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平塚・大磯・二宮・中井 社会

公開日:2025.07.11

大磯町
海の安全 自分たちで
サーフショップにAED

  • AEDを持つ阿部川さん

 大磯町大磯の「ドミンゴサーフボード」に1カ月ほど前からAED(自動体外式除細動器)が置かれている。店主の阿部川芳夫さん(76)は、「うちは年中無休だし、常に誰かが店番をしているので使ってもらいやすい。どんなに土地を知っていても、海に長く親しんでいても事故のリスクはあるので、AEDがあることを周知していきたい」と話す。

 設置のきっかけは、今年3月に大磯の北浜海岸で水難事故があったこと。サーファー仲間から、海との距離が近く、多くの人が利用しやすい阿部川さんの店にAEDを置くことを提案され、快諾したという。

 毎日海に入り、波の様子をブログに更新している阿部川さんは、「遠方から車で来るような人もいる。海水浴シーズンに入るので、地元から意識を高くしていきたい」と話していた。今後、AEDを使用するための救急法の講習などを、店舗主催のイベント時に実施していく予定だ。

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