金井高校(岡崎久保校長)吹奏楽部が8月11日に川崎市教育文化会館で行われた「第61回神奈川県吹奏楽コンクール」高校Bの部で金賞(2位)を獲得し、9月15日(土)によこすか芸術劇場で行われる東関東大会に出場する。同部は過去3回東関東大会まで駒を進めているが、今年はここまで地区大会、県大会ともに過去最高の評価。東関東大会での演奏に期待が高まっている。
県内各地区の予選を勝ち抜いた33校が出場した高校Bの部(30人以下の編成)。金井高校は部活内で2度のオーディションを行い、1年生〜3年生まで29人を選抜、指揮者の臼井康治さんが選んだ「ローザのための楽章〜公民権運動のヒロイン、ローザ・パークスに捧ぐ」を演奏した。
アメリカの人種差別撤廃運動や公民権運動の母と言われるローザ・パークスをたたえたもので、終盤は今も差別が残っていることを表現し、不協和音で終わるメッセージ性の強い楽曲。途中にはソロ演奏もある。
同部は昨年まで50人を超える部員数だったが、今年は40人。少数になったことで、「一人ひとりが責任感を持って演奏するように指導している」と部長の井口栞さん(3年生)は話す。平日は朝や放課後に4時間、土・日は7時間の練習を重ねて大会に挑んだ。「話し合いを持ち、お互い高めあう雰囲気が金井高校らしい」と顧問の入江由美教諭と新井保教諭。
県大会では金賞受賞校の中から上位13校が東関東大会の代表に選ばれたが、同校は3年連続で東関東大会に駒を進めている公文国際学園中・高(戸塚区)と僅差の2位。地区大会でも互角に競り合った。
予選では、練習でできていたことが上手くできなかった悔しさもある。「結果にもこだわりたいが、自分たちができるベストな演奏をすることが目標」と井口さん。東関東大会の34校中、上位3校が10月に青森県八戸市で行われる東日本大会に進めるが、同校はこれまで東日本大会への出場実績はない。初出場に向け、ベストを尽くす。
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