伊勢原版 掲載号:2012年10月19日号
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山口作助の足跡たどる 上粕屋〜東京 8回に分けてウォーキング

社会

山口家には作助が記した記録が多数残されている
山口家には作助が記した記録が多数残されている

 江戸時代後期、上粕屋に暮らした地代官・山口作助が歩いた伊勢原から東京までの道を歩く催し「出府所用控にみる江戸へのたび」が10月27日(土)から開催される。NPO法人雨岳文庫を活用する会(山口匡一会長)の企画。

 作助は、上粕屋村(当時)に名主の一人として生活していた。地頭で旗本だった間部詮昌(まなべあきまさ)の地代官を務めていたこともあり、作助は江戸に向かう機会が多かった。今回は文化財ウォークとの位置づけで、当時の記録を基に作助の足跡をたどる。

 催しを企画したのは、山口家住宅に眠る史料を保護しながら有効利用しようと活動している雨岳文庫を活用する会。山口会長は「運動をしながら、歴史や文化に親しんでほしい」と話す。

 当時作助は、国の有形文化財にもなっている山口家住宅(上粕屋862)に暮らしていた。現在は子孫である山口会長が夫婦で生活する。家の中には江戸時代の貴重な記録なども残されており、作助が記した「出府所用控」などを参考にルートは設定されている。

 コースは上粕屋から東京両国までのおよそ40Km。3年間かけて計8回にわたって歩く。初回は「早朝、自宅を発つ」と題する上粕屋から平間までの5・7Km。山口家住宅や敷地内にある雨岳文庫資料館、伊勢原大神宮などに立ち寄り、歩きながら歴史に触れる。

地域の歴史に関心を

 同会が雨岳文庫資料館で昨年開催した企画展がきっかけ。この時は「旗本間部家と地代官出府日記」と題し当時の史料などを展示し好評を博した。その後、展示会は文化庁文化芸術振興費補助金事業として文化財ウォークへ発展した。

 山口家住宅には亡くなった人の戒名などが記録されている過去帳が残されている。これによると作助は明治31年に82歳で亡くなっている。「(作助は)教科書でも聞く機会の少ない名前です。こうしたイベントを通じて少しでも地域の歴史や人物に関心を持っていただければ」と山口会長は話している。

 参加無料。1回のみの参加も可能。

 問い合わせは山口さん/【電話】0463・95・0002(午後6時〜9時)
 

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