藤沢 社会
公開日:2025.10.03
下水道管路 全国特別調査
陥没につながる空洞なし
埼玉県八潮市で発生した下水道管路の破損に起因する道路陥没事故を受け、藤沢市は先月18日、国土交通省の実施要請に基づき行った「下水道管路の全国特別重点調査」の結果を公表した。
調査対象は、管径2m以上で、1994年度以前に設置された市内17Kmの下水道管路。そのうち腐食しやすいなど優先的に調査を実施すべき箇所約1Km(3路線)の結果を明らかにした。
下水道管路内の腐食やたるみ、破損は目視やテレビカメラで、路面下の空洞の有無はレーダー探査車などで調査した。
その結果、道路陥没につながる空洞は見つからなかった。しかし、原則1年以内に速やかな対策を講じる必要のある箇所「緊急度I」が善行地区の約0・68Km(1路線)に、応急処置を実施した上で5年以内に対策を施す必要のある「緊急度II」が大清水浄化センターにつながる大鋸地区と弥勒寺・川名地区にまたがる約0・2Kmにあることが分かった。
また、優先実施箇所以外の約16Kmは今年度中に調査を実施する。
市下水道管路課は「市民の安全安心のため、緊急度の高い箇所については詳細な施工方法を検討し、速やかに対策を講じていく」としている。
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