秦野版【12月12日(金)号】
優勝したチームのメンバー(チーム提供)

HADANOEARTH女子 U15バスケ県大会3連覇 悲願の全国制覇目指す

 秦野市内で活動する中学生のバスケチーム「HADANO EARTH BASKETBALL CLUB」(小泉保則代表)の女子チームが、「U15 CLUB BASKETBALL GAMES」の神奈川県予選決勝に出場し3年連続の優勝を果たした。12月25日(木)〜27日(土)に愛知県で開催される全国大会には、全国制覇を目標に挑む。

 ミニバスや中学校部活動の外部指導者などで、指導経験を積んだ小泉代表が立ち上げた同クラブ。男子は設立6年目、女子は設立5年目と歴史が浅いものの、「良い選手が地域に揃っていたことで、強いチームに育っていった」と小泉代表は語る。現在は男女ともに、市外や静岡県など県外からも多くの選手が集まっている。

 県大会を制覇し、女子チームにとって今回で3度目となる全国の舞台。過去2回はベスト16の結果を残している。クラブに1年生時から所属し、チームを率いてきた草柳帆乃キャプテン(大根中3年)=人物風土記で紹介=と小見山涼副キャプテン(中井中3年)にとっては、引退前最後の全国大会となる。今年のチームについて「体格に恵まれた選手が多く、元気があってノリが良い」と小泉代表は評する。

 目標は高く、チーム一丸となって掲げるのは全国制覇。草柳キャプテンは「みんな仲良く、雰囲気の良いチーム。これまで2年連続同じ結果で悔しい思いをしたので、今年こそは優勝したい」と言葉に力を込める。小見山副キャプテンは「これまで大会最終日まで残れなかったので、3日目は観光になっていた。今年は残って決勝で勝ちたい」と意気込んだ。
えのきの会の会員ら(くずはの家提供)

「えのきの会」が県表彰 行政と連携、自然保護評価

 自然観察施設くずはの家(曽屋)のボランティア団体「えのきの会」(田村孝行会長)が11月21日、行政と連携した自然保護活動への功績が顕著であると、神奈川県自然保護功労者表彰を受けた。

 県は毎年、みどりの保全と創造、自然公園の保全、野生鳥獣の保護など、良好な環境の確保あるいはその思想の普及啓発に努めている個人や団体を表彰している。今年度は1団体7個人が受賞。えのきの会は、行政と連携した取り組みが評価された。

 同会は、くずはの家が主催する「自然観察指導員養成講座」修了者の有志からなるボランティア団体。2006年4月に設立以来、くずはの家が実施している自然観察会のサポートのほか、幼稚園やこども園、小学校などを対象とした環境学習支援事業「はだのエコスクール」での講師など、自然への理解や関心を深めるための活動を行っている。

 今年は設立から20年の節目であり、くずはの広場に掲示板寄贈、バスツアーなどの記念事業も実施。11月3日には、秦野市功労者等表彰も受けた。

 さらに、同会は「植物」「昆虫」「野鳥」「岩石」「水辺」「自然遊び」「動物」の7分科会に分かれており、それぞれフィールドワークや研修などで自己研鑽に努めている。葛葉川を清掃する「クリーンウォーク」といった自然環境保護活動も開催している。

 年々会員が増加しているという同会。現在は96人で、最年少は16歳、最年長は88歳という幅広い年齢層も大きな特徴だ。田村会長は、自然観察はもちろん、エコスクールで子どもたちと接するのも楽しみのひとつと言い、「子どもたちが自然に興味を持ってくれ、いつかえのきの会に入ってもらえたらうれしい」と話した。

バスケットボールクラブHADANO EARTH女子でキャプテンを務める 草柳 帆乃さん 南矢名在住 15歳

仲間を生かすチームの要

 ○…全国大会へ3年連続出場を決めた「HADANO EARTH BASKETBALL CLUB」の女子チーム。全国の舞台に進む先輩の姿を1年生から見てきて、ついに自分の番に。3年生当初は副キャプテンだったが、数名がキャプテンを経験したのち、「しっかり者」と監督から太鼓判を押されキャプテンに就任。個性豊かなメンバーを束ねてきた。チームは12月下旬の大会に向けて最終調整中。「悔いのないように挑みたい」と意気込みを語る。

 ○…バスケ経験者の母の勧めで、大根小2年時からミニバス「RAVA(ラバー)NE(ネ)」に所属。5年生からはラバーネとHADANO EARTHの小学生向け練習会にも参加するようになった。今でも忘れられないのは、小学5年生時の試合。6年生の引退試合に出場し、最後に3ポイントを決め逆転勝利に導いた。「仲間と協力して点を取るのがすごく楽しい」と競技の魅力を語る。

 ○…「ガツガツ点を取るんじゃなくて、周りを生かして点を取るタイプ」と自身のプレースタイルについて話す。明確なポジションはないが、チームの司令塔であるガードの役割を担うことが多いという。大根中では、各学年を束ねる学年委員でもある。「まとめ役」が板についている。

 ○…週5日ほど顔を合わせ、苦楽を共にするチームのメンバー。「学校の友達より長くいるから一番素を出しているかも」とほほ笑む。小学6年生の弟もHADANO EARTHの体験中で、姉弟揃ってバスケに夢中。チームは強豪のため、県内外問わずスポーツ推薦で進学する選手が多い。自身も高校でバスケを続けていくつもりだ。「高校でも、試合に出て活躍する選手になれたら」。目標に向けひたむきに進む。
(上)アウトドアグッズの買い物を楽しむ来場者で賑わう会場、(左下)トレラン教室でプロのランナーから体の使い方を学ぶ、(右下)ラジコン体験

”丹沢の遊び”に4千人集う 今後の定期開催にも意欲

 県立秦野戸川公園で11月29日・30日にアウトドアイベント「丹沢アウトドアオープンゲート」が開催され、2日間で約4千人の来場者が訪れた。

 アウトドアでの遊び方や、新たな遊びの提案、秦野の魅力を市内外に発信するため開催している同イベント。3回目の今回は初めて神奈川トヨタ自動車(株)「myⅩ(マイクス)」が共催となり、規模を拡大して行われた。

 主催した実行委員会によると主な来場者は告知を見て訪れた人のほか、登山客や公園利用者など。トレランや登山の講習に参加する人、自転車やラジコン体験をする人、アウトドアグッズの買い物を楽しむ人、キッチンカーでグルメを楽しむ人など、各々がイベントを満喫していた。

 「myⅩのブースでアウトドア好きだけではなく、一般の人も多く買い物していたのが印象的だった。また、今回の試乗をきっかけに本格的に自転車をやりたいという人も多かった」と山本哲史実行委員長。今回の好評を受け、「年1回の大規模開催と2〜3カ月ごとの小規模な催しを組み合わせ、定期的に開催していきたい」と話した。

自転車ヘルメットに助成金 17日 出張申請

 秦野市は、自転車乗用中の交通事故被害を軽減するため、自転車ヘルメットの購入費補助を行っている。

 12月17日(水)にはイオン秦野ショッピングセンターで申請の出張受付を実施。午後1時から3時まで。対象は秦野市内在住で、事業協力店で認証マークがついた新品のヘルメットを購入した人。補助額はヘルメット1個につき上限2000円(2000円未満の場合はその額)。協力店や申請の詳細は秦野市HPへ。(問)市地域安全課【電話】0463・82・9625
訓練の様子

国道246号事故に備え 日産拠点で3市連携

 秦野、伊勢原、厚木の3市消防本部は11月25日、日産自動車(株)テクニカルセンター(厚木市岡津古久)で、国道246号での災害を想定した合同訓練を実施した。

 訓練は、国道246号で乗用車3台が絡む追突・衝突事故が発生し、変形した車内に要救助者3人が取り残されたとの想定で行われた。伊勢原消防の部隊が先着し、伊勢原救助が追突された意識無しの要救助者を救出。続いて厚木救助が下り線、秦野救助が最後部の要救助者を救出した。また、今回の訓練では、EV車両破壊訓練を実施。実際の場面を想定し、日産自動車から訓練車両として、「GTR」やEVの「アリア」に加え、日本導入予定の大型SUV「パトロール」など計6台が用意された。

 日産テクニカルセンター総務課の大木俊雄課長は「安全性が進化し、車体の強度が上がっているため、救助時の解体難易度も上がっている」と近年の車両特性について言及。「最新の安全性が向上した丈夫な車で訓練を行っていただくことで、経験を積んでいただきたい」と、メーカーと消防が連携する意義を語った。
左から星野選手、福森会長、嵩会長

東京デフテコンドー 韓国から秦野へ胴着贈呈 応援団結成の感謝込め

 東京2025デフリンピックの韓国テコンドー選手団が11月23日、テコンドー日本代表・星野萌選手と秦野市聴覚障害者協会の嵩賢治会長、高橋昌和秦野市長にテコンドー胴着を贈呈した。

 デフリンピック開催の今年は日韓国交正常化60周年、秦野市と韓国坡州(パジュ)市の国際友好都市締結20周年にあたる。秦野市と坡州市の国際友好都市結成10周年の際は「秦野市市民の日」で韓国テコンドー選手が演武を披露した。これを記念し、市聴覚障害者協会が中心となり韓国テコンドー選手団を応援する「市民応援団」を結成していた。

 23日、市民応援団は韓国テコンドーチーム応援のため都内でデフリンピックを観戦。その後、韓国選手団役員との交流会が開かれ、嵩会長や星野選手、高橋市長の他、秦野・坡州友好協会の福森登会長らが出席。韓国選手団は感謝と親愛を込め、星野選手らに記念のテコンドー胴着を手渡した。前日にテコンドー女子プムセ個人で3位になった星野選手に、花を添える形となった。
松の幹に藁を巻く社員たち=11月29日

水無川沿い松に「こも巻き」 稲元興業社員が今年も

 水無川沿い平和橋から堀戸大橋の間に植えられた松を寒さと虫から守ろうと、(株)稲元興業(秦野市戸川)の社員が11月29日、藁を巻き付ける「こも巻き」を実施した。1時間ほどかけ、川沿いの約30本を手入れした。

 現場近くに事務所を構える同社は、15年以上前からこも巻き作業を続けている。こも巻きは冷え込みが厳しくなる季節に合わせて作業し、木を寒さから守るとともに、松の葉を食べるマツケムシを藁に集めて春頃に駆除する。

 同社は「地域貢献の一環。今後も続けていきたい」と話した。
表彰状を手にする神倉県議

神倉県議 10年間の功労を表彰 「原点忘れず秦野のために」

 神倉寛明県議会議員がこのほど、横浜ベイホテル東急で行われた定例総会で永年勤続功労者として表彰された。

 自治功労者に対して行われる同表彰。当日は在職30年以上の県議43人と、在職10年から25年までの県議319人が表彰された。これを受け神倉氏は「県議になり10年が経過し、早いもので市議・県議として20年の歳月を迎えようとしています。原点を忘れずに、郷土秦野のため引き続き皆様の声を形にできるよう精進したいと思います」と話した。

 神倉氏は2007年に初当選後、市議を2期務め、15年に県議会議員に当選。19年、23年に再選を果たし、現在3期目となる。
主催したあきんど育成会メンバー

「本気婚」6組がカップルに 今後は発展形の開催検討

 秦野商工会議所の若手会員による組織「秦野あきんど育成会」が11月30日、婚活イベント「第12回秦野本気婚(マジコン)ファイナル」をライブレストランミッシェル(南矢名)で開き、男女15人ずつ計30人が参加した。会場では活発な交流が図られ、6組のカップルが成立した。

 2012年度、市内経営者などのパートナー探しを目的に、独身男女の出会いの場をと始まった同イベント。これまでに92組のカップルが生まれ、8組が成婚した。

 一方で、出会いの方法が多様化していることを踏まえ、今回で一区切り。主催者の根倉安史会長は「今後はこれまでの取り組みを発展させ、秦野の街にも触れられる男女の出会いの場提供を検討していく」とした。
北相地区を制した女子(チーム提供)

「KJr.」 女子が北相地区V

 秦野市立北小学校を拠点に活動するミニバスケットボールチーム「KJr.」の女子チームが、11月に開かれた北相秋季大会で優勝した。男子も3位に入り、1月に行われる県大会へ駒を進めた。

 来春の「全国共済カップ」につながる地区予選の北相秋季大会。11月23日まで伊勢原市内などで実施され、女子チームは出場44チームの頂点に立った。山口夢埜(ゆめの)主将(北小6年)は、「勝ててよかった。でもここは通過点」と語り、1月の県大会優勝によって全国大会の切符を獲得することが目下の目標だ。

 同チーム女子は、2年前に全国共済カップに初出場。しかし全国の壁は厚く、勝利には届かなかった。現6年生の中にはベンチ入りしていた選手がおり、山口主将もその一人。「見ていて悔しかった」と当時の思いを忘れていない。今年のチームは「走り勝つバスケ」を掲げ、「きつい時ほど笑い、チームを盛り上げていきたい」と県大会へムードは明るい。

 一方の男子は、55チームが出場した北相秋季大会を3位で通過。1月の県大会を制して初の全国出場を狙う。身長160cm以上の選手を3人揃え、上手さも兼ね備える。「流れがいい時は強い」と相原一喜主将(北小6年)は言い、地区大会で逃した頂点を県大会で手繰り寄せる。
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サンタになった鶴巻郵便局前のポストと職員

ポストもメリーⅩマス 市内14郵便局 サンタ仕様に

 今年も市内14の郵便局のポストがサンタクロース仕様に変身し、訪れる人を楽しませている。

 これは日本郵便(株)が2017年から展開している「郵便局サンタ47」という季節イベント。県内では伊勢原、小田原、平塚など合わせて5市10町がクリスマスを盛り上げようという狙いで実施しており、秦野市内の郵便局は2020年から参加している。

 市内でも各郵便局が工夫を凝らした飾りつけをしたサンタポストを、12月25日(木)まで見ることができる。鶴巻郵便局の関野直之局長=写真左=は「園児がポストと写真を撮るなど楽しんでいる姿を見かけます」と話す。
入賞した(前列左から)鈴木君、豊嶋君、清水君と指導者ら

秦野勢が世界大会で入賞 スポチャン協会の3選手

 秦野市スポーツチャンバラ協会(桐山邦彦会長)に所属する選手3人が11月23日、横須賀アリーナで行われた「第49回スポーツチャンバラ世界選手権大会」で入賞した。

 豊嶋一生(かずき)君(南小3年)は、小太刀9〜10級の部で3位入賞。昨年からスポチャンを始めたという豊嶋君。「足打ちの練習の成果が出た」と話し、「メダルが取れて良かった。次は優勝したい」と意欲的だ。

 清水一翔(かずと)君(南小3年)は、基本動作9〜10級の部と楯小太刀9〜10級の部の2部門で3位入賞を果たした。今回が初の世界大会。「攻めの姿勢が足りなかった」と振り返り、「初の世界でメダルはうれしい。次はもっと上のメダルを取りたい」と話す。

 楯小太刀7〜8級の部で3位となった鈴木陽斗(ひなと)君(南小6年)は、初の世界大会の雰囲気にのまれ「最後、気が緩んだ」と悔しがる。「来年は中学生になっているので、得意の攻めと連撃を磨いて金メダルを取りたい」と決意を込めた。

 桐山会長は「今回の世界選手権は海外勢が多く、体格の違いがある中で3人はよく入賞に食い込んだと思う。最終的には、みんながメダルを取れるように、練習を頑張ってほしい」とエールを送った。
外国コインの収益を寄付するロータリークラブメンバーと関係者ら

秦野名水ロータリークラブ 「子どものために役立てて」 外貨募金収益をユニセフへ

 奉仕団体の秦野名水ロータリークラブは12月、今年度(2025年7月〜26年6月)1回目となる外国コイン募金の収益金をユニセフ(国連児童基金)へ寄付する。4日の会合で、今回の寄付額が約4万円だったと報告した。

 同クラブは市民へ外国コインの募金を呼びかけ、21年から寄付活動を継続。募金箱は秦野市保健福祉センター、本町・西・鶴巻・南が丘・堀川・東・大根・渋沢・北・上・南公民館の12カ所に設置。海外旅行で持ち帰り、換金せず保管していたコインなどが市民から寄せられている。同クラブは「世界中の貧しい子どもたちのために役立ててほしい」と話す。

 外国コイン募金は現在も実施中。問い合わせはクラブ事務局【携帯電話】080・2515・1684。
表装した拓本を東島住職(左)に渡す石川さん

石川又一郎さん 郷土の歴史残す石碑 拓本に 蓑毛の宝蓮寺に寄贈

 秦野市内外の歴史的な石碑などの拓本を行っている元NHK記者の石川又一郎さん(83・桜町在住)が12月2日、蓑毛の宝蓮寺(東島礼美住職)に日露戦争で戦死した蓑毛の青年のことを刻んだ石碑の拓本を寄贈した。

 石碑に漢文で書かれているのは、蓑毛の住人・宇田川友右衛門の四男「宇田川秀次郎」について。数年前、宝蓮寺が管理する蓑毛大日堂の仁王門の手前に110cmほどの石碑が建っていることに気づき、きれいな文字でしっかりと残っていたことに興味を持った石川さんが住職に許可を取り拓本を実施。漢文を読み下し内容を解読した。

 石碑には、秀次郎は幼い頃から勉強が好きで英語を学び明治35(1902)年に歩兵第一連隊第八中隊に徴兵され特別教育を受け一度郷里へ帰ったことや、明治37(1904)年に日露戦争が起きると再び元の隊に戻り「軍旗護衛兵」として各地を転戦したこと、最後は決死隊に加わり23歳で戦死したことなどが記されている。この青年の墓は今も宝蓮寺にあり、供養されているという。

 石川さんによると、一個人の経歴や赴いた戦地まで詳細に記された石碑は珍しいそうだ。「連隊のエリートともいえる軍旗護衛兵に抜擢され、この地域で注目されていた人物だったため石碑が建立されたのでは。当時の情勢や個人の命運を思わせる石碑」と話す。一方で、石川さんの知る限り市内の日露戦争殉職者の碑や他の文献に宇田川秀次郎の名前はなく、「それがなぜなのかわからない」とした。

 寄贈を受け東島住職は、「当時のこの村(蓑毛)の様子がわかる、郷土の歴史を残す貴重なものを改めて知ることができました」と話した。
屋根部分がきれいに修復された仁王門

蓑毛大日堂 仁王門の大規模修繕完了 二王像返還準備に目途

 蓑毛大日堂(秦野市蓑毛字上川原721ほか)の仁王門修復作業がこのほど完了し、大日堂を管理する宝蓮寺(東島礼美住職)への引き渡しが行われた。

 国登録有形文化財の大日堂、不動堂、地蔵堂、仁王門をはじめ、その内部に県・市指定重要文化財の仏像群を有する蓑毛大日堂。修復は宝蓮寺と、地域住民有志が組織する「はだの大日堂保存会」が国の補助金を活用して実施した事業で、合わせて大日堂の建具修繕も行っている。

 今回は、現在修復中で2027年度返還予定の二王像が戻る前にと計画された。仁王門の大規模修繕は作業中に見つかった棟札に書かれた昭和11(1936)年が最後とみられており、今回は穴が開くなど損傷が激しかった屋根を修復。屋根を剥がし腐食した木材を取り換えるなどの作業が行われた。屋根のガルバリウム鋼板の裏や鬼瓦の中には、寄付者の名前が書かれた。

 これにより、とりあえずの二王像受け入れ態勢は整ったが、仁王門は屋根以外の修復も必要としている。また、「江戸時代、中興の祖とされる光西上人が修繕した各建物が現在、同時期に修復を必要とする状態になっているのも今後の課題です」と東島住職は話す。

 なお、仁王門の通行は制限されており、二王像返還のタイミングでの開放を予定している。
2部門の賞状を持ち笑顔を見せる高梨さん

国産紅茶GP(グランプリ) 2部門で金賞 高梨茶園4代目 晃さん

 菩提の高梨茶園4代目・高梨晃さんがこのほど、「国産紅茶グランプリ2025」のチャレンジ部門とプロダクツ部門で和紅茶を出品し、両部門で金賞を受賞した。

 国産紅茶グランプリは製茶技術を競う審査会。商品化されている茶葉を出品するプロダクツ部門と、商品化されておらず少量から参加できるチャレンジ部門があり、専門家と一般投票で審査が行われる。今年はチャレンジ部門63品、プロダクツ部門61品が出品された。

実力の向上を実感

 昨年、チャレンジ部門にベニフウキを出し銀賞となった高梨さん。今年はプロダクツ部門だけの挑戦を考えていたが、ベニフウキの出来が良かったためチャレンジ部門に再挑戦した。

 「今年のベニフウキは紅茶の評価基準の一つ『蜜香』がついたものができた。これは虫害によるものなので狙ってできるものではないのですが運が良かった」と話す。しかし、虫によるダメージを受けた茶葉を製品に仕上げるには、確かな技術を必要とする。年々実力をつけていた高梨さんはこのハードルを越え、「包容力のある温和な香りと、渋み少ないバランスの良い香味」と評価を得た。

 もう一方のプロダクツ部門には、夏摘みの香駿を出品。高梨茶園一番の人気品種で高梨さんは春摘みの加工を得意とするが、夏摘みで甘い香りを出すにはもう一段実力をつける必要があった。「国産のトップにいる職人はこれを安定して加工する力がある」と、日々の研鑽と様々なコンテストへの挑戦の成果を試すため出品。「落ち着きある芳香と余韻のある香味」という評価でこちらも金賞となった。

 「連続して賞を取れたことで、安定した技術があると認められたという自信につながりました」と高梨さん。今回評価を得た和紅茶は、イベントの出品やネット販売などで完売したという。
感謝状を手渡す浅田署長(左)

「年末は詐欺に注意」 秦野署が被害防止に感謝状

 特殊詐欺の被害を未然に防止したとして、秦野警察署(浅田二郎署長)は11月26日、市内の銀行やコンビニなどに感謝状を贈呈した。

 感謝状が送られたのは、横浜銀行秦野支店、秦野下大槻郵便局、中栄信用金庫本店営業部、セブンイレブン秦野曽屋東店の4事業所。

 横浜銀行秦野支店、秦野下大槻郵便局、中栄信用金庫本店営業部では、高額出金をしようとした高齢女性の態度や話に違和感を覚え、引き出し理由などを丁寧に聞き取りしたもの。警察と連携し、孫や息子などを騙った詐欺だと分かり、被害を未然に防ぐことができた。

 また、セブンイレブン秦野曽屋東店では、携帯電話で話しながらATMを操作している男性がおり、積極的に声をかけたもの。同店では、普段から高額のPOSAカード購入の際はチェックカードで確認し、詐欺被害の発見に役立てているほか、他店舗と情報共有なども行っているという。

 浅田署長は「10〜12月は特殊詐欺が増える時期」と話し、「秦野の特殊詐欺発生件数は前年比600%増とワースト。犯人からの電話は増加している。阻止率は上がってきているが、今後も気を抜かずに注意してほしい」と呼びかけた。
青パパイヤの収穫を楽しむ参加者(秦野市提供)

160人が秋の味覚収穫 丹沢秦野農園ハイク

 丹沢秦野観光農業研究会(三武利夫会長)主催の丹沢秦野農園ハイクが11月22日、秦野戸川公園と周辺の農場で開催され市内外から50組162人が参加した。

 日帰り型観光農業を通し、都心の人が秦野の美しい景観や地域資源の魅力に触れる機会をつくり、農業者との交流の場を設けることを目的に行われているイベント。参加者はマップと体験チケットを手に、ハイキングしながらサツマイモやサトイモ、ネギ、ジャガイモ、ダイコンなど農作物の収穫体験を行った。

 八王子から参加した母と娘の親子は、青パパイヤが目当て。「秦野の野菜はおいしくて、毎年参加しています」と話した。その他、青パパイヤの葉を日傘にして楽しむ様子も見られた。

 三武会長は「地域を守っていきたいという思いから農園ハイクを企画しています。これからも、続けていきたい」と話した。
駅北口に設置さたイルミネーション

住民が作るイルミ点灯 鶴巻温泉駅前に

 鶴巻温泉活性化協議会が来年1月末まで、鶴巻温泉駅北口広場でイルミネーションを実施している。点灯時間は午後5時から午前0時まで。

 「市内4駅で鶴巻だけイルミネーションがないのが寂しい」という地域の声を受け、地元に愛着を持ってもらいクリスマスや年末年始を少しでも楽しんでもらおうと昨年から実施している取り組み。電球購入や実施費用は協議会予算のほか、協議会加盟店に募金箱を設置し近隣住民から集まった寄付金で賄っている。

 電球の設置には、市に許可を得た広場の街路樹3本を使用。協議会メンバーによると、昨年はイルミネーション前で写真を撮るカップルの姿が見られたという。「ささやかではあるけど、地域住民が参加し手弁当で行っている温かみのあるイルミネーション。喜んでもらえたらうれしい」と話した。

3人が受章報告 2025年秋の叙勲

 2025年秋の叙勲が11月に発表され、受章した3人がこのほど、高橋昌和秦野市長に受章を報告した。

川口浩太さん

 旭日双光章を受章したのは、神奈川県飲食業生活衛生同業組合理事長の川口浩太さん(81)。手打ち蕎麦・砂場の代表取締役を務め、秦野伊勢原食品衛生協会会長や(公財)神奈川県生活衛生営業指導センター理事長なども務める。公衆衛生の向上と飲食業の経営の合理化・近代化を促進し、業界発展のための多大な功績が評価され受章に至った。川口さんは「長い年月の中、地元・組合・県の方のご指導のおかげでいただいた叙勲。支えてくれた妻、従業員にも感謝しています」と話した。

小泉和江さん

 長年の保護司としての活動が評価され瑞宝双光章を受章したのは、小泉和江さん(75)。1997年から現在に至るまで保護司を務める。「身に余る栄誉をいただけたことを感謝しています」と話した。

小泉加寿彦さん

 消防団員として長年の活動が評価され、瑞宝単光章を受章したのは小泉加寿彦さん(69)。秦野市消防団では、分団長を務めた。小泉さんは「33年支えていただいた仲間・職員、家族に感謝しています」と思いを述べた。

 3人はそれぞれ、高橋市長に受章の喜びを報告。高橋市長は長年の市への尽力と貢献に感謝した。
芋掘りの参加者で記念撮影を行った(松下園提供)

松下園 秋祭りで施設にぎわう 芋掘り体験も実施

 社会福祉法人寿徳会(久保谷勤理事長)が運営する知的障害者支援施設松下園が11月8日、施設で「秋祭り」を開催。施設利用者を含め250人以上が参加した。

 地域住民を招き、模擬店の出店や芋掘り体験などを行うイベント。例年「収穫祭」として開催していたが、今年は「秋祭り」と名称変更して開催。地域の人に施設を知ってもらうとともに、知的障害への理解を深めてもらうことを目的に行われている。

 当日、来場者に受付で用意したチケット250枚は全て配布終了に。模擬店では、カレーやけんちん汁、大学芋、餃子などが振る舞われた。また、猿回しやミニチュアホースとのふれあい、近隣の畑で芋掘り体験などの催しも用意。子どもたちも多く参加し、来場者は秋のひとときを楽しんだ。

 同施設は「大盛況で終わることができた。地域との交流を、今後も引き続き行っていきたい」と話した。
あいさつする加藤会長

秦野ライオンズクラブ 60周年「幸せの連鎖」誓う 式典に150人出席

 結成60周年を迎えた秦野ライオンズクラブが11月22日、大磯プリンスホテルで記念式典を行った。

 ライオンズクラブは、地域社会や世界中で奉仕活動を行う世界最大の国際的な社会奉仕団体。秦野ライオンズクラブは1965年に小田原ライオンズクラブのスポンサーにより誕生。今年60周年の節目を迎え、弘法山公園へのバードサンクチュアリ寄贈・桜の植樹助成金や、市消防本部への災害支援用ドローン2機の寄贈、南中学校へスポットクーラー寄贈などさまざまな記念事業を行ってきた。

 式典を開いた大磯プリンスホテルには来賓合わせて約150人が集い、クラブの周年を祝った。

 加藤剛会長は「秦野ライオンズの歴史は変化を恐れず、常に新しいスタンスで奉仕に取り組んできた」とあいさつ。「奉仕活動自体を楽しんで、我々がまず幸せになる。その幸せの連鎖を見届けていただきたい。70周年に向けてメンバー全員一丸となって歩みを進めていきます」と誓いを新たにした。来賓として招かれた高橋昌和秦野市長は、「日頃の取り組みに加え、今年はさまざまなご支援をいただいた。市も今年市制施行70周年を迎え、ふるさと秦野により一層磨きをかけて次の世代に引き継ぐためこれからも力添えいただきたい」と祝辞を披露した。

 その後の祝宴はアトラクションやケーキカット、「また逢う日まで」斉唱が盛大に行われた。

close up! フリー校利用者へ補助広がる 県が今年度から支援制度

 不登校になる児童・生徒の増加を受けて、民間団体や個人が運営する「フリースクール」に通う子どもが増えている。一方で公立学校などに比べて保護者の経済的な負担が大きいことから、授業料の一部を補助する制度を設ける自治体も現れている。神奈川県も今年度から、こうした市町村を財政的に支援する仕組みをスタートさせた。

増加続く不登校

 文部科学省の調査によると2024年度、全国の小・中学校の不登校児童・生徒の数は35万3970人で、過去最多を更新した。10月29日に県が発表した「令和6年度神奈川県児童・生徒の問題行動・不登校調査」でも、昨年度の不登校児童・生徒数は公立小・中学校合計で2万4250人に上り、昨年度より621人増加している。

 こうしたなか、新しい学びの場として注目されているのがフリースクールだ。はっきりとした定義はないものの、文科省のホームページでは「不登校の子どもに対し、学習活動、教育相談、体験活動などの活動を行っている民間の施設」とされている。県内では神奈川県学校・フリースクール等連携協議会と連携している団体だけでも35カ所にのぼる。

 一方で民間が運営するため、公立学校などと比較すると保護者の経済的な負担は大きい。15年に文部科学省が行った調査によれば月額利用料(授業料)の平均は約3万3千円。1〜5万円程度の施設が多いとされる。

 コロナ禍中に小学生だった子どもが不登校になりフリースクールを利用したある保護者は「経済的負担もそうだが、送迎などが必要となって仕事を続けられなくなるなど、生活への影響は大きい」と話す。

3市で補助制度

 独自に保護者を支援する自治体も増えている。鎌倉市は23年9月、フリースクールの授業料等の一部を補助する制度を導入した。

 その後、海老名市が24年7月、相模原市も今年10月から同様の仕組みをスタートさせている。

 こうした状況を受けて県は今年度、「神奈川県フリースクール等利用児童・生徒支援事業補助金」を創設した。

 制度の最大の特徴は、フリースクール等に通う児童生徒の保護者を支援する事業を実施する「市町村」に対して県が財政補助を行うこと。

 県担当者は「保護者や児童生徒により身近な市町村を支援することで、地域の実情に応じた支援ができる」とし、今年度は260人分3120万円の予算を確保した。

秦野は現状なし

 秦野市では現在、民間団体や個人が運営するフリースクールへの支援制度はない。市教育委員会は「具体的に検討している状況ではない」としつつ、「考えていかなければならない課題として認識している」とした。

 市内小・中学生の不登校数は増加傾向。2020年度に187人だったが、24年度は368人。その一方で、民間のフリースクールは限られていることもあり、補助制度導入には至っていない。

 ただ、市による不登校支援は30年前から徐々に広がる。「学校に行けない」という小中学生が入室できる教育支援教室をはじめ、訪問型やオンラインサポートも展開。また、民間と連携して「新たな学びサポート相談会」を昨年から開催し、不登校児童・生徒の保護者と、民間の子ども支援団体のメンバーが参加し、サポート体制の充実を模索している。

12月19日は歌声サロン

 地域の文化活動に尽力している加藤雅彦さんの「歌声サロン」。次回の開催は12月19日(金)=写真。会場は東海大学前駅南口すぐのタウンニュースホール。時間は午前10時から11時30分(午前9時30分受付開始)。参加費は1ドリンク付で800円(当日払い)。ピアノは岩元志真さん。懐かしい童謡や唱歌、昭和のヒットソングや世界中で愛されている歌の数々を加藤雅彦さんとともに歌う。予約優先。当日受付可。先着100名。駐車場に限りがあるため公共交通機関で来場を。

■タウンニュースホール【電話】0463・77・0025、午前10時から午後5時。水曜休館。
田村哲さん

限定40人 森の中の音楽会 12月21日 奥津国道美術館

 奥津国道美術館(秦野市曽屋1758)が開催する人気コンサート”森の中の音楽会”。次回は12月21日(日)、午後3時開演(4時30分終演予定)。来場予約受付中。

 今回は「サクソフォンとピアノによるクリスマスコンサート」と題し、田村哲(さとし)さん(サクソフォン)と北村真紀子さん(ピアノ)を迎える。

 演奏予定曲は「3つのロマンス(R.シューマン)」、「ラプソディ(C.ドビュッシー)」、「アルペジォーネ・ソナタ(F.シューベルト)」、「3つのプレリュード(G.ガーシュイン)」 ほか。

 来場予約制・先着40人。デザートセット付・入館料込みで3500円。小学生以下1500円。2歳以下は膝上鑑賞無料。予約は同美術館【電話】0463・26・7312(午前10時から午後4時)へ。水・木休館。
蓑毛の伐採現場を見学した参加者たち

森林を守る仕組み学ぶ コラム建設が伐採見学

 (株)コラム建設(秦野市鈴張町)の住宅部門・コラムホームが主催する「伐採見学イベント」が11月23日、蓑毛で行われた。秦野市森林組合の協力のもと15人が参加。森林管理現場を見学した。

 このイベントは、森を守る活動や秦野産材の活用の価値を市民に伝えることを目的としている。

 参加者は伐採作業の様子を見学したほか、森を守る上での間伐の重要性、水源としての森林の役割などを学んだ。参加者からは「楽しかった」「学びになった」などの感想が上がった。

 今回の伐採見学を担当した同社の岩澤賢太郎さんは、10月に大磯中学校で特別講義を行っており、次代を担う子どもたちへの教育活動にも貢献している。「今回のイベントも、森を守ることが自分たちの暮らしを守ることにつながるというメッセージが伝わったのでは」と話している。
特製たれで臭みを消したマグロの茜身

三崎マグロの血合い肉 読者プレゼント 「茜身」を新たな特産品へ

 三浦市では、三崎マグロの「血合い肉」を新たに特産品化しようと、公民連携による取り組みが進められている。

 生臭さもあり敬遠されがちだが、未病の抑制に効果的とされる抗酸化成分を多く含むことで価値が見直されている血合い肉。イメージアップを図ろうとネーミングを公募し、昨秋「茜身(あかねみ)」と命名された。調理次第で味も食感も牛ハラミ肉のようになり、地元ではメニューとして提供する飲食店も増えている。

 同市三崎の料理店「くろば亭」で提供している「茜身のたれ漬」(220g・冷凍)を読者10人に進呈。希望者はメールの件名を「茜身」とし、〒・住所・氏名・年齢を明記して【メール】yokosuka@townnews.co.jpへ送信。12月15日(月)締め切り。発表は引換券の発送をもって代える。当選者は、12月29日(月)・30日(火)に年末特別セールを開催する三崎朝市会場に引換券を持参し、指定の場所で賞品と交換する。
先頭車イメージ(同社提供)

小田急電鉄 新ロマンスカーの概要を発表 29年就役予定

 小田急電鉄株式会社は11月17日、2029年3月就役予定の新型ロマンスカーに関する車両概要や開発コンセプトを発表した。

 このロマンスカーは現在、運行中のEXE(30000形)の代替車両として計画されているもの。今回新たに、車両形式が80000形、7両編成、車体カラーは淡い水色になることなどが発表された。

 また、最前・最後部には展望席を設けること、複数の座席種別の設置、箱根登山線への乗り入れ可能な仕様にすることも明らかになった。

 開発コンセプトは「きらめき走れ、ロマンスカー」。「陽の光をきらきらと反射しながら波紋を広げる水面のように…」とのイメージを持っているという。沿線に多摩川や芦ノ湖、江の島など「水」に関連した場所が多いことから、「水」をテーマとした。

夜に浮かぶ風の吊り橋 13日からⅩマスイルミも

 県立秦野戸川公園(秦野市堀山下1513)で12月31日(水)まで、風の吊り橋がライトアップされ、来園者を楽しませている。

 高さ35m、長さ267m、水無川の両岸を結ぶ同公園のランドマーク「風の吊り橋」。毎年、紅葉の時期から年末まで実施されており、今年は12月12日(金)まで赤色=写真(12月4日撮影)=、13日(土)〜25日(木)はクリスマスカラーの赤と緑に、26日(金)〜31日は白で橋脚がライトアップされる。

 また、13日〜25日はパークセンター前広場にクリスマスイルミネーションが飾られ、華やかな雰囲気に。13日には午後3時から点灯式イベントも行われる。風の吊り橋ライトアップは午後4時〜8時半、クリスマスイルミは8時まで。

 問い合わせは同公園パークセンター【電話】0463・87・9020へ。
写真作品の一部

鶴巻デジタル写真教室 宮永岳彦美術館で16日から写真展

 鶴巻デジタル写真教室主催の写真展が、12月16日(火)から21日(日)まで宮永岳彦記念美術館(鶴巻北3の1の2)の市民ギャラリーで開催される。

 写真展は今回で16回目を迎え、約50点が展示予定。午前10時〜17時(初日13時〜、最終日16時まで)。入場無料。

(株)島半 創業150年の老舗、世界へ マレーシアの不動産事業で

 株式会社島半(鈴木康介代表取締役社長/本社・秦野市鈴張町)がこのほど、EQUINOX (野田寛貴代表取締役社長/本社・マレーシア クアラルンプール)と共に、マレーシア最大手デベロッパー「PAVILION社」の開発物件を中心としたマレーシア不動産の総合開発プロデュース事業に協業すると発表した。

 EQUINOX は、マレーシア最大手のデベロッパー「PAVILION」に日本企業初の投資家枠で参画する企業。島半は自社のもつ企業誘致、土地・建物プロデュースなどのノウハウを生かし、EQUINOX と長期的に協業する。PAVILIONが手掛ける2029年度完成予定の物件を法人取得している。主な業務としては、創業150年のノウハウを生かした日本人投資家の誘致や、日本品質の建築技術・資材、住宅機器、物品販売・管理・運営等のノウハウ導入などを行うという。

 鈴木社長は「ゆくゆくはこの事業で培った経験とノウハウを生かし地元・秦野とマレーシアの懸け橋になるような仕事ができれば」と話した。

 島半は今年1月にマレーシア分室を開設し、現地に職員を派遣している。
ものづくりを楽しむ参加者

秦野市シルバー人材センター 会員が特技生かし講師に ものづくり楽しむ

 公益社団法人秦野市シルバー人材センターが11月19日、秦野市保健福祉センターで「ものづくり講座」を初開催した。

 会員が企画し、その特技を生かして講師を務める講座。シルバー人材センターの会員と市民が対象で、センターのPRと参加者の新たな楽しみ創出を目的に企画された。

 第1弾となった今回は、障子・襖グループに所属している宇佐美金也さん(68)が講師を務め「変身キューブ・ふすま紙でブックカバー」を実施した。当日は8人が参加し、ものづくりを楽しんだ。

 同センターでは今後も第2弾、第3弾としてペンダントづくりやPPバンドかごづくりを企画しているほか、春休みの子ども向け講座も検討している。