平塚・大磯・二宮・中井版【7月11日(金)号】
改修が進められる元県立平塚商業高校

県平塚合同庁舎 「平商」校舎に仮移転 建替に伴い来年1月から

 神奈川県平塚合同庁舎(西八幡1の3の1)は、1968年の竣工から55年以上が経過し、耐震や老朽化対策のため、現在の場所で建替工事を行う。建替工事の期間は、元県立平塚商業高校(中里50の1)の旧校舎を改修し、仮庁舎として利用する。高校を仮庁舎として使用するのは初めての事例という。

 現在平塚合同庁舎に入庁している、平塚県税事務所、平塚土木事務所、湘南地域県政総合センター、中教育事務所、企業庁平塚水道営業所、かながわ労働センター湘南支所、かながわ鳥獣被害支援センター、少年相談・保護センターの8機関が、仮庁舎に移転する。

 今年2月から元県立平塚商業高校の改修工事を行っており、12月に完了予定という。県によると「県平塚合同庁舎は、県税事務所、水道営業所、土木事務所などが入庁しており、住民や事業者の方の利便性を損ねることなく業務を行う観点から、現在の庁舎から比較的近い、元県立平塚商業高校を選定した」と理由を話す。

 校舎を転用するという特殊性を踏まえながら、来庁者や職員がストレスなく利用できるよう整備を進める。県では「例えば、高齢者や障がい者の方も利用していただくため、新たにエレベーターを設置するなど、利便性に配慮した施設整備に努めている」と話す。仮庁舎として、来年1月から2030年度まで利用する予定だ。

 既存庁舎の解体工事については、仮庁舎へ移転後の26年度から翌27年度にかけて実施される予定で、既存庁舎の解体が完了後、27年度から29年度にかけて新庁舎の建設工事を実施。供用開始は30年度を想定している。

 県によると、平塚合同庁舎は災害時には現地災害対策本部が設置され、救助活動の拠点となるとともに、土木事務所や水道営業所など、県民生活を維持するうえで重要なインフラ設備を管理する機関が入っているといい、「これらの機関が災害時にも必要な機能を維持できるよう、建物の耐震性を高めていく。脱炭素化に向けて省エネ性能を高めた庁舎とするため、ZEB(ネットゼロエネルギービルディング)の導入を検討している」と話す。

 県では「工事期間中は、仮庁舎への移転を伴うなどご不便をおかけしますが、ご理解ご協力をよろしくお願いします」と呼び掛けている。

海水浴場近くの松本順の謝恩碑

大磯町 140年目の海開き 松本順称えるイベントも

 今年、開設から140周年を迎える大磯海水浴場(北浜海岸)が7月13日(日)、海開きする。当日は大磯に海水浴場を開いた松本順(1832年―1907年)の謝恩碑前での黙とうのほか、安全祈願の祭事が実施される。海水浴場の開設は8月31日(日)まで。

はじまりは健康のため

 松本順は長崎でオランダ医学を学び、江戸幕府や明治政府の軍医を務めた医者。1885年に陸軍軍医総監を退官後、国民の健康増進のための『海水浴概説』を出版し、伊豆や小田原、金沢八景などを訪れては適地を探していたという。第一候補の小田原では地元の理解が得られず断念。弟子の鈴木柳斎が大磯で医院を開業していたことから、大磯に立ち寄り、照ヶ崎海岸を訪れた。

 照ヶ崎海岸は、北西に山があり寒風を防げることや、潮の干満が大きく身体に良い刺激を与えられること、砂浜が広く貝殻が少ないため素足で歩けることなど、海水浴場としての条件が揃っていた。当時の町長など町の有力者の協力もあり、1885年に海水浴場の開設に至ったという。

一大リゾート地へ

 1887年には、松本が大磯駅開業を政財界に働きかけたほか、渋沢栄一ら政府要人のための会員制診療所兼旅館「禱龍館」を開設。1908年に日本新聞社が掲載した避暑地人気投票では、大磯が1位になるなど、リゾートとしてのブランドを確立させた。「東海道の宿場町」という機能を失いつつあった大磯の新たな観光資源として、また、別荘地としての大磯を根付かせる大きな要因となった。

 開設期間中、海の家の営業はないものの、無料シャワーやトイレは利用可能。その他、140周年を記念して、大磯町ではさまざまなイベントを企画している。

 大磯海水浴場開設140周年記念講演会は7月13日(日)、福祉センター(さざれ石)2階レクリエーション室(大磯町大磯1352の1)で実施。午後1時30分〜3時。大磯町郷土資料館の富田三紗子学芸員や、東京海洋大学の中原尚知氏が講師を務め、医療からレジャーへと発展を見せた大磯海水浴場の歴史や、海洋レジャーの未来について講演する。

 また、7月26日(土)には、「大磯海祭〜松本順大感謝祭〜」と題して、津波避難タワーを舞台にしたダンスイベントや花火のカウントダウンを実施する。午後5時45分〜。問い合わせは、大磯町産業観光課【電話】0463・61・4100。

 その他、7月19日(土)・20日(日)には高来神社夏季例大祭「大磯御船祭」を開催。大磯町郷土資料館(大磯町西小磯446の1)ではミニ企画展「大磯海水浴場物語」を2月まで実施する。問い合わせは、大磯町郷土資料館【電話】0463・61・4700。

6月18日付けで(一社)平塚歯科医師会の会長に就任した 萩原 正明さん 平塚市在勤 63歳

一歩踏み込み深める連携

 ○…平塚・大磯・二宮の歯科医約150人を束ねる平塚歯科医師会の会長に就任。「行政や医師会・薬剤師会、介護職など関係機関とこれまで以上に連携を深めたい」と意気込む。同会の基本理念は「奉仕・向上・連携」の3本柱。「理念を達成するためには、和の精神が大切。討論はいいけどね」。何事も前向きに捉え、リーダーシップを発揮する。

 ○…同会の活動は、休日急患歯科診療や在宅要介護高齢者歯科診療などを行う診療部門や、口腔がん検診や乳幼児健診などの健診部門をはじめ、市民公開講座の開催など、地域医療の一翼を担う。地域社会における歯科疾患の予防と口腔の健康増進を目的とする「歯科公衆衛生」の役割も持つため、「歯科医師会として地域に根付くことが大切」と力を込める。

 ○…平塚市で生まれ育った。1956年に父親が萩原歯科医院を開院。幼い頃から背中を見て育ったため、小学校の卒業アルバムには「将来の夢は歯科医」と書いた。大磯高校時代は「理数系ばかり勉強して文系はやらなかった」と苦笑い。日本大学歯学部進学後、医局勤務やカナダへの留学などを経て、萩原歯科で働き始めた。19年に父親の跡を継ぎ、院長に就任。「親父のときから家族ぐるみで通ってくれている患者さんが多いね」と笑顔で話す。

 ○…学生時代はテニス部に所属し今も続けるほか、ゴルフや飲みの場なども好きで、積極的に顔を出している。「昔は人見知りだったんだけど。社交的な奥さんの影響で、いつの間にかチャラい感じになった」と茶目っ気たっぷり。「歯科医師会としてもう一歩踏み込んで、関係団体と連携を深められるよう努めたい」。甘いマスクの裏には、会長としての責任と強い意志を感じた。

歓声彩る 大磯の夏 ロングビーチでプール開き

 大磯町国府本郷の大磯ロングビーチ(布川史明総支配人)で7月5日、プール開きが行われた。当日は、招待された大磯小学校と国府小学校の児童やその家族などの来場者で賑わい、初泳ぎを楽しんだ=写真。9月15日(月)まで営業する。

 大磯ロングビーチは1957年7月、100m×50mのマンモスプールを擁する「海岸沿いの巨大プール」として営業をスタートさせ、今年で69回目の夏を迎える。

 家族で訪れていた松澤文乃さん(大磯小学校4年)と咲良さん(同1年)は、「暑いから気持ちよかった。ウォータースライダーが好き」と声を弾ませていた。

 営業時間は午前9時〜午後5時(7月11日(金)までと、9月8日(月)〜15日(月)は午前10時〜)。(問)大磯ロングビーチ(大磯町国府本郷546)【電話】0463・61・7726

グループワークの様子。積極的な議論が行われた

平塚江南高校 認知症サポーターを養成 初めての講座に15人

 平塚江南高校(諏訪町)で7月2日、認知症サポーター養成講座が初めて行われ、生徒会や書道部、茶道部の生徒ら合わせて15人が参加し、サポーターバッジを受け取った。

 同講座は認知症を正しく理解し、適切なサポートや心構え、共生社会の考え方を身につけることを目的に行われた。講師を務めたのは平塚市高齢者よろず相談センターふじみの武内ゆみ代センター長ら。講座では、地域包括支援センターや認知症について、グループワークなどを交えながら、認知症に関する正しい知識を学んだ。

 グループワークでは動画を視聴し、認知症の人に対しどのような対応をすればよいのか、当事者の立場になって考え発表。参加した鈴木彩那さん(3年)は、「認知症は難しい病気だと思った。アルバイトをしているので、認知症のお客さんが来た場合、言動に気を付けようと思った」と感想を話した。

 養成講座を受けた生徒らには、「認知症の人を支援します」という意思を示す「目印」である、オレンジリングピンバッジが手渡された。久保田寛大さん(1年)は、「バッジをつけることで、周りからもサポーターとして見られる。自分を律する意味でもつけたい」と気を引き締めた。

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テープカットの様子

茅ヶ崎市柳島 湘南初の「道の駅」が開業 オープン日 1万人超が来場

 湘南エリア初となる道の駅「湘南ちがさき」が7月7日、グランドオープンし、初日だけで約1万1000人が来場した。当日はセレモニーが行われ、佐藤光茅ヶ崎市長や管理運営を担うファーマーズ・フォレストの松本謙代表取締役らがテープカット。フラなどの地域団体のステージや、柳島八幡宮の神輿などが華を添えた。

構想10年経て

 セレモニーでは、国土交通大臣からの認証式を実施。あいさつに立った佐藤市長は「7年前に市長になってまず着手したのが道の駅の計画をより『地域が稼げるもの』にすることだった。その分、構想から10年もかかってしまったが、だからこそ絶対に成功させなければならない。茅ヶ崎、ひいては湘南や神奈川県の魅力を発信して全国に愛されるものにしていきたい」と話した。

加山さんも祝福

 ファーマーズ・フォレストの松本社長は「茅ヶ崎市の経済に好循環を生み出していきたい。また、茅ヶ崎市の誇りの象徴となる拠点として、日常に寄り添い、多世代が集う施設になっていけば」と意気込んだ。

 その他、リック・ブランジアーディホノルル市長から「心からのアロハを贈る」、加山雄三さんから「集う人が笑顔になり、愛される茅ヶ崎になっていってくれたら僕は幸せだなあ」などの祝辞も読み上げられた。

 テープカットには、道の駅「湘南ちがさき」の駅長に就任した佐藤市長や松本社長のほか、茅ヶ崎市スポーツアンバサダーでプロサーファーの松田詩野さんらが参加。はさみを入れ、グランドオープンを彩った。

 開業を心待ちにしていた来店者らは、入り口から施設の外、鉄砲道まで行列をつくった。

寄贈品を展示

 開業にあたり、茅ヶ崎石材工業から市オリジナル広報キャラクターの「えぼし麻呂」の石像が、茅ヶ崎のレジェンドサーファー、故・榊原正雄さんからはデューク・カハナモクの名を冠した貴重なサーフボードが、茅ヶ崎青年会議所からはギネス級と言われる約5mのビッグアロハシャツが寄贈され、どちらも施設内に展示されている。

大野中の生徒(右)とともに書道を体験するローレンス市の学生

姉妹都市ローレンス市 学生らが訪問し交流 大野中では書道や折り紙

 平塚市と姉妹都市提携を結ぶアメリカ合衆国カンザス州ローレンス市の訪問団が、6月27日から7月6日、平塚市に滞在して異文化交流を行った。現地の中高校生8人と引率した2人は市内でホームステイし、ビーチスポーツ体験や七夕まつり見学などを行った。

 7月2日には、大野中学校を訪問。すごろくを楽しんだ後、生徒会の生徒7人とともに書道と折り紙に挑戦。書道ではペアになり「笑」「愛」「希」「日本」などの漢字を筆でしたためた。

 参加したジュリエットさん(16)は「集中して書くのは難しかったが、フレンドリーに接してくれて楽しくできた」、生徒会長の田中想人さん(3年)は「英語で説明するのは緊張したが、理解してくれてうれしかった」と話した。

 両市の交流は今回で32回目。今回の受け入れ後7月25日からは平塚市青少年海外派遣団がローレンス市を訪問する。

戦後80年の記録 戦争体験談を募集 平塚・大磯・二宮・中井編集室より

 タウンニュース平塚・大磯・二宮・中井編集室では、戦後80年に合わせた企画として、戦争体験談をお話いただける方を募集しています。

 この企画は、紙面や特設ウェブサイトを通じて戦争体験を後世に伝えることが目的です。戦時中の生活、学童疎開、学徒動員、防空演習、戦地の実相、出征先や軍隊内での体験など幅広い内容を受け付けています。

 当編集室では、特に平塚空襲を体験された方、平塚市・大磯町・二宮町・中井町から出征された方などのお話を、取材させていただきたいと考えています。

 情報提供は当編集室宛てに、氏名(ふりがな)、年齢、住所、連絡先、お話できる内容の要旨を明記の上、【FAX】0463・25・0777【メール】hiratsuka@townnews.co.jp。

7月20日 参院選 期日前投票始まる

 7月20日(日)に投開票される参議院議員通常選挙の期日前投票所が、平塚市役所本館1階多目的スペースに開設されている。7月19日(土)まで、午前8時30分〜午後8時。

 平塚市内の期日前投票所は、7月13日(日)〜19日までの期間、金目公民館図書室、神田公民館会議室、金田公民館会議室、ラスカ平塚本館6階にも開設。公民館は午前9時〜午後6時、ラスカ平塚は午前10時〜午後7時30分。

 大磯町では、7月19日まで大磯町役場本庁舎4階第1会議室(午前8時30分〜午後8時)のほか、7月18日(金)・19日の2日間、国府支所2階第1・2会議室(午前9時〜午後5時)に開設する。

 二宮町では、7月19日まで二宮町生涯学習センターラディアン(午前8時30分〜午後8時)、7月16日(水)〜19日には町民サービスプラザ(午前9時〜午後6時)に開設。

 中井町では、7月19日まで中井町役場3階大会議室(午前8時30分〜午後8時)に開設される。

 いずれの場合も、「投票所入場整理券」裏面の「期日前投票宣誓書」に必要事項を記入し、受付で提出する。
プレゼンの様子

平塚JC インバウンド需要拡大へ 大磯でディスカッション

 外国人観光客のインバウンドによる地域活性化を目指す平塚青年会議所(安藤慶理事長/平塚JC)は6月19日、大磯町保健センターを会場に大磯町のインバウンド需要拡大を目指したディスカッションと発表会を行った。

 「つなぐ、ひらく:地域資源の新たな未来」と題した事業で、同会議所の会員をはじめ、町内事業者、池田東一郎大磯町長、東武トップツアーズ(株)の社員など約50人が参加した。

 2024年の訪日客の消費額は8兆円に達するなどインバウンド市場は好調を維持しており、大磯町もその恩恵にあずかるべく活発な議論が交わされた。

 発表では、大磯ロングビーチで公式ビーチサッカー大会を開催すること、大磯町の様々な食材を組み合わせた独自の料理提供、150年の歴史を持つ大磯町の古民家での宿泊体験、明治記念大磯邸園のライトアップ、大磯城山公園や旧吉田茂邸などに宿泊する300万円のラグジュアリーツアーなどの案が出た。

 平塚市の安藤木材(株)に勤務する安藤理事長は「外国人は日本文化を求める傾向にある。大磯は良い材料を使った建物が多いので生かせたら」と話し、東武トップツアーズ(株)の手島大輔さんは「日本人の大学生でも観光に70万円払う人がいる。値段相応の価値を提供できれば」とアドバイスした。

 池田町長は「明治記念大磯邸園でのライトアップに心惹かれた。JCの皆さんとこれからも連携したい」と話した。

AEDを持つ阿部川さん

大磯町 海の安全 自分たちで サーフショップにAED

 大磯町大磯の「ドミンゴサーフボード」に1カ月ほど前からAED(自動体外式除細動器)が置かれている。店主の阿部川芳夫さん(76)は、「うちは年中無休だし、常に誰かが店番をしているので使ってもらいやすい。どんなに土地を知っていても、海に長く親しんでいても事故のリスクはあるので、AEDがあることを周知していきたい」と話す。

 設置のきっかけは、今年3月に大磯の北浜海岸で水難事故があったこと。サーファー仲間から、海との距離が近く、多くの人が利用しやすい阿部川さんの店にAEDを置くことを提案され、快諾したという。

 毎日海に入り、波の様子をブログに更新している阿部川さんは、「遠方から車で来るような人もいる。海水浴シーズンに入るので、地元から意識を高くしていきたい」と話していた。今後、AEDを使用するための救急法の講習などを、店舗主催のイベント時に実施していく予定だ。

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工作する無線LED

湘南ケーブルネットワーク 夏休みに科学学ぼう 小学3年〜中学生を募集

 湘南ケーブルネットワークが8月9日(土)、小・中学生向けに「初めての科学実験教室と工作」を開講する。同社は現在、参加者を募集している。

 同教室は、子どもに科学の面白さを伝え、科学者や発明家を目指してもらおうと企画されている。

 神奈川県立産業技術総合研究所の吉川龍也さんを講師に迎え、無線でLEDを光らせる工作などを行う。

 対象は小学3年生〜中学生。小学3・4年生は保護者同伴。午前10時〜正午と午後2時〜4時の2部制で、各回6人を募集。多数の場合抽選。申し込みは湘南ケーブルネットワーク【電話】0463・22・1213(工藤さん、相良さん)。

フリースペースいろえんぴつ 学校生活の悩み話そう 8月2日保護者など対象

 子どもの学校生活の悩みや不安を抱える人に向けた「おとなのおしゃべり会」が8月2日(土)、フリースペースいろえんぴつ(平塚市西八幡1の1の27)で開催される。午後1時30分〜3時30分。

 対象は保護者、家族、関心のある人。参加費大人1人500円。希望者には、子どもが過ごせるスペースも用意する。同日午前10時から見学会も行われる。

 申し込み・問い合わせは【携帯電話】080・5923・1127(平日午前10時〜午後3時)、【メール】fs.iroenpitsu@gmail.com。10月4日(土)、12月6日(土)も開催予定。

オオカミが主人公

チケットプレゼント 家族で楽しむプログラム 7月26日 ひらしんホール

 ひらしん平塚文化芸術ホールで7月26日(土)、『3匹のこぶた』に出てくるオオカミが主人公のパントマイムショー「オオカミだ!」が開催される。午前11時と午後2時の2回公演。この公演チケットを本紙読者4組8人にプレゼント。

 世界で活躍するパフォーマー・ケッチさんが、パントマイムや手品、クラウニングを通して言葉を使わずに表現する。同ホールでは「大人も楽しめるキッズプログラムなので、ご家族でお楽しみください」と呼び掛けている。

 チケット希望者はメールの件名を「オオカミだ!チケットプレゼント」とし、氏名、〒、住所、年齢、電話番号、希望公演時間を明記の上、【メール】hiratsuka@townnews.jpへ。7月17日(木)締め切り。問い合わせは同ホール【電話】0463・79・9907。

記念撮影をする参加者ら(提供)

中井町 ホームステイで絆深める 山形県戸沢村と交流事業

 中井町と山形県最上郡戸沢村の小学6年生が、ホームステイなどを通して交流する第35期「青少年ふれあい交流事業」が6月28日から30日に実施された。両地域の共催。

 この事業は、同町に事業所を置く中谷産業(株)(小田原市)が過去に戸沢村に工場を構えていたことをきっかけに、両地域の青少年育成を目的に始まった。今回は戸沢村の児童が中井町を訪問。両地域から7人ずつが参加し、同町をはじめ、県内の名所などを巡った。

 28日は自己紹介などを行い、里都まちカフェでの食事や花火などを楽しんだ後、境コミュニティセンターに宿泊した。

 2日目は県内の観光地を巡った後、戸沢村児童は中井町のホストファミリーの家に宿泊し、町民と交流を深めた。最終日には町内に工場を構えるテルモ(株)を見学。戸沢村児童を見送る際には「元気でね、またね」などと声を掛け合った。

 中井町の金子はるさんは「ホームステイも全部楽しかった」と話し、戸沢村の藤本美宇さんは「中井っ子たちと絆を深めることができた。今度は戸沢村を楽しんでほしい」と話した。1月には中井町児童が戸沢村を訪問する。

図書館で自立支援 7月18日 参加者募集

 NPO法人ぜんしんが7月18日(金)、平塚市中央図書館の仕事体験を通した「不登校・ひきこもり改善・自立支援事業」を開催する=過去写真。

 対象は不登校やひきこもり状態にある小学生から50代で、参加は無料。申し込み制、定員8人。午後1時30分〜4時。

 当日は、同館職員の指導のもと、書籍の貸し出しフロアで書架整理をするほか、ページが破れている書籍の修繕などを体験する。

 申し込み・問い合わせは、柳川涼司さん【電話】0463・23・1177。

啓発を行う防犯協会会員ら

平塚市防犯協会 ベルマーレ戦で啓発 ハーフタイムにPR

 平塚市防犯協会(志村吉一会長)は6月28日、レモンガススタジアム平塚で湘南ベルマーレ対横浜F・マリノス戦のハーフタイムに、自転車盗難や闇バイト被害防止等の啓発と、地域安全のPR活動を実施した。

 同会がベルマーレのホーム戦で啓発活動を行うのは初めて。今回はマリノス戦ということもあり、県内の啓発活動を目的に実施した。

 当日は、同会会員をはじめ、平塚警察署員ら46人が参加。「空巣にご用心 つけてますか ワンドア ツーロック」と書かれた横断幕や、「闇バイト注意」ののぼり旗を持って練り歩くと、サポーターらは手を振って対応していた。志村会長は「たくさんのサポーターの方々に、自転車盗難や闇バイト被害防止の啓発ができてよかった」と感想を話した。

出場を決めた同校女子バスケ部員

星槎国際高等学校 女バス2年連続IHへ 昨年の雪辱誓う

 大磯町の星槎国際高校の女子バスケットボール部が6月21日、全国高等学校総合体育大会(インターハイ)の出場を決めた。2年連続3回目の出場となる。

 県内の上位4チームで争う決勝リーグが6月15日から行われ、初戦に勝利した同部は2戦目で白鵬女子高校と対戦した。

 175cm以上の選手が多く所属する同部。試合序盤はチームの強みである高さと走力を生かしてリードするも、次第に得点が止まり第2クオーターを逆転されて終わる。

 第3クオーターは主将の小林楓(ふう)梨(り)さん(3年)を中心とした攻めで逆転し、第4クオーターでは積極的な守備で突き放し、72対61で勝利した。続く鵠沼高校に敗れ2位となったが、インターハイ出場を決めた。

 司令塔としてチームを牽引したポイントガードの小林主将は「ボールを早く展開し、パスで味方を活かせた」と喜ぶ一方で「出場を決めた瞬間は安心したけれど、鵠沼に負けた悔しさのほうが大きい」と率直な思いを話した。

全国初勝利を

 2019年に創部した同チームは原田学監督のもと、3年目でウィンターカップの全国大会に出場。インターハイにもこれまでに2回出場しているが、全国の舞台では未勝利となっている。

 原田監督は「昨年の主力が多く残るチームだが、うまくいかず負けた試合も多かった」と振り返りながらも「小林主将が監督、選手の話しを良く聞いてチームをまとめてくれている」と期待をかける。小林主将は「今年こそは絶対に勝ちたい」と雪辱を誓った。

 同校は7月27日に岡山県でインターハイ1回戦を迎える。

境内に咲く皇冠と水やりをする鶴田さん

要法寺 黄色いハスお目見え 生きがい事業団が栽培

 要法寺(平塚4の10の10/守屋宣成住職)の境内で、ハスが見頃を迎えている。

 25年ほど前から大型の鉢でハスの栽培をしており、開花時期になると多くの人が鑑賞に訪れる。山門の奥に濃いピンクや白い花を付けた約80鉢が並び、古代大賀蓮、黄の太陽、中国茶碗蓮、小妙蓮など種類も多彩だ。

 中心となってハスを育てているのは、平塚市生きがい事業団の会員の鶴田保博さん(85)。「2年前に4鉢で植え始めた黄色いハスを今年は6鉢に増やすことができた」と喜ぶ。

 黄色いハスは、皇冠、黄玉杯、黄花の3種類で、良い種を選別することが鉢増しの秘訣だという。「来年は10鉢にしたい」と鶴田さん。

 黄色いハスを植えることを提案したのは、70歳から20年以上にわたりハスを見守ってきた富岡昭二郎さん(94)だ。3年前に交通事故で大腿骨骨折をしてから手入れ作業ができなくなったが、ハスのことを今でも気にかけ京都から種を取り寄せるほどだったという。

 鶴田さんは「今年は、富岡さんのイメージ通りにできたと思う。富岡さんにもぜひ見にきてほしい」とほほ笑む。

 ハスの鑑賞は、花が開く午前中がおすすめ。観賞無料。見頃は7月末まで。

(問)同寺【電話】0463・34・0618

軟式野球 県内46チームが熱戦 湘南エースが3位

 2025年度第4回小田原城紫陽花杯・(株)トープラピタットハウス争奪神奈川県湘南親善学童軟式野球リーグ大会が6月22日まで小田原球場ほかで開催され、親和ファイヤーズ(茅ヶ崎市)が優勝した。県湘南親善学童軟式野球リーグ主催(岩田情理事長)。

 平塚市や茅ヶ崎市のほか、藤沢市や海老名市など県内各地から46チームが参加した同大会。最高殊勲選手賞には増山秀和さん(香川グリーンスターズ)、安田我琥斗さん(湘南エース)、中岡寿人さん(三ヶ丘ブルースターズ)、菅原誠二さん(親和ファイヤーズ)が選ばれた。その他、優秀選手賞には親和ファイヤーズの新井海斗さんが選出された。

 大会結果は以下の通り。▽優勝/親和ファイヤーズ(茅ヶ崎市)▽準優勝/香川グリーンスターズ(同)▽第3位/湘南エース(平塚市)・三ヶ丘ブルースターズ(茅ヶ崎市)。

吉井さん(左)と松村さん

ボクシングジム湘南龍拳 2選手が全国大会へ 吉井さんと松村さん

 湘南龍拳ボクシングフィットネスジム(川端龍也会長)に所属する吉井康介さん(武相高3年)と松村喜心さん(西湘高2年)が7月29日(火)〜8月3日(日)に岡山県で行われる「第79回全国高等学校ボクシング選手権大会」の出場を決めた。

 吉井さんは、群馬県で5月〜6月に行われた「第67回関東高等学校ボクシング大会」で優勝、松村さんは、同県で6月に行われた「第79回全国高等学校ボクシング選手権大会予選会」で優勝に輝き、全国への切符を掴んだ。

 最軽量クラスのピン級(46kg)に所属する吉井さんは、「全国では、過去のインターハイで負けてしまった相手にリベンジをして優勝したい」と意気込む。

 フライ級(52kg)に所属する松村さんは、「全国で結果を残す2度目のチャンスを掴めた。良い成績を残したい」と力を込めた。

神奈川大学の「鈴木丸」(撮影:道浦直人)(左)、東海大学の「Hー60」(撮影:Yuzuki Aoi)

学生開発ロケットに迫る 7月19日から平塚市博物館

 神奈川大学と東海大学の学生が開発したハイブリットロケットについて紹介する夏期特別展「湘南ロケッティア」が、7月19日(土)から平塚市博物館特別展示室(浅間町)で始まる。同館主催。

 ロケット開発が盛んな両大学は、ハイブリットロケット研究を進め、技術的課題も克服し、日本の到達高度記録を更新するなど、偉業を達成している。

 企画展では、その歴史と成果を詳しく紹介。会場には、過去に飛行したロケットの実機(神奈川大学「鈴木丸」、東海大学「H―60」など)やロケットエンジン、グレイン(燃料)、ノーズコーン、分離機構、酸化剤タンク、ノズル、パラシュートなど約100点を展示する。

 ハイブリットロケットの特徴である、固体燃料と液体または気体酸化剤を組み合わせ、火薬を一切使わない高い安全性についても紹介されている。

 同館の担当学芸員は「学生たちが成し遂げた偉業と、宇宙開発を担う熱意、そしてロケットの魅力を感じてほしい」と呼びかけている。

 会期は9月7日(日)まで。入館無料。入館は午前9時から午後4時30分。月曜休館。問い合わせは同館【電話】0463・33・5111。

防犯教室の様子(提供写真)

龍城ケ丘袖ケ浜 両自治会が防犯教室 会員ら30人参加

 龍城ケ丘自治会(田澤敏夫会長)と袖ケ浜自治会(小原公一会長)は6月28日、花水公民館で防犯教室「安心・安全に暮らすために〜狙われやすい家・まち〜」を初めて開催。両自治会の会員ら約30人が参加した。

 当日は、平塚警察署生活安全課の太田尚志警部補を講師に招き、防犯講話や参加者間のワークショップを実施。太田警部補は「防犯は個人では限界がある。地域でゆるくても継続的に気をつけることが必要」とした。

 田澤会長は「自分のまちは自分で守る思いで、防犯意識をさらに高めることが重要」と話し、小原会長は「最近個人情報の保護意識が高まり、自治会内でも電話や訪問に出ないことが多く、地域の繋がりが難しくなっている」と問題提起した。

青パトの前に立つメンバー

平塚市ビルメン 青パトで注意喚起 週に一度巡回

 平塚警察署から自主防犯パトロール活動を委嘱された平塚市ビルメンテナンス業協同組合(青山隆代表理事)が6月30日、青色回転灯等装備車両(青パト)での活動をスタートさせた。

 昨年10月に同署から委嘱された同組合。約8カ月の活動実績が評価され、青色回転灯をつけた活動が認められた。

 エリアを田村、土屋、駅前の3つに分け、週に1回、1エリアを夕方〜午後8時ごろに2時間ほどパトロール。同組合に所属する(株)アサヒエンジニアリング、(株)サンエーヒラツカ、(株)湘南美装、(有)杉山産業、(株)綜合サービス、(株)ダイイチ美装社、(有)ダイヤ企業、高橋産業(株)、(株)ネイション、(株)北青サービス、(株)リンレイサービス神奈川支店が交代で実施している。

 公園や商店の近くを通る際は、駐車し歩いて巡回。定期的にメンバーと情報交換することも欠かさない。

 この日、パトロールした青山代表理事は「青色回転灯をつけたことで、周りの注意を引いているなと感じた。小さい子が寄ってきて声をかけてくれた」といい、「地元への社会貢献として継続したい。青パトが広く認知されれば防犯につながる」と話した。

力いっぱい網を引っ張る園児ら

力合わせて「どっこいしょ」 こいそ幼稚園で地引網体験

 大磯町のこいそ幼稚園(小磯信一園長)の園児らが6月28日、同園近くの海岸で地引網体験を行った。

 地元産業の体験などを目的に例年行われている同行事。約50人の園児と保護者らは地引網「台舟」が設置した網を「せーの」と声を掛けながらいっせいに引っ張った。

 網の中にかかったシラスやムギイカなどを手に取ると園児らは「すごい」「生きてる」などと喜んでいた。参加した高森蔵人さん(6)は「好きな魚を獲るため、みんなで引っ張ることが楽しかった」と話した。

おこづかいを親子で学ぶ 8月2日 二宮町ラディアンで

 「親子で学ぶおこづかい教室」が8月2日(土)、二宮町の生涯学習センターラディアンミーティングルーム2で開催される。午後2時から4時まで。

 金融経済教育推進機構の講師のもと、クイズやカレー作りゲームをしながらおこづかいについて親子で学ぶ。

 対象は小学1〜3年生とその保護者。持ち物は筆記用具。定員15組30人先着順。

 問い合わせは同町教育委員会教育部生涯学習課図書館班【電話】0463・72・6913。

過去開催の様子

夏のグルメ祭り 7月12日 二宮ラディアンで

 「にのみや夏のグルメ祭り」が7月12日(土)、二宮町のラディアン花の丘公園多目的広場(法務局奥)で開催される。午前11時から午後3時。入場無料。にのみやグルメ祭り実行委員会(小越亮太実行委員長)主催。

 3回目の開催となる同まつり。今回はベビーカステラやクレープ、ホットドッグ、ピザ、チョコバナナ、クレープなどを販売するキッチンカーのほか、ハンドメイド作品など合計37のブースが出店する。

 雨天中止。無料駐車場あり。

 問い合わせは小越さん【携帯電話】090・5398・3209。

「サポーターは僕の原動力だった」と語った福田翔生選手。彼が安心して旅立てるよう、残った選手で戦える集団になりたい

ベルマガ通信 危機感 昨季王者神戸に4失点 7月5日アウェー湘南0-4神戸

 すでに梅雨明けし、体温を超える最高気温と、もやがかった湿度の悪条件の中、昨季王者神戸相手に4失点を喫した。

 デンマーク1部ブレンビーIFへの移籍が決定しているFW福田翔生選手を白星で送り出すことは叶わなかった。

 4失点目の後、主将鈴木章斗選手は、センターサークル付近で一人腰を下ろし、ピッチに手をつきうなだれた。

 試合後のインタビューで新加入のGKポープ・ウィリアム選手は「攻守において繋がっていたが、次第に練習でできていたことが出せなくなっていった」と語った。練習で出せていたことが出せなくなった理由について「メンタル」と口にした。試合開始10分までは、チーム一丸となってゴールに向かう姿勢が見て取れた。が、次第に神戸の圧力を前にその勢いは鳴りを潜め、メンタルが折られた。4失点目のシーンは、そういう面が否めないだろう。

 海外挑戦、負傷離脱、そして新加入の戦力。横浜FM戦後の会見で山口智監督は「チームは色んな意味で動いていく」と語ったが、危機感を持ってこの事態を覆すリバウンドメンタリティをチーム全体に期待したい。

(ベルマガ・浜地隆史)