第5回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞で桂台西の株式会社さくら住宅(二宮生憲代表取締役)が審査委員会特別賞を受賞した。3月20日には法政大学・市ケ谷キャンパスで表彰式があった。主催は「人を大切にする経営学会」。後援は経済産業省、厚生労働省、中小企業庁、日本商工会議所、全国商工会連合会、全国地方銀行協会ほか。
「人を幸せにする経営」―言葉にすることは簡単だが、実践するのはとても難しいこと。同賞における「人」とは、【1】従業員とその家族、【2】外注先・仕入先、【3】顧客、【4】地域社会、【5】株主の5者を指す。人を幸せにしていれば結果的に業績も上がるはず。そんな大切な会社を1社でも増やしたいという思いで顕彰制度がスタートした、という。同賞は、人を大切にし、人の幸せを実現する行動を継続している会社の中から、その取組が特に優良な企業を表彰し、他の企業の範となることを目的とし2010年度からスタートした。第5回の今回は、全国から47件の応募があり、13団体が受賞。新たに厚生労働大臣賞が創設され、障害者、高齢者、女性等の活躍推進や長時間労働の削減などの総合的な雇用管理に関して優れた企業行動等を実践している団体が受賞対象となった。
株式会社さくら住宅の受賞理由は、10項目に及ぶ。【1】社員数は5年前が28名、現在45名、【2】社員第一主義経営(賞与6カ月分、誕生日プレゼント)、【3】年間約1900件の工事を受注し、その内35%は5万円以下の工事、【4】株主は全社員・顧客・取引先約175名(顧客株主が65%)、社員一人当たり月間所定外労働時間は8時間、【6】女性社員比率27%に対し女性管理職比率は50%、【7】80歳以上働けるまで(現在の最高齢社員は73歳)、【8】取引先への支払いは現金、12月は20日締め26日払い、【9】地域住民のために「さくらラウンジ」の開設無料開放、【10】福祉施設から積極的に商品を購入、発注。
今年に入ってリフォームの経済産業大臣表彰受賞に続く快挙に二宮社長は「業界の底上げにつながれば。この賞をいただき、リフォーム業者を見直していただきたい」と受賞後、会場で答えた。
全国で13団体受賞した中で横浜市内からもう1社、港北区のAcroquest Technology株式会社も受賞した。
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