「気軽にご利用ください」と担当職員の佐藤さん
障害のある、外出支援が必要な人とその家族を支援する「栄区移動情報センター」が１月18日（月）から栄区社会福祉協議会内に開設される。移動手段上での様々な「困った」の解決を利用者とサービス事業者双方に図る。
同センターは横浜市障害者プラン（第２期）に基づく「将来にわたる安心施策」の一つとして、平成24年度には旭区、中区、戸塚区、港北区、神奈川区、緑区の６区で開設。翌25年度に南区、保土ケ谷区、金沢区の３区でもスタートし今年度は栄区、泉区、青葉区の３区で１月18日から始まる。
これまでガイドヘルパーやガイドボランティア、介護タクシーなどの障害者対象の移動サービスは利用者が各事業所を調べて問い合わせをし、利用の可否を個別に問い合わせるしかなかった。また問い合わせ内容も障害の特性や内容などで細やかなケアが必要であったりするため、各事業所での利用判断や受け入れも個別対応だけではスムーズにはいかないケースもあったという。
利用者の「通院時に車いす対応の車で送迎をしてくれる事業者はないか？」「登下校時に自宅からバスポイントまで送迎をしてくれるヘルパーさんはいないか？」「対応してくれる所を探すのが難しい」など移動に関わる相談を同センターの職員が事前に障害の特性などを聞き取った上で、より要望に近い・より要望に沿って紹介をするのが同センターの役割になる。また受け入れた事業者からの利用者との関係に問題があった際には相談に乗り、双方の関係を円滑に橋渡しもしていく予定。
担当職員の佐藤卓哉さんは「身近な場所で、必要な時間をかけて利用者さんに合ったサービス事業者を紹介することができる場所です。今まで栄区にはなかったものなので、最初は利用するのに抵抗があるかもしれませんが、多くの方に気軽に利用して頂ければと思います」と呼び掛ける。
詳細・問い合わせ先は、相談窓口・栄区社会福祉協議会内（栄区桂町２７９の２９）【電話】０４５・８９４・８５１４【FAX】０４５・８９２・８９７４。受付時間は月曜〜金曜の午前９時から午後５時（祝日・年末年始を除く）で１月18日から利用可。なお、ヘルパーや車両の利用は有料で同センターへの相談は無料。
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