藤沢 文化
公開日:2025.10.03
将心比心クラブ 石田さん
老若男女が「連珠」に熱中
辻堂で大会開催、視野に
今夏チェコで行われた世界選手権で、群馬県に住む中山智晴さんが日本勢として28年ぶりに優勝するなど近ごろ注目を浴びるのが「連珠」。縦横それぞれ15道の盤に黒白の石を交互に打ち、先に縦横斜めのいずれかに5つ並べた方が勝ちとなる五目並べを競技化したボードゲーム。高砂小6年の石田啓さんが2年半ほど前に開設した「将心比心クラブ」では、石田さんを含む老若男女が連珠の腕を磨いている。メンバーは今後、オンラインなどで開かれる世界大会への出場を目指す。
パチリ――。
小気味良い音が辻堂南部市民の家に響く。石田さんの対局相手は、1995年エストニア大会で世界一に輝いた(公社)日本連珠社の理事長、河村典彦九段だ。
元々は将棋クラブだったが、囲碁やバックギャモン、チェス、オセロと競技の幅を増やした。
今年6月には、元将棋女流棋士で連珠でも活躍する藤田麻衣子さんがクラブを訪問。その時初めてメンバーは連珠に触れた。その後、8月に都内で開かれた「わくわく連珠大会」にクラブから6人が出場。鵠南小6年の飯野本士(もとし)さんが優勝、石田さんが準優勝した。
藤田さんのつながりで先月27日には、河村さんがクラブを訪れ、石田さんらと対局。日本で誕生し、世界に広がった連珠だが、近年は中国など外国勢が強い。河村さんは「将棋や囲碁のベースがあるので読みの鋭い子が多く、飲み込みも早い。練習を重ね、未来の世界チャンピオンが出てくれば」と期待した。
「覚えやすいけれど、奥が深い」と魅力を語る石田さん。連珠を極め、ボードゲームの大会を辻堂で開くことを夢見る。
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