生き生きとした生活を送る高齢者や団体を内閣府が紹介する「エイジレス・ライフ実践事例」及び「社会参加活動事例」の選考結果がこのほど発表された。栄区からは、桂台南在住の橋本正道さん(77)がエイジレス章を受章、湘南ハイツ自治会のシニアクラブ「湘南ハイツみどり会」(横瀬孝子会長)が社会参加章に選ばれた。
エイジレス・ライフとは、高齢者が年齢にとらわれず、自らの責任と能力において生き生きとした生活を送ること。内閣府では高齢者が社会との関わりを持ち続けながら楽しく充実した生活を送るために、1998年からエイジレス・ライフを実践している個人や積極的に社会参加活動を行っている団体に対してエイジレス章と社会参加章を贈り、広く紹介している。
今回は全国で65人がエイジレス章に選ばれ、県内では橋本さんを含めた4人が受章。社会参加章には全国で55団体、県内では「湘南ハイツみどり会」が唯一選出された。10月9日には栄区役所で受章式が行われ、受章者それぞれに対して尾仲富士夫区長から受章の書状と記念の盾が手渡された。
生涯学習活性化に貢献
橋本さんは、区主催の「生涯学習ライフプランセミナー」を受講したことをきっかけに生涯学習サークル「横浜栄楽クラブ」を発足。同団体で代表を12年間務めたほか、さかえ自主学習連絡会や矢沢男声合唱団といったさまざまな団体を結成するなど、栄区の生涯学習の活性化に寄与したことが認められた。現在は同合唱団の団長や区民文化センターのサポーターとして活躍するなど、地域への貢献も広く行っている。
橋本さんは「選ばれたことは本当にうれしい。高齢者が元気であることが、社会にとっても貢献だと思う。今回の受章を今後の活動に生かしていきたい」と笑顔を見せた。
地域に根ざして約33年
湘南ハイツ自治会のシニアクラブである「湘南ハイツみどり会」は1981年に誕生した。「参加するみんなが楽しめるように」とさまざまな活動を実施し、現在は150人の会員が所属する。活動は一人暮らしの高齢者の見守りや支え合い活動から誕生会やバザーなど多岐にわたる。今回は33年以上の間、高齢者の社会参加を進める活動を積極的に行ったことが評価された。副会長の大橋美根生(みねお)さんは「女性が活躍しているクラブ。最近は男性会員も増えている」と話す。
会長の横瀬さんは受章に対して「ただただうれしい。みんなが楽しかったと思ってくれるように日々努力している」と喜びを表した。
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