小田原・箱根・湯河原・真鶴版【8月23日(土)号】
商品を手にする湯河原みかん俱楽部の設立メンバー

湯河原みかん俱楽部 かんきつ香るビール発売 地産の湘南ゴールド使い

 一般社団法人湯河原みかん倶楽部が8月5日、神奈川県が開発したかんきつ「湘南ゴールド」を使ったクラフトビール「果実香る 湘南ゴールドエール」を発売した。湯河原産の果汁や果皮を使用し、苦味を抑えた軽やかな飲み口に仕上がった。

 同倶楽部の設立メンバーは、湯河原みかんを町内外に発信するイベント「神奈川みかんグルメ&スイーツサミット」の実行委員として2017年から活動してきた地元有志。経営者や農家など、現在は10人で活動している。

 町内のかんきつ農家が減少傾向にある中で、23年にみかんの消費拡大と販路づくりを継続的に進め、得られた収益を将来的に地域へ還元することを目的に法人化。クラフトビールは商品第一号となる。

 「果実香る湘南ゴールドエール」は、湘南ゴールドの程よい甘さと酸味がビールに適すると見込み、24年の夏に商品開発を開始。地元農家が生産した糖度約14%以上の果実を使用している。

 同倶楽部のメンバーは本業がある中で、週1回集まり、香りの出し方や苦みの調整など試作を重ねた。たどり着いたのは湘南ゴールドの香りを生かすため、醸造工程の後半でビールに果汁を加える「追い果汁製法」。ビールの苦味が苦手な人でも飲みやすい味わいに仕上げたという。

 同倶楽部代表理事の橋本世士さんは「湯河原で乾杯の飲み物といえば湘南ゴールドエールとなればうれしい。たくさんの人に飲んでいただけたら」と話した。今後はかんきつを使った限定商品やイベントなども計画していくという。

 ビールは、小田原百貨店湯河原店やセブン―イレブン城堀店、真鶴駅西店、道の駅湘南ちがさきなどで販売している。
金メダルを胸にかけ記念撮影する選手ら(チーム提供)

オーシャンドッグス チーム一丸で夏制す 中学生ソフト全国優勝

 小田原を拠点に活動するソフトボールチーム「神奈川オーシャンドッグス」が、日本一を決める全日本中学生男子大会(8月2日〜4日・福岡県)で初優勝を果たした。創部7年目でつかんだ夏の全国制覇に、選手やチーム関係者らは喜びを噛みしめている。

 25回目となる今大会には、全国から26チームが参加。オーシャンドッグスは、今年春の都道府県対抗全日本中学生男子大会に厚木クラブJrとの混合チームで出場して優勝を飾っており、春夏連続の日本一を懸けた大会となった。

 愛知県代表との初戦では、エースの後藤健志さん(城北中3年)が熱中症にかかるアクシデントで降板。マウンドを任された鈴木翔太さん(酒匂中3年)は粘りの投球に加えてホームランを放つなど投打で活躍し、4対3で接戦をものにした。

 息をのむ投手戦となった大阪府代表との3回戦、1対1で迎えた7回表のタイブレークから鈴木さんのツーランホームランを含む3得点で勝ち越し。裏の攻撃を後藤さんが三者三振に仕留めて勝ち進んだ。

 決勝は、春の都道府県対抗大会で優勝を争った鹿児島県代表の選手が多く所属する山口水産ジュニアと対戦。中学生ナンバーワンの呼び声が高い相手投手を打ち崩し、5点を奪取。2回戦以降尻上がりに調子を上げた後藤さんが最少失点に抑えて頂点に立った。

躍動の3年生、有終飾る

 3年生は今大会で引退となるため、並々ならぬ思いで臨んだ大舞台だった。

 全試合で先発した後藤さんは「自分が投げれば打たれない自信があった。決勝の6・7回は最高の投球ができた」と振り返る。2本のホームランを放った鈴木さんも「得意のバッティングで貢献できてうれしい」と笑顔を見せた。

 オーシャンドッグスは、中学校に男子ソフトボール部がない小田原・足柄地域で選手の受け皿を作ろうと2018年に創部。夏の全国はベスト8止まりで、昨年は優勝候補と目されながらも初戦敗退と苦杯をなめた。実戦感覚を磨くため、年間70回以上の対外試合を組んで練習を重ねてきたという。

 大野晃司監督は「選手とスタッフのコミュニケーションを大切にしてきた。中学時代は高校に向けた自立の準備期間。技術だけでなく、人間的な成長にもつながったと思う」と選手をたたえる。チームの吉田智久代表は「保護者の皆さんの支えがあったからこそ、練習や本番に専念できた」と感謝し、「西高東低」ともいわれるソフトボールの勢力図を覆す快挙を「選手やスタッフ、関係者一丸の勝利」と振り返った。

マツシタ靴店の4代目として地域活性に励む 松下 善彦さん 小田原市浜町在住 53歳

人をつなぐ まちの理解者

 ○…1918(大正7)年、西洋靴取り扱いから始まった老舗の4代目。紳士婦人から学生靴、祭り足袋などで地域の足元を支えるほか、カラフルなサンダル「ギョサン」を世に広めた仕掛け人として知られる。「小田原を楽しんだり、来訪するきっかけとしてギョサンがより貢献できれば」と期待を込める。

 ○…少年時代から家業を意識し、経営を学ぶ専門学校から紳士靴メーカーに就職。製造や販売などを覚えて20代半ばで家業に入った。「思い入れある商品を取り扱いたいと悩んでいた時に出会ったのがギョサンです」。マリンスポーツ好きから、履きやすくて滑りにくい小笠原の漁師サンダルを本土でも取り扱ってほしいとの一言に可能性を感じた。「最初は茶色のサンダルで鳴かず飛ばず」と笑うが、インターネットやブログで発信を続け、街なかで履けるカラー展開を始めるとテレビなどで紹介され人気となった。現在の取り扱いは150種以上と、全国有数の「ギョサンの店」となった。

 ○…サーフィンや釣りを楽しみ、現在は妻と2人の娘、愛犬との家族時間がつかの間の休息。子どもが小さい頃は商店街活動やまちづくりに奔走してきたこともあり「子どもの思春期は妻に任せきりだったので、今は恩返しの意味もあって」と父親の顔で苦笑い。

 ○…地域経済人として地元活性にも注力。「若手経営者やさまざまな人をつないで、そこから生まれる化学変化が面白い」。今夏に本店を建て直し、飲食店なども入る予定の『and SEA』をオープン。「今度は海とまちをつなげたい。さまざまな人が集う場になれば」。まちづくりに武勇伝は必要ない。「よき理解者として次世代を応援することがまちへの貢献」と笑顔を見せる。

展示されている標本

小田原高校 大型剥製標本を展示 タカアシガニなど3点

 小田原高校南館3階の中等教育史料館(小田原市城山)で、企画展「大型剥製標本と鉱物標本」が開催されている。

 同校には剥製標本や液浸標本、植物標本など、統合した小田原城内高校の所蔵品を合わせて約2500点の生物標本がある。絶滅種やワシントン条約により国際取引が禁止されている希少種なども多く、近代中等教育の歴史的教材として活用されてきた。

 企画展では、普段は収蔵庫に保存されている全長3mほどのタカアシガニや国の特別天然記念物に指定されているニホンカモシカ、ボルネオで採集されたオランウータンの大型剥製標本を紹介。タカアシガニの標本は、同校卒業生の柏木晴光さんが1933年に寄贈したもの。鋳物師として活動しつつ相模湾のカニの研究にも熱心に取り組んだ柏木さんが、網代沖で網にかかったタカアシガニを漁師から譲り受けて自ら剥製にしたという。

 剥製標本と合わせ、旧制小田原高等女学校が使用していたと考えられる鉱物標本も展示されている。

 展示期間は来年4月まで。午前9時から午後3時。入館無料で事前予約制。問い合わせは同校同窓会【電話】0465・20・3281。

プレゼンテーション審査の様子(提供)

まちづくり提案 4件採択 おだわら若者応援コンペ

 若者ならではのまちづくりのアイデア具現化を支援する小田原市の制度「おだわら若者応援コンペティション」。今年度の審査結果がこのほど発表され、4件のアイデアが採択された。

 この制度は「地域活性化」や「人と人とのつながりを促進」「文化・伝統の継承」「福祉・健康づくりを促進」「自然環境や環境保全」など10分野の事業を対象に若者からのアイデアを募集。採択団体に補助金を交付して、具現化を支援する。

 プレゼンテーション審査や市民投票を経て選ばれたアイデアは以下の通り(提案書類提出順)。

 ▽「高校生によるロックイベント〜ODAROCKで地域活性化〜」小田原東高等学校(ODAROCK)/市内のライブハウスでロックイベントを開催。仲間とのつながりを深めると同時に、市外の若者がイベントに足を運ぶことで、小田原の魅力を知ってもらう機会を創出。

 ▽「国際医療福祉大学キャンパス農園事業」国際医療福祉大学/食堂で排出された廃棄物を堆肥にし、大学構内に作る農園で活用。フードロスに対する意識の向上を図ると同時に、地域の子どもへの農業体験の機会提供など、情操教育にも役立てる。

 ▽「SANTA!Brass Orchestra スペシャル☆コンサート! in小田原」SANTA!Brass Orchestra/小田原市を舞台に、これまでにない新しい形の吹奏楽コンサートを開催。市内の中学生や高校生を演者に迎え、共に特別なステージを作り上げることで、音楽の輪を広げ、地域の魅力を国内外に発信する。

 ▽「生活の一部にジビエを取り入れた生活を『WILD LIFE STYLE』」Recovery and Reload/小田原市近郊で有害獣に指定された鹿を資源として活用。鹿の革を使った美容セームパックや洗顔用セーム革、セーム革クロス等を開発することで、市の産業を広める。

イベントホームページ

歴史薫る城下町歩こう おだわらツーデーマーチ

 1市3町(小田原市・箱根町・真鶴町・湯河原町)を舞台にウオーキングを楽しむ「城下町おだわらツーデーマーチ」が、11月15日(土)・16日(日)に開催される。

 歴史と文化の薫る城下町を自然に親しみながら歩き、心身の健康づくりや小田原市近隣の観光PRにつなげるイベント。1999年に始まり、今年で25回目を迎える。

 北条五代ゆかりの早雲寺や石畳の旧街道から一夜城までを歩き、眼下に広がる相模湾の絶景を楽しむ歩行距離20Kmのコースなど、2日間で7種類のルートを用意。参加者には25回記念バッジやタオルなどがプレゼントされる。

 15日▽箱根湯本温泉街と一夜城相模湾一望コース(20Km)▽雄大な海の恵みを感じる小田原漁港コース(10Km)▽ふらっと歩こうらくらくコース(5Km)

 16日▽東海道国府津山コース(20Km)▽戦国時代を偲ぶ小田原城総構コース(10Km)▽学んで歩こう文学・遺跡めぐりコース(5Km)▽潮風薫る真鶴岬とみかん香る湯河原幕山コース(20Km/真鶴町・湯河原町)

 参加費は大人1500円、小・中・高校生500円、未就学児無料。小学生以下は保護者などの同伴が必要。

 申し込みはホームページ(「おだわらツーデーマーチ」で検索)から行う。9月30日(火)まで。

 問い合わせは実行委員会事務局【電話】0465・38・1198。

ご当地シリーズを紹介する田村代表

旅の“お供”は小田原発 ご当地「マメしば」が人気

 全国各地のサービスエリアや土産物店などで見かける、名産品に扮したつぶらな瞳の小犬のマスコットシリーズ「旅するマメしば」。手がけているのは、小田原市久野にある「株式会社田村商会」(田村浩一代表取締役)のデザインチーム「LamPlanning」だ。

 同社は1954年に創業。観光記念品の製造・販売などを行っている。2018年に「自社オリジナルの商品を作りたい」と商品開発を開始。その際注目したのが、訪日外国人にも認知度が高い「柴犬」。小犬が全国を旅してご当地の名所や名産品とコラボしていくというストーリーを描き、誕生したのが「まめた」「まめこ」「くろまめ」という3種の豆柴のぬいぐるみボールチェーンだった。

 売れ行きは好調で、20年にご当地シリーズとして「旅するマメしば」(旅マメ)を展開。まず始めに「富士山」と「明太子」バージョンを製作した。頭に地域の名物をすっぽり被ったかわいらしいフォルムで、デザイナーの妻と「何枚もラフを描いて考えた」と田村代表。コロナ下にも関わらず、富士山バージョンは静岡県内のテーマパークから定期的にオーダーが入り、手応えを感じたという。

SNSで話題に

 行動制限が緩和されるとともに注目を集め、旅マメを観光地の風景や名産品と一緒に撮影し、SNSで投稿するスタイルが話題になった。インスタグラムのアカウント(@tabisuru_mameshiba)のフォロワー数も現在は1・4万人を超えている(25年8月現在)。

 また「旅マメ」ファンのシンガーソングライターが公式テーマソングを制作。旅マメ収集を目的に観光する”柴狩り”を楽しむファンが現れるなど、広がりを見せている。「かまぼこ」や「ちくわ」などの小田原バージョンを取り扱っている三の丸売店のスタッフは「シリーズを集めることを目的に来ている人もいる」と話す。

小田原ブランドを海外へ

 現在、シリーズは47都道府県・約400種類まで拡大。デザイナー5人と全国各地をまわる営業担当者でチームを組み、新作づくりを進めている。「地域へのリスペクトと、旅マメファンの方に喜んでほしい」との思いで、布の質感や細部の装飾にもこだわっているという。

 来年初旬には日本を飛び出し、シンガポールバージョンを現地で販売する計画もある。小田原で生まれ育ち、地元への思いも強いという田村代表。「小田原発の日本を代表するキャラクターに育てていきたい」と熱を込めた。

制作に励む竹内さん

小田原在住 竹内麻桜さん 感情を再び作品に 平塚で個展 8月31日まで

 2022年に絵本出版賞大賞を受賞した小田原市在住のアーティスト・竹内麻桜さん(18)による個展「沈黙の感情展─影からのはじまり─」が平塚市のギャラリー「嬉々‼クリエイティブ」で8月31日(日)まで開かれている。

 7歳から創作を始め、若くして作家デビューした竹内さんだが、絵が描けない時期を経験。止まった時間の中でも心のざわめきを手繰りながら描くことで、「沈黙の世界からはい上がるようにして」歩みを進めてきたという。

 会場ではアクリル絵の具を用いた絵画作品30点以上が並ぶほか、絵本出版賞大賞作品『びっくりちゃんがびっくりするわけ』も販売する。

 (問)同ギャラリー【電話】0463・59・9974

あいさつする相原会長

交通事故根絶へ決意新た 小田原青安連が定時総会

 小田原管内青少年交通安全連絡協議会(相原金太朗会長)の定時総会と懇親会が8月8日、報徳二宮神社の報徳会館で開催された。

 総会には、協議会に加盟する企業や個人の会員ら約70人が参加。相原会長は「会長を引き受けた当時に約50人だった会員は167人までになった。皆さまのおかげをもって、この地域の交通事故が無くなればいい」とあいさつした。

 2024年度の事業報告では、夕暮れ時の前照灯早期点灯や自転車用ヘルメットの着用呼び掛け、視覚障害者などの交通事故防止に向けた取り組みの推進、季節ごとの交通安全運動や事故防止運動への協力といった活動内容が報告された。

 今年度は「安全は心と時間のゆとりから」を年間スローガンに掲げ、横断歩道での歩行者優先の徹底や高齢者、子どもの交通事故防止、飲酒運転根絶などに重点的に取り組んでいく。

 あいさつした小田原警察署の松本光好署長は、管内では昨年に比べて人身交通事故の発生件数と負傷者数が増加している点を強調。「悲惨な交通事故を1件でも減らそうと、パトロールや交通違反の取り締まりを推進している。引き続き地域社会における交通安全にご協力いただきたい」と交通事故ゼロに向けて協力を呼び掛けた。

星槎箱根 ネパールの文化満喫 8月25日にティージ祭

 星槎大学箱根キャンパス(箱根町仙石原817の255)で8月25日(月)、ネパールの伝統的な祭り「ティージ祭」が行われる。正午から午後9時。参加費2千円。

 箱根町で暮らすネパール国籍の住民と交流を深めることを目的に開かれるもの。ティージ祭は、ネパールの女性のための祭りとして知られる夏の伝統行事。健康と家族の幸福、夫の長寿や家庭円満を祈る。

 会場では、食べ物や歌、踊りなどを通してネパールの文化に親しむことができる。

 (問)同キャンパス【電話】0460・83・8212

ソプラノとピアノの響き 三の丸ホールで8月30日

 「マイントラウムコンサート」が8月30日(土)、小田原三の丸ホールで行われる。午後2時開演。

 小田原と名古屋で26回の開催を重ねてきた「猪股さんちのコンサート」が、名称を変えて実施。小田原市出身の猪股典子さん(ソプラノ)と、ピアノの猪股恵さん、大井美佳さん、穂谷野朝さんが、ベートーベンの「月光」やリストの「ウィーンの夜会Ⅵ」、シューベルトの「軍隊行進曲」などを披露する。

 全席自由千円。チケットは同ホール、ハルネ小田原街かど案内所で販売中。(問)猪股さん【電話】090・8130・9597

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(左から)関東ダイエットクック神奈川工場の3人、黒栁消防長、安藤匠耶さん、七海さん

小田原市消防 3人、1事業所に感謝状 「勇気ある行動」たたえる

 初期消火や救急救護活動等を行ったとして小田原市消防本部(黒栁幹雄消防長)は8月6日、消防本部で3人と1事業所を表彰した。

 初期消火功労で表彰されたのは安藤七海さん(27)と匠耶さん(30)。4月16日、自宅がある市内曽比の共同住宅と同じ敷地内にある別棟の1室から煙が出ているのを発見。2人は周辺住人への避難の呼び掛けや消防への連絡を行った。煙が充満する部屋に入り消火器で火を消し止めた匠耶さんは、「考えるより体が動いていた」と当時の心境を話した。

 救急救護功労では(株)関東ダイエットクック神奈川工場(市内国府津)が表彰された。4月24日、同事業所を訪れた60代男性が急に倒れ意識と呼吸が無い状態に陥った。すぐに従業員がAEDの使用や胸骨圧迫を実施すると、救急隊が到着するまでに自己心拍が回復。その後男性は社会復帰しているという。

 表彰式には安部和幸工場長と生産部の剱持唯我さん、金子孝光さんが出席。男性が倒れた時は顔が真っ青だったと緊迫の状況を振り、「無事に助かって良かった」と口をそろえた。

 黒栁消防長は「一生に1度あるか無いかの状況で、正確な知識のもと一歩踏み出した勇気ある行動に感謝します」と言葉を送った。

 また5月に南足柄市内で発生した火災で建物から高齢者を救出した徳永龍矢さん(表彰式欠席)には、人命救助功労の感謝状が贈られた。

コンサートのチラシ

読者プレゼント ベイビーブーと歌おう 9月7日、三の丸ホールで

 男性5人組コーラスグループ「ベイビーブー」が9月7日(日)、小田原三の丸ホールで「初秋に歌うコンサート」を開催する。午後2時30分開場、3時開演。

 小田原童謡大使を務める同グループ。当日はシャンソン歌手の鎌田佳代子さんや古賀功子さんらと共に、小田原ゆかりの代表曲「からたちの花」や「白いブランコ」などを披露する。

 チケットは全席指定で5000円(未就学児不可)。同ホール窓口・Web、ミナカチケット販売所、ハルネ小田原街かど案内所で販売している。(問)鎌田さん【電話】090・7237・8635

読者プレゼント

 本紙読者2組4人にチケットをプレゼント。氏名・年齢・住所・電話番号・紙面の感想を明記し、ハガキまたはメールで応募。応募多数の場合抽選。〒250―0042小田原市荻窪306タウンニュース社「ベイビーブー」係。odawara@townnews.co.jp、9月1日(月)必着。

加藤市長に要望書を渡した藤井支部長(右)

宅建協会宅建政連 小田原市に要望書提出 まちづくり政策など提言

 神奈川県宅地建物取引業協会小田原支部(藤井香大支部長)は8月7日、小田原市役所を訪れ加藤憲一市長に要望書を提出した。県西の不動産に関する懸案事項や新たな問題を検討し改善を図るため、県宅建政治連盟小田原地区連盟と連携し毎年行っている。

 今回は鬼柳・桑原地区の産業活性化、小田原駅西口周辺の再開発のほか、埋蔵文化財包蔵地域のオンライン化、空き家対策の推進、独居者や生活保護者への支援や見守り体制などの要望を伝えた。またアニメ監督・富野由悠季氏との包括連携協定を生かしたまちづくり事業もあげられた。

 藤井支部長は「小田原の地を生かしたまちづくりをしてほしい」と思いを述べ、加藤市長は「難しい局面もあるが、日々市民生活に携わる皆さんからいただいた声を生かしたい」と話した。

町田小学校の図書室を見学する教員ら

都市部の教員、林業学ぶ 横浜から40人 小田原訪問

 「先生のための森と木の講習会」が7月29日に小田原市内で行われ、横浜市内の小学校教員が訪れた。

 身近に林業の環境が少ない都市部の教員に、国産材や林業の現場について学ぶ機会を提供し、正しい理解と知識を教育に活用してもらうことを目的に行われたもの。(一社)日本ウッドデザイン協会が主催し、小田原市や市森林組合などが協力した。

 当日は横浜市の社会科研究会に所属する職員約40人が参加。大山材木店やいこいの森のほか、昨年に内装木質化が施された町田小学校を訪問。人工林と天然林の違いや製材の工程、教育現場での木材利用のメリットなどについて理解を深めた。参加した教員は「林業学習をどう展開すればよいか悩んでいた。得た知識を子どもたちに還元していきたい」と話した。

身近な科学 楽しんで 白梅LC 小学生実験教室

 小田原お堀端コンベンションホールで8月3日、小学生を対象とした実験科学教室が行われた=写真。

 主催は小田原白梅ライオンズクラブ(浦井謙会長)。中高生の科学コンテストを実施している同クラブが小学生にも科学への興味を持ってもらおうと初開催したもの。

 この日は東海大学工学部の秋山泰伸教授が「ドクターアキヤマ」となり、虹の見えるメガネ作りや冷え冷え実験ショーなどを行い、児童約60人が科学の不思議を体験。大井町の小学5年男子児童は「科学を身近に感じた。バナナが冷えてカチカチになったのが面白かった」と話した。

 浦井会長は「想像や予測することを楽しく体験してもらえた。数年後に科学コンテストに参加する子が増えてくれたら」と期待を寄せていた。

小田原駅での啓発活動の様子

夏は食中毒に注意 食協ら予防呼び掛け

 小田原食品衛生協会と県小田原保健福祉事務所が8月6日、食中毒予防啓発キャンペーンを実施し、管内の1市3町で呼び掛け活動を行った。

 活動は厚生労働省が定める「食品衛生月間」に合わせ、毎年行っているもの。気温が高く細菌が増殖しやすい8月に食品衛生を呼び掛け、食中毒の予防啓発をする目的。

 当日は箱根湯本駅や湯河原エスポット、真鶴駅、小田原駅などを巡回した。関係者約30人が拡声器で食中毒予防を呼び掛けたほか、予防3原則「つけない・増やさない・やっつける」と書かれたウェットティッシュやリーフレットを通行人に手渡した。

 同協会の古川孝昭会長は、「家庭内で食中毒が起きた事例もある。適切な温度管理や加熱処理を行うなど、3原則を守ってほしい」と話した。

大雄山線開業100年 駅東口図書館で記念展

 大雄山線が10月15日で開業100年を迎えることを記念した展示が、8月26日(火)から9月23日(火)まで小田原駅東口図書館とおだぴよ子育て支援センターで開催される。

 大雄山線を運行する伊豆箱根鉄道の協力で、鉄道の部品や記念乗車券の展示をはじめ、ぬり絵、現役車両の人気投票などを行う。

 9月15日(月)には記念イベントを実施する。【1】大雄山線クイズと絵本の読み聞かせ、駅員との記念撮影(午前10時30分〜正午/小学3年生以下の子どもと保護者先着12組)、【2】大雄山線の歴史や車両に関する映像とお話会(2時〜3時/小学4年生以上先着25人)。

 記念イベントの参加希望者は、9月2日(火)午前9時から同図書館に電話(【電話】0465・20・5577)もしくは直接来館して申し込む。

 小田原駅と大雄山駅では、開業100年の記念手ぬぐいやハンドタオルも販売されている。

茂田さん(右)と田中監督

タナカ卓球茂田さん 全日本選手権で準優勝 9月から日本代表合宿へ

 小田原市矢作の卓球クラブ「タナカ卓球」に通う茂田悠稀さん(平塚市立神田小2年)が、7月25日から27日に兵庫県で行われた全日本選手権バンビの部で準優勝を果たした。

 昨年も同大会に出場しベスト32だった茂田さん。4月にU―8の日本代表に選出され、今大会は第4シードとして2回戦から出場した。

 大会は初戦からストレート勝ちを重ね、迎えた準決勝は昨年の同大会準優勝でU―8日本代表との対戦となった。

 茂田さんは試合序盤からコースに打ち分ける攻撃で2ゲームを連取するも、第3ゲームは相手の強打にミスが続き、ゲームを落とす。第4ゲームも3―7と離された場面でタイムアウトを取り、同クラブの田中昇監督から「相手の強打にのまれず、こちらから先に仕掛けよう」と助言を受けた。試合再開後、茂田さんは強打で追い上げ、12―10でゲームを奪い、3対1で決勝進出。勝利の瞬間には両手でガッツポーズを見せた。

 決勝はU―8日本代表で第2シードの選手と対戦した茂田さん。これまでに何度も対戦経験があり、相手のフォア側を狙う戦術で臨んだがミスが重なりストレート負けを喫した。茂田さんは「優勝を目指していたので悔しい」と振り返った。

 茂田さんは、9月から日本代表の合宿に参加予定で、「強い選手の打ち方をまねしたい」と意欲を見せる。田中監督は「上の世代のスピードや球質を肌で感じ、次の成長につなげてほしい」と期待を寄せた。

小田原ライオンズクラブ 献血など呼び掛け

 小田原ライオンズクラブが8月3日、ダイナシティ・イーストで「献血並びに献眼・献腎推進街頭キャンペーン」を行った=写真。

 メンバーの呼び掛けに56人が採血、11人が献眼登録に協力した。田中裕介会長は「たくさんの皆さまにご協力いただきありがとうございます。引き続き活動を続けて参りますので、ご支援ご協力をお願いします」と話した。
加藤市長(左)と石渡理事長

持続可能なまちづくり加速 小田原市と神大が協定

 小田原市と神奈川大学が先ごろ、おだわらイノベーションラボで包括連携協定を締結した。

 双方が保有する豊富な資源を生かした持続可能なまちづくりの推進を目的としている。すでに「おだわら市民学校」への講師派遣など連携して実施している事例もあるが、協定により一層加速していく考えだ。

 協定に基づき、「教育活動・研究活動の推進」「小田原の地域活性」「知の拠点空間や対話の場の相互活用」などに取り組む。

 締結式で加藤憲一市長は「多彩な地域資源の活用にはさまざまな知見やアイデア、若者の力が必要。取り組みをより一層加速する大きな契機になる」と期待を寄せた。また同大学の石渡卓理事長は二宮尊徳の教えの一つ『積小為大』を挙げ、「これまでの積み重ねがここに至っている。さらに発展させ、未来に向けてつなげていくためのスタートにし、広げていきたい」と話した。

慣れない手つきで「札勘」にチャレンジ

地元の魅力なりわいで体験 小田原箱根で54講座

 小田原や箱根に根差した地域の仕事を実際に体験しながら、その魅力に触れるイベント「なりわい体験」が7月27日から8月31日の期間で開催されている。

 地域の伝統や魅力を再発見してもらおうと毎年行われている「小田原箱根商工会議所大博覧会」(主催/同商議所、主管/同イベント実行委員会)の一環事業。今回も飲食やクラフト、海や山での体験など「見る」「学ぶ」「作る」「体験する」の4カテゴリー、54講座が用意された。

 8月1日にはスルガ銀行小田原支店で小学生3人が銀行業務を体験。お金にまつわる座学のほか、ATMの裏側の見学や紙幣を正確に数える技術「札勘」を模擬紙幣を使って体験した。

 6日は小田原市消防本部で、庁舎内にある消防指令センターや消防車両などの見学が行われた。参加者は動画で消防の仕事について学び、消防職員の案内で見学を開始。車両に搭載された資機材の紹介や役割についての説明を受け、火災現場などで隊員が使用する空気呼吸器を背負った男児は「思っていたより重い」と驚いていた。

 7日には市内栄町のボタン、ソーイング用品専門店「白牡丹」でスマホクリップ作りが行われた。動物や花などさまざまな形のモチーフを選びレジンで固め、オリジナルの作品を完成させた。

 同イベントの詳細などは、大博覧会HP(https://oh-expo.com/)で確認を。

小田原松風ライオンズクラブ

 少年野球大会や献血、薬物乱用防止教室など、継続事業を通して会員の結束力強化を目指す。「新規メンバーも増えたことで、より活気あるクラブ運営につながっている」と組織の活性化に手ごたえを感じている。

 2014年に入会し、「年代も業種もさまざまな先輩との交流が楽しい」とクラブ活動にのめり込む。野球大会では白球を追う子どもたちの姿が印象深いといい、「大会を通して、ライオンズの活動が伝わればうれしい」と笑顔を見せる。

 学生時代からドラムを続け、小田原駅前のライブハウスで演奏を披露。ベースの弟とリズム隊を担い、兄弟ならではの息の合った演奏が自慢だ。

湯河原ライオンズクラブ

 2年前に60周年を迎えた中で会員の減少という課題と向き合いながら、「先輩方が続けてきたことをなくすわけにはいかない」と昨年からの会長続投を決心した。

 これまで続けてきた愛好者とのパークゴルフ親睦大会や、福祉施設とのボウリング大会などを今年も実施予定で「毎回楽しみにしてますと言われるとやめられない」と意欲を見せる。

 「最重要課題」の会員増強に力を入れ、すでに3人が入会した。「新しい動きを見せて会が楽しくなるようにしていけたら」と語った。

 趣味のマーマレード作りでは今年、日本で行われた世界大会で金賞を受賞するほどの腕前。

箱根ライオンズクラブ

 今年掲げるテーマは「元気モリモリ!We Serve ―新会員と創る楽しい奉仕―」。ここ数年で新しい顔ぶれが増え、「団体としての方向性などを伝えていきながら、奉仕活動が楽しいものだなと実感してもらえるようなクラブ作りをしたい」と意気込む。

 小田原箱根商工会議所青年部のときに東日本大震災の復興支援で現地に足を運んだ。「大変な思いをしている人が笑顔になる姿を見て奉仕の大切さを感じた」と翌年、クラブに入会した。

 昨年は地区大会の実行委員長も経験。「情熱を注いだ時間が濃ければ濃いほど、人脈や事業の成果、そして感動など得られるものも大きい」と活動に力を注いでいる。

コンサートのチラシ

フルートコンサート 31日、三の丸ホールで

 小田原市で50年以上活動しているフルートアンサンブル団体「シルバーノイズ」が13回目のコンサートを8月31日(日)、小田原三の丸ホールで行う。午後2時から4時まで(1時30分開場)、入場無料。

 シルバーノイズの活動は1974年にスタート。現在は約20人の会員が所属している。

 今回のコンサートではピッコロからコントラバスフルートなど8種類25本のフルートによるアンサンブルを披露。R・ヴォーン・ウィリアムズ『グリーンスリーブスによる幻想曲』やG・F・ヘンデル『メサイアより』、文部省唱歌『海』、渡辺厚『海へのラメント』などを演奏する。

 同団体は「県西では数少ない編成のフルートアンサンブルです。8種類のフルートが奏でる美しいハーモニーを聴いていただければうれしいです」と来場を呼び掛けている。

 (問)山本さん【電話】090・7832・0658

イベントのチラシ

小田原で現代美術展 8月25日から 市内4会場

 現代美術展「小田原ビエンナーレ2025『指標II』」が8月25日(月)から9月16日(火)まで、小田原市内4会場で開催される。入場無料。

 2013年から隔年で開催され、今回で7回目。今年は30人の作家が参加し、絵画や写真、立体作品など、多彩な現代アート作品が並ぶ。スケジュールは以下の通り。

 【小田原三の丸ホール【1】展示室・【2】ギャラリー回廊】8月25日〜31日(日)、9月2日(火)〜8日(月)【1】午前10時〜午後6時(初日は1時から)・【2】午前10時〜午後9時(初日は1時から、最終日は6時まで)。1日(月)休館。

 【小田原駅東口図書館】9月1日〜14日(日)午前10時〜午後6時(初日は1時から、最終日は4時まで)。

 【ツノダ画廊】9月4日(木)〜9日(火)、11日(木)〜16日午前10時〜午後6時(初日は1時から、最終日は5時まで)。10日(水)休館。

 【おだわら市民交流センターUMECO企画展示室】9月3日(水)〜15日(月)午前10時〜午後4時。

 (問)飯室さん【電話】080・1169・8089

生地から手作りした

小田原短期大学 ピザ作りに挑戦 親子招き食育講座

 小田原短期大学(上野奈初美学長、市内城山)で8月6日、「おだたん食育村」が開催された。同大学食物栄養学科が主催。

 地産地消の意味を理解し、地域住民や子どもたちと触れ合いの場になればと2007年度から開催されている同イベント。32回目を迎える今回は12組30人の親子が参加し、「しらすと夏野菜のピザ」作りに挑戦。栄養教諭の資格を取得するために勉強をしている学生たちが親子の指導にあたり、生地のこね方や野菜の切り方などをアドバイスしながら調理を行った。

 また調理の途中には、学生による食育の講義が行われ、料理に使用した食材やピザの歴史を参加者に伝えていた。

 参加した児童は「生地をこねたのは初めて。家でも作ってみたい」と笑顔で話した。

商品を紹介する高橋店主

白磁や漆器身近に 菜の花暮らしの道具店

 小田原地下街「ハルネ小田原」にある菜の花暮らしの道具店で9月23日(火)まで、販売会「楽しくて、使いやすい。白磁の食器と漆のお椀。」が行われている。

 高橋台一店主が「多くの方に白磁や漆の魅力を楽しんでほしい」と掘り出してきたお椀や皿等が並ぶ。午前10時〜午後8時、無くなり次第終了。(問)暮らしの道具店【電話】0465・22・2923

小田原ライオンズクラブ

 65代目のけん引役が掲げるテーマは「団結の奉仕」。伝統あるクラブ活動を継承し、次世代につなぐことに重きを置く。

 地域とのつながりを求め、32歳で入会。「先輩方から挑戦する機会をいただけることに感謝」して、まずは何でもチャレンジしてきたことが自身の糧になっているという。SNSでの活動発信や地元大学との提携を生かした青少年育成等にも注力。「世代を問わず心を一つにすることで良い奉仕と楽しい仲間作りが次世代につながる」

 不動産業界を経て、住宅の塗装や防水工事などを手掛ける家業を継いだ。「頼まれた仕事にしっかりと取り組み、喜んでもらえることがやりがい」と笑顔を見せた。

小田原白梅ライオンズクラブ

 45周年やガバナー(エリア責任者)輩出など、クラブの2年間は規模の大きな行事が続いた。今期はこれまでと変わらない意欲と改めて活動の本質を見つめるテーマ「笑顔で繋げよう奉仕の輪〜地域社会に貢献できる喜びを〜」を掲げる。

 地域課題や災害などが顕在化する昨今。「奉仕の重要性を感じながら、クラブとしては笑顔で誠実に向き合う、そこから喜びを見出していければ」と前を向く。今年は小学生向けの実験科学教室を開くなど積極的な姿勢も見せる。

 「若い世代のフットワークとベテランのアドバイスと、組織体制も良好。充実した1年を目指したい」と思いを語る。

プレーヤーも家族も楽しめるイベント

「箱根ゴルフ」 家族で満喫 9月15日フェス 参加者募集

 小田原湯本カントリークラブ(箱根町湯本390の37)で9月15日(月)、「箱根ゴルフフェスティバル」が行われる。

 小田原と箱根エリアの地域が持つ伝統や魅力をイベント参加などを通じてPRする「小田原箱根商工会議所大博覧会2025」事業の一環。同フェスはチャリティーゴルフ大会の開催と合わせ、夏まつりや体験企画も行われ、家族でゴルフ場を楽しめるイベントになっている。

 当日は賞品付き、女子プロのワンポイントレッスンに加え、ゴルフタレントの瀬戸晴加さんが来場するゴルフ大会を開催。ほかに初心者や子どもが参加できる入門用競技「スナッグゴルフ」の体験や、飲食ブースやなりわいブース、木工マーカー作り体験などが楽しめる入場無料の夏まつり企画(午前8時から午後5時)も行われる。

 現在、ゴルフ大会とスナッグゴルフの参加者を8月31日(日)まで募集中。詳細は大博覧会HP、小田原箱根商議所【電話】0465・23・1811。

梅原さんが撮影した輪島市の様子=提供

湯河原町梅原さん 能登の被災 レンズに捉え 町社協で写真展 27日まで

 昨年1月1日に発生した能登半島地震の被災地の様子を伝える写真展が、湯河原町社会福祉協議会の1階ロビー(中央4の12の5)で開催されている。8月27日(水)まで、入場無料。

 写真を撮影したのは、湯河原町在住の梅原雄蔵さん(77)。東日本大震災や能登半島地震の被災地に継続して足を運び、ボランティアで復興支援活動に参加している。

 また宮城県石巻市から持ち帰ったヒマワリを配布する活動や、被災地の写真展示会を開催し、災害の記憶を伝え続けている。

 会場には梅原さんが能登半島の支援活動の際に撮影した1000枚以上の写真の中から、60点を展示している。海中に崩落した能登町の集落や焼失した輪島市河井町の様子、同市門前町の重要伝統的建造物群保存地区の倒壊現場など、地震による被害の様子を克明に捉えた写真が並ぶ。

 午前9時から午後4時まで。土曜日、日曜日は休館。問い合わせは同町社会福祉協議会【電話】0465・62・3700。

展示会のポスター

ダ・ヴィンチの復元展 富士屋ホテルで31日まで

 富士屋ホテル(箱根町宮ノ下)で8月31日(日)まで、「ダ・ヴィンチ没後505年 夢の実現」展が開催されている。(最終日の展示は午後6時まで)、入場無料。主催はレオナルド・ダ・ヴィンチ展事業実施委員会。

 同展では、ルネサンス期を代表する芸術家、レオナルド・ダ・ヴィンチが生み出した現存する絵画作品を東京造形大学の「見える化プロジェクト」によりバーチャル復元化。完全状態を再現した絵画16点が館内に展示されている。また、ダ・ヴィンチが構想しながらも完成に至らなかった巨大ブロンズ騎馬像のレプリカも展示している。主催者は「芸術と先端技術が融合した展覧会として、新たな視点と感動を提供いたします」と話している。

 問い合わせは同ホテル【電話】0460・82・2211。

イベントチラシ

怖くてかわいい作品展 アール・ド・ヴィーヴルで

 障害福祉サービス事業所の社会福祉法人アール・ド・ヴィーヴル(萩原美由紀理事長)が、8月25日(月)から31日(日)まで「こわかわ展」を開催する。アール・ド・ヴィーヴルギャラリーカフェ(小田原市久野403の17)で午前10時から午後4時。入場無料。

 同法人の施設で創作活動を行う利用者が、「怖い」と「かわいい」をテーマにしたイラストなどのアート作品を展示する。8月30日(土)と31日には、マーブルクレヨンを作るワークショップを実施。参加費800円。展示期間中は、同カフェで限定のこわかわクリームあんみつも販売される。

 問い合わせは同法人【電話】0465・25・4534。

8月24日 巡礼サマーフェス 今年も お笑いにダンス、抽選会など

 ダイナシティイースト屋外イベント広場(イトーヨーカドー小田原店前)で8月24日(日)、恒例の巡礼サマーフェスタ=写真=が開催される。午前11時から午後8時まで、雨天中止。

 主催は市内川東地区のまちづくり団体「巡礼フューチャー」。当日はえっさホイおどりやフラダンスに盆踊り、キッチンカーなどが盛り上げる。

 人気のお笑いライブは今年もマーティンさんが司会を務め、長谷川俊輔さん(クマムシ)、金谷ヒデユキさん、ふじいあきらさん、河田キイチさん(BOOMER)が登場。また今年はダイナシティ25周年を記念し、豪華景品が当たるラッキーカード抽選会(1枚500円、なくなり次第終了)も復活する(抽選会は午後7時15分開催)。

 詳細はダイナシティHP、問い合わせは笠原実行委員長【電話】090・3960・4992。