消防署で訓練を体験 消防士めざすきっかけに
磯子消防署で8月21日、小学校高学年の児童を対象とした「いそごファイヤースクール」が開催された。これは、市教育委員会が主催する「子どもアドベンチャー2013」のプログラムの一つで、市内の小中学生が様々な仕事を見学・体験できるイベント。
当日は、暑い中、14人の子どもたちが署に集まった。はじめに、救急車や消防車の出場演習や救助隊員の訓練を見学。その後、起震車での震度体験や消防車からの放水などを体験した。
救助訓練では、基本的なロープの結び方を学ぶ結索を実施。手本を参考に隊員から丁寧に結び方を教わっていた。
また、署の屋上でロープを渡る訓練も体験。水平に貼ったロープにぶら下がり、腕の力で進んでいくチロリアン渡過に挑戦した。隊員から「安全を保つためには大きな声で返事をしなければならない」とアドバイスを受けると、ロープと自分とを結び付ける際に「カラビナよし」「安全管よし」と、大きな声で確認を行っていた。渡過の終盤で勢いが落ちると、隊員や他の参加者が「頑張れ」と声をかけ、汗だくになりながらも力強く12mのロープを渡りきった。
プログラム終了後、子どもたちは、防火衣を着て消防車の前に立った姿の写真が印刷された修了証を受け取った。同署予防課の三善幸夫課長は、「消防署の仕事体験はめずらしい。今日をきっかけに、将来、消防士をめざしてくれる人がいると嬉しい」と挨拶した。
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