する他、新しい入会者の手引きを作成。「分からない用語をなるべく無くしていきたい」とする。また、寄付の際に記入するスマイルカードのデザインをリニューアル。記入欄を充実させ、会員同士がより深く交流するきっかけとしていく。

 SNSの活用や報道機関へのプレスリリース、ウェブサイトの改装を行うなど発信に力を入れ、会員の増強につなげていきたい考えだ。

 サッカー大会の実施や乳児院への支援事業など活動は多岐に渡る。「会員同士がプロとして尊敬し合える場を作りたい」と意気込む。

藤沢南ロータリークラブ 会長 芝 直也さん

 45周年の節目を迎えた今年、周囲から指名を受け会長に就任した。掲げたテーマは、温故知新ならぬ「温故開新」。「これまで先達が築いてきた歴史を継承することを念頭に活動してきた。今年は新しきを”知る”だけではなく、未来の扉を”開く”1年にしたい」と思いを語る。

 剣道大会へのメダル寄贈、ポリオ撲滅募金、カンボジア支援など幅広い活動で地域に貢献する。

 90歳近いチャーターメンバーたちが現役で活動する中、近年では若手の入会が増え、女性も多く活躍する層の厚さがクラブの特徴。「率先して盛り上げてくれる会員が多くありがたい」。

 会員の人数が増えたことや年の差は課題でもある。「会員同士が努力する姿を見せ合うことで距離が近づくはず。大人数で団結力もある、強いチームを目指したい」と決意を新たにした。

藤沢湘南ライオンズクラブ 会長 守谷 怜太さん

 波や雲のように自由な動きで、人の目を引き寄せる「波詭雲譎(はきうんけつ)」が今年のテーマ。自由な発想が生まれる藤沢湘南ライオンズクラブならではの言葉だ。「ユニークな活動を続け、他クラブのモデルとなっていければ」

 52代目の会長に就任した。昨年度にクラブへ入会し、自身の仕事で使用する藍を生かしながら奉仕活動を展開してきた。今年度も藍を活用した地域貢献に加え、子ども食堂への野菜提供といった支援を行う予定だ。「会員の高齢化が進んでいるけれど、プライベートで関わることのない先輩方と共に活動できることはアイデアを生む勉強になる」と語り、また会長に就いたことで「組織として動く責任も持ちたい」と気持ちも新たにした。

 「今後は海外クラブの活動内容を輸入しつつ、日本伝統の藍をグローバルに発信していきたい」と目を輝かせた。

藤沢北西ロータリークラブ 会長 阿部 修之さん

 50代目の会長に就任した。今年は計9人のメンバーで活動する。下土棚の老人福祉センターこぶし荘でのプランター植栽や、長後みんなのおうち食堂で子どもや高齢者らに食事を提供する支援などを主な活動とする。

 「損得勘定で動くのではなく、人と人とが助け合い、優しさを見せ合えることが社会やみんなにとって、より良い幸せにつながっていくのでは」と語り、「大人が率先して奉仕行動を見せていくことで、特に子どもたちにも支え合う心を持ってもらいたい」とも。

 また今後はクラブ会員の他、その家族などさらに多くの人が参加しやすい活動を展開していき、奉仕の輪を広げていきたい考えだ。

 親戚の勧誘で、2017年からクラブ活動に参加した。「奉仕活動を楽しみながら、自分の向上も楽しむ」をモットーに邁進していく。

北警察署屋上から降下訓練を披露する「即対チーム」

北警察署オープンカンパニー 「仕事がより身近に」 志望者が見学・体験

 藤沢北警察署(笠原健司署長)で先月30日、警察官採用試験の受験希望者などを対象にした「オープンカンパニー」を実施した。

 見学や体験を通じ、警察の仕事を知ってもらう取り組み。当日は高校生や大学生、社会人など17人が参加した。

 映像による警察官の業務紹介の後、屋外に出て県警「即対チーム」による同署の屋上からの降下訓練を見学。救助の緊張感を共有した。その後はパトカーなど警察車両を見学。白バイにまたがり記念撮影を行った。

 装備資機材の着装体験や、指紋採取など鑑識体験の後、先輩警察官の体験談を聞いた。参加者は「警察学校の生活の話を聞くことができ不安が少なくなった」と感想を述べた。

 質疑応答では試験対策などについての質問が出た。全体を通じて参加者は「警察の仕事がより身近に感じた」と話した他、「絶対に警察官になります」と決意を述べていた。

川面を映す幻想的な灯り(過去)

祖先に感謝 灯籠流し 16日 引地川で

 今年で26回目となる灯籠流しが8月16日(土)、引地川で行われる。時間は午後7時から8時半。湘南台引地川灯籠流し実行委員会(古川健三実行委員長)の主催。円行公園近くの川沿い遊歩道を会場に、やなぎ橋付近から円行大橋横まで灯籠を流す。

 灯籠流しは先祖の霊を悼む伝統行事。その灯りは闇を照らし、先祖の魂があの世に戻るまで、道に迷わないようにする役割があると言われている。

 同イベントの灯籠1つ1千円で購入でき、思いを込めた文字などを書ける。売上金の一部は「藤沢市・愛の輪福祉基金」に寄付される。

 また当日は午後4時から模擬店やキッチンカーが登場するほか、夜には竹林のライトアップを実施。幻想的な世界が楽しめるとのこと。6時45分からは式典もある。実行委では「この美しい伝統行事。ぜひご参加を」と呼びかける。

 雨天の場合は翌17日(日)に流灯のみ開催。(問)実行委【電話】080・3172・1547

感謝状を受けた事業者ら

県赤十字血液センター 献血貢献10社に感謝状

 第30回大相撲藤沢場所と連動して行われた献血キャンペーンに貢献した10社に先月29日、県赤十字血液センター所長から感謝状が贈られた。

 同日、同センター(横浜市港北区)で贈呈式が行われた。

 あいさつに立った大久保理恵所長は「949人が来場した全国的に見ても最大級のキャンペーン」と賛辞を送るとともに、藤沢場所の勧進元で日赤の理事や支援組織、日赤紺綬有功会の県会長を務める最上重夫氏や、協力した各企業に謝意を述べた。また「県内の使用量を増加し、安定的に供給するには皆様の活動が不可欠。今後も複数回の献血にご協力をお願いしたい」と訴えた。これを受けて最上氏は少子高齢化を踏まえ献血人口の減少など今後の課題を挙げ「引き続き貢献したい」と決意を語った。

 今回表彰を受けた事業者は以下の通り。

 【藤沢市】鈴商(有)▽文化シヤッター(株)首都圏支店湘南営業所▽おそうじ革命湘南藤沢亀井野店▽とんかつ大関湘南台店▽日本セーフティー(株)湘南支店▽不二耐火建材(株)▽神奈川ビルメンテック(株)▽(有)大道自動車【海老名市】▽YKK AP(株)東京防音支店【横浜市】(株)協栄神奈川支店

揃いの赤いシャツでのびのびと踊った

御所見音頭、復活へ 保存会立ち上げ、市民に披露

 1945年頃に誕生し、御所見の子どもたちに慣れ親しまれるも時代の流れとともに歌われなくなってしまった「御所見音頭」。その再興に向けてこのほど、保存会が立ち上がった。先月25日に藤沢市民会館で行われた藤沢市高齢者福祉大会で披露された。

 御所見音頭は、御所見小学校の教諭だった三沢祐一氏が「東京ブギウギ」などの作曲をした服部良一氏の曲に合わせて作詞したもの。授業でも歌ったり踊ったりされ、当時の子どもたちに慣れ親しまれていた。

 70年代にも復活の機運が高まり、曲の使用許可を得てレコード化されたが、残念ながらかつてのような定着とはならなかった。そんな中、今回発足したのが御所見ゆめクラブ。老人会として活動する中で、御所見音頭が多くの会員の共通話題となり、クラブ副会長の高橋忠雄さん=人物風土記で紹介=を中心に復活に向けて動き出した。

 再興を掲げ、御所見小、中里小、御所見中学校にも打診。練習会も行われ、祭りなどでも踊る予定だ。高橋さんは「今の子どもたちが大人になった時、私たちのように御所見音頭を話題に盛り上がる日がくれば」と思いを込めた。

境内に入場する人形山車(過去)

高さ8mの山車9基が登場 17日、皇大神宮例大祭

 「烏森神社」の愛称で親しまれる皇大神宮(鵠沼神明2の11の5)で17日(日)、恒例行事の例大祭が行われる。

 「那須与一」「源義経」「楠木正成」「浦島太郎」など歴史や伝承にちなんだ高さ8mにもなる人形山車9基がそろう。明治中期に9つの氏子会が制作したもので、藤沢市重要有形民俗文化財、湘南遺産にも指定され、圧巻の光景を一目見ようと毎年多くの人でにぎわう。

 今年は午後2時、宮之前町内から順番に人形山車が参進。2時30分頃社殿で神事が行われ、3時頃境内に勢ぞろいする。4時には市重要無形民俗文化財の湯華(湯立)神楽も奉奏される。

 参道には飲食など屋台も出店する。問い合わせは皇大神宮【電話】0466・24・5590。

SNSの投稿方法を説明する麦わら大将さん(上・奥中央)、生成AIで作成した販促物

長後商店街 AI活用"バズる"まち目指す 大学生が店主らに伝授

 今や、多くの人の生活に欠かせないスマートフォン。長後商店街では今年4月から、地域の中高年向けに一味変わったスマホ教室が開かれている。講師はSNSやAIをフル活用する「ラーメン朝太郎」の現役大学生店主・麦わら大将さん。若手の知見と最新技術を地域活性化に生かす試みだ。

 講座はアプリの入れ方や写真の共有方法、迷惑メールの見分け方など初心者向けの内容から徐々にレベルアップ。最終回となった先月29日は、各SNSの特徴や注目されやすい投稿の型などが伝授された。参加した同商店街協同組合メンバーたちは、麦わら大将さんの解説を聞き、慣れた手つきでAIに文章を生成させながら投稿作成を実践した。

 昨年同商店街でラーメン店をオープンし、店内BGMやSNSの投稿などにAIを活用してきた麦わら大将さん。「何か地域に貢献できることはないか」と、商店街各店舗を紹介する動画の作成代行を行うことに。組合から「自分たちでもできるようになりたい」という声が上がったことから教室の開催が実現した。

 同商店街でパン屋を営む齋藤伸一さんは「今の時代はAIでこんなことまでできるのかと、とても刺激になる」と話す。参加者の中には、chatGPTで書類を作成したり、AIと画像編集アプリで販売促進のチラシを作ったりと、実際の仕事に活かしている人も。

 「すぐ使える実践的なワザを伝えることを心がけている」と麦わら大将さん。現在は秋の地域イベントに向けたSNSでの広報も計画中だ。

 「今後もAIを活用して、商店街に還元していけたら」

国際RC2780地区 留学生とタウンクリーン

 奉仕団体国際ロータリクラブ(RC)で県内の横浜市、川崎市を除く2780地区(松下孝ガバナー)メンバーと留学生ら総勢100人が先月27日、藤沢駅周辺でタウンクリーン活動を行った。

 クリーン活動を主催したのはRCの米山奨学金の支援を受けた元留学生らが参加する米山学友会。社会貢献の一環として実施した。例年海岸を清掃しているが、「海ごみの原因はまちのごみにある」と市街地での清掃となった。

 当日は、午前11時過ぎに藤沢市役所前に集合。トングとごみ袋を受け取りまちに出動すると、真夏の暑さと戦いながら道路の隅や生垣など細かく確認しながら散らばるごみを拾った。

 米山学友会の会長でスリランカから訪れているチャンドラシリ・カズミさんは「治安や安全のためにはまちのメンテナンスが大切。皆さんへの恩返しになれば」とコメント。松下ガバナーは参加者全員の活動に感謝を述べるとともに「日本が好きだと言って行動してくれていることが何よりもうれしい」と笑顔を見せた。

プレス工業の選手に交じり走る高校生

市陸上競技協会 中高生×実業団で強化練習 プレス工業が協力

 陸上競技の普及・強化を目的に藤沢市陸上競技協会は1日、市内の中高生を対象に綾瀬市民スポーツセンターで合同練習を行った。プレス工業(株)陸上競技部も協力した初めての試み。同様の合同練習は今月末にも予定されるなど、今後も両者の交流に力を入れていく方針だ。

 この日練習に参加したのは、市陸協の吉野健夫さんが推薦した市内在住の中学生4人と高校生5人。冬に市町村対抗で開催される「かながわ駅伝」に向け、市内の選手強化が狙いだ。

 吉野さんは今年度から、かながわ駅伝藤沢市代表監督に就任。上位入賞を目指し、選手の底上げを図るために、ニューイヤー駅伝の常連チームであるプレス工業陸上競技部の下里和義監督に相談。合同練習の実施にいたった。

 練習の参加者は、1000m(トラック2周半)を走り抜け、半周ジョギングを3セット繰り返した。生徒たちはプレス工業の選手たちについていったものの、後半になると徐々に差が開いてしまい、実業団の速さを実感した様子だった。先にゴールしたプレス工業の選手に「がんばれ」「最後まで」と励まされながら走り切った。

 下里監督は「成長過程の学生にはまだ厳しい面もあったが、体感することは今後の成長につながるはず」と優し気に見守る。大川歩夢キャプテンは「必死に食らいつこうと頑張る生徒たちに、自分たちも刺激を受けた」と話した。

 参加した大庭中学2年の磯野光希さんは「悔しい面があったけれど、今後に生かしたい」とコメント。湘南工科大附属高校の2年天神滋温さんは「フォームが全然違った。自分の課題が明白になって良い機会だった」と振り返った。

夏の趣き湘南台で 10日 ワクワク広場

 湘南台駅地下のアートスクエアで10日(日)、「ワクワク広場」が開催される。午前10時から午後4時。

 今回のテーマは夏祭り。当日は『包丁人味平』などで知られる漫画家のビッグ錠さんによる名物コーナー「大きならくがき」や射的、ヨーヨー、コマ回しなどの縁日を楽しめる。また焼きそばやかき氷といったフード類も用意。ステージイベントでは「今田鯖神社囃子保存会」のお囃子披露(午前11時〜)やミュージシャンとダンサーによるセッション(正午〜)、湘南台を拠点とするハワイアンバンドによるライブ(午後1時〜)が行われる。

 浴衣や甚平を着た来場者には、無料でポップコーンやかき氷がプレゼントされる。

 問い合わせは同実行委員会【携帯電話】090・1500・0064。

長久保公園 サトイモの花咲く

 辻堂太平台の長久保公園で先月中旬ごろから、園内の「季節の野菜見本園」で育てられているサトイモに花が付き、話題となっている=写真(1日撮影)。

 サトイモの花は、薄いクリーム色で細長くとがった円錐のような形状。同園では毎年のように開花しているが、元々東南アジア原産の熱帯植物で、国内で花が見られるのは珍しいという。

 今年はおよそ20から30株のサトイモが植えられ、同園職員やボランティアによって手入れが行われてきた。同園によると、先月末までに5株ほどの花がついたという。花は8月中旬ごろまで咲く見通しだ。

新江ノ島水族館の外壁に掲げられた津波フラッグ(同館提供)

藤沢で14年ぶり津波警報 当日の状況、今後の課題は 避難所の通信体制、暑さ対策など

 ロシア・カムチャツカ半島沖を震源とするマグニチュード8・7の地震の影響により、先月30日に気象庁が相模湾・三浦半島に津波警報を発表した。藤沢市では沿岸部に避難指示を発令し、片瀬・鵠沼・辻堂地区など沿岸地住民や海水浴客など、のべ5193人が指定された約30カ所の避難場所に避難した。

各施設の対応

 午前9時40分、藤沢市内の空には警報発令を知らせるサイレンが鳴り響いた。

 先月開設されたばかりの津波避難タワー(片瀬海岸3丁目)には168人が避難した。同所を開放した西浜町内会長の馬場英人さんは、その時の様子について「2階の日陰にみんな落ち着いて座っていた」と話す。今後必要なこととして、「一カ所で多くの人が連絡したり情報を検索したりするため、通信機器の動作が重たくなった。Wi―Fiなどがあると良いのでは」と馬場さん。「課題を見つけることができる機会となった」とした。

 避難場所の一つ、新江ノ島水族館はこの日も9時から営業していたが、警報発令後は海側の外壁に津波フラッグを掲げ避難を呼びかけた。

 同館では長時間にわたり待機する人のために、備蓄していた水や乾パン、ようかんなどを提供した他、カワウソの給餌の解説も行った。

市の見解は

 市災害対策課は今回の事例を踏まえ、暑さ対策の充実が今後の課題とする。最高気温が30度を上回る真夏日となった同日だが、飲み物の提供などの暑さ対策や、冷房設備などは各避難場所で異なった。「屋外での日差し対策など、夏の気候に適したガイドラインが策定されていない」とした上で、「避難所での業務に関わった職員にアンケートを取り、庁内でより詳しい課題と対策を考えていきたい」とした。

アズビル納涼祭 藤沢にミャクミャク登場 大阪飛び出し特別出演

 現在開催されている大阪・関西万博公式キャラクター「ミャクミャク」が1日、藤沢市内に現れた=写真。

 現れたのは計測と制御技術を生かした製品を世界展開しているアズビル(株)(山本清博社長)の川名にある藤沢テクノセンター。コロナ禍などで7年ぶりに一般の参加も受け入れた納涼祭のステージに、サプライズゲストとして愛らしい姿を見せた。

 祭りに参加していた子どもたちは「なんでいるの!」と驚きの声があがった他、「会えてうれしい」「おしりがかわいい」など喜びの声が上がっていた。

 この試みは同社が参加している大阪・関西万博の協賛企画として行われた。山本社長も会場に訪れており、登場前には「皆さんに楽しんでもらえたら」とコメント。その思いの通りになった。

万博展示品も並び盛況

 納涼祭は企業市民として社員やその家族に加え、地域住民に貢献しようと企画されている。会場には夏祭りらしい縁日の屋台が並び、同社が取り組むカーボンニュートラルが遊びながら学べるゲームや万博展示品など、同社ならではのブースもあった。また、地元プロバスケットボールチーム「湘南ユナイテッドBC」の選手も登場した他、鈴木恒夫藤沢市長も登壇。「地域と企業、お互いの発展につながるイベント」と取り組みを称えた。

中村哲さんの軌跡たどる Fプレイスで映画上映

 藤沢市民センター(Fプレイス)で8月16日(土)と9月10日(水)、アフガニスタンでの活動中に武装勢力に銃撃されて死去した医師・中村哲さんの歩みをたどる映画『医師 中村哲の仕事・働くということ』の上映会が開かれる。

 映画では、アフガニスタンやパキスタンなど海外で35年間にわたって医師として活動し、干ばつ対策の用水路建設に取り組んだことで知られる中村さんに密着。中村さんにとって「働くとは何か、仕事とは何か」を問いかける内容。映画上映後には「中村哲の取り組みから学ぶ、誰もが参加できる地域づくり」をテーマにアフタートークも行われる。

 8月16日は午後2時から、9月10日は午前10時からで各回定員300人。参加費は一般1千円、大学生500円、障害者・高校生以下は無料。

 (問)六会ひだまり【電話】0466・54・9071。

昨年8月に行われた集会

「NO WAR」辻堂から訴える 8月15日 平和の集い

 ふじさわ・不戦のちかい平和行動実行委員会では終戦の日の8月15日(金)、辻堂駅北口デッキで市民参加型の平和を願う集会を行う。午後4時から5時30分まで。

 「子どもたちに戦争しない国を手渡したい」との思いで実施。「市民や議員とともに不戦の誓いを訴え、平和を歌おう」と参加を呼びかける。

 当日は平和を訴えることを目的に藤沢合唱団や歌舞団「月桃の花」、高校生平和大使らがパフォーマンスを披露。会場には「NO WAR」「不戦のちかい」と書かれたカードを掲げ、参加者とともに地域の人たちに平和を訴える。

 集会はおよそ20年間、8月15日の「敗戦の日」と12月8日の「開戦の日」の年2回実施。スピーチや歌、踊りなど思い思いの形で反戦を呼びかけてきた。

 会場での個人名の入ったのぼり旗やチラシなどの配布は不可。詳細は実行委・植木さん【電話】090・9019・1350