上郷中庄戸中 2015年4月に統合へ 検討委員会が決定
今年度から話し合いを進めている「上郷中学校・庄戸中学校」小規模校対策検討委員会(吉田敏生委員長)は、両校の統合時期を2015年4月とすることを決定した。今後も使用校舎や校名、跡地の活用方法などについて話し合いを重ねていく。
横浜市では現在、2010年12月に定めた「横浜市立小・中学校の通学区域制度及び学校規模に関する基本方針」に基づき、地域や保護者などの代表者で組織する検討委員会を設置し、学校規模の適正化に向けた検討を進めている。
一般学級数9学級の準小規模校である上郷中学校と、同7学級の小規模校である庄戸中学校はその対象となり、該当地域では今年度、小規模校対策検討委員会を組織。4月に行った第1回目の検討委員会では、人間関係が密な小規模校の長所や切磋琢磨する機会が少なく社会性が育ちにくい、部活動の選択の幅などが限られるなどの短所を確認し、通学区域の調整による小規模校解消などを検討した上で、統合する方向で議論を進めることを決めた。
6月18日の第2回検討委員会では具体的な統合時期について、検討期間を1年、両校の生徒やPTA、教員が交流や連携を深めるなどの関係づくりを行う期間を1年とし、現2年生卒業後の15年4月に統合することとした。統合校の学校名は公募方式で、その対象者は次回の委員会で決める。
また、使用校舎について、校庭面積が約1800平方メートル広いこと、両校の通学区域を合わせると上郷中側から庄戸中に通学する場合の距離のほうが最長地点で500m長いことなどから、市教育委員会は上郷中校舎の使用を提案。それに対し、庄戸地区の委員からは地域の活気がなくなることなどを懸念する声も上がっており、慎重に検討を進めて8月1日に行われる3回目の委員会で決定する予定だ。
詳細は市教委ホームページ【URL】http://www.city.yokoh
ama.lg.jp/kyoiku/gakku/shoukibo/で閲覧できる。
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