平成27年国勢調査の横浜市分集計結果の概要がまとまり、12月8日に市政策局から発表された。それによると、横浜市の人口は372万4844人で、前回(平成22年)調査と比べて1・0%増加。65歳以上の人口割合を示す高齢化率は3・3ポイント増の23・4%で、行政区別では29・3%の栄区が最も高い数値となった。
同調査は国と地方公共団体が各種施策を行う際の基礎資料を得るため、大正9年からほぼ5年ごとに実施。今回の調査は平成27年10月1日午前0時時点における数値となっている。
市内の行政区別では、最も多かった港北区(34万4172人)など10区で人口が増加。栄区は12万2171人(男性5万9729人・女性6万2442人)で、前回調査から2695人減少した。
年齢別人口では都筑区や青葉区などの市内北部で15歳未満人口の割合が高かったのに対し、栄区や泉区・金沢区・港南区などの市内南部は65歳以上の人口割合が高くなっている。栄区の平均年齢は旭区と同じ47・2歳で、最も低い都筑区(40・7歳)とは6・5歳の差となった。
また、65歳以上の世帯員が居住する一般世帯数の割合は栄区(44・5%)・旭区(43・4%)・泉区(42・5%)などが全国割合の40・7%を上回った。
一般世帯の1世帯当たりの人員で最も少なかったのは西区の1・88人で、このほか中区と神奈川区も2人を下回った。一方、最も多かったのは都筑区の2・59人で、栄区は市内6番目の2・37人だった。
住宅所有に関する調査では、高齢化が顕著な市内南部で高い「持ち家」率に。戸塚区(68・4%)・泉区(68・3%)・港南区(67・9%)・金沢区(67・9%)・栄区(66・9%)・磯子区(65・4%)などが市内平均(60・4%)と全国平均(62・3%)をそれぞれ超えた。
市内在住の外国人は6万8325人で、前回調査より1万5296人(28・8%)増加。国籍別では中国(42・1%)、韓国・朝鮮(17・7%)、フィリピン(8・9%)の順に多かった。栄区在住の外国人は863人。国籍で多かったのは中国(293人)、韓国・朝鮮(198人)、フィリピン(99人)、ベトナム(62人)となった。
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