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公開日:2014.03.13

栄図書館が25周年
16日には記念イベント

  • 25周年を迎える栄図書館

 公田町の栄図書館(菊川一広館長)が、今月で開館から25周年を迎える。横浜市内で14番目の図書館として1989年に開館して以来、多くの人に利用されてきた同館。3月16日(日)には、開館25周年記念イベントを開催する。菊川館長は「これを契機に、さらに親しまれ、便利で快適な図書館づくりに努力していきます」と話している。

 栄図書館が開館したのは1989年3月14日。現在、市内18区にはそれぞれ1館ずつ図書館があり、栄図書館は市内で14番目に開館した。同館によるとこの25年での利用者の合計は約800万人にのぼり、施設の規模は小さいが、多くの利用者が訪れている。現在は1日に約1000人が訪れ、約1600冊が貸し出されるという。

 同館は最寄りの本郷台駅からは徒歩13分と、旭図書館と共に市内では最寄り駅から最も遠い。しかし、専用の駐車場が15台と市内でも多く、たくさんの利用者が訪れている要因となっている。同館の特徴の1つが中庭。この中庭には椅子が設けられており、おはなし会といったイベントが行われることもあるという。

 今後はより地域に開かれた場所として本の貸し借りだけではなく、情報の発信やイベントを行うなど区民の役に立つ場所を目指していくという。

 今年の4月1日からは「横浜市民の読書活動の推進に関する条例」が施行される。これは昨年、市民の読書活動を推進するために定められたもの。この条例の施行もあり、同館では25周年を契機にさらなる読書振興を図る。栄区役所やその他の施設とも連携して、さまざまな取り組みを進めていくという。「図書館が楽しい所だと知ってもらうためにも、まずは1度来てみてほしい」

と菊川館長は話す。

記念イベントにはタッチーくんも

 開館25周年を迎える今月は、同館でさまざまなイベントが実施される。16日(日)午後1時からは記念イベントを開催。中庭で記念植樹を行うほか、タッチーくんが参加して参加者との撮影会を行う。午後2時からは栄区を中心に活動する2団体が、オリジナルの紙芝居を披露。また、イベントに参加してアンケートに答えた先着50人には、モクセイやトキワマンサクの苗木がプレゼントされる。

 ほかにも、31日(月)までは1階展示コーナーで企画展示「芥川賞・直木賞の四半世紀」を開催中。25年前から現在までの芥川賞と直木賞の受賞作を振り返る。

 イベントなどの問い合わせは同館【電話】045・891・2801。

区内で連携して読書を推進

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