平塚・大磯・二宮・中井 社会
公開日:2025.07.11
要法寺
黄色いハスお目見え
生きがい事業団が栽培
要法寺(平塚4の10の10/守屋宣成住職)の境内で、ハスが見頃を迎えている。
25年ほど前から大型の鉢でハスの栽培をしており、開花時期になると多くの人が鑑賞に訪れる。山門の奥に濃いピンクや白い花を付けた約80鉢が並び、古代大賀蓮、黄の太陽、中国茶碗蓮、小妙蓮など種類も多彩だ。
中心となってハスを育てているのは、平塚市生きがい事業団の会員の鶴田保博さん(85)。「2年前に4鉢で植え始めた黄色いハスを今年は6鉢に増やすことができた」と喜ぶ。
黄色いハスは、皇冠、黄玉杯、黄花の3種類で、良い種を選別することが鉢増しの秘訣だという。「来年は10鉢にしたい」と鶴田さん。
黄色いハスを植えることを提案したのは、70歳から20年以上にわたりハスを見守ってきた富岡昭二郎さん(94)だ。3年前に交通事故で大腿骨骨折をしてから手入れ作業ができなくなったが、ハスのことを今でも気にかけ京都から種を取り寄せるほどだったという。
鶴田さんは「今年は、富岡さんのイメージ通りにできたと思う。富岡さんにもぜひ見にきてほしい」とほほ笑む。
ハスの鑑賞は、花が開く午前中がおすすめ。観賞無料。見頃は7月末まで。
(問)同寺【電話】0463・34・0618
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