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藤沢 社会

公開日:2025.08.05

長後商店街
AI活用"バズる"まち目指す
大学生が店主らに伝授

  • SNSの投稿方法を説明する麦わら大将さん(上・奥中央)、生成AIで作成した販促物

 今や、多くの人の生活に欠かせないスマートフォン。長後商店街では今年4月から、地域の中高年向けに一味変わったスマホ教室が開かれている。講師はSNSやAIをフル活用する「ラーメン朝太郎」の現役大学生店主・麦わら大将さん。若手の知見と最新技術を地域活性化に生かす試みだ。

 講座はアプリの入れ方や写真の共有方法、迷惑メールの見分け方など初心者向けの内容から徐々にレベルアップ。最終回となった先月29日は、各SNSの特徴や注目されやすい投稿の型などが伝授された。参加した同商店街協同組合メンバーたちは、麦わら大将さんの解説を聞き、慣れた手つきでAIに文章を生成させながら投稿作成を実践した。

 昨年同商店街でラーメン店をオープンし、店内BGMやSNSの投稿などにAIを活用してきた麦わら大将さん。「何か地域に貢献できることはないか」と、商店街各店舗を紹介する動画の作成代行を行うことに。組合から「自分たちでもできるようになりたい」という声が上がったことから教室の開催が実現した。

 同商店街でパン屋を営む齋藤伸一さんは「今の時代はAIでこんなことまでできるのかと、とても刺激になる」と話す。参加者の中には、chatGPTで書類を作成したり、AIと画像編集アプリで販売促進のチラシを作ったりと、実際の仕事に活かしている人も。

 「すぐ使える実践的なワザを伝えることを心がけている」と麦わら大将さん。現在は秋の地域イベントに向けたSNSでの広報も計画中だ。

 「今後もAIを活用して、商店街に還元していけたら」

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