1872年(明治5年)8月に政府から学制が発布され、翌73年(明治6年)、現在の杉田小学校の前身である森田学舎が、願行寺境内の仮校舎で開校した。当時の児童数は男子52人、女子20人の計72人。校長のほか、男性教諭1人でのスタートだった。
その後、制度変更などに伴い、名称も森中原学校、同小学校、中原尋常高等小学校などに。校名に「杉田」が出てくるのは、1929年(昭和4年)の杉田尋常高等小学校から。同年には校舎も現在の場所に完成し、名実ともに杉田小の形が整う。
50年(昭和25年)には、校歌を制定。10月に行われた運動会で、披露される。順風満帆だった杉田小だが、55年(昭和30年)2月、火災により校舎が焼失。被害のなかった講堂や、近隣の会社寮や工場、自治会館などを借りて授業を行う。
創立100周年を迎えた73年(昭和48年)には記念式典を盛大に挙行。78年(昭和53年)に文部大臣から優良PTAとして表彰を受ける。2000年(平成12年)からは「杉田の時間」の取り組みを開始するなど、チャレンジを続けている。
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