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平塚・大磯・二宮・中井 文化

公開日:2025.09.06

大磯町観光協会
83回目の藤村忌
地福寺で偉人偲ぶ

  • 法要の様子(大磯町観光協会提供)

 晩年を大磯で過ごした文豪・島崎藤村の遺徳を偲ぶ墓前祭「藤村忌」が、命日の8月22日に大磯町の地福寺で開催された。大磯町観光協会主催。

 今年、83回目となる藤村忌。大磯町観光協会の大塚由美子会長のほか、池田東一郎大磯町長、大磯町議会の清田文雄議長らが出席した。

 詩集『若菜集』や小説『破戒』『春』などで知られる島崎藤村は、1941年に大磯の左義長を見物に訪れた際に大磯の温暖な気候を気に入って町内の平屋建てに移り住んだ。2年後の8月、小説『東方の門』を執筆中に倒れ、静子夫人に「涼しい風だね」の言葉を残して71年の生涯を閉じた。大磯町は75年、藤村に名誉町民の称号を贈っている。

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