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川崎市 救急出場8年連続増加 高齢者からの要請、人口増が要因

社会

掲載号:2017年1月27日号

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 川崎市消防局はこのほど、2016年中の救急出場状況を公表した。昨年1年間の川崎市内の救急出場件数は6万8439件(前年比2614件増)で、8年連続増加。搬送人員数とともに過去最多を更新した。

7分42秒に1件

 救急出場件数の内訳は、急病が4万1768件(前年比2068件増)、一般負傷は9133件(同比325件増)、交通事故は3886件(同比33件減)となっている。市内には27台の救急車が配備されているが、昨年は1日平均187件、約7分42秒に1件の割合で救急出場が発生している。

 区内の出場件数は、16年が9140件で、一昨年の9066件より74件増加、搬送人員は8195人で15年の8138人より57人増加した。市全体と比較すると緩やかな増加となった。

 8年連続で救急出場の件数が増えていることについて、市の消防局は高齢化に伴い、65歳以上の高齢者の体調悪化などでの要請が増えていることが一因とする。また、市の人口が増え続けていることに伴った増加もあるのではとみている。

救急車の適正利用呼びかけ

 また、以前から指摘されている救急車の適正利用については、いまだ大幅な改善が見られず、市は救急車の適正利用を呼びかける。川崎市救急医療情報センター(【電話】044・222・1919)では24時間体制で医療機関を紹介、交通手段がない場合にはタクシーや民間救急車の案内も行う。

 また、市のホームページでは「川崎市救急受診ガイド」を提供。症状に応じていくつかのチェック項目が提示され、回答に応じて緊急度が分類されるので、救急車を呼ぶ判断の一助として利用できる。