北加瀬にある了源寺で7月24日、子どもを対象にした「夏休み修行体験〜子ども修養道場〜」と題したイベントが行われ、事前募集で選ばれた約40人の子どもが参加した。主催は神奈川県第一部青年会(鈴木悠元代表)。
同催しは、お寺での生活体験を通じて、自身の成長につなげていくことを目的に、横浜市や川崎市のお寺で毎年実施している。
今年は、了源寺を会場に2泊3日の期間で開催した。朝は6時に起床し、本堂や外の清掃をした後、おかゆとお味噌汁、沢庵で朝食を食べるなど、参加者らは修行中のお坊さんと同じ生活を体験。また、正しい正座の仕方やお経の読み方、精神統一の方法なども学んだ。その他にも、料理体験やレクレーションなど、テレビやゲームもない現代社会から切り離された生活を体験しながら自分自身の成長に繋げていた。
主催者の鈴木代表は「物に溢れる現代から離れ、仲間と共同生活することで、思いやりや敬いの心が育つと考えている。この体験を通じてお坊さんの仕事にも興味を持ってもらえれば」と話した。
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