栄区の少年野球チーム「オール上郷」(内藤葵代表監督)が、8月9日(火)から15日(月)まで東京都内で行われる「高円宮賜杯第31回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント」に神奈川県代表として出場する。9年ぶり3度目となる”小学生の甲子園”で全国の頂点を目指す。
「オール上郷」は上郷地域の小学1年生から6年生48人が所属。毎週土・日曜、祝日に学校や公園内のグラウンドで練習を重ねている。
昨秋14チームが出場し、トーナメントで争われた栄区大会で優勝、上位4チームが県大会への切符を手にできる今春の横浜市大会を通過し、6月の神奈川県予選に駒を進めた。
全国大会出場をかけた県予選では、逗子市の「池子パイレーツ」との初戦を11対1でコールド勝ち。座間市の「イエロースネークス」との2回戦は9回に逆転、3対1とし、粘り強さで接戦をものにした。その後の2戦も勢いに乗って勝ち上がり迎えた、厚木市の「長谷スポーツ少年団」との決勝。初回に先制されたものの、すぐさまエース桂川弘貴主将(6年)が逆転弾を放ち、5回コールドの8対1。全国大会出場を決めた。
内藤監督は「毎試合ヒーローが変わる。何かが飛びぬけて優れているわけではない。小粒な選手が全員野球で掴んだ全国大会。選手や保護者、指導者が心を一つにして臨んだ結果」と、前身の「桜クラブ」も含め3度目となる出場に目を細める。しかし、過去2回は初戦敗退。「まずは初戦を突破しなければ」と話す。
今年の全国大会は全国約1万5000チームを勝ち抜いた47都道府県(東京と北海道は2チーム/宮城県は震災の影響により辞退)の代表に、前回の覇者と開催地枠1チームを加えた50チームで争い、6試合を勝ち抜くと優勝が決まる。
「オール上郷」の初戦は8月10日(水)府中市民球場。剛速球が持ち味の女子選手がエースの奈良県代表「高田ヤマトイーグルス」と戦う。「体調管理をしっかりして思い切ってぶつかって欲しい」と内藤監督。桂川主将も「とにかく全力でやって全国制覇を目指したい」と気合十分だ。8月4日(木)には尾仲富士夫区長を表敬訪問する予定。全員野球で決戦の地へ乗り込む。
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