栄区 トップニュース社会
公開日:2016.09.01
訪問の家
福祉・介護の魅力伝える
法人またいで見学ツアー
福祉・介護業界の人材不足解消を目的に、社会福祉法人訪問の家(名里晴美理事長)は8月26日に横浜市内の3法人と合同で学生対象の施設見学ツアーを開催した。法人の垣根を越えて施設の特徴や仕事の魅力を伝え、業界を担う若者を増やしていくことを目指す。
ツアーを企画したのはすみなす会(金沢区)、横浜共生会(港北区)、横浜やまびこの里(都筑区)に訪問の家を加えた市内に施設を持つ4つの社会福祉法人。以前から交流のあった4法人は一昨年、人材確保や育成などで協力をしようと「ハマの4法人連絡会」を結成して情報や意見交換を重ねてきた。
各法人はこれまで神奈川県社会福祉協議会主催の就職説明会などにそれぞれ参加していた。しかし就職説明会へ参加する学生が年々減少する状況に危機感を感じ、法人側から仕事のやりがいや魅力をアピールしようと今年7月に合同の施設見学ツアー初開催していた。
今回は2回目のツアーで市内外から福祉分野に関心のある学生5人が参加。横浜共生会・横浜やまびこの里の施設を巡る北と、横浜やまびこの里・すみなす会・訪問の家の施設を巡る南の2コースに分かれ、コース毎に身体障害や知的障害、自閉症、重症心身障害と対象が違う施設を見学した。
訪問の家では、社会福祉法人型地域活動ホーム「径」と生活介護事業所「朋」を各所長が案内し、時折学生からの質問を交えながら見学。見学後は両コースが南区の施設で合流し、各施設の若手職員の声を聞いて最後は振り返りを行った。
職員の交流にも
今回のツアーでは南コースに組み込まれた訪問の家では、若手職員が北コースを見学。普段は見ることのない他法人の施設や仕事の様子を見ることができ、職員にとっても意義のあるツアーになったという。
ツアーに携わった訪問の家職員の吉田孝一さんは「施設の利用者さんや実際に働く職員の姿・表情を見られたのは良かったようで、学生の反応も好評だった。職員の見学も含め、法人をまたいだ企画ができて良い経験になった」と話し、今後も法人を越えた取組を検討していく。
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