神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
磯子区版 公開:2014年8月21日 エリアトップへ

市内消費生活相談 13年度2.5万件超に 不審サイトの問題最多

公開:2014年8月21日

  • LINE
  • hatena

 横浜市消費生活総合センター(港南区上大岡西)はこのほど、2013年度にあった消費生活相談件数が12年度比2242件増の2万5001件だったと発表した。相談内容は多岐に渡っており、年代別では特に70歳以上の増加が顕著だった。相談件数が2万5000件を突破したのは、07年度以来となる。

 相談内容で最多だったのは12年度と同様、アダルトサイトや出会い系サイトなどの「デジタルコンテンツ」に関するもので、全体の16・6%を占める4159件。ケースとしては「スマートフォンや携帯電話に届いた迷惑メールをクリックしたところ、不審なサイトが開き料金を請求された」といったものが多い。

 20歳代から40歳代の若い世代では12年度比118件減(13年度2086件)と減少しているが、50歳代以上の高年齢層で12年度比319件増(13年度1522件)と大きく増加。同センターの小守英治所長は「ここ数年多いトラブル。1回クリックしただけで一方的に契約させられてしまう『ワンクリック契約』によるものが多い」と指摘する。

 次いで多かったのが「不動産貸借」(1175件/4・7%)、「工事・建築」(1093件/4・4%)の順に並んだ。

 工事・建築に関する相談は12年度から133件増加し、中でも50歳代から70歳以上の高年齢層の占める割合が全体の70・1%と高くなっている。相談があったケースの半数以上が突然自宅を訪問され、増改築などのリフォーム工事を勧める訪問販売だった。中には「屋根の無料点検として自宅を訪問され、補修工事を勧められて契約したところ、次々に追加工事も勧められた」といったものも。小守所長は「複数の事業者から相見積もりを取るのも方法。家族に相談するなど慎重な対応が大事」と話す。

 また、13年度前半に多かった「健康食品」に関する相談は、12年度比153・2%増の666件。中でも頼んでいないにも関わらず、強引に商品を送りつけられる「送りつけ商法」の相談は12年度比267件増の354件で、内305件が70歳以上の高齢者だった。

ネット通販のトラブルも

 一方、12年度比405件増の677件と大幅に増加した相談事例として、インターネット通販を利用した商品未着トラブルが目立った。インターネットで注文後に料金を支払ったが、商品が届かないというケースで、商品としてはブランドの運動靴や婦人用バッグなど。平均額は約2万4000円で、大半が振り込み決済されているため、救済が難しいものだという。

 小守所長は「巧妙な手法によるものも多い。契約してから『おかしい』と思ったら、クーリングオフ制度もあるので、早めに相談してほしい」と呼びかけている。同センターの相談窓口は【電話】045・845・6666。HP【URL】http://www.yokohama-consumer.or.jp/

磯子区版のローカルニュース最新6

「ヨコハマ土産」191品を認定

横濱001

「ヨコハマ土産」191品を認定 経済

市長賞、新規認定などお披露目

2月23日号

高田さん 県優良産業人に

欧風菓子フリアンドール

高田さん 県優良産業人に 社会

よこはまおやつなど販売

2月23日号

「食事は命を頂くこと」

根岸小特別授業

「食事は命を頂くこと」 教育

ホテル料理長が講師に

2月23日号

スポーツ功労者を表彰

スポーツ功労者を表彰 スポーツ

IHIで新春の集い

2月23日号

愛の電車が運行中

京急電鉄

愛の電車が運行中 経済

ホワイトデーまで期間限定

2月23日号

「商議所、今こそ活用を」

「商議所、今こそ活用を」 社会

南部支部 笠原支部長

2月23日号

あっとほーむデスク

  • 2月23日0:00更新

  • 2月9日0:00更新

  • 2月2日0:00更新

磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2017年2月23日号

お問い合わせ

外部リンク