藤沢版【10月3日(金)号】
老朽化が進む店舗

イオン藤沢店 来年1月末で休業へ 老朽化理由に建て替え

 湘南ライフタウンにあるスーパー「イオン藤沢店」が来年1月末に休業することが、先月の藤沢市議会で明らかになった。老朽化が主な理由。同じ商業施設内にあり、米屋や精肉店、衣料品店など29店舗が並ぶ「ライフピア専門店」の17店舗が11月末に、12店舗が1月末に営業終了。専門店を運営する商店街組織「協同組合 湘南ライフタウンショッピングセンター」は12月にイオンリテール(株)に所有する区分を売却し、同社は施設の建て替えを予定している。

 湘南ライフタウンは、市西部土地区画整理事業として1971年に着手された。ニュータウンへの期待を抱いた市内店舗が集まり、組合を結成。市と協力して大型店イオン(開業時ジャスコ)を誘致し、84年に湘南ライフタウンショッピングセンターが開店した。

 しかし、開業から40年以上が経ち、建物が老朽化。水漏れなどが発生する他、売り上げ減少や後継者不足にも直面していた同組合は解散を決断し、同社への区画の売却を決定した。同組合の担当者は「長年親しまれてきてさびしい面もあるが、新しいまちづくりのために決めた」と話す。

 こうした状況を受け、同社は老朽化を理由に建て替えを計画。担当者は「詳細なスケジュールはまだ決まっていないが、しかるべきタイミングで、住民向けに発表していきたい」としている。

住民3割が高齢者

 湘南ライフタウンがある湘南大庭地区の高齢化率は、20年前の11・96%から約3倍となる現在33・72%まで増加。市内全体の24・79%よりも約9%高い状況だ。

 近隣商業施設の休業は住民にとって大きな打撃となっている。同社は移動販売やネットスーパーを活用し、「食品を中心に地域のニーズに応えられるよう進めていきたい」との方針を示す。

 湘南大庭地区自治会連合会の会長を務める細沼惠美子さんは「高齢でイオンまで歩けない住民向けに、移動販売を活用する自治会もある。それぞれの自治会で移動販売の曜日を分け、『何曜日には○○自治会で買い物ができる』といった具合に、カレンダーを作成して配れるような状況にできるよう、自治連としてもイオン側と調整していきたい」と協力の姿勢を見せた。

民生・児童委員 「サポーター制度」正式導入 現任が新任フォロー、負担減へ

 3年に一度行われる民生委員・児童委員の一斉改選が12月に控える中、藤沢市は「民生委員サポーター制度」を正式導入する。新任委員を現任委員が一定期間、補佐。新たな担い手への円滑な引き継ぎや負担軽減を図りたい考えだ。

担い手不足、高齢化

 民生委員は厚生労働大臣から委嘱される非常勤の地方公務員で、児童委員も兼ねている。高齢者や生活困窮者らの相談に乗り、行政や施設につなぐパイプ役として支援したり、通学路で子どもたちを見守ったりと、裏方として地域に欠かすことのできない存在だ。

 自治体間でバラつきはあるものの、藤沢市では報酬が月額5075円(地区会長は6675円)、活動費が年額6万200円支給される。

 大正時代から100年以上の歴史があるが、少子高齢化に加え、生活困窮者や児童虐待など多様化・複雑化した問題を抱える世帯が増えるなど、民生委員の役割に期待が高まる一方、全国的に人手不足が課題だ。

 市も例外ではなく、市内の民生委員の定数520人に対し、現委員数は9月末時点で499人。市内16地区に配置されている委員のうち、藤沢西部地区(マイナス5人)や御所見地区(同4人)など充足していない地区が散見される。また現任の平均年齢は区域担当71・06歳、主任児童委員62・14歳と委員の高齢化も悩みの種で、後継者の発掘が欠かせない。

モデル事業に効果有

 委員になるハードルを下げようと、市は前回の改選時にモデル事業としてサポーター制度を導入した。新任1人につき、同行や見守り活動の補助などを行うサポーター1人を配置。任期は12月から3月、サポーターには1カ月あたり1千円の活動費が上乗せされる。

 市はサポーターと新任委員にアンケートを実施。その結果から一定の負担軽減が見られたことから正式導入に至った。

 現任の任期は11月まで、12月から退任や再任、新たに委嘱される委員がおり、各地区で推薦などの手続きが進められている。県の条例で次選から定数も1人増える。市民生委員児童委員協議会の三觜壽則会長は「今は高齢でも働いたり親の面倒を見たり、昔に比べて担い手を見つけるのは困難だが、サポーター制度で地域の課題解決のために協力してもらえる人が増えれば」と話した。

地域イベント「MARKESTA」の実行委員を務める 小柳 洋太さん 辻堂在住 46歳

「魅せる力」で交流創出

 ○…今年10周年の節目を迎える湘南発の地域マーケットイベント「MARKESTA」。12日(日)と13日(月)には、藤沢駅北口サンパール広場にこだわりの店舗や地元クリエイターが軒を連ね、これまでの開催地からも出店者が集う。仕掛け人の一人として「湘南のカルチャーと全国各地のコラボを楽しんでもらえたら」と期待を込める。

 ○…アパレルブランド「ラファイエット」代表。鎌倉市出身だが、遊び場は常に藤沢だった。特に古着屋に足しげく通い、ファッションにのめり込んだ。大学を出てすぐ高校の同級生と、古着と新品を半分ずつ店頭に並べ、商品は海外で自ら買い付けるスタイルで店を立ち上げた。「自信と勢いがあった。20代の若さで後先を考えていなかったかもしれない」と振り返るが、今では全国に取扱店を持つブランドへ成長。MARKESTAにはもともと出店側として関わっていたが、コンセプトに共感し、2、3年目から実行委員として携わり続けている。

 ○…活動の転機になったのは、「ふじさわ産業フェスタ」への参加。「FUJISAWA CITY」とデザインされた関連商品を出品すると、大きな反響を呼んだ。「藤沢に恩返ししたかった」といい、アパレルで培った「魅せる力」で地元と商品の魅力を引き出すことにこだわった。各イベントでの限定販売を経て、市役所1階などでも販売し、売り上げの一部は市の環境基金に寄付を続けている。

 ○…藤沢の好きなところは「外部のものと融合していること」。イベントの各開催地と湘南の出店者とのコラボを積極的に取り入れるMARKESTAの特徴とも一致する。「開催地の輪をさらに広げたい」。これからも湘南の地からカルチャーを発信し続ける。

赤ちゃんとふれあう生徒たち

片瀬中に赤ちゃん来訪 黄色い歓声図書室に響く

 子育てをする母親の心理的サポートや親子同士の交流の場を目的として開かれている「かたせ・にこにこ広場」が先月18日に、片瀬中学校(栫陽子校長)で出張開催された。

 毎週片瀬市民センターなどで行われている同取り組み。同校での出張開催について栫校長は「生徒たちに乳幼児との接し方や慈愛の心、ふれあいで芽生える様々な感情を知ってもらう目的もある」と話した。

 当日は0歳から3歳の乳幼児とその母親4組が参加。昼休みの図書室に約60人の生徒が集まり、抱っこやおもちゃ遊び、絵本の読み聞かせなどしてふれあった。

 参加した母親は「自分の子どもがお兄ちゃんお姉ちゃんと遊ぶ様子が見たくて参加した。子どもも喜んでいて良い経験になった」と話した。

 主催の片瀬地区社会福祉協議会の澁谷晴子会長は「新型コロナ禍が明け6年ぶりに同校で開催できて良かった。多くの生徒さんが赤ちゃんと素直にそして楽しそうに接してくれてうれしい」と喜びを表現した。

市民相談AIで 実証実験、来年1月まで

 藤沢市は先月16日、社会課題解決に向けたAI技術を提供する「つながりAI(株)」と連携協定を締結した。同22日、同社の傾聴型生成AI「つながりAIチャットふじさわ」を活用した相談支援の実証実験を孤独・孤立対策として開始した。

 実証実験は、市内在住・在勤・在学の市民を対象に来年1月31日(土)まで実施する。利用者は、該当アカウントをLINEで友だち追加し、AI「ふじさわAIちゃん」に悩みを直接相談できる。初期対応はAIが行うが、緊急性が高いと判断されたケースについては心理士や社会福祉士などの専門職が引き継いで対応。さらに専門職が必要と判断した場合は、適切な社会資源への橋渡しを行うという。

 市ではこれまで各課窓口や市民センターが開庁している時間内で市民相談に対応していたが、仕事などで平日相談に訪れるのが困難な市民や緊急性の高い相談への即時対応が課題となっていた。

 実証実験では生成AIとLINEを通じ、24時間いつでも相談可能なため相談への心理的ハードルを下げる他、これまで相談しづらかった市民の声を早期に拾い上げる効果が期待される。「傾聴型AIはメッセージから相談者が持つ課題の整理もできるので、潜在的な悩みを掘り起こせるのでは」と市担当者。市は実証期間後、利用者の数や利用者アンケート結果などを踏まえ、本格運用への検討を進める方針だ。

豪快なダンクを決めるジェイコブ・ポラコヴィッチ選手

獲られたら獲り返す 湘南UBC 開幕戦は1勝1敗

 藤沢、茅ヶ崎、厚木、寒川の3市1町を拠点に活動するプロバスケットボールチーム「湘南ユナイテッドBC」のB3リーグ開幕戦が先月27と28の両日、秩父宮記念体育館で行われた。岐阜スゥープスと対戦し、1勝1敗で2025―26シーズンの幕を切った。

 「藤沢市民まつり」と同時開催だった両日を合わせ、地元のブースターら2628人が会場に詰めかけた。

 初日は68対77で負けを喫した。「獲られたら獲り返す」という強い気持ちで挑んだ2日目。前半は相手の攻撃に押され、4点差で迎えた第3クォーターに試合が動いた。高木慎哉選手の3ポイントで並び、新加入のジェイコブ・ポラコヴィッチ選手とアーネスト・ロス選手がゴール下を支配し、逆転に成功。勢いそのままに試合は終わり、83対71で初勝利を飾った。

 試合後、鈴木友貴ヘッドコーチは「昨日の反省点を踏まえ、選手一人一人がステップアップしてコートに上がった結果、今日のようなゲームになった。また強くなってホームに戻ってくる」とあいさつ。興奮気味に観戦した茅ヶ崎市から訪れた國見賢二さん(57)は「ディフェンスが効き、アウトサイドのシュートも決まり、湘南が目指すバスケができていた」といい、ほほ笑んだ。

 次回のホーム戦は10日(金)と11日(土)、秋葉台文化体育館で東京八王子ビートレインズと対戦する。

はしごの上でポーズを決める若い鳶

よっ!粋な妙技キラリ 市民まつり、盛大に

 50回目の節目を迎えた市内最大級イベント「藤沢市民まつり」が先月27日と28日、藤沢と遠藤・御所見、遊行寺エリアの3会場で行われ、大きなにぎわいを見せた。

 目玉の一つ、藤沢駅周辺で行われた南北大パレードでは、江戸時代から脈々と受け継がれてきた伝統芸能のはしご乗りが披露された。法被姿で登場した藤沢鳶職連合会の面々が、高さ6・3mにも及ぶ真竹のはしごを軽快に駆け上がり、妙技を披露。最後は3人同時に技を決めると、会場から歓声が上がった。

 その他、鵠沼皇大神宮人形山車やベビーカー&キッズ大行進、県立湘南台高校吹奏楽部 White Shooting Starsなど総勢1万人が行進。それぞれのパフォーマンスに見入っていた6歳男児(辻堂在住)は「かっこいい」といい、目を輝かせた。

 また、市民まつりの関連イベント「湘南台ファンタジア」は25日(土)と26日(日)、湘南台駅周辺で開かれる。

過去開催の会場内(市提供)

子牛と触れ合う 5日 畜産まつり

 JAさがみ緑化流通センター(宮原3550)で10月5日(日)、「ふじさわ畜産ふれあいまつり」が開催される。午前10時から正午。

 市内畜産業と市民の交流の増進を図るためのイベント。会場内は販売とイベントに分かれ、毎年多くの来場者でにぎわっている。

 販売は畜産会の焼肉販売や、(有)飯島産業の豚肉加工品の出店、堆肥販売などが楽しめる。イベントは子牛のふれあいコーナーやふりふりバター体験の他、シューティングゲームや畜産パネルクイズ、牛の体重当てクイズなどができる。

 公共交通機関の利用を推奨。問い合わせは市畜産会事務局(市農業水産課内)【電話】0466・50・3532。

湘南のクリエイター集う 12・13日、藤沢駅前で

 湘南エリアを拠点に活動するアーティストやクラフト作家らが集まるマーケットイベント「MARKESTA」が12日(日)と13日(月)、藤沢駅北口のサンパール広場で開催される。入場無料。

 今年で10周年を迎えるイベント。今回は会場を駅前の広場に移し、2日間でのべ100店舗の出店を見込む。また湘南エリアに加え、横浜や東京、北海道からの物販やフード販売が行われる他、ミュージックステージ(DJ)やダンスバトルといった多彩な催しも用意されている。

 開催時間は12日が正午から午後8時、13日が午前11時から午後6時。

伝統の音楽楽しむ 市民会館で演奏会

 「藤沢市邦楽協会合同演奏会」が10月11日(土)、市民会館小ホールで開催される。藤沢市邦楽協会が主催。入場無料。午後0時半開場、1時開演。

 当日は『さいごどん節』や『角力甚句』などの端唄、『喜撰』などの長唄、『ひめゆりの塔』などの琵琶の演奏が楽しめる。「日本の伝統芸能を継承するため、一生懸命に演奏いたします」と同協会。予約不要。(問)稀音家六四次会長【電話】0466・36・4018。

絵を描いた児童らと作品

富士見台小 絵でリサイクル啓発 児童の作品、セブンに

 富士見台小学校3年生の児童が描いたペットボトルリサイクル啓発ポスターが現在、市内のセブン―イレブン46店舗にあるペットボトル回収機の画面に表示されている。

 同校では7月に、市の包括連携協定締結企業である株式会社セブン-イレブン・ジャパンが実施するSDGsについての授業を、市内の小学校として初めて開催。児童らはそれを基に、ペットボトルリサイクルの啓発ポスターを描いた。

 絵が選出された児童は「SDGsについて知っていた。いろいろ知れておもしろかった」と授業の感想を述べた。

 校内で選ばれた約10人の作品は、それぞれ2週間ずつペットボトル回収機の画面に表示される予定。来年1月25日まで。

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商店街企画の拠点となってきた会館の前に立つ齋藤さん

商店街が大好きだ Vol.5 心通わす、歴史の交差点 長後商店街協同組合 齋藤伸一組合長

 かつて大山街道と滝山街道を結ぶ交通の要として栄えた宿場町・長後。歴史あるまちで、周辺住民の生活の中心を担ってきたのが、長後商店街だ。「生鮮食品の商店にスーパーマーケット。本屋、着物屋、洋服店。何でもそろう場所だった」。こう語るのは長後製パン(株)の齋藤伸一さん(64)。同商店街協同組合で現組合長を務めている。

 戦前には宿場町として栄えたが、高度経済成長期には小田急長後駅の利用者を中心に、商店街も活気づいた。3交代で働くいすゞ自動車(株)の従業員たちや、遊園地「ドリームランド」に向かう家族連れ。地下鉄がなかった時代には綾瀬、大和、座間方面から長後を経由する人も多く、広域から人が集まる中心地としてにぎわった。

 長後商店街協同組合は駅を囲む6つの商店会代表者が集う場として設立され、行政と個々の加盟店との橋渡し役を担ってきた。しかし、長い歴史の中で商店街も組合も規模が徐々に縮小。最盛期には100以上あった加盟店数は、現在24店舗のみだという。

 だが、ただ衰退を見守るだけではない。同商店街の最も大きな特徴は、SFC(慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス)の学生など若い世代との協働だ。地域イベントを共に企画し、学生の斬新でユニークな意見を積極的かつ柔軟に取り入れる。AIやSNSを活用したイベント運営は、その姿勢を如実に表す。

 齋藤さんが理想に掲げるのは「会話ができる商店街」。「ただ単に買い物の場を提供するのではなく、気軽に話したり、お客さんが困ったときには相談に乗ったりできるような温かい場を目指したい」。歴史あるまちで、世代を超えて新たな活気を生み出していく。

安福 葉子『熱帯魚のファンタジー』 (提供)

たぶろう湘南展 市民ギャラリーで

 藤沢市民ギャラリー第1展示室で7日(火)に「たぶろう湘南展」が開催される。入場無料。午前10時から午後7時(最終日午後5時まで)。

 油彩画・日本画・水彩画の公募展。22回目を数える今回は29人による51点の作品が並ぶ。主催はたぶろう美術協会湘南支部。問い合わせは同協会坂野さん【携帯電話】090・8177・6830。

歌川貞秀『東海道名所之内 ふちさハ 遊行寺』

藤澤浮世絵館で企画展 絵図と地図の変遷たどる

 辻堂神台の藤澤浮世絵館で企画展「浮世絵と絵図と地図と 描かれた藤沢の江戸から近代まで」が開催されている。11月3日(月)まで。

 地図・ガイドブックは江戸時代に「絵図」と呼ばれ、各地の山や川、建物を絵画的に描くことで庶民から親しまれていた。同展示では、約60点の作品を通じて絵図から近代の「地図」への変遷を辿る。

 東海道五十三次コーナーでは、江戸時代にベストセラーとなった遠近道印・菱川師宣『東海道分間絵図』や、幕末に描かれた『御上洛東海道』シリーズが展示される。

 藤沢宿コーナーでは、日本列島を上空から俯瞰したような構図の鍬形蕙斎『日本名所之絵』を展示。また江戸時代の藤澤宿の絵図と明治、大正、昭和、平成の藤沢の地図が展示され、見比べて楽しむことができる。

 江の島コーナーでは歌川国芳『相州江之嶋之図』や、江の島を俯瞰した壬生昌延『相州江之島真景』を展示。企画展示コーナーでは「大正の広重」と呼ばれた吉田初三郎が描いた神奈川の鳥瞰図や、大山信仰のにぎわいを精緻に描いた歌川貞秀『相模国大隅郡大山寺雨降神社真景』が並ぶ。

 同館学芸員は「ヘリコプターやドローンがない時代に、測量と想像で位置情報をなるべく正確に描こうとした作品を楽しんでいただければ」と来館を呼びかけている。

 入場無料。午前10時から午後7時。月曜休館。問い合わせは同館【電話】0466・33・0111。

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海水浴客数、コロナ前超え 前年比では2割増

 藤沢市は先月19日、今夏の市内の海水浴客数が大幅に増加し、コロナ禍前の水準を上回ったと発表した。

 藤沢市内の3つの海水浴場(片瀬東浜、片瀬西浜・鵠沼、辻堂)を合わせた海水浴客数は、178万3782人に達し、前年と比べて18・9%増加した。来場者が最も多かったのは、片瀬西浜・鵠沼海水浴場で112万8千人だった。次いで、片瀬東浜海水浴場が65万3250人、辻堂海水浴場が2532人だった。市は台風の影響が少なかったことなど気候による要因に加え、片瀬東浜で初開催された期間限定水上アスレチックイベントなど各海水浴場で開催したイベントが誘客につながったとみている。

 スマートフォンのGPS位置情報に基づく来場者調査の結果によると、年齢別では片瀬西浜・鵠沼の来場者は20歳代が最多の29%を占めた。一方、片瀬東浜でも20歳代が26%と、昨年の40歳代に代わって最多となった。また場所別では神奈川県内からの来場者が最多であるものの、東京、埼玉、千葉といった関東圏からの来訪者の他、静岡や愛知、大阪など西側からの来訪者も確認された。来場時間では、各海水浴場午後2時以降の時間帯の来場が多く、市は暑さのピークを避けて来場する動きが広がっていると推察している。

 客数の増加について市観光課は「海水浴組合、ライフセーバーなど関係者が一丸となり、安全・安心な海水浴場運営に努めてきた成果」とし、「今後さらに客数の増加を見込む上で、安全・安心に快適に気持ちよく楽しんでもらうため、ルールやマナー啓発、泳ぐ際の基礎的知識の普及に努めてたい」と話した。

「どうぞ」とニコズキッチンのスタッフや利用者らと共に市役所で弁当を販売する小島さん

福祉に出合う小さな種 高校生らが取材、発信

 市内の福祉的な活動を高校生らが取材し、気づきをウェブ上で発信する「ふじさわこたね〜学生がまちの福祉に出会うアナレポプロジェクト〜」が今夏始まった。市立白浜養護学校に勤務後、レディオ湘南のパーソナリティーなどとして活動した小川優さん(37・亀井野在住)が企画。「将来福祉職に就く就かないに関わらず、学生時代に福祉に触れることは人生の糧になるはず。福祉に出合う小さな種が育ってほしい」とプロジェクトに対する思いを口にする。

心の機微、伝え

 福祉的な活動の中にある物語を見つけ、生徒や学生たち自身の学びや社会とつながる入り口にすることが狙い。小川さんは同行しながらメディアの目的や取材時のマナー、記事の書き方などをフォローする。

 現在、高校1年から大学1年の5人が参加。盲目のシンガーソングライターやパラリンピック種目のゴールボール、訪問診療などを取材し、記事を執筆。心境の変化などが詳細につづられている。

 先月19日には、湘南一ツ星高2年の小島若菜さんが初取材を試みた。「中学の時、学校へ行けない時期があったけれど、心理士さんが助けてくれた。心の支えになる存在に私もなりたい」と参加を決意したという。

 障害者の自立に向けた就業支援を目指す大鋸にあるカフェ「ニコズキッチン」のスタッフや利用者らと市役所で弁当を販売後、地元農家の野菜などを袋づめする軽作業を体験しながら取材した。

 その様子を遠目から見ていた小川さんは「若者が自分の声で発信した言葉が同世代に届き、多くの人が福祉に近づいてくれれば」と期待した。

 記事はウェブメディア「Ana Letter」やSNSで見られる。

下水道管路 全国特別調査 陥没につながる空洞なし

 埼玉県八潮市で発生した下水道管路の破損に起因する道路陥没事故を受け、藤沢市は先月18日、国土交通省の実施要請に基づき行った「下水道管路の全国特別重点調査」の結果を公表した。

 調査対象は、管径2m以上で、1994年度以前に設置された市内17Kmの下水道管路。そのうち腐食しやすいなど優先的に調査を実施すべき箇所約1Km(3路線)の結果を明らかにした。

 下水道管路内の腐食やたるみ、破損は目視やテレビカメラで、路面下の空洞の有無はレーダー探査車などで調査した。

 その結果、道路陥没につながる空洞は見つからなかった。しかし、原則1年以内に速やかな対策を講じる必要のある箇所「緊急度I」が善行地区の約0・68Km(1路線)に、応急処置を実施した上で5年以内に対策を施す必要のある「緊急度II」が大清水浄化センターにつながる大鋸地区と弥勒寺・川名地区にまたがる約0・2Kmにあることが分かった。

 また、優先実施箇所以外の約16Kmは今年度中に調査を実施する。

 市下水道管路課は「市民の安全安心のため、緊急度の高い箇所については詳細な施工方法を検討し、速やかに対策を講じていく」としている。

イベントのチラシ

食・文化・遊びが集結 10月5日、長後商店街で

 長後商店街で5日(日)、子どもからシニアまで楽しめる「長後の文化祭」が開かれる。午前10時から午後5時。

 園児や生徒によるステージ発表の他、記念撮影もできる消防車の展示、藤沢湘南台病院の栄養士が考案したレシピの投票など近隣地域の特性を生かした出し物が多数そろう。「フランスパン重量測り大会」、特定のお題の再現度を競う「お絵描きバトル」といった景品付きゲーム、当日参加可能な「大食い大会」などユニークな催しも。

 グルメフェスも同時開催。市内外から30以上の飲食店、キッチンカー5台が集結する。地域の魅力発信で活躍するインフルエンサーも来場予定。

 小雨決行。詳細はイベント公式インスタグラムへ(@chogo_festival)

北郵便局で献血受け付け 10月10日 予約でプレゼントも

 藤沢北郵便局(高倉1220)で10月10日(金)、献血を受け付ける。時間は午前9時30分から正午と、午後1時30分から4時30分。

 予約不要だが、予約の上、献血した場合はプレゼントもある。

 予約は【フリーダイヤル】0120・80・9995(平日午前9時から午後5時)。

金賞を受賞したスポポカインさん

「私と介護」熱弁 外国人日本語スピーチ大会で

 外国人介護士が現場で培った言葉で介護への思いを語る「日本で働く外国人日本語スピーチコンテスト」が先月25日、ミナパークで開かれた。介護や日本語教育などを展開している株式会社アメイジュの主催。

 当日は日本で介護職として働きながら国家資格の介護福祉士を目指す外国人10人が登壇。「私と介護」をテーマに思い思いのスピーチを披露し、内容や文章の正確さ、発音、表現力、話の流れなどを競った。

 金賞は、特別養護老人ホームで働くスポポカインさん(ミャンマー)が受賞。仕事で得た気づきをもとに、「介護は体の不自由を支えるだけでなく、一緒に今日に学び、今日を感じ、今日を生きること」といった内容を会場全体を見渡しながら力強く話した。来場者の投票で決まる特別賞には、仕事の失敗を乗り越えた経験を話したグエンティムンさん(ベトナム)が選出された。

木枠を作る参加者ら

夏涼しく冬暖かく 辻堂で断熱DIY

 「断熱DIY工作をやってみよう!」と題したワークショップが先月23日、辻堂青少年会館で開かれた。近隣に住む親子21人が参加。夏涼しく冬暖かく過ごすため、手作りの二重窓を同館に取り付けるなどした。断熱による脱炭素化を目指し活動する市民チーム「#5年後も本当に住みやすい街大賞1位とるぞ藤沢プロジェクト」(藤法淑子代表)の主催。

 温室効果ガスの影響で地球温暖化が進み、気候変動は深刻化。省エネ化が急務だ。

 同館は63年前に建てられ、老朽化が進行。隙間風を防ごうと、身近な場所をDIYすることに。

 逗子市にある建築設計事務所、(株)中田製作所で取締役を務める中田理恵さんが講師を務めた。参加者は専門家の指導を受けながら、断熱効果の高い素材を木枠にはめ込み、内窓を完成させた。

 ドライバーを使い、木にネジを入れていた高砂小学校5年の萱間光基さんは「力加減が難しい。他にも色々作れるかな」といってほほ笑んだ。中田さんは「家にも燃費がある。これからはエネルギーを使っていることを意識しながら過ごしてもらえれば」と話した。

講師を務める諸井さん

薬と健康の週間イベント 薬の相談は薬剤師頼って  諸井副会長に聞く

 (一社)藤沢市薬剤師会(村上和宣会長)主催の「薬と健康の週間イベント」が10月19日(日)、藤沢市保健所で開催される。入場無料。

 当日は各種体験コーナーやお薬相談のほか、講演会も予定されており、市薬剤師会副会長の諸井隆さんと市健康づくり課保健師の一色葉子さん、(公財)市保健医療財団健康運動指導士の田中あゆみさんが登壇する。「薬剤性フレイルについて」と題し講演する諸井さんに話を聞いた。

 ――薬剤性フレイルについて教えてください。

 「まずフレイルとは、健康な状態と要介護状態の間の虚弱状態を指す言葉。薬剤性フレイルは、薬を飲むことによってめまいやふらつき、性格の変化、物忘れなどの有害事象が引き起こされることです。どんな薬にも副作用があり、一定数以上の薬を併用することで、フレイルを起こす可能性が高くなります」

 ――薬の併用はやめたほうが良いのでしょうか。

 「複数種類の薬を使用している場合、薬剤性フレイルが起こりやすくなると言われていますが、自己判断で服用をやめるのではなく、薬剤師など専門家に相談することが肝要です」

 ――来場者にメッセージをお願いします。

 「当日は薬剤師の仕事のいろいろな一面を紹介しますので、ぜひ会場で自分の健康に関するヒントを見つけてもらえたらと思います」

イベントチラシ

こだわりの商品ずらり 11日、ふじさわ元気バザール

 ハンドメイド雑貨やパン、スイーツなど藤沢自慢のモノ・サービスを展示、販売するイベント「ふじさわ元気バザール 藤沢セレクトマルシェ」が10月11日(土)、藤沢駅北口サンパール広場で開かれる。荒天中止。

 市民が主役となる地域活性化に向けた取り組み。市内に事業所を構える人や創業を目指す人が商業や工業、農水産業等の枠を越えて交流することで、藤沢全体の元気を作る企画だ。

 多種多彩な商品が並ぶ21ブースの他、新鮮野菜の販売コーナー、創業ブースが用意される。ガラポン抽選会やジャズステージも同時開催。

 午前11時から午後3時。詳細は公式ホームページから。

 問い合わせは藤沢商工会議所【電話】0466・27・8888。

総合優勝に輝いたFennec

心一つに仲間と熱演 湘南台でダンスサミット

 湘南台文化センターで先月21日、地域の子どもたちがストリートダンスを披露し技を競う「湘南ダンスサミット」が開催された。今回はイベント史上最多の総勢48チーム458人が参加し、594人の観客を沸かせた。

 総合優勝はジュニア部門でも優勝した中学生6人組「Fennec」。賞品として100万粒の米が贈呈された。メンバーは首都圏を中心に集まり、県内外を拠点に練習している。グルーヴ感などが高評価を受けた。「このメンバーでチームを結成してから初めてのコンテスト。ジュニア部門に加えて総合優勝もできると思わなかった。うれしい」と喜びを爆発させた。

 部門別では、小学3年生以下のキッズ部門で「AJALI」、小学6年生以下のスーパーキッズ部門で「LegLus.」、25歳以下のユース部門で「Bebuggy」が優勝に輝いた。

 主催の東京特許許可局強化局さんは「コロナ禍に始まったイベントがここまで大きく成長できたのは皆様の支えのおかげ。これからも子どもたちの活躍の場を提供できるよう頑張っていきたい」とコメントした。

クラッチという杖を使用してアンプティサッカーをプレーする児童

障害を超え共にプレー 善行でサッカーイベント

 「インクルーシブフットボールフェスタ」が先月23日に、善行のアサンテスポーツパークで開催された。親子連れなど33人が参加し、体育館にいきいきとした声が響いた。同イベントは年齢、性別、国籍、障害の有無などさまざまな背景を持つ人が誰一人取り残されることなく、一緒にサッカーを楽しむことを目的とする。

 参加者らはアイマスクを着け音が鳴るボールを用いるブラインドサッカーや、ジョイスティック型のコントローラーで特殊な車いすを操作しプレーする電動車いすサッカーなど計7種の障害者サッカーを体験。県内のクラブや障害者サッカーチームの選手らが一緒にプレーした。

 主催した(一社)神奈川県サッカー協会の伊藤陽介専務理事は「今回のイベントを機にさまざまな形のサッカーの楽しみ方があると知ってもらえるとうれしい」と話した。また「イベント成功のために試行錯誤してくれてありがたい」と各チームへの感謝を口にした。

 普段から弱視のサッカーチームに所属している小学1年生の児童は「難しかったけど楽しい」と笑顔を見せた。一緒に参加した父親は「初めての参加。知らないサッカーを知ることができた」と話した。

記者発表に現れたゴジラ(左)と対峙するふじキュン♡=25日、藤沢市役所

えのすい怪獣大決戦 「ギャオ〜ン」ゴジラが襲来 あすから江の島回遊イベント

 藤沢市、(公社)藤沢市観光協会、江ノ島電鉄(株)、湘南モノレール(株)、新江ノ島水族館(堀一久社長)がタッグを組み、あす4日(土)から江の島周辺回遊イベント「ゴジラVS江の島―えのすい怪獣大決戦―」を開催する。11月17日(月)まで。

 1954年の公開以来、世界で愛されてきた怪獣映画の金字塔『ゴジラ』。同館の前身「江の島水族館」も同年に開業し、ともに今年70周年を迎えたことからコラボが実現した。

 期間中は同館や江島神社、江の島岩屋、江の島サムエル・コッキング苑、江の島シーキャンドルなどを周遊し、さまざまな年代の映画に登場した怪獣を捜索する。スタンプラリーや特製パネルの展示を通じ、地域の自然や文化、歴史を体感できる内容だ。

 同館内では映画シリーズと同館の歩みをたどるる企画展や怪獣を連想させる海の生き物展示、ゴジラシリーズのデザインを手がける怪獣デザイナー、西川伸司さんの書下ろしイラストの複製パネル展など、ゴジラにちなんだ催しも。

 堀社長は「誰もが知るゴジラをきっかけに、江の島の五頭龍伝説も知ってもらえたら。イメージを膨らませ、ゴジラの世界の没入感を楽しんで」と呼びかけている。

元世界王者の河村さん(左)から指導を受ける石田さん

将心比心クラブ 石田さん 老若男女が「連珠」に熱中 辻堂で大会開催、視野に

 今夏チェコで行われた世界選手権で、群馬県に住む中山智晴さんが日本勢として28年ぶりに優勝するなど近ごろ注目を浴びるのが「連珠」。縦横それぞれ15道の盤に黒白の石を交互に打ち、先に縦横斜めのいずれかに5つ並べた方が勝ちとなる五目並べを競技化したボードゲーム。高砂小6年の石田啓さんが2年半ほど前に開設した「将心比心クラブ」では、石田さんを含む老若男女が連珠の腕を磨いている。メンバーは今後、オンラインなどで開かれる世界大会への出場を目指す。

 パチリ――。

 小気味良い音が辻堂南部市民の家に響く。石田さんの対局相手は、1995年エストニア大会で世界一に輝いた(公社)日本連珠社の理事長、河村典彦九段だ。

 元々は将棋クラブだったが、囲碁やバックギャモン、チェス、オセロと競技の幅を増やした。

 今年6月には、元将棋女流棋士で連珠でも活躍する藤田麻衣子さんがクラブを訪問。その時初めてメンバーは連珠に触れた。その後、8月に都内で開かれた「わくわく連珠大会」にクラブから6人が出場。鵠南小6年の飯野本士(もとし)さんが優勝、石田さんが準優勝した。

 藤田さんのつながりで先月27日には、河村さんがクラブを訪れ、石田さんらと対局。日本で誕生し、世界に広がった連珠だが、近年は中国など外国勢が強い。河村さんは「将棋や囲碁のベースがあるので読みの鋭い子が多く、飲み込みも早い。練習を重ね、未来の世界チャンピオンが出てくれば」と期待した。

 「覚えやすいけれど、奥が深い」と魅力を語る石田さん。連珠を極め、ボードゲームの大会を辻堂で開くことを夢見る。

まちを点検後(上)、マップを作成した(下)

歩きたくなる通学路は 中学生らとマップ作成

 まちを歩いて健康や暮らしやすさを考えるワークショップ「てくてくてっく」が先月20日、村岡東の湘南アイパークとその周辺で行われた。横浜国立大学の主催。

 今期3回目のテーマは「みんなの通学路環境点検」。参加した同大の学生や近隣の住民、中学生ら約20人は健康とまちづくりの関係性などについて学んだ後、3班に分かれてまちへと出かけた。

 歩きたくなる通学環境を目指し、交通安全性や見守られ感、休息・道草できそうなスポットなどを確認。その後、施設内に戻り、「ここの住宅街は街灯が少なく、夜は暗くて怖い」といった中学生らの情報を整理しながらマップを作成し、点検した内容を可視化した。

 各班で出た意見を発表する場面では、「花の蜜を吸ったよね」と世代は異なりながらも共通する通学時の思い出話などにも花を咲かせた。

 参加した藤ヶ岡中おやじの会メンバーの関孝之さん(58)は「防災・防犯パトロールなどで危険な場所は把握していたつもりだったが、中学生から教えてもらった知らない場所もあった。安全安心のために今後に生かしたい」と話した。

 次回は「みんなの健康づくり環境点検」をテーマに、12月6日(土)の開催を予定している。

六会で寄せ植え講習会 10月と12月 参加無料

 地元農家による寄せ植え講習会が10月22日(水)と12月5日(金)に、JAさがみ六会支店(湘南台2の31の8)で開催される。参加無料。各回とも約1時間【1】午前9時半〜、【2】11時〜、【3】午後1時半〜、【4】3時〜。

 当日は六会地域のプロ農家3戸が花の寄せ植えのコツを伝授する。

 事前申し込み制。定員の各回18人に達し次第受付終了となる。第1回は10月10日(金)、第2回は11月25日(火)まで。

 申し込み・問い合わせは同店【電話】0466・44・1855まで。

カラフルな小鳥(前回)=鶴羽さん提供

小鳥の世界へ”パタパタ” 10月5日 藤沢商工会館ミナパークで展示即売会

 インコやオウム、文鳥といった小鳥をブリーダーから直接購入できるイベント「とりっぷ」が10月5日(日)、藤沢商工会館ミナパーク(藤沢607の1)6階多目的ホールで開かれる。

 実行委員長を務める鎌倉市在住の鶴羽淳さんは過去に、トカゲなどエキゾチックアニマルの展示販売会に携わった。同じ会場にいた小鳥を見た来場者から「萎縮してかわいそう」との声があったことを機に、小鳥だけの企画を立てることに。

 小鳥や飼育用品、餌、グッズの販売をはじめ、小鳥の健康相談ができる獣医のブースなども設けるイベントで、「見て、学んで、購入できる小鳥づくし」の内容だ。今年5月に初開催すると、540人が訪れる人気ぶり。第2弾は出店が10ブース増えるという。

 「たくさんの笑顔があふれる癒しの空間になれば」とする一方で、「飼育にまつわる注意点も啓発したい」という鶴羽さん。「小鳥は小さな体でも長生きするため、家で飼い続けられず、外に放してまうケースも。飼い慣らされた小鳥は外敵に狙われ、命を落とす可能性が高い。きちんと飼うための知識も伝えていければ」と話している。

 午前11時から午後5時。入場料は大人1千円、中高生500円、小学生以下無料。

 イベントの詳細は公式ホームページから。

イベントチラシ

「生きていくチカラ」カンボジアの子どもが育むためには? 10月4日、5日 辻堂西口で絵画&生活展

 カンボジア児童養護施設の子ども絵画と生活展「生きていくチカラのつくり方」が10月4日(土)と5日(日)、 辻堂西口YU―ZUルーム(茅ヶ崎市赤松町13の68)で開かれる。湘南エリアでは初の展覧会だ。

 日本人女性のメアス博子さんは25歳だった2000年から、カンボジアで最優良認定を受ける児童養護施設「スナーダイ・クマエ」を運営し、子どもの居場所づくりや教育に力を注いできた。

 展覧会では、メアスさんが子どもの「生きていくチカラ」を育むため、どのように寄り添い、自立と絆の学びを与えてきたか、その理念やノウハウを絵画や写真、映像などで紹介する。ギャラリートークやミニ講座など関連イベントもある。

 両日午前9時30分から午後4時30分。入場無料。

 問い合わせは主催する藤沢南ロータリークラブ国際奉仕委員長の森岡正士さん【携帯電話】070・4092・1901。

演奏会のチラシ

名月の夜に響く音色 白旗神社で中秋演奏会

 白旗神社(藤沢2の4の7)で6日(月)、奉納イベント「中秋演奏会」が開かれる。

 今年で18回目を数える秋の恒例行事。境内の特設舞台で、多彩なゲストがバラエティーに富んだ演奏を披露する。

 イベント当日は、県内を中心に活動する和楽会「昇」による勇壮な和太鼓演奏で幕を開ける。その後、「音楽は心の共通語」をモットーに世界を股にかける鎌倉市在住のNobuko.(林信子)さんが琴を、重要無形文化財(人間国宝)認定予定の善養寺惠介さんが尺八を、舞台や映画への楽曲提供を行うよしうらけんじさんがパーカッションを、お笑い芸人やロボットエンジニアなどマルチな才能を発揮する片瀬山出身のカニササレアヤコさんが雅楽を、欧州で開かれた数々のコンクールで優勝歴のあるウィーン出身のソフィー・シュタイナーさんがハープを演奏する。

 開演は午後4時から、終演は7時20分を予定。入場無料。問い合わせは同社【電話】0466・22・9210。

秋まつりのチラシ

スタンプ集めて商品券ゲット 最高額1万円分 ふじキュン♡も登場 弥勒寺商店街で秋まつり

 「弥勒寺商店会 秋まつり」が10月5日(日)、かながわ信用金庫村岡支店の裏手にある駐車場で、3年ぶりに開かれる。

 すでにスタンプラリーが始まっており、同商店会の14店舗で500円以上の買い物をすると1スタンプがもらえ、3つ集まるごとに1回、まつり当日に抽選会へ参加可。各店舗で利用できる商品券(1等/1万円分、2等/5千円分、3等/3千円分、いずれも2本ずつ)などが当たるチャンスだ。

 また、藤沢市公式マスコットキャラクター「ふじキュン♡」との写真撮影会の他、焼きそばやフランクフルト、飲み物(アルコール類含む)など飲食、射的といった遊びの出店もずらりと並ぶ。

 午前10時から午後3時。荒天時は10月13日(月)に延期。

 問い合わせは同商店会の渡部昭会長(シュテルン洋菓子店)【電話】0466・26・0727。

©Famille Abuelaish

ガザを知る上映会

 イスラエル軍の砲撃で3人の娘を殺されても共存の可能性を信じるガザ地区出身の医師、アブラエーシュさんに迫るドキュメンタリー映画『私は憎まない』=写真=の上映会が5日(日)、エコストアパパラギ(鵠沼石上1の3の6)で行われる。

 【1】午前10時〜【2】午後0時30分〜【3】午後3時〜。一般1300円、中高大学生1千円、小学生以下無料。予約申し込みは主催のNPO法人気候危機対策ネットワーク【電話】0466・50・0117。

第50回やすらぎ祭

 いきいきシニアセンターやすらぎ荘(稲荷586) で10月4日(土)、5日(日)に開催。4日はしろやま鼓楽座による太鼓演奏や輪踊り、山川こうたろう歌謡ショー、5日は藤沢市消防音楽隊の演奏やカラオケ紅白歌合戦など。両日午前9時30分〜午後2時30分。雨天決行。(問)やすらぎ荘【電話】0466・81・6068

食・文化・遊びが集結 10月5日、長後商店街で

 長後商店街で10月5日(日)、子どもからシニアまで楽しめる「地域の文化祭」が開かれる。午前10時から午後5時。

 園児や生徒によるステージ発表の他、記念撮影もできる消防車の展示、藤沢湘南台病院の栄養士が考案したレシピの投票など近隣地域の特性を生かした出し物が多数そろう。「フランスパン重量測り大会」、特定のお題の再現度を競う「お絵描きバトル」といった景品付きゲーム、当日参加可能な「大食い大会」などユニークな催しも。

 グルメフェスも同時開催。市内外から30以上の飲食店、キッチンカー5台が集結する。地域の魅力発信で活躍するインフルエンサーも来場予定。

 小雨決行。詳細はイベント公式インスタグラムへ(@chogo_festival)

つなげよう子育ての”わ” 市役所分庁舎で4日

 「湘南ふじさわ子育て応援メッセ」が10月4日(土)、藤沢市役所分庁舎で開催される。

 「ひとりじゃないよ!つなげよう ひろげよう 子育ての”わ”」をスローガンに、子育てをしている人と子育て支援団体の出会いの場として8回目を数えるイベント。ミュージックベル演奏や親子で楽しむミニコンサート、工作教室などが楽しめる。

  時間は午前10時から午後1時。参加無料。

 詳細は「2025湘南ふじさわ子育て応援メッセ」で検索。

 問い合わせは同実行委員会事務局【電話】0466・26・9863。