伊勢原 社会
公開日:2025.08.28
「当たり前の日常に感謝」
戦後80年に平和イベント
伊勢原市が平和の大切さを次世代に継承することを目的に、8月22日から24日まで市民文化会館で「平和を祈念するパネル展示」を開催。また、今年戦後80年を迎えるにあたり、会期中の8月23日に「戦後80年事業 平和のつどい」も同時開催した。
小学生から高校生までが体現する「平和だからこそできること」をテーマに行われた二つの催し。平和のつどいでは向上高校吹奏楽部による演奏でスタート。戦時下の統制で不自由な青春時代を過ごした若者に思いを巡らせ、今ある平和への感謝などを込めた演奏を披露した。
ほかにも中学生平和作文の表彰式や市立中学校生徒による合唱、長崎市内で被爆した市内在住者による被爆体験の講話なども行われた。
パネル展示では、伊勢原市が保存している戦争資料などを展示。また市内の小学生が作成した折り鶴を用いた鶴文字や、VRゴーグルによる原爆被害の疑似体験ができるコーナーなども新たに設置され、多くの来場者がさまざな展示に足を止めていた。
平和のつどいであいさつに立った萩原鉄也伊勢原市長は、会場に訪れた多くの中高生などに向けて「自分らしく過ごせる今は、決して当たり前の日常ではない。平和だからこそのものであることを忘れないで」と呼びかけていた。
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