サッカークラブ・横浜栄FC(区内犬山町)出身の土井秀徒選手(23・ゴールキーパー)が、Jリーグ3部(J3)のグルージャ盛岡に入団した。栄FC出身でゴールキーパーのJリーガーは初めて。
公田町出身の土井選手は地元の少年サッカーチーム・公田SCでサッカーを始め、中学時代は栄FCに所属。高校は全国高校サッカー選手権で優勝した実績もある強豪校・盛岡商業高校(岩手県)に進学し、3年次にはキャプテンを務めた。
その後、桐蔭横浜大学を経て、昨年は日本フットボールリーグ所属の横河武蔵野FCで7試合に出場。昨年末にJ3のグルージャ盛岡への入団が決まっていた。
土井選手はJ3リーグでの新シーズン開幕を前に「1つでも上のカテゴリーでプレーでき、選手として喜びを感じる。今までやってきたことを土台に、この1年間でもっと成長していきたい」と話している。
7人目のJリーガー
これまでに栄FCに所属してJリーガーとなった選手は6人で、現在も現役Jリーガーとしてプレーしている選手は藤本淳吾選手(ガンバ大阪)など3人。土井選手は7人目の栄FC出身のJリーガーとなる。
所属当時に土井選手を指導し、現在は栄FCで監督を務める吉田俊介監督は、かつて盛岡商業高が日本一となった時に同校でゴールキーパーコーチを務めた経歴を持つ。吉田監督は土井選手を「自分や周りにも厳しく、中学生の時から向上心が高かった。目標を立てて課題に取り組み、プロとしての資質もあったと思う」と評価。神尾琢磨コーチは「うれしいことで、ゴールキーパーの子どもたちにも夢を持たせることができると思う。所属当時からプロ志向が強い選手で、これからの活躍にも期待している」と喜びを表す。
土井選手を育てた実績を踏まえ、近年はゴールキーパーの育成にも力を入れている栄FC。その成果は少しずつ表れており、高校では流通経済大学付属柏高校(千葉県)や三浦学苑高校(横須賀市)など国内の強豪校へもゴールキーパーを送り出している。
所属するグルージャ盛岡の開幕戦は3月13日(日)。会場はキンチョウスタジアム(大阪府)でセレッソ大阪U―23と対戦する。
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