ナショナルチームの世界一を決定する4年に一度の祭典「ラグビーワールドカップ2019」の開催地に今月、日本で初めて横浜国際総合競技場(日産スタジアム)を有する横浜市が選定された。
神奈川県と連名という形で立候補をしていた横浜市が2日、アイルランドで行われたラグビーワールドカップリミテッド(RWCL)理事会で承認され、ラグビーワールドカップ2019年の開催都市に決定した。
開催都市発表を市内のパブリックビューイング会場で見守っていた林文子横浜市長、黒岩祐治神奈川県知事ら約300人は喜びを爆発させた。
林市長は「ラグビー界最高峰の大会が横浜で開催されることを大変光栄に思う。大きな興奮と感動を市民や県民はもちろん、世界中の方々と分かち合えるよう準備を進めたい」とコメントした。
同大会組織委員会によると、開催都市として立候補をしていたのは15都市。最終承認されたのは横浜市のほか、新国立競技場(東京都)、熊谷ラグビー場(埼玉県)、花園ラグビー場(大阪府)、釜石鵜住居復興スタジアム(仮称・岩手県)など12都市となった。
開幕・決勝は新国立
横浜国際総合競技場は、約7万2000人の収容が可能。開幕戦と決勝戦は新国立競技場での開催が決定しており、準決勝や3位決定戦の会場は6万人以上の収容力が必要と規定されている。
市担当者は「どのような試合が組まれるかは分からない。県や組織委員会と十分に話し合い準備を進めていきたい」としている。
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