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平塚・大磯・二宮・中井 人物風土記

公開日:2025.07.11

6月18日付けで(一社)平塚歯科医師会の会長に就任した
萩原 正明さん
平塚市在勤 63歳

一歩踏み込み深める連携

 ○…平塚・大磯・二宮の歯科医約150人を束ねる平塚歯科医師会の会長に就任。「行政や医師会・薬剤師会、介護職など関係機関とこれまで以上に連携を深めたい」と意気込む。同会の基本理念は「奉仕・向上・連携」の3本柱。「理念を達成するためには、和の精神が大切。討論はいいけどね」。何事も前向きに捉え、リーダーシップを発揮する。

 ○…同会の活動は、休日急患歯科診療や在宅要介護高齢者歯科診療などを行う診療部門や、口腔がん検診や乳幼児健診などの健診部門をはじめ、市民公開講座の開催など、地域医療の一翼を担う。地域社会における歯科疾患の予防と口腔の健康増進を目的とする「歯科公衆衛生」の役割も持つため、「歯科医師会として地域に根付くことが大切」と力を込める。

 ○…平塚市で生まれ育った。1956年に父親が萩原歯科医院を開院。幼い頃から背中を見て育ったため、小学校の卒業アルバムには「将来の夢は歯科医」と書いた。大磯高校時代は「理数系ばかり勉強して文系はやらなかった」と苦笑い。日本大学歯学部進学後、医局勤務やカナダへの留学などを経て、萩原歯科で働き始めた。19年に父親の跡を継ぎ、院長に就任。「親父のときから家族ぐるみで通ってくれている患者さんが多いね」と笑顔で話す。

 ○…学生時代はテニス部に所属し今も続けるほか、ゴルフや飲みの場なども好きで、積極的に顔を出している。「昔は人見知りだったんだけど。社交的な奥さんの影響で、いつの間にかチャラい感じになった」と茶目っ気たっぷり。「歯科医師会としてもう一歩踏み込んで、関係団体と連携を深められるよう努めたい」。甘いマスクの裏には、会長としての責任と強い意志を感じた。

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