平塚・大磯・二宮・中井版【9月12日(金)号】
弓に糸を張る様子(提供写真)

自作綿糸でチェロ演奏を 平塚中等生徒らが挑戦

 平塚の新たな産業を創出しようと綿花の栽培などを行う柳祐輔さん(42)=平塚市御殿在住=が取り組んでいる綿にまつわるさまざまな活動「ニュードプロジェクト」のメンバーと、平塚中等教育学校4年生の8人が、自分たちで撚った綿糸を弓に使用したチェロの演奏会「綿で紡ぐメロディ」を10月5日(日)、八幡山の洋館で開催する。

 2024年から、同校の自己探求プログラム「じぶんラボ」の一環で、4年生の生徒たちと連携し、活動している同プロジェクト。昨年は綿花の栽培に挑戦し、無事に収穫を迎えることができた。今年は、昨年収穫した綿花を「細くて均一な糸」に加工することを目標に、活動をスタートした。

 柳さんが、プロのチェロ奏者で平塚出身の小宮哲朗さんにチェロを習っている縁から、何か一緒に活動ができないかと模索していたところ「弓の糸を綿糸にしてみるのはどうか」と提案された。綿糸を持ち込み、楽器店に張替えを頼むことも考えたが、DIYが趣味のプロジェクトメンバーも多くいたことから、自力で張替えに挑戦することに決めた。

 通常、弓には細くて強度のある馬の尻尾の毛を使用する。弓に張るためには1mほど綿糸が必要だといい、「どうしても細かったり、太かったり、途中で切れてしまったりと、糸撚りには技術がいる。生徒たちも、得意不得意がありながら奮闘中です」と柳さん。糸撚りは主に手作業で進めており、綿糸100本を目指して作成中だという。

 平塚中等の生徒たちが撚った糸を使った弓での演奏も小宮さんが買って出てくれた。当日は、平塚や綿、糸にゆかりがある、誰もが楽しめる親しみやすい楽曲を演奏予定だという。

「音出るか」見届けて 生徒らが綿糸の弓作成中

 チェロで音を奏でるためには、弦に引っかからないよう綿糸を「均一な細さ」にすることが鍵だ。すでに市販の綿糸を使った試作の弓は作ったものの、糸の強度の面でも「市販品に相当するものが自作の綿糸でできるのか」などの不安要素はある。

 「とはいえ、僕が子どもたちに見てほしいのは、大人が全力で挑戦して失敗する姿」と柳さん。「現時点で音が出るかもわからない。打ち上げ花火のように、僕たちが楽しんで仕込んだ花火が無事に打ちあがるか見届けて」と話していた。

 10月5日(日)に八幡山の洋館で開催される演奏会「綿で紡ぐメロディ」は、午後1時30分開演。1時間ほどを予定している。入場無料。先着順で要予約。定員30人ほど。参加希望者はInstagram「nyudo.cotton」にあるリンクから申し込む。9月18日(木)までは同校生徒の申し込み優先。
湘南スターモールの将来イメージ

平塚市 スターモールで社会実験 道路空間整備へ 仮店舗も

 平塚市では、今年3月に策定された持続可能なまちづくりを実現することを目的とする「平塚駅周辺地区将来構想」に基づいた道路空間の整備に向け、湘南スターモールで9月19日(金)〜10月20日(月)の期間、キッチンカーや仮店舗等を設置し、社会実験を行う。

 社会実験は、9月19日〜10月20日、10月21日(火)〜11月28日(金)の2回に分けて実施される。

 最初の期間は、湘南スターモールにある大木ビル(紅谷町12の26)1階と前面道路で実施。実験期間中、パーキングメーターを休止し、キッチンカー事業者が出店する。その他、大木ビル1階は6つの区画に分けられ、子ども広場の設置など、多種多様な業種が、物販や団体をアピールする場として活用する。

コンセプトに七夕伝説も大型ベンチで出会い創出

 平塚駅周辺のおおむね20年後の将来像を描いた「平塚駅周辺地区将来構想」。その第一歩として社会実験が行われる。

パークレット設置

 9月19日〜10月20日の期間には、歩道上の出っ張り部分2カ所にパークレット(大型ベンチ)2台を設置。続く10月21日〜11月28日の期間には、希望する店舗前に最初の期間で使用したパークレットベンチの一部を設置する。

 設置されるベンチは「かささぎ橋」をコンセプトにデザイン。スターモールは七夕飾りのメイン通りであり、かささぎ橋は星と星をつなぐ架け橋として語られてきたことから、通りに滞在すること自体が出会いとなるような、日常と七夕を結ぶまちの橋として、格子状の木組による滞留空間を演出する。

 なおベンチは仮設のため、期間中のみの設置となる。

 担当の市都市整備課では、「キッチンカーや仮店舗の設置により、パークレットの活用方法を提示するとともに、滞留空間の必要性について検証していく」としている。

今後は、将来構想の地区内の公園でも、社会実験を行う予定という。

「平塚をみがく会」の会長を務める 原囿(はらぞの) 信夫さん 平塚市御殿在住 77歳

落書き一掃で犯罪防ぐ

 ○…きれいな街づくりを通して青少年の健全な成長を助けることを目的に活動する「平塚をみがく会」。「集まっているのは、平塚を良くしたいと思っている人たち」で、現在約20人が在籍する。毎月第3日曜日に、平塚駅前の商店街を中心に落書きや違法張り紙の一掃をしている。コロナ禍で中止していた「夏休み落書き消し体験」を9月21日に再開。「会員の高齢化が課題なので、一人でも多くの若者が参加してくれたらうれしい」と呼びかける。

 ○…鹿児島県出身。大手電機メーカーへの就職を機に、一時期茅ヶ崎市に住むも、「電車で通勤するのに、平塚駅からの方が座れるので引っ越しました」といたずらに笑う。50歳になったタイミングで定年後のことを考えた。「今から地域交流をしておこう」と、平塚市の様々な事業に参加。2002年のサッカー日韓W杯で、ナイジェリア代表のキャンプ地が平塚市に決まった際、「汚い街を見せられない」と、地域住民と共に同会を発足した。

 ○…今でも活動を継続できている理由を、「市内に事業所がある関西ペイントさんのお陰」だという。同社は当初から溶剤を提供。「落書きが魔法のように落ちて驚いた。会員のやる気がみるみる上がった」と振り返る。日課の朝一時間のウォーキングでも、街の落書きを見つけては「後で消そう」とチェックに余念がない。他のメンバーも、自宅周辺で気になる場所があれば、率先して作業するという。

 ○…「割れ窓理論」を例に出し、「一つでも落書きをそのままにしておいたら街全体に落書きが溢れてしまい、犯罪につながる」と懸念。「駅前以外でも問い合わせがあれば、その地域の自治会と共に落書き消しに汗を流したい」と意気込む。

母の日記や「引揚者国庫債券」を手に取材を受ける中村さん

引き揚げの記憶、忘れぬ味 平塚市南金目在住 中村さん

 平塚市南金目在住の中村寛志さん(82)は、北朝鮮の港町・興南で生まれた。「カレイやタラがよく獲れる地域で、今でも大好物。5歳の頃に日本に引き揚げてきましたが、食べ物のことや、船での光景など、印象深いことは今でも覚えている」と話す。

 父方の祖母は一攫千金を目指して北朝鮮に渡って旅館を開き、母方の祖父母は東京都深川から北朝鮮に移住し、薬局を営んでいたという。島根県から北朝鮮に渡り、現地の将校学校を卒業した父と、北朝鮮生まれの母を持つ中村さんは、父が勤務していた日本窒素肥料の社宅で暮らした。

 「オンドルという、かまどで火を炊くとその空気が床下を通って部屋全体が暖まる朝鮮の伝統的な平屋だった」と中村さん。柳行李に入れた小さなリンゴが、一晩で凍ってしまうほどの寒さだったという。

 忘れられない味は、風邪を引いた時に父が市場で買ってきてくれた冷麺だ。「飯盒を持って市場に行って、つゆと麺を入れて帰ってきた。熱が出て食欲が落ちた時に、すごくおいしかった。今でも冷麺は本場のものしか食べません」

「宗谷」で舞鶴へ

 終戦後も父は日本の技術者として北朝鮮に残る必要があり、3年程を北朝鮮で過ごした。「朝鮮動乱の気配がある。ソ連軍が来るかもしれない」と、1948年7月6日、引き揚げ船「宗谷」に乗って父、母、妹と家族4人で帰国した。

 元山を出港し、京都府舞鶴へと向かう船に、陸軍や海軍の軍人のほか、一般邦人など1282人が乗船。船倉で雑魚寝状態だったといい、「クジラのスープが大きいバケツに入って回ってきた。その時も熱を出していて、父がおんぶして甲板に連れて行ってくれ、ほてった身体が冷えて気持ち良かったのを覚えている」。帰国後は親族を頼って鳥取や新潟などで暮らした。勤務先の研究所ができたことから、平塚に移り住んだ。

 引き揚げ間近で人もまばらの中、妹が百日咳に罹った時、現地の医者を訪ねたことがある。「そのお医者さんは、自分の子どものためにとっておいた抗生物質を妹に提供してくれた。侵略してきた日本人としてではなく、人として接してくれた。それを思い出すたびに、そもそもなぜ日本人が朝鮮に渡ったのか、そのことに対して、考えなくちゃいけない」と中村さんは話していた。

AI時代を生き抜くために 高田ゲンキさんが新刊を出版

 平塚市出身で東海大学を卒業し、現在ドイツ・ベルリンを拠点とするイラストレーター・漫画家の高田ゲンキさん(48)が、フリーランスに関する2冊の本を続けて出版。8月5日に共著で出版した『フリーランスの法律の話』に続き、9月8日には満を持して自身が執筆した『マンガでわかる!フリーランスの生き残り戦略 AI時代に20年稼ぎ続けるクリエイターになる方法』が発売された。

 高田さんは、2004年にフリーランスのイラストレーターとして活動を開始し、2012年にドイツに移住。メディアを問わず幅広く活動している。AI時代を生き抜くための戦略を自身の経験を基に語った。

 『マンガでわかる!フリーランスの生き残り戦略』は、フリーランス向けのマッチングサイトでの連載を大幅に加筆・修正した書籍。本の中では、特別な才能やコネがなくても、フリーランスとして長く活躍するための実践的な知見を、漫画形式でわかりやすく解説している。

日本人ならではの強み

 高田さんは、日本人の「好きなことと仕事を結びつける才能」についても言及。ドイツと比べて、日本人は仕事を通して喜びを感じたいと考える国民性があり、「喜びの循環」が強いという。

 高田さんは「コロナ禍などを経て、日本の挑戦する風土に面白さをより感じるようになった。フリーランス、そしてクリエイターとして長く活躍するための助けになれば」と話した。

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ぬいぐるみ300体寄贈 梅原さんが善意で

 湘南きらら保育園(平塚市西真土/鈴木理賀園長)で9月4日、ぱんだのぬいぐるみ約300体を寄贈してくれた梅原謙司さんに感謝の気持ちを伝えようと、式典が開かれた。

 市内で運送業を営み、平塚北ロータリークラブで奉仕活動に従事する梅原さん。「子どもたちに喜んでもらいたい」と、クラブ仲間の真壁佐一さんが運営する社会福祉法人にぬいぐるみを寄贈している。式典では、園児から歌と感謝の気持ちを込めたメッセージが贈られた=写真。

 梅原さんは「日本でぱんだを見られる機会が減ったので寄贈した。かわいがってほしい」とし、鈴木園長は「ぬいぐるみを通して物を大切にする気持ちを育めたら」と話した。

身長を生かした攻撃的なプレーが特長の高橋さん

バド高橋さん全国へ 「スピードやパワー体感したい」

 地域クラブ「AMANOGAWAバドミントンクラブ」(高橋幸嗣代表)所属の高橋日向我さん(平塚市立金旭中3年)が、8月に伊勢原市で開催された第44回全日本ジュニアバドミントン選手権大会ジュニアの部(中学3年〜高校2年)神奈川県予選会に出場し、中学生ながら優勝を果たした。高橋さんは9月12日(金)から北海道で行われる全国大会に、県代表として出場する。

 高橋さんは「この大会では勝利よりも全国トップレベルの高校生のスピードやパワーを体感したい」と意気込む。

 高橋さんは8月に横須賀市で行われた第55回神奈川県中学校バドミントン大会(総体)男子シングルスに出場し、平塚市在住では初の快挙となる優勝を果たした。同クラブは団体でも優勝に輝いている。高橋さんはその後の関東大会で3位、全国では県内最高位となるベスト16だった。

 来春には県外の強豪校に進学予定という高橋さん。「進学までに全国レベルに近づけるよう、筋力を中心に体の強化に努めたい」と前を向いた。

地元企業も応援

 地域のスポーツ振興に力を入れている明治安田生命保険相互会社は8月28日、高橋さんと関口颯良さん(同中3年)に、中学総体団体優勝を記念して、シャトル120球とシャトルケースを贈呈した。また同社平塚支社(大井浩嗣支社長)から、うまい棒300本とゴーゴーカレー30個も贈られた。

 贈呈式で大井支社長は「年代問わず、スポーツをしている人をサポートし、子どもの成長、地域創生につながればうれしい」と話した。

「落書き消しませんか」 9月21日 参加者募集

 平塚駅前の商店街を中心に落書き消しをする「落書き消し体験」が9月21日(日)に開催される。主催は、平塚をみがく会(原囿信夫会長=人物風土記で紹介)。

 時間は午前10時〜11時30分。集合場所は山田英語塾(平塚八幡宮鳥居真向い)。

 同会は、2002年のサッカー日韓W杯で、ナイジェリア代表のキャンプ地が平塚市に決まった際、街をきれいにすることを目的に、地域住民が発足させた。

 「わが町をピカピカに磨きたい」という志を抱く仲間が20人在籍。新たなメンバーを募集するため、体験会を定期的に実施している。コロナ禍での中止を経て、約5年ぶりに開催される。

 同会の原囿会長は、「参加者からは、きれいになって気持ちよかったという声を聞く。この体験を通して、多くの人にさわやかな汗を流してほしい」と訴える。

 申し込み、問い合わせは原囿会長【携帯電話】090・7941・7507。

なのはなで食事を楽しむ客

二宮町「なのはな」が15周年 地域に根付く食堂に賑わい

 二宮町社会福祉協議会が運営する町民センター内の食堂「ともしびショップなのはな」が、8月22日、開店15周年記念イベントを開催した。

 この日限定で販売された15周年記念献立カツカレーは、100食用意したものの完売するなど、記念日を祝う常連客などで賑わった。

 同店は2010年にオープンし、ラーメンやカレーなどが、町役場の職員や吾妻山を訪れる観光客、地域住民らに親しまれている。

 友人と食事に訪れた70代の女性は、「どの料理も美味しく、リラックスできるので町外の人にもおすすめ」と話した。

「誰もが楽しめる海」実現 大磯ユニバーサルビーチ

 大磯町北浜海水浴場で8月17日、大磯ロータリークラブ主催の大磯ユニバーサルビーチDAY2025が開催された。約300人が来場し、水陸両用の車いすの体験(=写真・主催者提供)や、手話ダンスなどが披露された。

 同イベントは、障害の有無に関わらず「誰もが楽しめるビーチづくり」を目指して企画された。大磯町スポーツ協会や大磯神輿連合会など地元団体なども協力し、子どもから高齢者まで大磯海岸を満喫した。

写真で魅せる大磯百景 小澤忠恭さんが展示

 大磯駅前の湘南ギャラリーえん(大磯町大磯1009)で9月18日(木)〜29日(月)、大磯在住の写真家・小澤忠恭さんの写真展を開催する。

 小澤さんは1951年岐阜県郡上八幡生まれ。篠山紀信氏に師事し、81年にデビューした。

 大磯町には2009年に移住した小澤さん。今回の展示では、大磯の景色を切り取った「私版・大磯百景」の人気作のほか、新作も並ぶ。ギャラリー初公開の作品もあるという。

 9月27日(土)には、ギャラリートークも実施。午後5時〜6時。予約制。

 問い合わせは湘南ギャラリーえん【電話】0463・62・1888。

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Aチームのメンバー(黒金さんは左から3人目)

平塚市の黒金さん 昨年に続き準優勝 全国中学ビーチバレー

 平塚市立神田中学校3年の黒金汐音さんが在籍するクラブレリーフ(伊勢原市/中野剛監督)が、8月16日、17日に藤沢市の鵠沼海岸で開催された中学生の4人制ビーチバレーボール全国大会「湘南藤沢カップJVA第16回全日本ビーチバレーボールU15選手権大会4人制」女子の部で準優勝に輝いた。

 全国から予選を勝ち抜いてきた43チームが出場した同大会女子の部。同クラブからはA・B・Cの3チームが出場し、それぞれ予選リーグを戦い、AチームとBチームが1位で突破した。

 予選1位グループのトーナメントで決勝に進んだAチームは、昨年3位の強豪SSBⅤC(兵庫県)と対戦。強風の中、序盤はリードを奪うも中盤で追い付かれ、以降はスパイクやレシーブなどのミスが重なり点差を広げられる。終盤に反撃はしたものの、終わってみれば22対28と惜敗。悲願の頂点には一歩及ばなかった。

 Aチームとして活躍した黒金さんは、「準優勝できて嬉しかったけど、中学生最後のビーチの大会優勝出来なくてとても悔しかったです。来年こそは今の2年生に優勝目指して頑張ってもらいたいです」と話した。

 中野監督は「選手たちは本当によく戦った。もう少し攻めるバレーができていれば展開は変わったかもしれない。来年こそは3度目の正直で頂点を狙いたい」と語った。

 クラブは2022年に優勝、昨年準優勝の雪辱を果たすべく、優勝奪還を目標に今回の大会に臨んでいた。

茂田さん(右)と田中監督

平塚市の茂田さん 全日本選手権で準優勝 卓球日本代表合宿へ参加

 平塚市立神田小学校2年の茂田悠稀さん(卓球クラブ・タナカ卓球所属)が、9月4日まで静岡県で行われた日本代表の合宿に参加した。茂田さんは「世界一になるために努力する大切さを学んだ」と振り返る。

7月の全日本出場

 7月25日から27日に兵庫県で行われた全日本選手権バンビの部で準優勝した茂田さん。4月にU―8の日本代表に選出され、今大会は第4シードとして2回戦から出場した。

 大会は初戦からストレート勝ちを重ね、迎えた準決勝は昨年の同大会準優勝でU―8日本代表との対戦となった。試合序盤からコースに打ち分ける攻撃で2ゲームを連取するも、第3ゲームは相手の強打にミスが続き、ゲームを落とす。第4ゲームも3―7と離された場面でタイムアウトを取り、同クラブの田中昇監督から「相手の強打にのまれず、こちらから先に仕掛けよう」と助言を受けた。試合再開後、強打で追い上げ、12―10でゲームを奪い、3対1で決勝進出。勝利の瞬間には両手でガッツポーズを見せた。

 決勝はU―8日本代表で第2シードの選手と対戦。これまでに何度も対戦経験があったので、相手のフォア側を狙う戦術で臨んだがミスが重なりストレート負けを喫した。茂田さんは「優勝を目指していたので悔しい」と振り返った。

目録を渡す小俣社長(中央)

(株)フリーデン 300人分チケット寄贈 水谷さん卓球イベント

 (株)フリーデン(小俣勝彦代表取締役社長)が9月1日、2020年東京オリンピック卓球混合ダブルス金メダリスト・水谷隼さんによる卓球イベントの入場チケット300枚を、平塚市内の小・中学生に寄贈した。

 創業65周年記念事業として行われる同イベントは、9月20日(土)にトッケイセキュリティ平塚総合体育館(大原1の1)で開催される。

 イベント当日は水谷さんによるエキシビションマッチや技術紹介、質問コーナーのほか、フリーデンの選べるギフト券と卓球に関連する豪華賞品などが当たる抽選会が行われる。

 同社は水谷さんを12年にわたり支援している他、「水谷隼カレー」などの製品の共同開発を行っている。チケットは平塚卓球協会を通じて、市内の小・中学生へ配布される。

 同日、平塚市役所で行われた寄贈式で、小俣社長から落合克宏平塚市長に目録が渡された。

 小俣社長は「子どもたちにトップレベルの技術を見てもらい、卓球人口が増えてくれたらうれしい」と話し、落合市長は「地元の企業がスポーツ振興に貢献してくれるのは有難い」と謝辞を述べた。

食事をしながら交流する参加者ら

中井町 おにぎりで文化交流 フィリピン料理も調理

 中井町の井ノ口公民館で8月28日、食文化交流を目的とした「おにぎりパーティー」が開かれ、町内在住のフィリピン人と日本人の住民ら計11人が参加した。

 同企画3回目となる今回は、梅干しやおかかの具を入れたおにぎりや、フィリピンの家庭料理として知られる鶏肉や卵を使った「アドボ」も調理された。

 参加者は互いに調理方法を教え合い、完成した料理を囲んで交流を楽しんだ。参加したエドハナ・レイセルアンさん(26)は「ツナのおにぎりがおいしく、交流も楽しかった」と話していた。

防災を学ぶ参加者(提供写真)

親子で防災学ぶ 大磯町災害救援ボラ主催

 大磯町災害救援ボランティアの会が主催する「楽しく学ぼう 我が家の防災」が8月31日、大磯町役場国府支所で開催された。

 当日は大磯町役場危機管理課職員や、国府中学校の生徒らがボランティアで参加。ゲームやクイズを交えながら、親子で楽しく防災を学んだ。

 海上自衛隊OBから東日本大震災での援助活動についての話や、大地震が起こった時の液状化現象についての解説なども行われた。

平塚八幡宮が土俵祭り 高砂部屋力士の活躍祈願

 大相撲高砂部屋の平塚合宿が8月29日〜31日に実施された。平塚市総合公園内の土俵には連日大勢の見物客が訪れ、力士に声援を送っていた。

 29日と31日は、2年前から始まった土俵祭りが行われた=写真。平塚八幡宮の宅野順彦宮司が湘南高砂部屋後援会の会長に就任したタイミングで発案したもので、大阪の土俵祭を参考にした。

 神聖な儀式で迎えられた力士たちは、本場所に向け熱心に稽古に励んだ。

 宅野宮司は「相撲はテレビで放送しているが、力士を間近で見られることはなかなかない。これをきっかけに、平塚市民から力士が出てほしい」と笑顔で話した。

 この夏合宿は、今年で29回目。公開朝稽古のほか、ちゃんこ試食会、ふれあい子ども相撲などさまざまな催しが行われた。

 親子で見学に来た市内在住の菅雅恵さん(53)、遥香さん(26)は、「一昨年から相撲を見始め、ここには初めて来た。握手した手が柔らかかったことと、想像より大きかったことに驚いた」と興奮気味に話した。

種植え作業を行参加者

平塚ライオンズクラブ 福祉事業所と農福連携 種まきから収穫販売まで

 平塚ライオンズクラブ(久保田聡会長)が8月22日、農福連携事業の一環として平塚市内の農園で福祉事業所「キルクももはま」の利用者らと野菜の種を植えた。

 同事業は農業を通じて福祉施設利用者との共同作業を通じ、社会貢献を目指すもの。この日は、ジャガイモやにんじん、大根の種を丁寧に植え付けた。野菜は11月ごろに収穫され、同月23日に行われるひらつか市民活動センターまつりに出店、販売するほか、子ども食堂への食材提供もなども行う。

 久保田会長は「連携するだけではなく、同じ場所で一緒に作業してお互いの姿が見えることが重要」と話した。

LOVEのとプロジェクト 能登との交流継続を模索 大磯町に要望書を提出

 2024年元日に発生した能登半島地震の被災地復興支援を行ってきた大磯の有志団体「LOVEのとプロジェクト」(土肥克匡実行委員長)が8月27日、「石川県輪島市との教育・防災に関する連携体制構築についての要望書」を池田東一郎町長に提出した=写真。

 同団体は7月25日〜28日、輪島市の小学4〜6年生9人を招いた3泊4日の交流ツアーを大磯町内の小学生と実施。今回提出された要望書では、大磯町としてこの受け入れプログラムを継続することや、輪島市を含む能登地域へ町の子どもたちを派遣することなどが盛り込まれている。その他、輪島市の被災体験を生かすための情報共有など、防災分野での連携も要望した。

 同団体の芦川博昭顧問は、「知恵を持って地域防災を担っていける人材を大磯で育みたい。継続的な交流を、町にも後押ししてもらえればうれしい」と話していた。

1市3町で高齢化率上昇 中井町は最も高い36・2%

 9月15日(月・祝)は敬老の日。

 平塚市では99歳(白寿)と88歳(米寿)を迎えた長寿者に対し、多年にわたり社会に貢献してきた敬愛の意を表し、長寿を祝うため、落合克宏市長からメッセージカード等が贈られる。

 平塚市内で88歳を迎えた人は1524人(男性602人/女性922人)で、99歳を迎えた人は106人(男性18人/女性88人)。また、市内の最高齢は男性が103歳、女性が109歳だった。

 同市の高齢化率は年々上昇しており、2025年1月現在、総人口25万6539人に対し65歳以上が7万4372人で、高齢化率は29%となってる。16年は26%だったことから、10年間で3%上昇している。

 大磯町の高齢化率は、総人口3万728人に対し、65歳以上が1万755人で、高齢化率は35%。

 二宮町は総人口2万7415人で65歳以上が9825人、高齢化率は35・8%となっている。

 中井町を見てみると、総人口は8901人で、65歳以上が3229人。高齢化率は、1市3町で最も高い36・2%だった。

 なお、神奈川県の高齢化率は26%、全国では29・3%となっている。
元気に歩く安西さん

95歳で6万歩 二宮町の安西梅子さん

 二宮町富士見が丘に住む安西梅子さん(95)は、ゆめクラブ二宮が1月に主催したウォークラリー大会に女性最高齢で出場し、1カ月で6万7千歩を歩いた。

 95歳で出場できた要因は、40年以上も続けているという毎日のウォーキングの成果だ。毎朝5時に起きて、家の周りを歩くのが日課という。「歩くと爽やかな気持ちになり、気分がシャキッとする」とその効果を語る。

 ウォーキングを始めたきっかけは、趣味の書道に没頭していた40年ほど前。腰を痛めて半日歩けなくなった際医師から勧められ、1日5分から歩き始め、少しずつ距離を伸ばしていった。「無理をしすぎず、続けることが大事」と継続の秘訣を明かす。

自分のことは自分で

 長男夫婦と暮らす安西さんは、炊事、掃除、買い物まで、自分のことはすべて自分でこなす。今でも書道の作品制作にも励むなど、「足腰が大事だから」。ウォーキングが充実した日々を支えている。

 「健康で好きなことができている。今が人生で一番幸せ」ととびきりの笑顔を見せた。

前回の様子(アニプロ提供)

出縄で保護犬譲渡会 9月14日 グッズの物販も

 「湘南平塚アニプロ譲渡会」が、9月14日(日)に平塚市出縄181(当日のぼり旗が目印)で開かれる。午前11時から午後2時。主催は一般社団法人アニプロ、会場提供協力はサトウ工業(株)。

 保護犬の譲渡会のほか、オリジナルグッズや無添加ジャーキーの物販も実施。犬を連れて行く際はマナーバンドを装着して来場する。

 無料駐車場あり(台数に限りあり)。公共交通機関は平塚駅から高村団地バス停(終点)から徒歩10分。平塚駅から上寺坂行き、下出縄バス停から徒歩5分。

 「エアコンの効いた涼しい屋内での譲渡会。気軽に来てもらえれば」と主催者。(問)主催者【メール】info@ani-pro.org

平塚市 小中学生が利用できる就学援助制度学ぶ 10月4日 フリースペースいろえんぴつ

 フリースペースいろえんぴつ(平塚市西八幡1の1の27さかえビル3階)で10月4日(土)、平塚市情報宅急便とおとなのおしゃべり会が開催される。

 午後1時30分〜2時30分の情報宅急便では、市教育委員会学務課職員が、小中学生が利用できる就学援助制度について説明。2時30分〜3時は、おしゃべり会が開かれる。

 参加費無料。 申し込みは【メール】fs.iroenpitsu@gmail.comまたは【携帯電話】080・5923・1127(平日午前10時〜3時)。名前と連絡先を伝える。

二宮町民ゴルフ大会参加者募集 11月10日 平塚富士見カントリークラブで

 二宮町ゴルフ協会は、11月10日(月)に平塚富士見カントリークラブ(中井町井ノ口537)で開催する第33回町民ゴルフ大会の参加者を募集している。平塚コースと大磯コースでセルフ、乗用カート。

 順位は前半9ホールの新ぺリアで決定し、18ホール終了後順次解散。

 参加資格は同町在住者(18歳未満および高校生不可)。先着55組220人。参加費1万880円(昼食代、税込)。

 開催日に70歳以上の人は証明書で免税。同協会担当者は「2人で申し込んで一緒に回れます。1人での参加も大歓迎」と話す。

 申し込みは10月11日(土)午後1時から3時の間に町民センター1階特設カウンターで受け付ける。受付時に参加費2500円を納入する。代理人の申し込み可。(問)同会事務局関口さん【携帯電話】090・7196・2725

法要の様子(大磯町観光協会提供)

大磯町観光協会 83回目の藤村忌 地福寺で偉人偲ぶ

 晩年を大磯で過ごした文豪・島崎藤村の遺徳を偲ぶ墓前祭「藤村忌」が、命日の8月22日に大磯町の地福寺で開催された。大磯町観光協会主催。

 今年、83回目となる藤村忌。大磯町観光協会の大塚由美子会長のほか、池田東一郎大磯町長、大磯町議会の清田文雄議長らが出席した。

 詩集『若菜集』や小説『破戒』『春』などで知られる島崎藤村は、1941年に大磯の左義長を見物に訪れた際に大磯の温暖な気候を気に入って町内の平屋建てに移り住んだ。2年後の8月、小説『東方の門』を執筆中に倒れ、静子夫人に「涼しい風だね」の言葉を残して71年の生涯を閉じた。大磯町は75年、藤村に名誉町民の称号を贈っている。

【寄稿】 伊勢原市の稀有な「汐汲み神事」に密着 タウンニュース市民ライター「相模国神社祭礼・添田悟郎」

 伊勢原市下糟屋に鎮座する高部屋神社では、毎年9月の第3日曜日に例大祭が行われており、その1週間前の土曜日に「汐汲み神事(汐汲みの儀)」が執り行われている。全国でも珍しいこの神事に密着した。「相模国神社祭礼」は神奈川県内(旧相模国)の神社の祭礼を中心に紹介するウェブサイトで、伊勢原市在住のわたくし添田悟郎が運営している。当サイトは神社祭礼の活性化を主な目的とし、文献調査と実際の祭礼の取材を行っている。

 高部屋神社は平安時代中期の『延喜式』に記載されている、相模国13座の1社と非常に格式が高く、同社の社殿(本殿・拝殿・幣殿)は2016年に国の有形文化財に登録されている。「汐汲み神事」は、平安時代から大磯の照ヶ崎海岸で行われていたとされ、江戸時代までは僧侶が祭司を伴い執行したという言い伝えがあり、当時は、徒歩で照ヶ崎を往復していたと思われる。当神事は明治初年頃の廃仏毀釈(神仏分離)の影響により途切れてしまい、その後は神社総代が使者として大磯まで出向き、海水・海藻・浜砂を採取して高部屋神社に持ち帰っていた。そのような状況で、全国でも非常に珍しい高部屋神社の汐汲み神事を復活させたいという思いから、1868(明治元)年から150年目の節目にあたる2017年に正式な神事として復活させ、同年の9月9日に約150年ぶりの汐汲み神事が行われた。

台風一過 波打つ海に当時への思い馳せ

 今年の高部屋神社の例大祭は9月14日(日)で、汐汲み神事は9月6日に行われた。前日に台風15号が関東を通過するなど、汐汲み神事当日の天気が心配されたが、その日は天候に恵まれただけでなく、雨のお陰でそれまでの猛暑が和らぎ、神事を行うには丁度良い天気となった。

 早朝、神事の関係者は神事で使用する道具(忌竹・注連縄・供物など)をトラックに積み込むと社務所前に集合し、氏子総代の挨拶により御神酒で身を清めてからお宮を出発した。トラックと参列者を乗せた乗用車は県道61号(平塚伊勢原線)を南下し、国道1号(東海道)を大磯方向へ進み、大磯港の駐車場に到着。そこからは、トラックの荷台から荷物を手で運んで照ヶ崎の海岸まで移動した。

 高部屋神社は山側にあるせいか、海岸に足を踏み入れると砂を歩く感触や磯の香、目の前に広がる広大な海と水平線、そして、前日の台風により若干荒くなった打ち寄せる波がより一層、違う土地にやって来たという感覚を強め、明治以前に徒歩で移動して来た汐汲み神事の参列者たちには、更にこの新鮮さが身に染みていたものと想像された。一行は神事を行う場所に移動すると、砂浜を清掃してから忌竹(結界)と祭壇を設置し、神事に向けて服装を整える。なお、祭主である伊勢原大神宮の宮司と付き添いの神職1人は、高部屋神社には寄らずに直接この照ヶ崎の海岸を行き来する。

 準備が終わると参列者は忌竹の前に集まり、氏子総代の挨拶で汐汲み神事が開始されると、修祓や献饌、祝詞奏上などが行われる。神事の途中で白装束の3人の使者役が順番に呼ばれると「オー」という返事をし、3人は海へ入って海水、馬尾藻(ホンダワラ)、浜砂の順で採取し、これらは宮司に手渡されて祭壇に奉納される。なお、ホンダワラは事前に入手したものを重石に結び付けて海に沈めておき、鎌(カマ)で根元を切り取って採取する。その後は玉串拝礼や撤饌などが行われ、最後に宮司の挨拶で約30分間の神事が終了した。持ち帰った浜砂は同神社例大祭の「浜砂撒きの神事」で清めの塩の代わりとして神社周辺に撒かれ、海藻は鳥居の注連縄に飾られる。海水は火難除けを祈願して、「鎮火水」として地元の消防団が地域を回る際に建物などに撒かれる。

神事を末永く後世に

 取材を始めて最初に感じたことは、僅か30分の神事であるにもかかわらず神事に必要な道具が多く、準備には予想以上の人出と労力がかかるということである。次に感じたことはその移動距離で、現在は自動車を使って40分程度の移動時間であるが、かつては片道15km(往復30km)程の道のりを徒歩で移動していたことを考えると、移動時間だけでも片道4時間(往復8時間)前後は必要だと思われ、照ヶ崎での神事、さらに高部屋神社での準備と片付けを考えると、昔の人の苦労が偲ばれるのである。

 この取材を通して一番感動したことは、3人の使者が海水、ホンダワラ、浜砂を採取する場面を実際に目にしたことで、全国的に見ても非常に珍しい神事であることを実感することができた。近年、多くの祭礼において少子高齢化や人材不足が問題となっていて、汐汲み神事に関しても継続は簡単な事ではないが、この素晴らしい神事が後世に末永く伝承されることを祈願したい。また、昨年2024年に高部屋神社の宵宮と例大祭を取材した様子を「相模国神社祭礼」にレポートした。

 タウンニュース市民ライターとは

 「タウンニュース市民ライター」とは、(株)タウンニュースが認定する、地域の市民ライターです。市民の視点で地域の魅力を再発見し、情報を発信してもらいます。

試合終了後、ピッチに倒れたキャプテンを助け起こす二田理央選手。彼の明るさはチームの救世主となるか

ベルマガ通信 タイトルの夢は消えても得たものはあるか ルヴァン杯準々決勝第1戦 9月3日 ホーム湘南 3-2 広島第2戦 9月7日 アウェー湘南 1-4 広島

 第2戦のエディオンピースウイングスタジアムでアディショナルタイムに2失点を喫し、2018年以来となる湘南のタイトル獲得への希望は潰えた。第1戦に劇的な勝利を収めてアウェー広島に乗り込んだが、総合力において最後は力負けして、敗退が決まった。

 しかし金沢・長崎・FC東京・磐田・広島と戦ってきたチームは確実に成長しているはずだ。ルイス・フェリッピ選手、石橋瀬凪選手、小田裕太郎選手や、新加入の二田理央選手と吉田舜選手などリーグ戦で出場機会のなかった選手たちが躍動した結果、チームの底上げは進んでいる。第2戦で先発した中野伸哉選手も期待できそうだ。

 この結果で、チームの目標は「リーグ残留」と明確になった。残留するためには、プレーを迷わない思い切りが必要になるだろう。

 最新号のベルマガで取材し、過去に湘南に在籍した選手は口を揃えて「何も変わっていないけれど終盤に勝ち始める」とその経験を話した。

 ルヴァンカップで経験を積み、評価を得た選手たち。その経験を活かして戦う残りの10試合。得るべき結果「残留力」に期待したい。

(ベルマガ:浜地泰子)