上郷・庄戸中学校統合 新校名は「上郷」に 現上郷中校舎を使用
学校規模の適正化のため、2015年4月の統合を見込む上郷中学校と庄戸中学校。両校の小規模校対策検討委員会(吉田敏生委員長)は、統合後に使用する校舎を現上郷中学校校舎、校名を「上郷中学校」にする案をまとめた。来月には市教育委員会へ提出する意見書の内容や提出時期を検討する。
地域や保護者、学校の代表者で組織した検討委員会は今年4月からこれまでに、4度の議論を重ねてきた。6月に行った2回目の委員会では、検討期間を1年、両校の生徒やPTA、教員が関係づくりを行う期間を1年とし、統合時期を15年4月に定めた。
使用校舎をめぐっては、校庭面積が広いことや通学距離などを考慮し、市教育委員会が上郷中校舎の使用を提案。しかし、庄戸地区の委員からは地域の活気がなくなることなどを懸念する声もあり、慎重な議論がなされた。通学区域は現在の両中学校の通学区域全域を見込む。
校名公募に760票
新校名については、地域や保護者、両中学校の生徒、上郷小、庄戸小の全児童、上郷中通学区域内に居住する桜井小の児童を対象に公募。760票の応募があった。
最多は303票の「上郷」。庄戸中はもともと上郷中から分かれた学校であること、上郷中の校舎を使うことなどが主な理由だった。次いで多かったのは区名をそのまま使用する「栄」(55票)、両校の名前を組み合わせた「上庄」(54票)「上戸」(48票)「庄郷」(21票)「上郷庄戸」(22票)や、校舎所在地名の「犬山」(32票)なども票を集めた。
票数には関わらず、集まったすべての候補名を受け、検討委員会が議論。新しい通学区域の地名は旧来の上郷町にあたることなどから「上郷」とすることを決めた。
5回目の検討委員会は12月12日(木)に行う予定で、これまでの話し合いを踏まえ、市教育委員会に提出する意見書の内容や提出時期などを決定する。提出された意見書は市教委が審査、来年の市議会で承認されると、正式決定となる。
統合後は13学級に
学校統合は横浜市が12年12月に定めた「横浜市立小・中学校の通学区域制度及び学校規模に関する基本方針」に基づき、一般学級数11学級以下の小学校、8学級以下の中学校を解消しようと、進めているもの。庄戸中は現在7学級で小規模校、上郷中は9学級で準小規模校にあたる。
統合後は40人学級としてクラス編成し、13学級となる見通し。市では適正な学級規模数を12から24学級と定めており、適正規模校となる。
詳細は市教委ホームページ【URL】http://www.city.yokohama.lg.jp/kyoiku/gakku/shoukibo/で閲覧できる。
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