区が実施している「母親教室」などで役立ててほしいと、(株)IHI横浜事業所(新中原町・鈴木健所長)は、事業所の設立50周年を記念し、新生児人形2体を磯子区に寄付した。
2014年に設立50周年を迎えた横浜事業所。その記念として同所では、区に「何か役に立つものを寄付したい」と申し出ていた。その思いを受け、区で検討を重ねた結果、こども家庭支援課が保有する新生児人形の新調を依頼した。
新生児人形は、区主催の母親教室や新米パパの育児教室で、赤ちゃんの沐浴体験などに使用している。同課では、これまで14体を保有していたが、どれも10年以上前に購入したもので損傷や劣化が目立っていた。「実際に教室で使えたのは10体。参加者の人数に対し、人形の数が不足していた」と、担当者は話す。
12月24日には、鈴木所長ら4人が坂本連区長を訪問。所長の「ぜひ役に立ててほしい」との言葉とともに、区の担当者に新しい人形が手渡された。
寄付された人形は男女1体ずつ。質感や頭の重さ、首が座っていない様子など、本物の赤ちゃんそっくりに作られている。担当者は「親になるまで赤ちゃんと触れ合ったことのない夫婦も多い。新しい人形を、教室などで役に立てたい」と感謝を述べていた。
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