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藤沢 文化

公開日:2025.08.06

御所見音頭、復活へ
保存会立ち上げ、市民に披露

  • 揃いの赤いシャツでのびのびと踊った

 1945年頃に誕生し、御所見の子どもたちに慣れ親しまれるも時代の流れとともに歌われなくなってしまった「御所見音頭」。その再興に向けてこのほど、保存会が立ち上がった。先月25日に藤沢市民会館で行われた藤沢市高齢者福祉大会で披露された。

 御所見音頭は、御所見小学校の教諭だった三沢祐一氏が「東京ブギウギ」などの作曲をした服部良一氏の曲に合わせて作詞したもの。授業でも歌ったり踊ったりされ、当時の子どもたちに慣れ親しまれていた。

 70年代にも復活の機運が高まり、曲の使用許可を得てレコード化されたが、残念ながらかつてのような定着とはならなかった。そんな中、今回発足したのが御所見ゆめクラブ。老人会として活動する中で、御所見音頭が多くの会員の共通話題となり、クラブ副会長の高橋忠雄さん=人物風土記で紹介=を中心に復活に向けて動き出した。

 再興を掲げ、御所見小、中里小、御所見中学校にも打診。練習会も行われ、祭りなどでも踊る予定だ。高橋さんは「今の子どもたちが大人になった時、私たちのように御所見音頭を話題に盛り上がる日がくれば」と思いを込めた。

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