西本郷中学校演劇部が3月25日(金)、栄公会堂で特別公演を行う。同部は昨年12月に行われた「神奈川県中学校演劇発表会」で最優秀の神奈川県知事賞を受賞し、今年8月に開催される「中学校全国総合文化祭」に県代表としての出場を決めている。特別公演では受賞作「最終試験場の八人」など2作を上演。「チームワークの良さを地域の人に見てもらいたい」と意気込んでいる。
受賞作の「最終試験場の八人」は青森県の高校教諭が創作した「最終試験場の九人」を同部が潤色したもの。青森県立大学コミュニケーション学部の推薦入試会場で初めて顔を合わせた学歴、価値観、生き方の違う8人の受験生が、混乱しながらも「みんなで力を合わせて助教諭を感動させる」という入試突破のための条件に挑む様子を約50分間、アドリブを交えながら演じる。
同部は昨年5月下旬から同作の稽古を開始。7月には市大会で優勝、12月の県大会では県下8地区・全120校の頂点である県知事賞を獲得し、今月26日(土)・27日(日)に行われる関東大会(1都5県12校出場)と8月の全国大会への切符を手にした。県大会には常連だが、上位2校が出場できる関東大会以上へ駒を進めるのは4年ぶりのこと。部員は「チームワークの良さを生かして120%の力を出したい」と意気込む。
女子ばかり25人。「元気で明るくて、個性いっぱいで仲良し」と部員は口を揃えるが、同作では「赤の他人が初めて顔を合わせた時の気まずい雰囲気を出さなければならないのが難しい」と部長の長嶋未帆さんは話す。キャストの大半を占める3年生は今月9日に卒業式を終えており、関東大会が最後の舞台。8月の全国大会では現1、2年生に新入生を加えたメンバーで新たな作品を披露する。次期部長の門間彩夏さんは「現3年生の勢いを超えて全国大会の舞台に立ちたい」と気合十分だ。
2作品を上演
25日に栄公会堂で行う特別公演では「最終試験場の八人」と1、2年生が出場した「横浜市ジュニアワークショップコンテスト」で優秀賞を受賞した作品「夏芙蓉」を上演する。夏芙蓉は4人の友情物語。「まさかの結末を楽しみに」と部員。開演は午後2時で入場無料。地域の人たちに最高のチームワークを見せる。
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