「Ｅｖｅｒｙｔｈｉｎｇ」などのヒット曲で知られる歌手のＭＩＳＩＡさんが栄区と連携し「ＭＩＳＩＡの森プロジェクト」として、上郷・森の家と横浜自然観察の森の魅力を発信する。８月15日（水）にはキックオフイベントを同所で開催。10月以降、季節ごとに環境イベントなどを行い、ＭＩＳＩＡさんの発信力を生かして、継続的な広報を展開していく。



　今回連携するＭＩＳＩＡさんは、環境保全活動やアフリカ支援などに取り組んでおり、２０１０年３月にはそれまでの功績から、国連本部より生物多様性条約第10回締約国会議の名誉大使に任命された経歴を持つ。



　区民による「さかえ・森の魅力づくり実行委員会」を立ち上げ、市内屈指の豊かな自然環境とその魅力を広くＰＲする方法を検討していた栄区は、こうしたＭＩＳＩＡさんの経験と発信力に着目し、協力を打診。ＭＩＳＩＡさん側もその思いと森の魅力に共感して連携が実現した。



　５月にはＭＩＳＩＡさんらが同所を視察した上で、コンサートで使用した約20ｍのシロナガスクジラのバルーンを自然観察の森に掲げることや、来年６月に横浜市内で行われるアフリカ開発会議につなげるため、アフリカ交流イベントを行うことなどを区に提案。企画名を「ＭＩＳＩＡの森プロジェクト」とした。



　８月15日午前10時から午後５時に行うキックオフイベントでは、ＭＩＳＩＡさん側の提案も取り入れ、森の中に掲げたシロナガスクジラのバルーンを見て絵を描くワークショップ「そらあおキャンバス」をはじめ、アフリカンライブやバザール、横浜自然観察の森ツアー、栄区出身の歌手ｔｏｍｏｋｏさんによるコンサート、各分野の専門家を迎えた森・海・アフリカントークショーなどを行う。入場無料（一部有料プログラムあり／悪天候時、バルーンは中止または屋内で実施）。



　その後は10月以降、季節ごとに同所でさまざまな催しを行っていく予定で、区は「区民とＭＩＳＩＡさん、横浜市が一緒になって３年程度はＰＲしていきたい」と話している。



　キックオフイベントの詳細は地域振興課【電話】０４５・８９４・８３９３まで。