東古市場多摩川沿い 今秋交流センター開所 防災拠点への活用も可能
多摩川の河川敷利用者や地域住民が気軽に交流や休憩できる施設が御幸公園近くの多摩川土手沿いに今秋、開所する。管理・運営するのは、全国の河川の利用促進や整備、調査・研究などを行う公益財団法人河川財団(鈴木藤一郎理事長)。同財団では「利用者同士の交流促進や利便性の向上を図りたい」としている。
交流センターは、開館時間内(4月から10月・午前7時〜午後7時30分、11月から3月・午前7時30分〜午後5時30分)なら誰でも使用可能。屋上付き鉄骨平屋建てで、建物面積は、約185平方メートル(56坪)。内部は主に交流・休憩スペース(約95平方メートル)、物販スペース(約22平方メートル)、川崎リバーサイドパークゴルフ場の受付機能(約66平方メートル)の3つで構成されている。
同財団によると、多摩川や河川敷公園の利用者(青梅〜河口まで)は年間約2000万人。近年のランニングブームもあり、利用者は年々増加しているという。
一方で、利用者が増えながらも河川沿いに交流できる場や、水洗トイレなどがほとんどなく、設置を求める声が高まっていた。そうした声を受け、同財団では、昨年から交流センターの建設を計画。土手という場所柄、建設場所の選定に難航したが、建築物の設置が可能なスーパー堤防が東古市場にあったこともあり、建設を決めた。
同センターは、交流・休憩の他、災害時には、緊急避難場所や救援・救護活動などの拠点としても利用が可能だという。
オープンは10月上旬予定。同財団では「河川利用者だけでなく地域の方にもコミュニティの拠点として幅広く活用してほしい」と話している。
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